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千唐流宗家杯世界大会の2日目(最終日)が無事に終了いたしました。取り急ぎ、本日選手として出場いたしました私自身の試合結果をご報告させていただきます。個人形部門:第1位(優勝)個人組手部門:第3位世界の強豪が集う最高峰のコート上で、個人形優勝、そして個人組手第3位という結果を収めることができました。今回の遠征に際しては、実は身体に決して小さくはない不安や試練を抱えた状態での出発となっていました。しかし、いざ本番のコートに立った時、完璧とは言えないまでも、奇跡的
本日、いよいよ千唐流空手道「宗家杯世界大会」の火蓋が落とされました。熱気に包まれた会場では、まず厳かな開会式が執り行われ、二代目宗家先生、そして三代目宗家先生より、世界から集った千唐流の空手家たちへ向けて温かくも気品あふれるお言葉を頂戴いたしました。流派の伝統と歴史が脈々と息づく言葉に、会場全体の空気が一つに引き締まり、大会はいよいよ競技へと入っていきました。初日となった本日は、古武術(棒術・釵術)をはじめ、ジュニア部門の「形」および「組手」、そして団体形と団体組手の一部
千唐流宗家杯世界大会前日となった本日は、午後からの「選手登録」および「審判講習会」を中心に、決戦に向けた最終準備の一日を過ごしました。午後からの公式日程に先立ち、午前中はゴールドコーストの代名詞ともいえる、サーファーの聖地・美しいビーチへと足を伸ばしてきました。ビーチに到着すると、明日・明後日に開催される航空ショー(エアショー)の準備が進められており、激しい戦闘機や飛行機が空を舞う迫力あるリハーサル風景を目にすることができました。午後からの公式行事に備え、千唐流のマークが胸に映
千唐流宗家杯世界大会の決戦の地、オーストラリアより現地の様子をお届けします。出発時の日本は台風の影響が懸念され、羽田空港からは強風のため少し遅れてのテイクオフとなりました。その後、深夜に経由地であるシンガポールへ到着。乗り継ぎを経て、予定通り現地時間・朝10時20分にブリスベン空港へ無事着陸いたしました。シンガポールからブリスベンへ向かう機内では、オーストラリアの入国カードを記入しました。普段書き慣れていない書式ということもあり少し手間取る場面もありましたが、空港到着後の
いよいよ千唐流宗家杯世界大会に向けて、オーストラリアへ旅立つ時がやってまいりました。これからシンガポールを経由し、決戦の地であるオーストラリアへと向かいます。今日まで道場で積み重ねてきた日々の稽古、武道の理合の探求、そして共に汗を流してきた道場生たちの想い。そのすべてが自らの背中を押してくれています。武道発祥の地である「日本の誇り」、そして私たちが大切に育んできた「直真塾の誇り」をしっかりと胸に抱き、持てる力のすべてをコート上で出せるよう、誠心誠意戦ってまいります。
土曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。前回の記事では、平拳の指の形状を保ちながら当てる部位を掌側へと変え、手首のスナップで“えぐり”の衝撃を生み出す特殊拳形「熊手(くまで)」の基本構造と打突力について解説しました。続いての稽古では、この熊手の威力を実戦の攻防の中で活かす「約束組手」への展開が行われました。攻防は、お互いに組手の構えで対峙した状態からスタートします。相手が放ってくる鋭い「右中段追い突き」に対し、前腕の掌底を用いた落とし受けで滑らかに対応しま
土曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。この日の稽古では、通称・鬼拳と呼ばれる「中高一本拳」に続き、第二関節の「線」で穿つ「平拳(ひらけん)」の探求を行ってきました。続いて取り組んだのは、その平拳の指の形状を保ったまま、全く異なる破壊力を生み出す特殊拳形「熊手(くまで)」への変化と、その打突力の検証でした。「熊手」は、先ほどまで練り込んでいた平拳と指の曲げ方(第一関節を深く折り曲げる握り)自体は全く同じです。平拳が「指の第二
土曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。前回の記事では、正拳の握りの原点であり、第二関節に一本の軸を通して「線」で衝撃を伝える特殊拳形「平拳(ひらけん)」の基本構造について解説しました。続いての稽古では、この平拳の特性を最大限に活かした「約束組手」への展開が行われました。攻防は、お互いに組手の構えで対峙した状態からスタートします。相手が踏み込んで放ってくる鋭い突きに対し、力任せに弾き返すのではなく、柔らかい「落とし受け(柔の受け)」で滑らかに応じま
土曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。この日の稽古では「特殊拳形」の探求として、通称・鬼拳と呼ばれる「中高一本拳」を取り上げましたが、同時に試行されたのがもう一つの重要な特殊拳形である「平拳(ひらけん)」です。平拳は、四指の第一関節(DIP関節)を深く折り曲げ、第二関節(PIP関節)の突起部を打撃面とする非常に独特な拳形です。指先を立てる「貫手(ぬきて)」に次ぐ鋭さを誇り、正拳よりもはるかに狭い接触面で衝撃を浸透させる特性を持ちます。
土曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。これまで、特殊拳形「中高一本拳(鬼拳)」を用いた約束組手として、下方の崩しから狙う「かすみ(こめかみ)」、同時交差の「脇腹(肋間)」、そして一気に沈み込んで撃ち抜く足の甲の急所「甲利(こうり)」の技法をご紹介してきました。中高一本拳の探求の締めくくりとして行われたのは、同じく急降下する身捌きから、なんと【両手を同時に使い、相手の膝上にある二箇所の急所を打ち抜く】という、極めて難度の高い技の練り込みでした。攻防のスター
土曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。これまで、特殊拳形「中高一本拳(鬼拳)」を用いた約束組手として、相手を下方へ崩して撃ち抜く「かすみ(こめかみ)」、そして体捌きと同時に交差して狙う「脇腹(肋間)」の技法をご紹介してきました。次に行われたのは、相手の攻撃を正面から誘い込み、急降下するように沈み込んで相手の足の甲の急所を撃ち抜く、実にスリリングで高度な技の練り込みでした。攻防は、相手が放ってくる鋭い右中段追い突きに対して展開されます。この技におい
土曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。前回の記事では、相手の突きを「柔の落とし受け」で下方へ崩し、無防備になった急所「かすみ(こめかみ)」へ中高一本拳を叩き込む約束組手をご紹介しました。続く稽古では、同じ相手の中段突きに対し、今度はベクトルを変え、相手の突進エネルギーをそのまま利用して「ほぼ同時」に脇腹を撃ち抜く、さらに高度な攻防の練り込みが行われました。相手が放ってくる鋭い右中段突きに対し、今回は下へ落とすのではなく、ギリギリの間合いで「掌底(しょうて
土曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。前回の記事では、特殊拳形「中高一本拳(鬼拳)」の握りや「手首の背屈」による軸の通し方といった基本の構造を掘り下げました。今回の稽古では、その拳形を実際の攻防の中でどう活かすかという「約束組手」へと展開していきました。互いに組手の構えから対峙し、相手が繰り出す鋭い「右中段追い突き」に対して「落とし受け」で対応する挙動からスタートします。この攻防において最も命となるのが、最初の「受け」の質です。受けが甘け
土曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話です。この日の稽古では、空手の奥深さを象徴する「特殊拳形」の探求が行われました。その第一歩として取り組んだのが、通称「鬼拳(おにけん)」とも呼ばれる「中高一本拳(ちゅうだかいっぽんけん)」です。中高一本拳のような特殊な拳形は、何よりもまず「正しい形状の形成と維持」が命となります。もちろん、普段用いられる「正拳」においても正確な握りと形状の保持は極めて重要です。しかし、あえて日常と異なる「異形の拳」を極限まで意識して練
火曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。この日の最後は、前半から練り込んできた大形「鎮東(チントウ)」の理合を応用した、高度な「約束組手」の稽古へと展開していきました。形(カタ)の中で行った「手刀受けから交差させる腕の立体的な軌道」。単なる形の分解そのものではなく、その腕の遣い方を実際の組手攻防の中で活かす、極めて密度の高い身体操法の研習となりました。互いに組手の構えから対峙した状態から攻防がスタートします。相手が放ってくる
火曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。この日は、変幻自在の体捌きと高度なバランスが要求される大形「鎮東(チントウ)」の練り込みが行われました。初めてこの形に触れる塾生には、単なる順序の暗記に終わらせず、一動作一動作に魂を込めた「活きた形」となるよう丁寧な指導が重ねられました。前回の第一・第二動作に続き、今回は形(カタ)の中盤にかけて展開されるダイナミックな大技の数々へと進みました。四股立ちでの「弓勢(きゅうせい)」の体勢から、一気に180度反転しながら「
火曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話です。この日は、高度なバランスと変幻自在の体捌きが求められる大形「鎮東(チントウ)」の練り込みを行いました。今回はこの形を初めて学ぶ塾生もいたため、第一動作からじっくりと紐解く形で稽古が進められました。直真塾一般部において、新しい形を教える際に徹底している指導方針があります。それは【最初に最後まで順番(手順)を教えない】ということです。手順を一気に覚えてしまうと、人間は「形を理解した・マスターした」という大きな錯覚に陥り
ほんの3日前まで、日本代表強化合宿のために滞在していた熊本の地で、まさかこれほど大きな地震が発生するとは思いもよりませんでした。昨日の夕方、少年部の指導を行っている最中に、保護者の方から「熊本で非常に大きな地震(震度7)が発生した」という一報を教えていただきました。報せを聞いた瞬間はあまりのショックに言葉を失い、深い衝撃と懸念に包まれました。つい数日前まで総本部でともに汗を流し、温かく迎えてくださった現地の方々や代表メンバーの顔が次々と目に浮かびます。現在もなお被害状況の報道が
千唐流空手道の「宗家杯世界大会」に向けた日本代表強化合宿、その2日目のレポート第2弾をお届けします。一昨日の記事でも触れました通り、合宿2日目の稽古は我が千唐流の聖地である「千唐流総本部」にて執り行われました。今回の合宿は、世界大会を「残り3週間」に控えた最終追い込みのタイミングでもあります。そのため、過度な消耗や万が一の怪我を徹底的に防ぐ配慮がなされた上で、非常に質の高いカリキュラムが進められていきました。稽古の主眼に置かれたのは、【数や量に頼るの
昨日は、熊本の千唐流総本部で行われていた「宗家杯世界大会」の日本代表強化合宿2日目を終え、東京への帰路につきました。しかし、最後に思わぬハプニングが待ち受けていました。順調に熊本空港まで移動し、帰京する予定だったのですが、東京周辺で発生したゲリラ豪雨の影響により、搭乗予定の飛行機が大幅に遅延してしまったのです。もともとのフライトスケジュールは、熊本空港を20時15分に出発する便でした。しかし、羽田空港周辺の悪天候によるダイヤの乱れを受け、出発時刻は21時25
千唐流空手道の「宗家杯世界大会」に向けた日本代表強化合宿、その2日目のレポートをお届けします。今回の合宿は昨日からスタートしておりましたが、私はどうしても外せない所要のため初日はやむなく欠席させていただき、本日・2日目からの合宿合流となりました。合宿2日目の舞台となるのは、我が千唐流の聖地である「千唐流総本部」です。道場に足を踏み入れると、そこには全国から選り抜かれた日本代表メンバーが一堂に結集しており、すでに空気は研ぎ澄まされ、独特の緊迫感と熱気に満ち溢れ
金曜日の千唐流空手道直真塾三鷹少年部の稽古の話です。この日は、すべての立ち方と技の土台(骨組み)を作る重要カリキュラム「基本動作Ⅰ(きほんどうさいち)」の稽古を行いました。移動稽古の動きに少しずつ慣れてきた初心者の子どもたちも増えてきたため、今回は形ばかりを急がず、下半身の「運足(うんそく)」や、突き・受けの精密なコントロールを丁寧に掘り下げていきました。基本動作Ⅰの前半は、前進しながら正整立ちで突く動作と、後退しながら正整立ちで「中段外受け」を行う動作で構成されていま
直真塾(じきしんじゅく)では千唐流空手道の稽古を行っています。空手といえば形と組手を連想される方が多いかもしれません。今回はその形(かた)のお話になります。先日、形「二十四歩」(にーせーし)の分解・解説の6番を行いました。形の動きをより理解するために、もともとの形の一部の動きをベースに動作を拡張したものがそれにあたります。この日は写真を撮りませんでしたので、別の時に撮影した写真を使いながら説明して参りたいと思います。分解・解説の6番が約束組手の形態になっているため、受ける側の人は、「
木曜日の千唐流空手道直真塾昭島一般部の稽古の話です。この日は、千唐流が誇る高度な大形であり、動静の対比と片足・変形立ちでの繊細なバランス操作が要求される「鎮東(チントウ)」の形の徹底的な練り込みを行いました。この形は、その独特な立ち方ゆえに一見すると不安定に見えがちですが、その内側には極めて強固な身体軸と、一瞬の隙も許さない連撃の理合が秘められています。形の中で印象的なかたちの一つが、足を交差させて立つ「交叉立ち(こうさだち)」をとりながら受ける「拳雲(けんうん)の構え
水曜日の千唐流空手道直真塾吉祥寺一般部の稽古の話です。この日は、千唐流の真髄であり、強固な体幹と威力を養う「正整(セイサン)」の形の徹底的な練り込みを行いました。正整の形(カタ)には、一見シンプルに見えながらも、相手の攻撃に踏み込む度胸(胆力)と、寸分の狂いも許されない身体構造が求められる動きが随所に散りばめられています。今回の稽古では、形(カタ)が単なる「ポーズ(形骸化した形)」になってしまっている箇所を一つひとつ紐解き、武術としてのリアリティを取り戻す修正を重ねました。
火曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話です。この日は、社交ダンスでペアを組まれている方々をはじめとする、比較的初学者のグループの指導を担当いたしました。稽古前、社交ダンスのペアのお二人から「競技や踊りの中で、よりブレない【中心軸】を意識できるようになりたい」という非常に感度の高いリクエストをいただきました。そこで今回は、千唐流の根幹をなす立ち方である「正整立ち(せいせいだち)」での「その場中段逆突き」を通して、骨盤から下半身、そして上体へと一直線に貫く中心軸の理合を
土曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。こちらのレポート第3弾をお届けします。この日は、相手の攻撃を誘い込んで一瞬で制圧するカウンター(後の先)の技法を多角的に検証してきました。突き技に対する攻防に続き、後半取り組んだのは相手の「右中段前蹴り」に対するカウンターと、そこからの足払いによる崩し、そして決定打となる「上段逆突き」への展開です。相手の蹴りをいかに誘導し、いかに重心の無防備な瞬間を刈り取るかという、緊迫した理合の研習となりました。この技を成
土曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。こちらのレポート第2弾をお届けします。この日は、相手からの鋭い上段突きに対し、最速の蹴りで出鼻を挫き、間髪入れずに突き技へと畳み掛ける高度なカウンター(後の先)の攻防が研習されました。第1弾では「前蹴り(居合蹴り)」による直線的な迎撃をご紹介しましたが、続いて取り組んだのは、相手の攻撃軸から体捌き(たいさばき)で外側へ抜け出し、側腹部へ「中段回し蹴り」を叩き込む立体的なカウンター技法です。一瞬で相手の死角(サイドポジ
土曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話です。この日は、相手からの鋭い上段突きに対して最速の蹴りを合わせ、さらに間髪入れずに突きを畳み掛けるという、カウンター(後の先)の高度な攻防が研習されました。自ら罠を仕掛けて相手を誘い込み、起こり(予備動作)を捉えて一瞬で制圧する。この緊迫感あふれる連撃の中で、今回は「仕掛け手」と「反撃手」の双方における【腰の入れ方と身体のリアリティ】に深い指導のメスが入りました。この技の起点となるのは、あえて構えを下げて自分の上段(顔面)をガ
水曜日の千唐流空手道直真塾吉祥寺一般部の稽古レポートをお届けします。この日は、すべての土台となる「基本型Ⅰ(きほんがたいいち)」の徹底的な練り込みから始まり、後半は高度な呼吸と崩しを包含する「二十四歩(ニーセーシ)」の形分解・解説へと研習を進めました。基本の「基」でありながら千唐流の真髄が詰まった型の技法が、どのように上級の分解へと繋がっていくのか、その一貫した武術の理合を深く体感していただく稽古となりました。基本型Ⅰは基本技を中心に構成されていますが、随所に千唐流らし