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★★★★5話収録の短編集。雪下まゆさんが描く表紙から既に不穏な気配が漂う。令和の今、〇〇ハラが増えすぎて把握しきれないほどだが、最近とくに耳にするのがカスタマーハラスメント=カスハラ。第一話では、毎回“一点だけ”お菓子を買っていく女性客が登場する。その行動は不可解で不気味、けれど物語は思いも寄らぬ地点へと着地する。5つの物語はどれも意外性を秘めているが、最も強烈な印象を残したのは最終話。イヤミスのような展開が続き、結末もまた容赦なくイヤミス。もはや「客」という枠を超えて、
おむこさんは殺人鬼(文春e-book)Amazon(アマゾン)憎いあいつを殺すために乗り込んだ夜行バスで財布盗難が発生疑われた私を嬉々として庇う女性の正体は?(「同好のSHE」)婚約者は連続殺人鬼?ただの浮気者?「困ってるなら話を聞くよ」元探偵のおばあさんとの隠密調査の結末は(「おむこさんは殺人鬼」)『此の世の果ての殺人』で江戸川乱歩賞を最年少受賞しデビュー第2作『ちぎれた鎖と光の切れ端』で吉川英治文学新人賞候補“Z世代のアガサ・クリスティ”の異名を
続いて、もう一冊、小川洋子の本、「掌(てのひら)に眠る舞台」(集英社)を読みました。散歩の本はエッセイ集でしたが、こちらは芝居を主題にした8編の短編集です。最近はKindleで字を大きくして電子本を読むことが多いのですが、この本は本屋で見つけて買ったので、文庫本の字の大きさのまま、読みました。そのため、かなり読みにくく、目が疲れ、読むのに時間もかかりました。それでも、ちゃんと読むことができ、Kindleで電子ブックになっていない本も読むことができるという希望が持てるようになったので、うれし
倉知淳さんの『豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件』(2021年/実業之日本社文庫)を読了。タイトルのインパクトにひかれて手に取った1冊は、表題作はじめ捻りの効いたクセツヨのミステリー6作が収められている短編集。倉知淳さんと言えば、猫丸先輩のシリーズが思い浮かびます。この短編集にも1作収録されていて、飄々としたキャラクターを堪能でき嬉しかったです。星新一を彷彿とさせる作品、近未来を題材にしたものや、スピリチュアルな雰囲気のお話など、それぞれ色味の違う物語が収録されていて、最後ま
「国宝」などで知られる吉田修一の短編集を実写映画化した「逃げろお嬢さん」が、井口理(KingGnu)、深川麻衣らの出演で10月2日に公開されることが決定。あわせてポスタービジュアルと予告編が披露された。本作で描かれるのは、大切な人を信じることで守ろうとしたあるファンの小さな奇跡の1日。人生を支えてくれた推しに、僕ができることとは──。原作は、吉田修一の短編集「逃亡小説集」内に収められている同名作。出演は井口、深川のほか、浅香航大、河井青葉、田中偉登ら。監督・脚本は「ひとりぼっちじゃない」
今回はその他の作家たちの思い出である。大学時代に挑戦した時、一作を除いて放棄したものがほとんどだった。ところが、還暦以降に再挑戦したら読み通せた。中には感心したものもある。その感想をお届けする。1シャーウッド・アンダーソンについて(シャーウッド・アンダーソン:1876~1941)大学時代にフォークナーを読み出した時、シャーウッド・アンダーソン(以下、アンダーソン)の名に出会った。フォークナーは無名時代の時にアンダーソンと知り合った。(ウィリアム・フォークナー:189
cocoちゃんのお手手が女の子らしいですね。罪と罪・・・堂場瞬一感想を書くまで、題名は罪と罰と思い込んでいました。よくある思い込みです。12の罪が絡む短編集。さらっと読めました。長編の刑事物が多い中、あれもう終わりというお話もありました。堂場瞬一さんの構想を覗けたようで楽しかったです。
あなたはここにいなくとも町田そのこ先生著短編集でしたがどのお話もほっこり優しい町田そのこ先生らしいお話でした📖中でも好きなのは『ばばあのマーチ』でした近所にちょっと特異なおばあさまがいてみんなが敬遠しがちかと思いきや役割や目的があるってことに気づいてついつい主人公も惹かれてしまう自分の想いをばばあが受け取ってくれる、消化してくれるそんな人としてのつながりがとても印象的でしたーだいぶ前に読んだうつくしがおかの不幸の家に似たような空気感のある1冊と感じました
こんばんは、ハルナです。諸々あってジュエリー熱が下がっている私。綺麗なものは綺麗だと思うけれどわざわざ見に行きたいとも思わなくなりました。でも何かに熱中したい。かといって動き回る体力はない…ということでかつての趣味である読書を再開することに。若い時はよく文庫本をバッグに入れて出先でも読んでいたものですが子供を産んで本を読む習慣が全くと言っていいほど無くなりました。妊娠中は体調不良で読めず、産後は育児で精一杯。一度読まなくなると何かキッカケがないの読まないものですね。が、今
”嘘ばっかり”と聞いてジェフリー・アーチャーを思い出した方は正解です。何ヶ月か前に家族で食事中に、星新一の短編集が面白いと言う話題になり、私が”ジェフリー・アーチャーの短編集も面白いよ”と勧めた事がありました。後日写真に撮って家族ラインでシェアしたのですが、子供たちは興味を持った様子でした。そして昨日息子が”ジェフリー・アーチャーの短編集、本屋さんで探したけど見つからないから貸して”と言ってきました。私は”1冊あるけどどこにあるか分からない。他の写真は図書館のものなので、図書館で借り
📚新刊案内『絶望の雨の記憶―広島の水面にて』安部拓成著〈残響文庫コレクション〉新刊が出版されました。東京、広島――。戦争によって失われた街、人々、そして時代。けれど、消えたはずの記憶は、決して完全には消えない。誰もいない郵便局に届く手紙。銀杏坂に現れる影法師。失われた帝都図書館。夜の隅田川に沈む月。過去と現在が交差する幻想の街。そして、広島に降った雨が残した記憶。本書は、戦争と喪失の記憶を、幻想文学という形で描いた六編の短編集です。恐怖だけではなく、記憶
アロマなど自然療法の教室を主宰するまるまるアロマパンダ3号のブログですブログ内容は…自然療法・芸術鑑賞・地球にやさしく・食が主。基本毎日更新。はじめましての記事はこちら先月紹介した本『プレゼント』出版記念の対談ですって!「新潮文庫の100冊」50周年記念作品『プレゼント』刊行記念特別対談!伊坂幸太郎×宮部みゆき日本を代表する二人の作家の貴重な対談が実現!それぞれが寄稿された短編から、物語の作り方まで語り尽くします!▼対談はこちら▼https://t.co/MQsJ
天使の耳東野圭吾これも追悼コーナーから古い本なんだろうなと思って借りてきたのだけれど、30年以上前の本でしたまだ携帯電話一般的では無い頃公衆電話の頃の話ですどれも交通事故に関する短編集ハッキリ犯人が捕まる訳ではない捕まるけど、真相は違ったり・・・えっ!そんなことあるの?そんなことしていいの?って思いましただって最後の話なんて本当に交通事故を起こした人が分かったのに、その前に事故を起こしたとされていた人を犯人で処理しちゃうの(身代わりなんだけど)昔はそんな感じだったのか
名探偵・法月綸太郎の短編集。『法月綸太郎の冒険』、『法月綸太郎の新冒険』、『法月綸太郎の功績』に続く4冊目になります。『法月綸太郎の冒険』の冒頭が超弩級の傑作短編「死刑囚パズル」(日本の全ミステリ短編の中でも私的ベスト3に入りそう)で、それ以降少しずつレベルが下がってはいるものの、『法月綸太郎の功績』も面白いミステリ短編集でした。しかし本作は残念ながら面白さが感じられませんでした(;_:)収録された4編のうち、2編はミステリというよりも評論だし、後の2編もロジカルなんですがわ
高瀬隼子さんの短編集『新しい恋愛』の文庫版が、8月12日に発売される。以前に単行本で読んだ時の感想を書いてみたいと思う。単行本の帯には「あなたはどこまで共感できますか?」とあったけれど、五つの短篇恋愛小説のどれかに共感する人もいるのかもしれない。わたしは共感というよりも、「これが世間だ」と感じた。世の中には数多の恋愛があり、自分の理想の恋愛や自分の経験に基づく恋愛観などがあると思う。文庫本の帯には、宇垣美里さんの推薦文があり、「大人になった私たちは好きなだけでは愛せな
「さいはての彼女」そのタイトルを目にしたとき、悲しい話なのかな・・・何となくそう思った。「さいはて」は遠い隔たりの象徴で、おそらく遠距離恋愛の話だろう。そんな印象を持って読み始めたのだが、まったく違うことがわかった。「さいはて」とは、登場人物の一人、凪さんの相棒であるオートバイにつけられた名前だった。なぜ、そんな名前がつけられているのか。その理由は、本書の最後に収められた物語で明らかになる。その理由を知ったとき、思わず涙が出てしまった。本書は短編集で、それぞれの話で主人公
わりと本を読む私ですが、作家で選んで読んでいるわけではありません。あ。例外がいました。湊かなえ先生は、作家で選んでます。昔は唯川恵先生も好きでした。今は恋愛作品にあまり興味ない(笑)インスタで流れてくるオススメの本を読んでいます。そしてこの度、オススメに出てきたのがこちら。嫌いなら呼ぶなよ[綿矢りさ]楽天市場綿谷りさ先生は、芥川賞受賞した、「蹴りたい背中」が印象に残ってます。そもそも、芥川賞受賞作品だからといって読んだのは、この「蹴りたい背中」と、同時に芥川賞
実在する奇蹟復刻改訂版Amazon(アマゾン)1,650〜4,785円真の日本精神が世界を救う―百ガン撲滅の理論と実証Amazon(アマゾン)1,463〜1,988円皆さんこんにちわ!ロニサランガヤでございます。本ブログでは1936年に上梓され80年間、誰の目にも触れることなく眠っていた人類大救世主大塚寛一先生の人類秘蔵図書「暗夜の光明」を中心に発信しており、特定の団体にコピーライトのあるものは発信・公開を控えております。さて、人類の大救世主大塚寛一先生がこの地球に
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捨てようと数週間前から別部屋に置いてあった東野圭吾氏の本が目に止まり、彼、この前亡くなっちゃったんだと思い、捨てる前に読んでみようか、と手に取ったら。なんだ面白いではないですか!↓短編集は好きでないから、読まずに捨てようとしていたんでしょう、断捨離に励んでる数週間前のワタシ・・。いやぁ、まるで東野圭吾氏が呼び止めたみたいです。彼の長編は面白過ぎて、全てを後回しにして読み耽ってしまうから、わざと買わないのですが、この本は貰ったものでした。読んだその夜、「花音ちゃん」の夢を見ました。前にブ
多類婚姻譚Amazon(アマゾン)この短編集の2編目「beautifuldreamer」恐ろしいと感じました同担圧力の世代だからかと思うんだけどみんながそうしないとだめなメイクとかこうじゃなければだめな考えとかこうゆう選択をしないと勝てないとかどうでもいいじゃないて思ってしまったそのぐらい、若い孤独な女の子の考えがわかりすぎて恐ろしいインスタに何を載せるかではなく、インスタに載せられる「私」で
渡辺淳一大先生の短編集『午後の別れ』に収められている「乳房切断」を読んだ。医師の妻が乳がんと診断され、乳房を切除する手術を受ける。医学用語では「乳房切断」というらしい。ところが、その4年後、それが癌ではなかったことがわかる。最初は、夫が不倫をしていることから、その不倫相手が嫌がらせをしたのかと思った。しかし、そうではなかった。その女性を恨んでいた病理部の女性の仕業だったのだ。背景には、医局の人事をその女性が実質的に握っていたという事情があった。因果応報とも言える元医師である
昨日読み終えた本の記録予約待ち3か月の図書館本東野圭吾さん「小さな故意の物語」過去の書籍に収録された短編3作を再収録した作品「冷たい灼熱」「しのぶセンセの推理」「小さな故意の物語」予約待ちをしている間に過去の作品集ということがわかり読まなくてもいいかな?と迷うも順番がきたので借りてきて少しだけと読み始めてみると見事に内容を忘れていて加賀さん登場していたんだ…と自分の記憶力にあきれつつ結局3話とも夢中になって新鮮な気持ちで楽しむことができた先日発売された「永遠
『波風』藤岡陽子いろんな人生が描かれた7つの短編集です。長さもいろいろ。一番印象に残ったのは一番長かった「テンの手」。高校球児の話だったけど、過酷な運命に読んでて辛かった。結婚前夜の食事会を描いた「月夜のディナー」も良かった。今だから聞けた、話せた、そんな謎が解けた話も・・。みんな辛い過去や今悩んでる事があるけど、決して一人じゃない。家族、友人、仕事仲間・・・。自分の事を見てくれてる人もいるし、寄り添ってくれる人もいる。重い話
【これは私が、角川ホラー文庫編集部から依頼を受けた連作短編集です。駆け出しの私に依頼が来るだけありがたく、最初は喜んで引き受けた作品でした。しかし、短編を提出するごとに、担当編集の休職が発生している以上、これを刊行するという編集部の判断が、正しいのか分かりません。※このあらすじは、原浩氏の強硬な主張により、挿入されたものです。編集部の意図とは相違があります。本作は、あなたが望んでいる作品です。(「BOOK」データベースより)】2025年刊行。上記のあらすじを読むとこれは一筋縄ではいかな
さて、仮想戦記物が好きな私ですが・・近年多忙で活字を読む時間がとりにくいのです。今回手を出してしまったのが、「灼撃のレイテ」。歴史群像ものに大きなハズレはないのです。短編集ですが、既作品も含まれるので読んだことがあるものもあります。やはり、活字と違って一気に読めるのは利点。あっという間に読み終わってしまうのは欠点です。ともあれ・・結構面白かったのです。とくにレイテ島の決戦における仮説。可能性としてはありえる話だっ
渡辺淳一大先生の短編集『午後の別れ』に収められている「匂い袋」を読んだ。不倫相手の部屋に、どう見ても他の女の形跡がある。しかし男はあくまで否定する。だが、他の女が出入りしていることは明らかだ。最終的に女は別れを選ぶ。そして最後に、自分の匂い袋を男の部屋に忍ばせる。それが他の女に伝わるように。この話でも、女は自分の手で泥沼化を避ける。ここでもよくある不倫のパターンが見られる。「夫は私には関心がないから、夫とすることはない。だから安心してほしい。私はあなた以外では燃