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綺麗な花も葉も踏みつけるとボロボロになる私は自分で自分を踏みつけ続けてきた数年前の私に何も悪くなかったよって言ってあげたい自分が悪いと自分の首を絞め続けた愚かな自分に自分に寄り添えなかった弱い部分を見せれなくてずっと強がっていた自分にまた空を見上げても良いかなぁ空を見上げて今日も空がこんなに綺麗な事あの人に伝える事が出来たら
日本に辿り着き数日を神戸で過ごした。それから山梨、横浜と数日ずつ過ごし、新宿の様子をうかがった。そこで香が既に出産したことを知った。秀は無事に生まれてきたーー。香とともに4月の頭に退院する。ならばおれが新宿に戻るタイミングも同じ日にしようーー。横浜から都心に向かうトラックの荷台にこっそりと乗り込んだ。懐かしい風景がーー。懐かしい都会の喧騒がーー。おれを出迎えてくれた。ちょうどよく香と歩いた公園近くの信号で停まったトラックから飛び降りた。キズがズキンと痛んだ。ふとダニーと春
「菅原さん、どうしたの?」「うちのパート職員が盗みをしたらしくて……。すぐに社に向かわないとっ!」そう言って荷物を手に取ると香さんがおれの肩を押さえた。「香さんっ!?」「かすみちゃんを連れて行ってっ!」「……え?」「もしそのパート職員さんがまだ取ったものを持っていれば……かすみちゃんならなんとか出来るっ!」香さんは真っすぐおれを見つめた。「かすみさんが……?」「ここまで車で来ているわっ!急いでっ!!」なぜかすみさんがなんとか出来るのか?そんなことを考えている余裕なんてなく、
「この船は明日神戸に着く。神戸に着いたらこのルートで船を降りて。」春馬はそう言って船の見取り図と港の地図を渡した。「サンキュー。色々と世話になったな。」おれが春馬とはじめて会った翌日。おれはキズが化膿して高熱を出した。春馬は危険を承知でおれの看病に何度も通ってくれた。「ダニーは……おれの恩人だった。おれ、孤児なんだ。アメリカで幼い時に両親を亡くしたんだ。観光でアメリカに行っていたらしいけど、そこで交通事故に遭って親を亡くしたんだ。そんなおれをダニーは引き取って育ててくれた。そしてダニ
ダニーが命を懸けて繋いでくれたおれの日本への密航ーー。もう貨物船に乗り3日が過ぎた。ダニーの命の灯が消えた後、おれはソニアに背中を押された。「ダニーが繋いだ道を絶たないで、リョウ。私は平気。表の世界で生きて行く。今度こそ、本当に。カオリさんと……幸せに。」ダニーのまだぬくもりの遺る身体を抱き締めてソニアは言った。「スティーヴ、リョウを案内してあげて。リョウ、さぁ、早く。」おれのキズはまだ完全ではない。だが、ダニーの思いをムダにすることは出来ない。「ソニア、すまない……。」「うう
翌朝ダニーは知人におれの密航を頼むために出掛けた。「少しでも早く日本に帰れるように手配してやる。待ってろよ。」ダニーはそう言って笑った。だがーー。夜になってもやつは戻って来なかった。「ダニー、遅いわ……。」ソニアは焦りはじめた。確かに遅い。だが焦っても状況は変わらない。ソニアの気を紛らわすつもりでおれはソニアにダニーとの関係を訊いた。ダニーは40代前半。ソニアとは少し年が離れている。だが、恋愛に年齢は関係ないとおれは思っている。現におれはホントの年齢を知らない。香が誕
「菅原さん。あのね……。きっと……信じられないことだと思う。ううん。いきなり信じる人なんて……きっといないと思う……。信じてもらえなくてもいい。でも……これが真実なの……。」「香…さん……?」一体なんのことだ?かすみさんのこと、か?「きっと……マンガや映画の世界の出来事……。そう思われると思う。でも……。でもね……。かすみちゃんが言ったこと……。信じられないだろうけど……ホントのこと…なの……。」香さんは慎重に言葉を選びながら続けた。「あたしも……。海坊主さんも美樹さんも……。菅原さ
「リョウ、そろそろいい頃合いだ。おれの知人にお前の日本への帰国を手伝ってもらえるよう、今掛けあってるところだ。」ある晩ダニーが言った。「裏の世界じゃシティーハンター、リョウ・サエバは死んだと大騒ぎよ。誰が次の頂点に立つかって、ね。」「……そうか。」日本にも……当然そんな噂は広まっているだろう。恐らく……香はもうすぐ産み月を迎える頃だろう。香がそんな噂を耳にしたら……。そう思うと胸が痛かった。「リョウ。カオリさんが気になるんでしょ?でも、裏の世界にそう信じ込ませないと……。」「ソ
採用試験の結果を書面で連絡するーー。採用でも不採用でも、どちらにしても書類で通知する。我が社を第1志望にして受けたかすみさんにも当然通知しなければならない。おれは採用担当者だ。当然かすみさんがどうなったのか知っている。『彼女は世間を騒がせた怪盗305号です』ーー。当然そんなことを言ったとしても誰も信じないだろう。だがーー。おれは彼女からそう告げられた。それが真実なのか。もしそれがウソだとしたら、おれは彼女からからかわれたことになる。30代半ばの田舎モンの男を騙しどうするつも
来るーー。スティーヴとかいう男がここに来るーー。だが……。おれのいる地下室に続く天井の階段から地上の光が射し込むことはなかった。どういうことだ?怪訝に思っていると『疑ってすまなかったな。リョウ・サエバはホントにいないようだな?』という声が聞こえた。そしてスティーヴとかいう男の気配が消えた。それからおれはまた少し眠っていたようだ。ダニーがおれの夕飯を持って来た気配で目が覚めた。「ダニー……さっきのは……?」「ああ、スティーヴのことか?やつも昔ソニアの父親に恩がある男なのさ。ステ
もうすぐクリスマス。大学生や高卒就職組は早い者はもう既に内定をもらっている。うちの社はーー。うちの社はまだ誰一人内定を出していない。来年度にオープンする予定だった障害者施設の準備が遅れていて、新規採用者を募るどころではなかったからだ。それでもなんとか当初の予定通り来年9月に予定通りの場所に障害者施設をオープン出来ることとなった。それで今さらながら来年度新規採用者の選抜試験が行われた。うちを第一志望としていたかすみさんも受けてくれた。面接ではかすみさんと知り合いではあるが、他の受験
それから数日が経った夜のことだった。この日も仕事の帰りにキャッツ・アイという喫茶店に寄ると伊集院さんだけがいた。「フンッ。飽きもせずよく毎日通って来るな。」「飽きるだなんて。僕はこの店に出会うまでコーヒーって飲んだことがなかったので、新しい趣味を見つけたみたいですよ。」「フンッ!」ここに通うようになってこの人の『フンッ!』にバリエーションがあることが分かってきた。今のは……照れ隠し、だと思う……。「で、今日はなににする。」「今日はモカでお願いします。」「フンッ。」ホント、この
意識が戻った時、そこにいたのはソニア・フィールドだった。「よかった……。気がついたのね?」「ソニ…ア……。」「リョウ……。Sorry。あなたとの約束破って……。」恐らく『もう裏の世界とはかかわらない』という約束のことを言っているのだろう。「なぜ……?」「ちゃんと約束守っていい子にしていたのよ。」ソニアは少しおどけて言った。そして真剣な眼差しで言った。「マリィーさんよ。ブラッディマリィーと呼ばれた女性。」「マリィー?」「ええ、そう。あなたに危険が迫っていると知らせてくれたの。
しばらくかすみさんと香さんと話しながらコーヒーを飲んでいるとドアベルが鳴った。「あ、れいかさん。」かすみさんが今入って来たお客様に言った。「ごっめ〜ん!ちょっと遅くなっちゃった。」そう謝る女性に香さんは『ううん。わざわざ送ってもらうんですもの。謝るのはあたしの方よ』と言った。「なに言ってるのよっ!獠の大切な人だもん。これくらいしなきゃ獠が帰った時撃ち殺されちゃうわ。」おれは思わずコーヒーを吹き出し、そして噎せた。「あ、あら。やだぁ〜。ジョーダンよ、ジョーダン。」れいかという人はおれ
翌日、いつものように仕事帰りに喫茶店に寄るとかすみさんがいた。「菅原さん!」おれを見つけると嬉しそうに笑い、それからちょっと拗ねたような顔をした。「昨日はモーニングの時間に来たんですってねっ!私のいない時間帯にっ!」「ええ。喫茶店のモーニングってのもいいかと思って……。かすみさんがいないとか……知らなかったので……。」だって……知るわけがないじゃないか。別に……付き合ってるわけじゃないし……。かすみさんの予定なんて……。「私、土曜日と日曜は夜だけなの。平日は火曜日以外は昼間もいる
「あれ?そう言えば……今日、かすみさんは?」「かすみちゃん、今日はデートよ。」「デート?」そうか、かすみさん……彼氏がいるんだ……。まぁ、そうだよな。あんなカワイイんだからな。そんなことを思っていると美樹さんがクスッと笑った。「なぁ〜んてね。」「え?」「デートなんてモンじゃないわよ。」「え?」な、なんだ?どういうことだ?「かすみちゃん。男の人と出掛けたことは確かだけど……。そんな関係じゃないみたいよ。」「え?」「まぁ、向こうの人に告白はされてたみたいだけど……。結局
最近は朝晩は涼しくなったと感じるようになった9月ーー。大都会・新宿でも夜になると虫の声が聞こえてくるようになった。「こんな街だけど……きちんと四季って感じられるんだな……。」そんなこと思いながら夜目を瞑り、虫の声に耳を傾けながら眠る毎日だった。そんな都会で秋を感じ始めた週末のことだった。仕事帰りに寄ることが日課になり始めていた喫茶店にモーニングの時間にはじめて足を運んだ。「あら、いらっしゃい。今日は朝早くに来てくれたのね?」すっかり顔なじみになった美樹さんが笑顔で出迎えてくれた。
「で、かすみさんはなにかうちの社に質問はありますか?」「はい。一つだけあります。あの……。どこも同じだとは思いますが……。」「なんですか?」「……副業って…ダメ、ですよね?」「副業、ですか?そうですね……。社内的には禁止になっています。かすみさん。もしかして……。喫茶店のお仕事を続けたいのですか?」「はい。……実は……。私…ちょっと事情があって……家に帰れないんです。」家に、帰れない?はて?親に勘当された、とか…かな?でも……。そんなこといきなり訊くのは失礼だよなぁ。「今……
翌日、来年年度の入社希望者を対象とした会社説明会が我が東京支社であった。まだ大学生や短大生の若者が相手の説明会。おれの勤める会社。福祉関係の会社で、九州を中心に障害者の支援をする事業をしている。今後の高齢者社会を見越して高齢者をメインにした事業にも新たに参入し、従来の障害者の支援をメインにした事業も新たに東京で展開する。そのためにおれは九州から東京に転勤してきた。ちなみに、おれは障害者支援課の課長だ。来年の9月に障害者の支援センターをオープンさせ、リハビリや障害者の就職の支援、さら
なぜだろう?みんな獠って人のことを語る時……。凄く切なくて悲しい目をするーー。獠って人はそれほどみんなに……。この街の人たちに愛されていたのか?そんなことを思いながらいつもの喫茶店、キャッツアイに行った。「アラ、いらっしゃい。今日も来てくれたのね。」今日は美樹さんだけだった。「今日はひとりだけなんですね?」「ええ。香さんは午後から病院だし、かすみちゃんは大学の研修で出掛けてるの。」「かすみさんって大学生なんですか?」「そうよ。今は住み込みで働いてくれ
オカマの荷物持ちがいることを知らずに香さんに声を掛けたおれは、その後……。……なぜかおれも一緒に香さんの家に行くことになった……。香さんの家。1階は駐車場、2階〜5階が貸物件。6階と7階が冴羽商事という事務所になっているらしい。香さんがコーヒーを淹れてくれている間にオカマのマシンガントークを聞くハメになった。「あたしぃ、ゴールデン街でゲイバーやってるクマっていうの。お店の名前は『パラダイス』よろしくね♡一応ママやってるからみんなクマママって呼ぶのよぉ。お兄さん、よく
その日は休日だった。まず午前中に家の掃除や溜まった洗濯をして、それから近くのスーパーに買い物に行った。午後は図書館に行って、帰りにあの喫茶店に行こう。そう予定を立ていた。スーパーで買う物をリストアップして、まだ不慣れなスーパーでカゴを持って歩く。スーパーにいるのは主婦か家族連れだ。男一人で買い物だなんて少々浮いているように思え、さっさと済ませて帰ろうと思っていた。だが……。「……どっち買えばいいんだ?」おれは小麦粉が欲しいのだが、『薄力粉』なるものと『強力粉
いつものように海坊主さんに送って貰ってアパートに帰って来た。すぐに気づいた。マグカップに淹れてあったコーヒーが飲み干されていて、写真の前にリングケースが置かれていた。コーヒーは今朝キャッツに行く前に獠にマグカップに淹れたものだし、リングケースも今朝はなかった。それに灰皿には獠の吸い殻。獠の吸い殻には特徴がある。獠はフィルターを噛むクセがあるから……。「獠……。帰って来たの……。」あたしは獠の部屋に急いだ。「りょーおっ!?いるのっ!?獠っ!?」部屋のドアを
香のもとを離れ間もなく5ヶ月になる。いまだにこの一人きりのアジトに慣れないおれに戸惑うことがある。日本を離れたあと、一度香港へ渡った。香港で韓国人観光客になりすまし、アメリカに渡って来た。おれが使った韓国人名義は박소원(パク・ソウォン)。『소원』と言う言葉は『Wish、願い』という意味だ。男よりも女に名付けることが多いが、おれは『無事に香のもとに帰れるよに。おれと香の子供である秀をこの手に抱くことが叶うように。』そう願いを込めてパク・ソウォンと名乗った。アメリカの
ブルーインパルス演目はまた後ほど🙏
東京は雨の週末となりました。一日の気温差も激しい毎日ですが皆様は週末いかがお過ごしでしょうか。朝お散歩すると雨に濡れたお花🌼がイキイキとしていました♫それにしても日本中どこに行っても外国人の観光客の方々で賑わっています!楽しそうに観光をしたり写真を撮っている姿をよく見かけます話しかけられたの対応♬振る舞いなどは外国人の皆さんにとっては私達は日本代表!!日本の印象が良くなるようにしたいですね♪そして楽しい思い出をたくさん作って帰ってほしいなあ♬と思います今日はステキな歌詞を
12日水曜日雨☔後晴れ8℃~16℃昨日も20℃予報でしたが肌寒く夜はストーブつけてましたね💦地球も空は繋がってます❗この時期日本は中国モンゴル砂漠からの黄砂大飛来です💦北海道は午後からかなり飛来する予報です🤔お出かけは忘れてたマスク😷着用ですかね💦⬇️花粉症!黄砂対策にはマスク😷も有効かも🤔中国では毎年大変な黄砂飛来で大変です💦近隣日本国は中国からは黄砂飛来ロシア🇷🇺極東からはカムチャツカシベルチ半島火山爆発🌋で日本にも火山灰が飛来する予報です💦
昨夜と今朝、ニューヨークのラジオにて放送された、嵐さんデビュー記念の1時間特番。WPVRNYC-PlatinumVibesRadio@platinumvibes8WPVRNYandStreamLINEMusicBlogsendastorm-sizedcongratulationsandshoutouttotheextraordinaryfivemembersofARASHIandtheirequallyphenomenalfand
旅立ちの時は自分が決める(本当に決められたら良いけどな)死ぬ時は一人でいい苦しむ姿や辛い姿を見せるのはつらいな!(緩和ケア医こまち先生のブログより)私もそのように考えています。ただ関わり方についてはそれぞれに事情があるやもしれませんから一概に申せませんが後悔だけは絶対しない事でしょうか。ꕤ୭*ꕤ୭*私は母の臨終には立ち会えましたし、生前も実家やホームに入った際には父と3人で話を沢山しました。姉たちが携帯でホームに居る母と話をする時間を作ってくれた時
週末のまだ夜が明ける前とっても綺麗で幻想的な朝の空.*次々と移り変わっていく雲早く起きたご褒美をもらえた気がして私が選んでいる道は間違いじゃないって今のままでいいよって神様に背中を押してもらえたそんな気持ちになった綺麗な空.*夕方には綺麗な夕陽..*雲がほんのりピンク色に染まって優しい色でした10月最初の月曜日今週もゆるりとがんばりましょう♪nijino-tane˚✧₊⁎