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1時半に目が覚めてから寝られなかった寝不足の気だるい日曜日(開きなおって部屋の電気つけて本読んだりしたのが敗因w)(AM5:00)ほんじつ朝イチに年に一度の美化清掃組内のご婦人方と1時間ほど道路脇の草むしり「何故毎年母の日にやるのか」と亡き母がよくボヤいておりました(母の誕生日が重なる年も少なくなかった)側溝の蓋を開けての掃除(どぶさらい)などの力仕事以外は女性の作業が多く私も「無粋なことよ」と思いますお喋りしながらそこそこ
諸星大二郎の短編集。ほとんど読んだものばかりだけど、書き下ろしがあるとのことで、全巻購入マンガ家はマンガ家の絵に憧れて、マンガ絵になるんだろうけど、諸星さんの絵はマンガ絵というよりもデ・キリコや宇野亜喜良、遠藤彰子などの美術系の絵に影響されている気がしますそれが物語の奇妙さと相まって唯一無二の独自性を醸し出しているんじゃないでしょうかこの短編集は何度も読み返した好きな話ばかりで買って損はないかなと思います
雹月あさみイラストヨシタケシンスケ角川書店2019年1月初版発行2019年3月再版発行雹月さん、前回はこちら『90_猫がこっちを見る理由』雹月あさみイラスト:ねこまき(ミューズワーク)角川書店2025年2月発行はい、お初の著者さんです。題名とかわいいイラストに惹かれて借りました。大正解!めち…ameblo.jpようやく2冊目が読めました!(他には、これのよりぬき文庫があるようで、微妙に違うお話が入ってるようです)この小説、第3回カクヨムWeb小説コンテストにて
特殊設定ミステリが大流行の昨今ですが・・・先日読んだ有栖川有栖さんの『狩人の悪夢』で、久々に正統派本格ミステリにおけるロジックの面白さを味わいました。そこで今回は、同じく作家アリスシリーズの中でも評価の高い『スイス時計の謎』をピックアップしました。2年に一度開かれていた“同窓会(リユニオン)”の当日、メンバーの一人が殺され、被害者のはめていた腕時計が消失!いったいなぜか……。火村の示した間然するところのない推理に「犯人」が最後に明かした「動機」とは。表題作ほか謎解き
皆さんこんばんは。雨の中帰宅。恒例の夜中の本紹介。「あなたに会いたい」西加奈子西さんの七話からなる短編集。コロナ下~西さん自身が乳がんが発覚し、その治療期間に書かれた作品集だそうです。なので混沌とした世の中の風潮や、自身の病や死に対する思いがこもった作品集となっています。相変わらず自身の内臓感覚をさらけ出す様な作品には頭が下がります。特殊な状況下に書かれた作品なので、何時もとは少し違う印象も受けますが、ファンなら是非物でしょう。クリック
キングの小説ははずれがないどれを読んでも面白くで大好き積読に何冊もあるんだよなぁ。好きだからこそ後回しにしちゃう…本「夕暮れをすぎて」著者スティーブン・キング★★★★☆(個人評価★多めならおすすめ)キングの中短編集。死んだことに気が付かない幽霊たち(ウイラ)。子供を亡くした女性が訪れた別荘での恐怖(ジンジャーブレッド・ガール)。ダイエットの必要にかられた画家の想像力が生み出す世界(エアロバイク)他。夕暮れをすぎて(文春文庫)Amazon(アマゾン)
これは、なかなか面白かった作者は元大手電力会社の社員だった方で調べたがこの本一冊しか出版されていない他の作品も読みたいと思った電力がこの先不足になるため新たに国が原子力発電を作る計画で利権が絡んだ政治家に官僚が立ち回る話さらっとした話なのに女性が共感する話が多い短編集でなかなか辛い出来事を乗り越えていく女性話これはホント彼氏いない30以上のそれぞれの彼氏募集中の女性達が必死になって婚活したり出し抜いたりするゆるく読める
今日は稽古でした6月25日から始まる殿様ランチの「軽い重箱」、チケットのWEB先行発売が明後日10日まで稽古からずっとニヤニヤ、そしてブハッと吹き出す。そんなことを繰り返してます。稽古もしてます。ちゃんと。たぶん。でも笑ってる時間のが長いです。短編集だけれど、味の違う短編を1つのお皿で楽しめる感じです。まるでバイキング。上質なお話をちょこっとずつ。贅沢な空間になりそうです。ぜひいらしてください殿様ランチ自薦短編集の再宴2025「軽い重箱」6月25日〜29日@下北沢
ネタバレ御免の勝手で偏った感想を基本敬称略で。青柳碧人作。図書館で借りて読了。日本大好きアメリカ人留学生のケビンが“ミョーデス”の決め台詞とともに、大学寮の愉快な面々と事件を解決していく短編集。青柳作品は相変わらず良い意味で気楽にサクサク読める。しかも面白いから始末が悪い(苦笑)。ケビンや秀次をはじめ、登場人物のキャラも立っているし、秀次と理沙の恋模様もいい感じ。日本文化再認識の勉強にもなるし。というわけで、続編も読んでみたいもの。ちなみに自分のお気に入りキャラはムシオ。
横溝正史のミステリーを「ほぼ原作に忠実に映像化」するシリーズ。読唇術の達人が偶然読み取った殺人計画。やがてその通りの殺人が起きるのだが…。「鏡の中の女」池松壮亮の金田一耕助、降臨!名探偵・金田一耕助と銀座のカフェにいた読唇術の達人・増本女史が、鏡に映る愛人関係とおぼしき男女の密談を読み取る。ストリキニーネ、ピストル…殺人計画としか思えない内容。やがてその通りにトランク詰めの死体が三鷹駅で見つかるが、被害者はカフェで殺人の相談をしていた若い女だ
そうとは知らずに読み、なんとも言えない気持ちになった小説。あまりにもお腹の奥にドサッと残るので、書いてアウトプットしたいので書きます。小川洋子「掌に眠る舞台」という短編集の中のひとつ。この短編集は、舞台にまつわるお話をまとめたものなのですが、シンプルなお話はまったくなく、ちょっと怖いというか、うわ〜、てなるお話です。「世にも奇妙な物語」風というか。その中の、「無限ヤモリ」が、今日のテーマ。子どもを授かりたい女性が、子宝温泉に滞在する期間に起こることです。女性の思っていることが綴られているので
こんにちは。京都の朗読家馬場精子です。ブログにお越しくださいましてありがとうございます。5月25日(日)14時〜以下の通り、京都の朗読専用劇場アールラボさんでの朗読会に出演します📖🌱内容は「青春小説」ですふだんは近代日本文学を朗読しておりますが今回はご依頼があり、出演することになりましたお席はまだあるようです!よろしければ、ご参加くださいませ💐参加された方には短編集をプレゼントされるようです2025.5.25(sun)14:00~同人小説の
本日のご紹介はこちら。『最恐書き下ろしシリーズ』最新作。粒ぞろいの短編をどうぞ。『慄く』読みました。慄く最恐の書き下ろしアンソロジー(角川ホラー文庫)Amazon(アマゾン)出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B0DPYFKDRC『アイソレーテッド・サークル』(有栖川有栖)大学のサークル部員が山の中で次々死ぬる。『お家(え)さん』(北沢陶)大阪の商家に丁稚奉公にきた少年とお家(え)さんとの繋がりは…。
~カバヤ文庫50冊が当たった?!(その2、大学教養の英語の参考書にも!)時代は翔ぶ。大学教養の時だ。英語でポーのテキスト本を読むことがあった。何と,カバヤ文庫には「こがねむしの秘密」というタイトルで1冊が入っていたのだ。夏休み帰省時に,気づいて読んだが,少年少女向けの本とは言えしっかり読める良書だった。つまり英文テキストを講義で読んではいたが、少年少女の本だとはいえよく翻訳され、大学生の私が読んでも楽しめるものだった。何というか、黄金虫の暗号の意味が、このカバヤ文庫の本でよくわかったのだ。本
まだ読んでいる途中です短編集で<下>もある意味あるのかな?ちなみにチョコレートグラミーは熱帯魚の名前らしいです
本の評価・特A(人にプレゼントしたいくらい面白い)・A(かなり面白い)・B(面白い)・C(普通)・D(暇潰し程度)・E(時間を返せ❗️)「B」2020年出版(単行本は2017年刊行)一人娘の結婚を案じる父に、娘は雛人形を指差して大丈夫という。そこには亡き妻の秘密が……。(「今夜は一人で雛祭り」)独身女性のエリーが疑似子育て体験用赤ちゃんロボットを借りたところ……。(「レンタルベビー」)世にも珍しい青色の猫。多くの人間が繁殖を目論むが……。(「サファイアの奇跡」)日本人に馴染み深い四季折
「高橋留美子傑作集金の力」(高橋留美子)連載期間[年一]2018年~2023年(ビッグコミックオリジナル)**********************************************昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。・hiro’と漫画高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。***************************************
最近は読書の神様に好かれている期間でしょうか?妹のお薦め本の「間の悪いスフレ」を借りに図書館へ、近藤文恵さんの棚になぜかこの本が。エッセイは苦手なのですが…この本はまりました。小説のように読めると書いて伝わりましょうか?実際の旅が1回切りだとしても何ならこの後、祖母と孫の海外旅行小説としてシリーズ化して欲しい。真剣です2度目の読了と思うのですが定かではない(笑)誰かの人生をのぞきいてみるような機会は家政婦以外にはなかなかないので、愉しく深入りできましたランチシリーズ、今回も?というよりこ
エドモンド・ハミルトン「フェッセンデンの宇宙」SFの古典とも言うべき作品です。全12編の短編集ですが、表題作が読みたくて購入したので1作のみの読了です。他の作品は合間を見て読みます。山本弘の「ビブリオバトル部」の主人公・そらちゃんが大変推してした作品で未読だったので気になっていました。内容自体は何となく知っている作品でしたが、今回読んでみて発想の凄さに驚きました。内容は、天才科学者フェッセンデンが、実験室で小規模の宇宙を創ります。本物の宇宙なので、当然生命を宿す星も誕生しました。フ
直木賞候補作となった『襷がけの二人』がとても良かったので、嶋津輝さんの作品をもう一作読もうと思ったら、まだデビュー2作目だったのでビックリ。本作はデビュー作となった短編集でした。乾いていて衒いがないのに、そこはかとなく〈艶〉のある、クセになる文章のリズム。読んでいて、おもわずほほえんでしまう巧まざる〈ユーモア〉。身近にありそうな、でもちょっとだけいつもと違う世界を、〈女性たちの持つ違和感〉を織り交ぜつつ、町の商店街の生活、女性同士の友情と葛藤、男性への鋭い視線などを通して描く
ブルーピリオドの作者の短編集。タイトルがもうインパクトあります。ヌードモデル。3編収録されてますが、女性のふりをするいたずらで承認欲求を満たす少年の話「おんなのこ」とか衝撃的でした。ブルーピリオドも心をえぐられる感じがありますがヌードモデルもなかなか............。最近面白いと思った短編集の漫画です。
『かごいっぱいに詰め込んで』真下みことさん著今日ご紹介するのは、真下みことさんの『かごいっぱいに詰め込んで』です📚主人公の美奈子は、寿退社をして専業主婦に。子育てもひと段落し、「もう一度、社会に出て働いてみよう」と思い立ちます。でも、思うようにいかない就職活動…。「やっぱりもう無理かもしれない」そんな気持ちにそっと寄り添い、抱きしめてくれるような、あたたかな5編が収められた短編集です🕊️この作品の魅力は、ただ“心温まる”だけではないところ。現在の社会で誰もが抱えているよう
川のほとりで羽化するぼくら彩瀬まるわたれないながれゆくゆれながらひかるほし4つの短編が収録されている。最初とラストが現代小説。間の2編は、ファンタジーとSFだ。文章は読みやすい。好みによるが、最初のわたれないとラストのひかるほしこの2つの現代物に深く共感できた。常識、固定観念、場の空気・・・etcそんなよくわからない圧力に屈した経験がある人は決して少なくないと思う。わたれないの主人公、暁彦もひかるほしの主人公、タカもまさに、不当な圧力に耐え
秋の夜長ならぬゴールデンウィークの夜長です。翌朝の事を考えないで、読みふけられるって幸せだなぁ(〃▽〃)やっと図書館の予約の順番が回ってきた「本好きの下剋上」本編の最終巻。読みごたえがあって、面白い!最新刊の短編集の順番、回ってくるのいつかな( ̄▽ ̄;)
連休中ですね。みなさまいかがおすごしでしょうか?ゴールデンウイークといえば、晴れるに決まっているようなイメージだったと思いますが、今年は大雨、大風、など予期せぬお天気です。このGWは特にこれといった予定もないので、読書三昧しています。タイトルの通り、よしもとばなな三昧。文庫本ばかりです。図書館で借りてくるのではなく、手元に残して再読しようという腹です。最初に読んだのは、「違うことをしないこと」これは、まさに「スピ本」です。スピリチュアルな本です。自分の感性と「違う
「高橋留美子傑作集魔女とディナー」(高橋留美子)連載期間[年一]2012年~2017年(ビッグコミックオリジナル)**********************************************昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。・hiro’と漫画高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。***********************************
2016年のブログです*村上さんの短編集『女のいない男たち』(2016・文春文庫)を読みました。単行本は2014年に出ましたので、3年ふりの再読です。いつものことですが、年のせいもあって記憶力が低下しており、あらすじをかすかに覚えている作品もありましたが、ほとんど初めて読むように(?)、新鮮な気持ちで読みました。不思議な味わいの小説が多いです。そしておとなが楽しめる小説だと思います。じつは今、河合俊雄さんの『村上春樹の「物語」-夢テキストとして読み
白井智之さんの作品を読むのは『おやすみ人面瘡』、『名探偵のはらわた』、『名探偵のいけにえ』に続いて4作目になります。間違いなく現代の謎解きミステリ最前線に立っている白井さんですが、グロテスクな作品も多くて「鬼畜系」などとも呼ばれているようです。本作は短編集で、グロテスクな部分は少ないので、白井作品入門には適してますね。それでも、ぶっ飛んだ設定と唖然とする幕引きで尋常のミステリではありません。先日読んだ有栖川有栖さんの『狩人の悪夢』が正統派の快速球だとすると、本作はエグイ曲がり
「高橋留美子劇場」(高橋留美子)連載期間[年一]1987年~2011年(ビッグコミックオリジナル)**********************************************昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。・hiro’と漫画高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。********************************************
読書感想文ジュンパ・ラヒリ『停電の夜に』を読んでページをめくるたびに、静かでありながら確かな震えが心に届く。ジュンパ・ラヒリの短編集『停電の夜に』を読み終えたとき、私はしばらく言葉を失っていた。ただの余韻ではなく、登場人物の思いや孤独が、まるで自分自身の経験のように胸に残っていたからだ。ラヒリの筆致は、驚くほど静かだ。大げさな演出や巧妙な伏線はなく、日常のなかにひっそりと立ち現れる違和感や希望、そして痛みが、淡々と語られていく。けれどもその静けさこそが、読者を深く作品世界へと引き込んでゆく