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今日観た映画時代屋の女房夏目雅子さんの遺作。村松友視さんの直木賞作品の映画化。夏目雅子さんのきわどいシーンが話題だったけど、僕はテレビでの放送も見ていませんでした。「キワモノ」の感じがしていたので。今回見て見ましたが、確かにキワモノで、村松友視さんの原作を生かせているとは思えませんでした。渡瀬恒彦さんら出演者は良いのに、夏目雅子さんの人気に寄りかかった作品でした。ただ、今、「断捨離」で日々ものがなくなっていく中で、この映画は、胸に突き刺さりましたね、しばらく考えそうです。
米国の大学で日本文学それも太宰治を専攻したという米国人女性と雑談した。太宰に心酔している様子。理由は?と聞くと、「womanizer(女たらし)だから」。生家が金持ちのボンボンで、精神的に弱くて、女性への甘え癖があって、学があることが自慢で(コンプレックスだと思うが)、逆に学問に劣る人を蔑視するところもあり、大酒ぐらいだ。但し、弱さやダメさを自覚していて、それを赤裸々に私小説の題材にしているところは潔い。「生まれてきてすみません」は後世に残る名言だ。芥川賞が取れず、選考委員の佐藤春夫
5月3日読書の時間〜【澤田瞳子】星落ちて、なお〜2021年上半期165回直木賞受賞作"画鬼"と呼ばれた、河鍋暁斎の娘、暁翠の一代記早逝した父、暁斎と紛れもなく父の画風を継ぐ兄、暁雲ふたつの大きく高い壁、そして時代とともに変遷する絵画の評価明治〜大正と激変する世の中で絵師として、母として、暁翠はもがき、そして前に進む2年ほど前に地元の美術館で「河鍋暁翠展−父・暁斎から娘へ、受け継がれた伝統−」が開催されていたらしいが本作を読み、諸々調べる中で初めて知った埼玉県蕨市に"河鍋暁
***「あんだど同じように、たぶん、俺の中さも鬼はいる。んだがら、一所(ひとどご)さいられねえように、山の神様が、俺のことば彼方(あつつ)さやったり此方(こつつ)さやったりすてきたんだど思う。自分の鬼ば始末する場所は自分で探せと、山の神様は語ってたんでねえべかと、今になって思うのしゃ。」あまりにも自分の想像を超えた熾烈な人生を描いた物語に出逢うと、ただただその壮大さに圧倒されて人間なにも言葉が出なくなる。熊谷達也の『邂逅の森」が
Yちゃんから推薦図書📕図書館で予約して、読了しました。豊臣秀吉との関係性利休の美への執着心連なる戦国武将の名前から今までの不勉強を確認できる一冊になりました。山本兼一さんの筆致の芯が強くグイグイ読み進みました。
「いつになるかわからん!」と、聞いてたフィリピンからの荷物が来た※注文から丸4か月いちばんいい時期(旬)に発送するため遅れたって話ですけどほんまかな?(「あの会社めっちゃええ加減やねん」とか言ってたから)サイズがデカいなでも、こんな紙が入ってたわ(どないなってるねんな)ハワイちゃうしパパイヤちゃうしマンゴーのカットの仕方とか入れててくれたらええのにな実家とわけわけしましたが、食べ
木挽町のあだ討ち永井沙耶子著木挽町の芝居小屋裏手であった1件の仇討ちそれを、何某かが、関係者に話を聴いてまわる徐々に、その仇討ちに隠された真相が明らかになって行く直木賞を受賞した作品です。読むにつれ、面白くなって行きました。が、そこまでが、長かったです。木挽町のあだ討ちAmazon(アマゾン)
八月の御所グラウンド(文春e-book)Amazon(アマゾン)『八月の御所グラウンド』万城目学/著京都を舞台にした2編の物語です。1話目は駅伝を、2話目は野球を軸にした物語になっています。久しぶりに万城目学の作品を読みましたが作者の作者らしい作品でした。東京都同情塔Amazon(アマゾン)『東京都同情塔』九段理江/著初めて読む作家でした。新宿御苑の中に刑務所(同情塔)を作った建築家らの物語です。生成AIを用いた作品ということで話題になりま
おはようございますBASE整骨院は今日も朝から営業中そして、、、、今日も気になる伊鐵シリーズ今回は、、、、伊鐵フジの花で黄昏れる紫が美しいですねまるで志茂田景樹氏の髪のよう、、、、このまま美しく咲き誇ってほしいですね伊鐵、、、、hiroco身体のメンテナンスは健康部門・ACE鍼灸整骨院・BASE整骨院設備のメンテナンスは住宅設備部門どちらもお客様のニーズに合わせて対応して参りますので今後とも宜しくお願い致します。◾️BASE整骨院・(株)Touch–Up事
(坂本公民館の図書室の本)2023年8月10日発行第170回直木賞受賞万城目学さんのお名前は見たことがある…ような気がする…と、思って調べたら、勝手な勘違いだった…なかなか面白いこの作品は。京都ならではの魅力が感じられる。ミスター武士道のYouTubeにハマって以降、日本史と、歴史に登場する地理に関心があるので、とても面白く読めた。京都には、中学生時代の修学旅行のときと、日帰りバスツアーで嵐山へ行ったのと、コープ共済の全国LP活動交流集会で行ったのと、全日本世代交流
春の連休は読書週でもある、図書館から借り出すのは名作がいい、娯楽系から文学系へ・・・先日楽しませてもらった水上勉、もっと深く知りたい。何となく外の温かみを体で感じる窓辺、珈琲は朝立て・・・ウオーマーでも美味しさは変わらない。「直木賞作品」乞食女の捨て子として惨めな日々を送ってきた少年僧慈念の、殺人にいたる鬱積した孤独な怨念の凝集を見詰める「雁の寺」と、哀しみを全身に秘めた独特の女性像をうちたてた「越前竹人形」。今日は初チャレンジの鹿沼カントリークラブ、家から20分で着く「風の大地」
皆さんこんばんは。恒例の夜中の本紹介。「コメンテーター」奥田英朗精神科医・伊良部石とゴスロリの看護婦のコンビが活躍するシリーズ第四弾。(イン・ザ・プール)(空中ブランコ)(町長選挙)と続き、直木賞を受賞した作品。何と17年ぶりの復活作品。さてどうでしょううか?今作も何時もと同じ連作集。真面目なのか不真面目なのか分からな精神科医・伊良部石の元に持ち込まれる問題。そしてプライベートでバンドををするゴスロリ系の看護婦の打つ注射。ハチャメ
情報解禁‼️ビッグプロジェクト第一弾‼️(FMくしろプロジェクト)直木賞作家の桜木紫乃✖️HEATVOICE釧路市観光大使が初タッグを組み楽曲発表⭐️5月1日からFMくしろにて音源放送。YouTubeでもM.V配信予定。HARUTORIストーリー作詞桜木紫乃作曲伊藤カズヒロ歌Harumix(FMくしろ)桜木紫乃さんからのコメント。なんだか高校時代に戻ったような楽しさです。学校祭に間に合うよう、ガチガチのブルースを作る自分が嬉しくて楽しくて。ヒートボイスとはるやんに
(坂本公民館図書室の本)2023年11月発行第170回(2023年度下半期)直木賞受賞作品!まったく知らない作家さん。でも、面白かった!やっぱり直木賞受賞作品は面白い。しかし、帯の「熊文学」って…この「帯」は本当に宣伝が上手いと感心する。書棚に整理するときは破れ気味で困るのだけど、利用者さんにアピールするのに役立つので、次年度の受賞作が入荷するまでは付けておく。(その後は貸出カード用のポケットに入れてしまう)また機会があれば、河﨑秋子さんの他の作品も読んでみたい。
著者永井紗耶子第169回直木賞受賞作江戸のお話ある芝居小屋付近の路地で、仇討ちが行われました行き交う人や、複数の芝居小屋関係者が、それを目撃していましたそれから2年後仇討ちした武家の関係者が上京します目撃者から、その時のことを話してもらいます「仇討ち」なんて、物騒な!と思いますが、、、、心温まる小説なのですまた、ある種ミステリーとも言えそうですwなんせ、最後に、予想外のからくりがあって最後の仕掛けに、ワタクシ、へ~と唸りましたよ実に、面白い読み物
人間は不完全であるのに欲深。だから人生が面白い。思い通りにいかないところ、失敗だらけのところを考え工夫する、学び成長する、前進改善する。そこを面白がる。それには覚悟と芸当がいるというのを直木賞と山本周五郎賞W受賞「木挽町のあだ討ち」に教わる。いくつになつても勉強です。人は一生育つ。塵の幸せ学入門Amazon(アマゾン)
昨日ステーキ食いに行く前、午前中の話である(笑)谷九での所用を済ませて谷六方面へ歩いていると、壁にデッカイ人の絵が描かれた建物発見。デッカイ人は直木三十五で、直木賞の直木三十五記念館だった。このあたりにあるのは知っていてチェックしていたので、即乱入(^^ゞ建物一階はイタメシ屋さん他のオシャレなお店が入っており、二階が記念館になっている。直木三十五記念館へようこそ直木三十五は大阪市、内安堂寺町に生まれ、大正末期から昭和初期にかけて活躍した作家で、現在も直木賞にそ
ガラケーという謎の言葉の意味がしばらく分からなかったのですが、「ガラパゴス携帯電話」の略だと知ったのはしばらくのちのことでした。日本のガラケーはなぜ「ガラパゴス携帯」と呼ばれたのか?その由来をご紹介日本の携帯電話文化は、独自の進化を遂げたことで「ガラパゴス携帯」と呼ばれるようになりました。この現象は、技術的な進歩と市場の特殊性を象徴しています。この記事では、ガラパゴス携帯がどのようにしてその名を得たのか、その背景と影響を詳細に掘り下げsanta001.comうまいこと
「候補作」・加藤シゲアキ:「なれのはて」4月に今年の121冊目で読了、「オルタネード」に続く2冊目。・嶋津輝:「襷掛けの二人」3月に今年の94冊目で読了、全読了数2冊。・村木嵐:「まいまいつぶろ」1月に今年の12冊目で読了、全読了数13冊。・宮内悠介:「ラウリ・クースクを探して」読む予定なし、今まで、18年に「ディレイ・エフェクト」、19年に「遠い他国でひょんと死ねるんや」の2冊のみ読了。「受賞作」・河崎秋子:「とも
浅田次郎さんに再会した翌日、ヤフーニュースのおかげで、30年ほど前はじめて浅田さんに会ったときのことがよみがえりました。当時浅田さんが「週刊現代」に連載の「勇気凛々ルリの色」が転載されていたのです。「小説現代」の新春句会で、場所は神楽坂の「和可菜」。「句会の常連」と書いていただいています。1995年といえば、「小説現代」に「女と男の歳時記」を連載、翌年処女句集『妬心』を刊行しました。ちなみにわたしが俳句を始めたのは、津村節子さんの『銀座・老舗の女』と出会ったのがきっかけです。浅田さんは当時ま
4/16火、難波実施しました。あの事件、風化させてはいけません。それから学ぶものがたくさんあるようです。芥川賞より直木賞が好き、天文分野が好き、火星が好き、好きだらけで隙きだらけで誰かが本返すの忘れているくらいな数寄屋ですき家な時間をありがとうございました。紹介された本です。・あきらめる/山崎ナオコーラ・沙林偽りの王国/帚木蓬生・銀の檻を溶かして/高里椎奈・オオルリ流星群/伊与原新・しろがねの葉/千早茜・ダ・ヴィンチ2022年11月号
まずは今週に本屋大賞を受賞された宮島未奈さんの『成瀬は天下を取りにいく』と、直木賞を受賞された江國香織さんの『号泣する準備はできていた』を読み終えました。そして、以下が我が家の庭のモッコウバラを撮影しましたよ。この黄色の花がそうです。綺麗に咲いていますよね。満開です。これは別角度から。母が育てているモッコウバラの花です。黄色が鮮やかですよね。今日の昼はお好み焼きにさせていただきました。これで421品目。以前作ったお好み焼きは小麦粉の量が少なく、生地が薄くて、完全に失敗作に。しかし、
4月19日読書の時間〜【山本兼一】利休にたずねよ〜第140回(2008年下半期)直木賞受賞作、2013年映画化いや、読むのに時間がかかったこういった本にたまに出会うことがある利休切腹のその日から様々な人を介して時が遡っていく根底にあるのは美しさ…美しいものとそうではないもの…それを見る目と価値観の違い…そして"そのために"死ねるか…時間はかかったが良き本であったしかし…「利休にたずねよ」と言われても何をたずねたものか…tarezo…(^。^)y-.。o○利休にたずね
ご訪問ありがとうございます。さらと申します。旦那の家族と同居をはじめて39年。子供達も巣立ち、夫、義両親、のモーちゃん〈20才)と4人と1匹暮らしシンママになった娘家族のサポート認知になった義母ドタバタ日常を綴りますはじめましての方はこちら>>先日こんな記事を読みました。考えさせられる内容だなーと思いました。今の私には特に💦小池真理子さんが担当する「あすへの話題」7年ほど前のことになるが、尊厳死・安楽死をテーマに長編小説を書いた
今回紹介する記事は2024年2月8日付けの「毎日新聞」の記事です。【文学賞の価値】というタイトルで、東京学芸部吉井理記氏が、庶民派の面目躍如について、紹介しています。いつもどおり、「4つ」の視点でこの記事を見ていきます。(4つの視点についてはこちらをご覧ください)☆新聞記事の紹介について(発信者が重視するテーマに関してはこちらをご覧ください)★始めに読んでほしいブログについて(1)内容の要約作家、河崎秋子氏が「ともぐい」(新潮社)で、第170回
2024年4月17日(水)文藝春秋社の創業者にして人気小説家である菊池寛の半生を描いた作品です。明治時代後半から大正・昭和という激動の時代と生きた人たちの物語です。菊池寛と生きた小説家達が等身大で描かれるのが新鮮に感じました。又、芥川賞・直木賞を創設した経緯等も実に興味深かった。2023年3月、文藝春秋発行。349ページ。作品紹介(好書好日のサイトより)今からちょうど100年前、作家の菊池寛(1888~1948)が雑誌「文芸春秋」を創刊した。門井慶喜さんは小説「文豪、社長にな
約半年前に図書館で予約しておいた”汝、星のごとく”(凪良ゆう)がやっと順番が廻ってきたので早速読んでみました。すっかり忘れていましたがそう言えばこの作品は2023年の本屋大賞受賞作ということで予約を入れておいた本でした。男女二人の高校生に降りかかる奇想天外な展開が新鮮で面白いです。あと自分にとってはこの作者は不思議と記憶に残る表現を提供してくれました。例えば”自分は普通ではないと思いたがる普通の人の多さ”とか”過去は変えられないが未来によって上書きは出来る”など中々鋭い感性だと思いました。と
累計290万部のシリーズ4弾「精神科医・伊良部」17年ぶりに復活です♪奥田英朗さんは、2004年に伊良部シリーズの第2作目『空中ブランコ』で第131回直木賞を受賞しました。「コメンテーター」すごく爽快!ほど良いパンチ型破りな伊良部先生♪面白い!読みやすくてストレートに頭に入ってきます。ツボにはまりましたシリーズ4弾にして読むのは初めてトンデモ精神科医の伊良部先生♪初めまして、です。超個性的キャラの看護師さんも登場です⤴
ボルチモアキルト過去作です。時々虫干ししています~笑~多分、今まで作った中で一番大きなキルトで、のびのびと掛ける場所がないです~笑~仕舞い放しではなく、こうして眺めるのも良いもの・・と思いながら。。読書直木賞の👇この本、お薦めです~木挽町の芝居小屋の裏手で、菊之助は父の仇作兵衛の首を打ち取った。後にこの仇討ちの目撃者に、話を聞き取りに来た者がいた。木戸芸者・立師・衣装係・小道具・戯作者の5人に聞き取り・・そして分かった真相は?5人の生き様にも、それぞれに物語が
♥️ん?ハテッ?・父は自称”売れない小説家”そんな父のDNAを受け継いで妄想でいっぱいになることは確かにあるナ!・一昨日「親父の書いた本が北九州の3つの図書館で数冊見つかったよ!」と弟からTELがあり嬉しく思ったものです・父の書いた小説が直木賞にノミネートされたことがあったらしい!私が高校生の時だったかナ?父に『読んでご覧よ!』と言いながら渡された文藝誌でその小説を読んだことを思い出す残念なことに入賞出来なかったのだけれどねっ♥️球体に囚われたd