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火曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。こちらでは二十四歩(ニーセーシ)の形の分解・解説の稽古もしていました。その中では5番目の「腕がらみ」が行われていました。相手の右中段追い突きを内八字立ちの「扇受け(おおぎうけ)」で迎え撃ち、瞬時に相手の肘関節を捕縛・制圧するこの技法ですが、後続の関節技を確実に機能させられるかどうかは、初動の受けの剛性と、それに続く左右の腕の緻密な連動にかかっています。攻防は、受け手が「内八字立ち」で構えた状態から始ま
火曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話です。こちらでは正整(セイサン)の形の稽古もしていました。先日の記事では、押し上げ受けの直後に展開される「手刀顔前構え」に潜む豪快な投げ技「肩車(かたぐるま)」の理合について触れました。しかし、その後の投げ技を確実に成立させられるかどうかは、「その前段階である『押し上げ受け』をいかに極めているか」にかかっています。この日の稽古では、続く投げへの展開を完璧に機能させるための、押し上げ受けにおける進入深度と解剖学的な腕の操作を徹底
土曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。鎮東(チントウ)の形を稽古していたところのことです。これまで中盤から終盤の技法について書き進めてきましたが、今回は形を立ち上げるまさに最初の瞬間である「形の入り(用意・呼吸動作)」、そして序盤の「連続手刀受けにおける右腕の操作」について、中山先生から示された極めて微細かつ決定的なアドバイスを振り返ります。千唐流において、演武を開始する直前の「形の入り(両手を広げ、頭上から丹田の前へと静かに降ろして息を整える動作)」は
木曜日の千唐流空手道直真塾昭島支部の稽古の話です。前回取り上げた五番(腕がらみ)や六番(顎掌底掛け倒し)に続き、今回は七番に位置づけられる「捻り打ち(ひねりうち)」を基軸とした実戦的関節技・崩し技の理合を掘り下げていきました。七番は、相手の連続攻撃を迎え撃つ「複式組手」の要領を備えた高度な攻防であり、立ち方の瞬間的な変化と体軸の回旋力学が極めて重要な鍵を握ります。攻防としては、お互いに組手の構え(左前)で対峙した間合いから始まります。相手が鋭い「右中段追い突き」
昨日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話です。今回も鎮東(チントウ)の稽古も行っていました。これまで取り上げた「猫足立ちの軸」「弓勢」「翼然から鸞肘への連撃」に続き、今回は形の締めくくりに登場する「掬い回し受け(すくいまわしうけ)」の身体操作と実戦的分解について深く掘り下げていきました。千唐流において「掬い回し受け」は、「正整(セイサン)」にも登場する極めて重要な受け技です。しかし、形によってその円軌道と想定される攻撃ベクトルには明確な差異が存在します。
本日午前、直真塾の新たな拠点となる「聖蹟桜ヶ丘カルチャーセンター」へ、開設のご挨拶を兼ねて訪問してまいりました。現在、私が空手教室を担当させていただいている「昭島カルチャーセンター」「吉祥寺カルチャーセンター」に続き、その母体である株式会社カルチャー様が京王百貨店聖蹟桜ヶ丘店に新店舗をオープンする運びとなり、大変ありがたいことに私にも新規開講のお声がけをいただきました。日頃より支えてくださる皆様のご縁とご支援の賜物であり、心より嬉しく、光栄に感じておりま
火曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。前回解説した「鎮飛(チンピ)」による襟首の引きずり込みに続き、今回はその直後に展開される「二段蹴りからの下段交叉受け」、そして鎮東の象徴的な鳥の所作である「翼然(よくぜん)」から「鸞肘(らんちゅう)」へと繋がる身体操作と実戦的分解について掘り下げていきました。跳躍を伴う二段蹴りを放ち、着地と同時に「正整立ち」へと移行して繰り出すのが「下段交叉受け」です。この局面は、素早く鋭い打撃動作とは対照的に、「自らの深い
火曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。この日は、正整(セイサン)の形に続き、鎮東(チントウ)の形の稽古が行われていました。鎮東の挙動にまだ慣れていない塾生もいたため、まずは手順(順番)を一つひとつ丁寧に追いながら、初動の立ち方から「弓勢」「転身下段払い」、そして特徴的な「鎮飛(ちんぴ)」に至る身体操作と武術的イメージの精査を進めていきました。形は、用意の姿勢から素早く「猫足立ち」へと構える初動から始まります。この立ち方に移行した瞬間、足元にわずか
火曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話です。この日の稽古では、正整(セイサン)の中盤に登場する「押上げ受け」から、転身を経て「手刀を顔の前に構える」一連の挙動について、その深層に潜む武術的理合と身体操作を確認していきました。着目したのは、以下の連続動作の局面です。左足前・四股立ちでの攻防一体の動作となり、左腕の上段揚げ受けと同時に右腕で上段突きを放つ体勢(押し上げ受け)になります。そこから右足を一歩前方へ深く踏み込みながら体を反転させ、堅牢な「正整立ち」へと
金曜日の千唐流空手道直真塾三鷹少年部の稽古の話です。この日は、普段の基本や約束組手の稽古に加え、実戦的な間合いや攻防の感覚を養う「自由組手」の時間を設けました。まずは、組手の攻防に慣れている先輩塾生たちによる対戦からスタートしました。目を見張ったのは、直近の稽古で繰り返し磨いてきた「技のコンビネーション(連撃)」を、実際の組手の中で果敢に試みている姿が多く見られた点です。下の写真は過去の大会からのもので組手のイメージであげておきます。単発の突きや
木曜日の千唐流空手道直真塾昭島支部の稽古の話です。この日は、二十四歩の分解体系の中から五番および六番にある、実戦的関節技・崩し技の深層を精査していきました。まず五番ですが、相手の右中段追い突きに対し、内八字立ちの土台から繰り出す「扇受け(おおぎうけ)」の左腕側で迎え撃つ初動から始まります。相手の追い突きは内側(中心軸)へ向かって強い推進力を持って飛び込んできます。これを受け流すだけでなく、しっかりと相手の推進力に負けずに受け返すだけの骨格フレームと脇の締めが不可
先週水曜日は小学校での空手の課外授業の日でした。この日の授業では、空手の立ち方と移動の根幹を支える「運足(うんそく)」を主軸に据えた稽古を行いました。運足に入る前に、まずはこれまでに学んだ基本の立ち方、受け、蹴りなどの確認を入念に行いました。その中で、突き技には新たな要素として「二連突き」を導入しました。これまで単発で行っていた突きに連続の要素が加わることで、児童たちにとっても新鮮な挑戦となります。連突きを成功させる要訣は、単発の突き以上に「引き手を腰の
火曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。この日は、基本の突きの精査からの自然な発展として、お互いに「内八字立ち」で対峙した状態からの攻防に取り組みました。仕掛け側(攻撃手)が一歩踏み込んで鋭い中段突きを放ち、受け側は内八字立ちの土台を保ったまま、正整の形に登場する「背刀受け(はいとううけ)」を用いて制圧していく展開です。一見するとシンプルな受けから反撃の連動ですが、その細部には相手の筋性防御(反射)を無力化し、骨格の死角を突く千唐流ならではの緻密な身体操作が凝縮され
千唐流空手道直真塾(ちとうりゅうからてどうじきじんじゅく)でのある日の稽古(けいこ)の内容です。この日は「基本動作Ⅳ(きほんどうさよん)」という、動きの鍛錬を行いました。千唐流の稽古体系では『基本動作』という基本の動きに属するものになるのですが、前方、左右の側方の3方向に対して、上段・中段・下段の攻防を行うものになります。まずは、対人稽古ではなく、一人で動きを順番に沿ってこなしていきます。その後、約束組手などの対人稽古に入っていきます。ざっくりと攻防の内容を記せば、3方向・3段階の高
火曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話です。最初は、空手の根幹である「基本の突き」の再確認をしていきました。基本の突きは、立ち方の土台から腰の回旋、突き出す腕、そして引き手側の連動に至るまで、全身の緻密な整合性が要求されます。今回は特に「突き出す腕側の肩甲骨の連動」と「引き手の位置がもたらす反作用耐性の差異」、そして千唐流のその場突きに宿る「首里手と那覇手の融合構造」について検証を深めました。千唐流の基本的な「その場突き」のフォームには、沖縄空手の二大潮流である「首
昨日の千唐流空手道直真塾吉祥寺少年部の稽古の話です。千唐流を代表する由緒ある形「四方拝(シホーハイ)」の修練の様子をお届けします。この日は、普段の攻防を中心とした形とは趣を異にする特別な形「四方拝」の稽古に入りました。技の手順をなぞる前に、まずはこの形が持つ歴史的・精神的背景を子どもたちへ分かりやすく伝えるところから始めました。「四方拝」という形が今日に受け継がれているのは、全空手界を見渡しても千唐流とその傍系のみという極めて稀少かつ尊い形です。千唐流の開祖・千
土曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。この日は、鎮東(チントウ)の形の稽古が行われていました。前回の転身下段払いに続き、今回は鳥の羽使いを彷彿とさせる「翼弊(よくへい)」の身体操作と、続く「拳雲(けんうん)の構え」「張雲(ちょううん)の構え」から連続蹴りへと繋がる胸郭の連動について深く掘り下げていきました。転身下段払いを経て繰り出される「翼弊」では、両拳を腰骨(骨盤の腸骨稜の上)にしっかりと位置させることが求められます。稽古の中で
土曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。この日は、鎮東(チントウ)の形の稽古が行われていました。序盤の手刀交叉受けや猫足立ちの操作に続き、今回は中盤の要所となる「弓勢(きゅうせい)」から、転身を伴う「下段払い」への連動について深く掘り下げていきました。「弓勢」は、形「抜塞(バッサイ)」にも登場する構えの一つであり、下段払いと上段外受けを両腕で同時に極める挙動をとります。その名称が「弓の姿勢」と書かれる通り、単に腕を上下に配置するのではなく、
土曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話です。この日は、鎮東(チントウ)の形の稽古が行われていました。今回は、形の導入となる猫足立ちの身体操作から、序盤の手刀交叉受けに至る解剖学的な理合について掘り下げていきます。形は、内八字立ちの用意の姿勢から、猫足立ちへ移行する動作から始まります。この初動において、鎮東では上半身を「半身(はんみ)」に切ります。類似した猫足立ちへの移行は形「抜塞(バッサイ)」の冒頭にも登場しますが、抜塞では上半身を正面に向けた
昨日の千唐流空手道直真塾三鷹少年部の稽古の話です。今年度、春に入門した子どもたちも日々の稽古を重ねる中で目覚ましい成長を見せてくれています。立ち姿や道場内での振る舞いにも武道家らしい落ち着きが備わってきました。空手道において、最も根幹となるのは「礼に始まり礼に終わる」という礼儀作法の修練です。毎回の稽古で反復し、細部の所作を磨き上げていくことが、そのまま心身の規律へと直結します。最近入門した子たちも「気を付け」の立ち姿や正座の手順そのものは非常に良くなってきまし
火曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。「基本型Ⅲ(きほんがたさん)」の研究稽古に関する続編をお届けします。前回精査した「内回し手刀打ち→外回し手刀打ち→中段貫手」の三連撃に続き、今回は型後半に登場する「手刀外回し打ちから、転身しながらの手刀内回し打ち」へと繋がる展開を深く掘り下げていきました。この連続動作においても、初動の手刀外回し打ちは直撃を狙うのみならず、「目切り(めきり)」としての極めて実践的な心理的・身体的効果を発揮します。
火曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話です。先週末の稽古で精査した「輪転突き」や防御としての「三日月蹴り」に続き、今回はその直後に展開される「内回し手刀打ち→外回し手刀打ち→中段貫手」という手技の三連撃について掘り下げていきました。火曜日の一般部は、技の表面的なフォームをなぞるだけでなく、塾生各自が技の真意や理合を深く考察・検証する「研究稽古」としての性格を帯びています。一つの型であっても、その背後にある意味を自ら問い直し、多様な実戦的変化を導き出すことで、武術とし
土曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。型冒頭の「輪転突き(りんてんづき)」に続き、稽古はその動作に続き登場する特徴的な「三日月蹴り(みかづきげり)」の身体操作と武術的解釈(分解・理合)へと進みました。一般的に攻撃技として捉えられがちな三日月蹴りですが、この基本型Ⅲにおける三日月蹴りは「防御・迎撃の形態」としての重要な役割を担っています。単独で型を通す段階において、この三日月蹴りの軌道が「相手の攻撃を迎撃・防御する」という本来の目的に沿っていな
土曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。前回の記事では、型冒頭に位置する「輪転突き(りんてんづき)」の単独動作における軸の保持や遠心力の制御について掘り下げました。今回は、その回転動作が内包する実戦的な武術的用法(武技・分解)の検証稽古についてお届けします。単なる「回転しながらの突き」に見える動作の裏には、相手の攻撃を無力化し、体勢を完全に奪い去る緻密な関節操作と崩しの理合が隠されています。まず、相手から放たれる鋭い「右中段追い突き」に対し、手首を確実にホ
土曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話です。この日は、千唐流の型体系において「転(てん)」を主題とする「基本型Ⅲ(きほんがたさん)」を徹底的に掘り下げていきました。まず行っていたのは、型冒頭に位置する難関技法「輪転突き(りんてんづき)」の徹底的な精査です。輪転突きは、まず正面へ鋭い追い突きを放ち、そこから後ろ交叉立ちを経由して素早く180度転身しながら突きを繰り出す連続挙動です。最初の一撃はあくまで純粋な追い突きですが、意識が直後の「転身」へと先走っ
火曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話です。こちらでは、背手受けからの崩しの稽古も行われていました。相手からの鋭い中段追い突きに対して背手にて受けを行っていきます。そこから、手首を返しながら相手の肘に対して圧を加えながら奥足で右脚を一歩踏み出しながら相手の右脚の裏側に引っかけていきます。さらに、親指と人差し指の間(虎口)で相手の肘を的確に捉え、下方へ圧力を加えながら相手の体勢を一気に崩し落としていき
昨日の千唐流空手道直真塾三鷹少年部の稽古での、忘れられない心温まる出来事をお届けします。この日は、普段通りの真剣な稽古が無事に終わり、整列・礼を終えた直後、三鷹少年部の子どもたちと保護者の皆様から、思いがけない大変嬉しいサプライズがありました。先月、オーストラリアのゴールドコーストにて開催された「千唐流宗家杯国際空手道選手権大会」。その大舞台において、私自身が「形優勝」ならびに「組手3位」という結果を収められたことに対し、子どもたちと保護者の皆様が温かいお祝いの場を
土曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。こちらでは「基本動作Ⅳ(きほんどうさよん)」の稽古が行われていました。一対一の対峙における転身の応用として、上段回し蹴りに対する揚げ受け、中段追い突きに対する外受けと検証を深めてまいりました。今回はその締めくくりとなる、相手の「右中段前蹴り」に対する90度転身・下段払いからの反撃です。基本動作Ⅳの手順に則り、正面から鋭く放たれる右中段前蹴りに対し、90度転身を繰り出しながら下段払いで迎え打ちます。この動作の武
水曜日の千唐流空手道直真塾吉祥寺少年部の稽古の話です。この日は、とても嬉しいことに空手の体験レッスンとして一人の女の子が道場に足を運んでくれました。稽古が始まる前に少しお話を伺ってみると、「名探偵コナンの蘭ちゃんに憧れて空手をやってみたかった!」と目を輝かせながら教えてくれました。これまでにも蘭ちゃんの影響で「強くてかっこいい空手を習いたい」と門を叩いてくれた女の子たちが何人もおりましたが、作品が子どもたちに与える前向きな影響力の大きさを改めて実感いたします。稽
土曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。こちらでは「基本動作Ⅳ(きほんどうさよん)」の稽古が行われていました。三方向からの多人数攻防を経て進められた「一対一の対峙」における転身の応用。前回の「上段回し蹴りに対する90度転身・揚げ受け」に続き、今回は「中段追い突きに対する90度転身・中段外受け」の攻防へと検証を深めました。基本動作Ⅳの挙動に則り、相手から正面へ鋭く放たれる「右中段追い突き」に対し、90度転身を繰り出しながら中段外受けで迎撃します。この