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「ある日の眺め」小雨があがるとすっからかんの青空がベッドのなかから見えてふたりしてずっと部屋にこもっているのもなんだしというわけで近くの堰堤を散歩することになった桜のシーズンをすでに終えた並木道はぎょっとするほど静かだったテニスコートからはなやいだ声があがってはいたが道ばたにはこでまりの花や名前も知らない草々がゆらゆら揺れているばかりだこういう秘めやかな時間もいいもんだだれもが知っていてだれもが気づいていない眺めっていうのもいいもんだと、ぼくはちょっ
2024年3月15日(金)15時開演成城ホール小倉百人一首うたくらぶ主催百人一首の歌だけでなく、他の和歌、詩歌にも曲をつけていらっしゃる作曲家の伊能美智子先生がピアノの伴奏をお弾きになって、このグループの方が歌われるという形のコンサートでした。伊能先生が、少しお話をなさって、歌の方が出てきて、その歌を朗唱?されてから曲が始まって歌われるという形でした。和歌は決められた字数の中にどれだけ心情を込められるか、はたまた情景を歌っていても心情に通じるものがあるわけです。そ
静寂の春の夜に、月は輝き桜の花びらに、月光は宿る池に映る月影は揺らめき新緑の杜に、月は満ちる冬は去り、重たい闇を払い去り春の訪れを柔らかく告げてくれる世界が蘇るこの時月はいちばん優しく微笑むだろう夜毎に形を変える月の華と永遠に移ろいゆく月の恵みでThemoonshinesbrightonasilentspringnight,Moonlightdwellsonthepetalsofcher
そうだったのか!現代史池上彰お隣のサンシュの花が咲きました牡丹の芽も勢いよく肥料やったかなうら覚え?池上彰そうだったのか!現代史私の若かりし頃の世界上っ面の見出しだけでした第二次世界大戦後のお話湾岸戦争冷戦ドイツスターリン批判中国台湾朝鮮戦争イスラエルキューバー危機文化大革命ベトナム戦争ポルポトソ連ベルリンの壁天安門広場お金が商品石油が
月明かりに照らされた道をひとり歩む私がいる影ひとつ伴侶となり夜風に揺れる枝の影揺らめく水面の影私に付きまとう私自身の影時に恐れられ時に慰められ影が私に問うてくる本当の自分とは何か涙を流しているのは私の影かThereIam,walkingaloneOnapathilluminatedbymoonlightWithonlymyshadowascompanyTheswayingshadows
2021/08/12リクエストの詩(改訂版)抜けるような青藍の空が広がりアラバスターの雲が浮かぶ朝日が微笑むと爽籟が音を奏で心地良く頬をかすめていく玄関に腰を下ろした僕は今朝の空と同じBluewashskyの真新しいスニーカーに足を入れつま先を立て軽く地面を蹴る朝の空気を思いっきり吸い込むと陽射しの下に飛び出した新しい今日の色を塗り始める光を浴びて僕の夢が疾走りだす
全てはわからなかった未知の上に歩む過去の声も届かない今を考えるわたしはあなた方と同じ新しい道を前にしてます歩くしかないだものとても心細いものだよたけとやかて優しく風がよぎるのだ少しだけでも温もりがあるといいんだよね
無思慮に漂う影は心の闇に迷い込むひとり歩く道は暗くて途方に暮れている迷い込んだ人生の迷路見えぬ出口は遥か彼方果てしなく孤独な旅が続く頬をつたう涙に心は痛みに満たされる虚しさに溢れた夜光の射す明日はあるのか希望を求め歩き疲れてもそれでも彷徨いつづける哀しき旅WanderingshadowswithoutthoughtStrayintothedarknessoftheheartThesoli
夜空に浮かぶ星たちはいつもと変わらずに輝いているけれど心はどこか遠くへと君との別れを感じている同じ空の下で君を想う気持ちは遥か彼方へと消えていくよういつかまた会えるその日までこの胸に刻み込んでおく星が紡いでゆく古い物語を時の流れを止められずに切ない想いを胸に抱いて夜空を見上げてみる遠く離れた場所で君も同じ空を見上げているかな二人の想いが重なるように心を寄せているいつかまた、同じ夜空の下を二人で歩んだ場所へ帰ろう別れの涙も乾いた頃に笑顔
路地裏の色を変えてゆく雨のその音が心を打つ痛みに変わる孤独が夜は心を濡らしていき静かな空間に、ただひとり過ぎ去る日々を数えている窓辺にそっと滲む灰色の景色寂しく、哀しく、繰り返す雨音は胸に響く別れの予感優しい言葉を交わした日々はもう戻らないのだと気づく路地裏の色を変えてゆく雨のその悲しみが心を染めていく静かな夜にただひとり過ぎ去る日々を想いながら孤独な影は、今日も揺れているTheraintransforms
耳をふさいで、世界を遮断して静かな闇の中に包まれていく心の奥底で、さらに悲しみが疼く過ぎ去りし、追憶の影は重く胸を締め付けるように押し寄せる独りぼっちの夜に溶けてゆき涙を拭う手は、氷のように冷たいどうしてこんなにも、そして何度も切なさは溢れ出すのだろう時を重ねても、消えない痛みが鼓動のように、心を引き裂く耳をふさいで、全ての叫びを消しても胸の奥底で、今も静かに響き渡る失ったものへの想いの大きさが聞こえない、叫びとなって悲しみは消えず、静かに胸に棲
StefanGeorge(1868~1933)『清岡卓行「思い出してはいけない」(詩集『日常』昭和37年より)』清岡卓行(1922~2006)思い出してはいけない清岡卓行ぼくはどうにも自分の名前が思い出せないのだった。そんなに遠い夢の中の廃墟。そのほとりには傷つ…ameblo.jp(うっとうしい夕べ、しらじらしい朝)シュテファン・ゲオルゲうっとうしい夕べ、しらじらしい朝、それらは彼女のものがなしい旅の永遠の伴侶だ、涙と苦痛のうちにしのびやかにそれらは彼女の軌道をさだめ
朝陽、温やかに降り注ぐ陽だまりの道足元には溶けゆく雪が残りやがて、歩いた足跡も静かに消えてゆく残る雪は冷たい白さ、きらきらと過ぎし日の思い出を断片的に映し出すかつて二人で歩いた桜並木がそして、舞い散る花びらが青空の下で交わした笑顔を思い出す今独り、見上げる空は高く雲間から差し込む光は優しくも心は冬の寒さを拭えない春は確かに近づいているしかし、心はまだ冬に囚われ名残雪のように消えない想いを春風に乗せて、そっと空へ届けようきっといつかまた、会える
虚飾の花を咲かせては欺瞞の風に揺れている真実の自分は何処にあるかと空虚な夢を抱いてしまう塗り固めた嘘の中で踊れども本当の光は見えては来ない迷い込んだ迷路の中でも心が偽りを求め続けるのか虚構に塗り固めた世界で今日も主人公を演じて踊っている誰もが皆、可哀そうな道化師だと知っているのにBlossomingfakeflowersSwayinginthewindsofdeceptionWheredoesthet
闇に包まれた孤独の中で過ぎゆく日々に何かを求め失われた夢は風に消えた心の奥底は本当は傷だらけだけど生きる、生きて強さを知るEnvelopedinthedarknessofsolitude,Searchingforsomethinginthepassingdays,Lostdreamsfadeawayinthewind.Deepinside,myheartiscoveredinscars,ButIliveon,
2019年1月19日記事連続ドラマW・・・やはり今どきのドラマ一連とは、一線を画します。2021年3月20日再掲鈴木京香様、しっかりお身体治されて・・・と思いつつ、ご不在が寂しいです。日本現代詩の世界ときた・・・ねじめ正一原作、渡邊孝好監督作品、日本、257分豊川悦司様、鈴木京香様、松重豊様、田口トモロヲ様、富田靖子様、リリィ様、村川絵梨様、川島海荷様、前田亜季様他冒頭、田村隆一様(アガサ・クリスティー様の翻訳でお世話になります。作
清岡卓行(1922~2006)思い出してはいけない清岡卓行ぼくはどうにも自分の名前が思い出せないのだった。そんなに遠い夢の中の廃墟。そのほとりには傷ついた動物の形をした森がありぼくは日かげを求めて坐りきみは日なたを好んで坐った。きみを見たときから始まったぼくの孤独に世界ははげしく破片ばかりを投げ込もうとしていた。そのときふと吹き抜けて行った競馬場の砂のように埃っぽく見知らぬ犯罪のように生臭い季節はずれの夢。それともそれは秋であったか?風に運ばれ
いつの間にか、闇に溶け込み消えていた迷子のままに、心は深くさまよい続けかすかな光も見えない迷路の中でただ、ひとり、途方に暮れている過去の自分を目を凝らし探してみても影の中でうすら笑う、自分が見える幾星霜を流離い続け歩いてもいまだ、見つからぬその答え失われし私は、あてもなく歩き続けどこへ向かえば良いのだろうか虚無の影が、苦悩する私を嘲笑っているBeforeIknewit,Ihadmeltedintoth
今月は体調不良で課題提出できませんでした。少しずつでも創作活動を再開しようと、まずは書道から再開しました。とりあえず、書く!で、現代詩も書く。このよくあるスタイルの書体はマスターしたい。いつの日か、一見するとメッセージ性を感じるような見た目の作品だけど、書いてる文章がド下ネタという技術を無駄使いしたクソみたいな作品を作りたい。まあ、それは冗談として、本当に難しいのですよ。現代詩を始めてみて、私が感じる悩みとしては、文字を省略すると字として読めなくなるという悩みがある。例えば…【遠】の
現代詩を読む会(6)①シュルレアリスムの詩②和合亮一『suchandsuch』を読む詩を読む会を続けています。6回目も、2本立てです。①シュルレアリスムの詩、②和合亮一『suchandsuch』(思潮社、2023)。①では、ヨーロッパのシュルレアリスム運動に並走した山中散生(上写真、『山中散生詩集火串戯』1935年の復刻版)、瀧口修造を中心に、日本のシュルレアリスム詩を紹介します。②は、「オートマティズムの限界を超え、幾層もの次元をしなやかに飛翔する、言語の新世界」と称
「あなたの光」目を閉じると光に満ちた世界が見えたすべての人がゆるしあい愛しあう世界が僕は泣きながら空を見上げたすべての命を慈しみ見守っているあの空を生きることが悲しくても生きることがつらくてもどこまでも祈りつづけるあなたの光がすべてに満ちるように光に抱かれて僕らは優しい夢を見るすべての人が認めあい癒しあう夢を僕は泣きながら夢から目覚めたたとえ世界は過酷でもあの光を見つめている生きることが苦しくても生きることが怖く
枯れた花が語る言葉は深い静寂に包まれた虚無に沈んだ空間で消えゆく夢を悼んでいた枝に残るのは寂しい影風に揺られてもただ哀しみだけが心にしみる夜の闇に包まれた枯れた花びらは涙を流し過ぎ去った日々を面影と共に思い返す誰もがその名を忘れ去ったその可憐な花の名前を独り、記憶から消えぬようこの胸に刻み続ける哀しみの花よわたしが君のことを覚えていようそして、この詩の中で永遠に咲き続けるだろうDriedpetals
サンダルウッドの芳しき月が今宵も闇に吊り下げられるそれを窓辺に引き寄せカーテンをそっと開くとベッドの足元に枕を積み重ねた身体を預け、向きを少し変え薄紫色の月をじっと見つめる僕やがて目を閉じると甘い香りが全身を包み込み忘れかけていた夢が蘇り心の奥底で静かに光り出すそれでも僕の傷ついた魂は完全には消えておらず剥がれ落ちバラバラになった壊れた翼の羽根を集め蜜蝋で繋ぎ合わせ君の街へと飛ぶことを夢見ている到底遠くまでは飛べない壊れた翼は陽を背にすれば
願いは星空の果てに消え冷たい夜の闇に埋もれる心の奥底に沈む悲しみと孤独が静かに私を包み込む悲しみの波が押し寄せては私を呑み込みながら引いてゆく失った日の記憶を背負い深く刻まれた荒れた道を歩む果てしない旅の終わりには真の夜明けが待っているのか昨日の悲しみを超えて新たな明日を創り出す星空の彼方、希望の光微かに灯るその光を目指し迷いながらも歩き続けるWishesdisappearattheendofthes
僕は詩は感動できるかどうかだと思う。ならば現代詩の多くは除外される。自分だけしかわからない詩、単なる言葉遊びの詩はいらないということになる。くだらない詩をつまらなく書いて喜んでいる人が詩を衰退させる。詩人はますます食えなくなる。自業自得だな。詩は誰でも読み感動できるものでなければならない。わからない人が多いんだよね。
[詩]夢幻のしづく時雨に照らされて儚く笑ひその一瞬の輝きが静かな哀しみを纏う雨の音は遠い記憶を呼び覚ます旋律百合の花びらに触れるしづく刹那の慰めを語りかけ雨上がりの世界に静かに息づく時雨に照らされて儚く笑うその一瞬の輝きが静かな哀しみを纏う雨の音は遠い記憶を呼び覚ます旋律百合の花びらに触れるしづく刹那の慰めを語りかけ深く残る余韻雨上がりの世界に静かに息づく散歩中、季節外れのテッポウユリを見かけて詩を編みました季節外れの花を、徒花アダハナ
夜空に浮かぶ蒼白い月が今夜は哀しみを運んでくる静かな時雨がさらさらと光を纏いながら心に降り注ぐ遠い昔の日々を思い出すときあなたの笑顔が月明かりに浮かびそして、闇の中に消えてゆくあの日々が今は遥か、そして遠い月の光に照らされても、物悲しく胸には悲しみと後悔が広がりあなたがいなくなった世界はどこか寂しく、どこか哀しいあなたを思う祈りと共に月時雨の夜に想いを馳せるあの日の別れがまるで昨日のことのようにやがては月が隠れ、時雨も止み静寂と寂しさが部
2023年12月17日(日)に開催した「第12回エルスール財団新人賞」授賞式の写真が出来ましたので、ご紹介させてください。撮影は大森有起さんです。(本当はもっと早く出来上がっていましたが、私がスペイン/フランス旅行に行っていたのと、怪我のため少々動きが鈍く、たいへん遅くなってしまいました。すみません!)下記は当日式次第。「第12回エルスール財団新人賞」授賞式日時:2023年12月17日(日)18:00会場:羽根木「エルスール財団記念館~詩とダンスのミュージアム~」●
願わくば、春の柔らかな風よ僕の悲しみを運んでおくれ心の奥に秘めたる哀しみを花々の便りに、そっと囁かせて春の陽光が差し込むその時深い闇に包まれた僕の心に春の哀愁を呼び起こして涙を連れ去ってくれないか散る花々の美しさを見つめながら春のさざめきに耳を傾ける遠い過去の思い出が蘇り寂しさに胸を打たれる春愁の中に僕の心が溺れ悲しみの海に深く沈む春の優しさも苦しみに変わり心はただ悲しみに打ちひしがれるIf
天の蒼さに悲しみが溶け込み星々の光が涙を包み込むその輝きは淡く、ただ闇に彷徨う葉が擦れ合う音が乾いたため息のように聞こえ夜鶯の哀愁漂う鳴声は切なさを歌っているよう陽が昇り、夜を切り裂いていきやがて、闇を照らし始めるだろうしかし、その光さえもこの悲しみを消し去ることはない天に広がる無限の空にむかう雲の切れ間から、一条の光が差し込み悲しみの影を照らしその輝きが心を満たすまでSorrowmeltsin