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「彦山権現誓劔杉坂墓所・毛谷村」毛谷村六助(片岡仁左衛門)お園(片岡孝太郎)一味斎孫弥三松(中村秀之介)家人佐五平(片岡松之助)杣斧右衛門(中村歌昇)微塵弾正実は京極内匠(中村歌六)お幸(中村東蔵)他仁左様の優しくたくましい六助が好きだ。杉坂墓所や、お幸の最初の登場も上演してくれるので話の流れがわかりやすいし、仁左様の義太夫の原作を大切にしている気持ちが伝わってくる。この芝居を見ていると、それぞれに孤独に耐えていた人々が出会い、新しい結びつきをつくってゆく様子に励まされる。
松竹の情報誌『ほうおう』6月号届きました。五月、六月はなんといっても菊之助さん改め八代目菊五郎さんと息子さんの丑之助さん改め六代目菊之助さんの襲名披露ですね。華やかな演目が目白押しで楽しみです。五月團菊祭、もうすぐです。昼の部、チケット買いました。わたしのお目当ては、『京鹿子娘三人道成寺』・・・!白拍子花子は、なんと、なんと、八代目菊五郎さん、六代目菊之助さん親子と坂東玉三郎さまで踊られるというのだから、もう、今
日本映画…!もう何年も見に行った事がありません!興味を惹かれる作品も、役者さんもおらず!何でもネットで見られる時代になったせいか!「わざわざ足を運び、時間を割き、お金を払う価値があるのか?」そんな風に思うと、より足が向きませんでした!しかしながら、映画「国宝」は違います!おおまかなあらすじは知っており!「これを、映画化したの?」驚きの方が大きかったです!歌舞伎の世界の話です。簡単にあらすじを言うと!極道の息子、吉沢亮が才能を見出され、稀代の女形に成長する50年の人
大河ドラマ「太平記」足利尊氏(真田広之)が主人公執権北条氏(片岡鶴太郎)楠木正成(武田鉄矢)新田義貞(根津甚八)後醍醐天皇(現片岡仁左衛門)そして弟直義(髙嶋政伸)や落胤直冬(筒井道隆)との争い猿楽一座との出会い(宮沢りえ・樋口可南子・柳葉敏郎)などを描いていますオープニングでの馬が走る姿大きな滝が印象的です
予定していた観劇日が休演になり、千穐楽に取り直しました。おかげで予定より良いお席での見物となりました。「彦山権現誓助剱」仁左衛門さんは、悪〜い人の役もと〜っても悪いのだけれど、良い人の役もと〜っても良い人です。喜劇的な場面もあり、面白く心温まる良いお話しです。「春興鏡獅子」右近さん、期待どおり結構でした。胡蝶の二人も甲乙つけがたくお上手でした。長唄も盛り上がり、心も盛り上がります。また舞のお稽古をしたくなりました。「無筆の出世」これまた、良い人ばかりが出てくる良いお話しです。
昨日は歌舞伎座四月公演の千穐楽。夜の部を観てきました。「本日千穐楽」の幟がいつにも増して晴れやか。ご存じの方もいらっしゃるでしょうが、歌舞伎座は、客席の椅子に不具合が発生したため、14日夜の部から17日夜の部まで、公演の一時中止を余儀なくされました。実は私も、夜の部は17日に行く予定だったので、このニュースにはびっくり。あわてて千穐楽のチケットを取り直したのでした。都内在住で、スケジュールも空いていたのでそんなことも出
4月の歌舞伎座は松竹創業百三十周年で古典、新作、舞踊とバラエティ豊富私は夜の部を鑑賞彦山権現誓助剣城“毛谷村”の段が有名な演目仁左衛門丈が田舎育ちの純真な剣の達人を演じ拍手喝采親孝行で誰にでも優しく年老いた母のためと懇願されワザと試合に負けて相手の仕官を叶えるがそれは剣の師匠の仇母と言っていた老婆は村の仲間の母親で騙し終えた後斬り殺すという惨忍な極悪人孝太郎丈演じる剣の師匠の娘(許嫁)とその母、幼い甥とも巡り会い仇討ちを決意するまでの心情の変化が柔らかい表情から
✨観劇記録✨・四月大歌舞伎、初旬に夜の部まさか休演、というか閉場になるとは思わず、観られてラッキーでした✨仁左衛門さまの毛谷村六助、新作の無筆の出世、どちらも善人が善人であり続けることの素晴らしさに感じ入る時間♡尾上ケンケン右近さんの鏡獅子、若々しくて潑剌として、隅々までみなぎってる。演者の方、奏者の方、舞台に関わる方々皆さんがワンチームで、右近愛してるぜ!が伝わってきて、なんかウルっときました🥺鏡獅子なのでわたしは牡丹の帯、友人はシーサー(獅子)の帯を締めていたのですが、鏡獅
シネマ歌舞伎「ぢいさんばあさん」仁左衛門さんと玉さま。ラブラブすぎてもう。笑。中村勘三郎さん(先代の中村勘九郎さん)が出てらしてうれしかったです。嫌な奴の役だったんですが、いやそれでも愛嬌があってね。優しい役者さんだったなぁって、しみじみ思いました。愛がすべてさ。ぢいさんばあさん|シネマ歌舞伎松竹|あの名舞台をお近くの映画館で仁左衛門、玉三郎ほか豪華キャストで贈る森鷗外原作・宇野信夫作の名舞台原作:森鷗外作・演出:宇野信夫「高瀬舟」「山椒大夫」等で知られる
東京での仕事の前に、土曜日の夜の部から、歌舞伎座での四月大歌舞伎に行ってきました。ゆっくり感想をまとめようと思っていたら、なんと月曜日の夜から、客席椅子の不具合で休場とは。こんなことがあるのかと思いつつ、まずは、夜の部の「彦山権現誓助剣」から、杉坂墓所と毛谷村です。正月の国立劇場では、菊之助が独特の間合いで、時蔵や吉弥の演技を引き立てていました。今回は、仁左衛門と幸四郎のダブルキャスト。演じる人物に惚れこみ、枠にはまらずに役になり切る仁左衛門。台詞を大切にドラマの面白
本日14日の夜の部から17日夜の部まで歌舞伎座休演とyahoo!ニュースで流れてきた18日は元々休演日なので4日半休みって休演の理由は「椅子の点検」だそうだけれどそれでそんなに掛かる⁉️他に理由が?と疑念…「歌舞伎座休演〜yahoo!ニュース」歌舞伎座「四月大歌舞伎」公演の一時中止、休演を発表客席の椅子に不具合「深くお詫び」(スポニチアネックス)-Yahoo!ニュース松竹は14日、歌舞伎座で上演中の「四月大歌舞伎」で客席の椅子に不具合が発生したため、公演を一時中止することを発
加齢なる一族、三月大歌舞伎夜の部の感想を書いてない事に気がついたので…。これは、私の備忘録です(^。^)五段目、六段目、俄かに雨が降ってきた山崎街道。おかるの実家に身を寄せ、狩人となっていた勘平(中村勘九郎)が朋輩の千崎弥五郎(坂東巳之助)に遭遇し、仇討ちに加わるための金の工面を約束します。一方、おかる(中村七之助)が勘平に内緒で祇園町へ身を売って拵えた50両の金を持つ父の与市兵衛が斧定九郎(中村隼人)に襲われて…。一夜明けた与市兵衛の家には、おかるを迎えに来た一文字屋
幕間の緞帳みたらし団子美味しかった。夜の部の歌舞伎看板一、彦山権現誓助剱毛谷村六助片岡仁左衛門・松本幸四郎(Wキャスト)本日奇数日なので六助は仁左衛門さんでした。二、春興鏡獅子小姓弥生・獅子の精尾上右近以前国立劇場のロビーに飾ってあった等身大の作品が大好きで何時も眺めてました。今は二階の奥の方にショーケースに入った人形が飾ってあります。モデルは六代目尾上菊五郎です。三、新作歌舞伎「無筆の出世」講談神田松鯉尾上松緑市川中車中村雁治郎坂東亀蔵
こんにちは朝からしとしと雨です少し温度も下がっつてますすっかり桜も満開を過ぎ今日の雨で散るさくらも多いのでしょう3月は少し忙しかった合間に時間が取れたので久しぶりに歌舞伎鑑賞夜の部までの時間を大好きな美術鑑賞ここも久しぶりの『根津美術館』前日にネット予約して行きましたスマホがないと不便な時代スマホ紛失したらどうなるんでしょうか・・・久しぶりの茶の美術品の鑑賞美術鑑賞の後は地下鉄移動でスイスイ行ける所あまり行ってない所・・・皇居周辺散策
歌舞伎座夜の部彦山権現誓助剣杉坂墓所・毛谷村仁左衛門=六助の日でした型のちがいなど見比べの機会ですがおすけは現在力尽きておりますれば無力でゴザイマスデスネ時代劇テレビドラマはこの作品がDNAに組み込まれてるんじゃないかって感じがしますがどうなのか秀之介さんが羨ましくなるやつです松之助さんかわいいし仁左衛門さんに抱きしめられたいお膝枕したいひゃっほうです孝太郎さんが漲ってます東蔵さんが色っぽつよめに感じました歌昇とーちゃんもいるぜお父さん大好きな孝太郎さんが大好きで
昨日の今日で観たので、改めて言う事もなく。幸四郎の回で、片岡仁左衛門との違い、、は当然ある。六助のいい人具合は仁左さまの方が強い。高麗屋は田舎者の朴訥さと力強さが濃かった。そう、吉右衛門を良く意識していた。敢えてそれを前面に出していたと思う。この芝居、悪人も面白い。京極内匠はセコい。あの手この手で六助たちを襲撃する。現代では息子を偽って金を取るが、ここでは逆。つんぼの婆さんを使った孝行詐欺は見事だと思う。というより、親孝行ってだけであんなことを請け負う
日本橋でお花見のあとはこっちもある意味「お花見」花形役者を見て目の保養です開演前に寿月堂さんでお茶をいただきました。庭の見えるいい席!出てきたお菓子が牡丹の花!今回の演目「鏡獅子」に縁のあるお花です意識して出してるのかしら・・・これは嬉しかったですさて今回は幕見席での観劇。実は現在の建物に建て替わってから初めて行ってみました。以前はヒーコラ階段で4階まで上がらないといけなかったのですが今はすっとエレベーターで。今回のお目当ては鏡獅子でしたが
昨日の今日で同じものを観た。なので、殆どネタが無い。今、何も思いつかない。部屋に戻って一息つこう。そして、昼夜の芝居を思い返そう。それらはまた後日に述べたい。✨️✨️✨️しかし、今回は貴重な体験をした。舞台はナマ物。役者、スタッフ、そして観客。生き物が織りなす空間なのだと実感した。ほんに些細なハプニングの連続だった。上手い、マズイ。面白い、つまらない。それらを含めて。芸術活動は、生命活動なのだった。
こんにちは雨の日曜日。今日は、作り置きやお掃除、最寄駅近くで買い物程度、のんびり過ごす予定です。さて。昨日は銀座の老舗喫茶店を巡ったのちは↓『歌舞伎座で観劇前に喫茶店巡り。東銀座「Flordecafe樹の花」』こんばんは今日は、歌舞伎座にて尾上右近くんの鏡獅子を観てきました❗いやーキラキラ若々しい獅子。素晴らしかった観劇レポはまた別記事にてね。さて。銀座有楽町。この…ameblo.jp『歌舞伎座で観劇前に喫茶店巡り。銀座「カフェーパウリスタ」』おはようございます昨日の記事の
チケット購入時、夜の部がW出演というのを失念していた。追加購入する際、ちょいと思った。幕見にすれば?でも、ケンケンの「春興鏡獅子」もリピートしたい。ならば、魔ゾーンにするか?3階B席の最後列はどうだ?つまりALL幕見気分。天空間近の見晴らしの良さ。これは当たりだった!個人的にはA席は前列が、B席は最後列が良い。毛谷村、面白い。出てくる連中、皆、楽しい。この芝居を正月に通しで観ておいて、本当に良かった。筋が分かると尚の事楽しい。
あっという間に4月…。慌てて、三月大歌舞伎の感想を!四段目、扇ヶ谷の塩冶館。殿中で刃傷に及んだ判官(中村勘九郎)は、上使の石堂右馬之丞と薬師寺次郎左衛門から切腹を言い渡されます。師直を討てなかった無念の思いを、忠臣の大星由良之助(片岡仁左衛門)に直接伝えたいと願う判官が由良之助の嫡男・力弥(中村莟玉)に由良之助の到来を問いかけますが…。判官と由良助が会えた瞬間、二人に流れる深い信頼関係が透けて見えました。お父様の勘三郎さんと仁左衛門さんは仲良しで、その息子
鳴神不動北山桜ぶっかえり引き抜き共にぶっかえりは見所。管理人は片岡我當、上村吉弥の歌舞伎鑑賞教室の上演を一般席で観劇。写真は市川海老蔵。劇中人物の僧侶の破壊ぶりで、人格の変容を表しています。詳しくは、お調べください。転載構成管理人
23日■歌舞伎座■「仮名手本忠臣蔵Bプロ」三月大歌舞伎尾上菊之助の判官、中村芝翫の師直、尾上松緑の由良之助。前の二人は王道。紀尾井町は発表当初は少しく意外に思えたが、予想通りの神妙な芝居だった。これも講談歌舞伎の賜物かしら。間接的には、伯山、松鯉の両先生のお陰なのだろう。歌舞伎も講談も、泉岳寺に脚を向けて眠れない。関係ないけど、来月のポスターはダサい。これってわざとやっている?つまりネタ?本気になっている私が野暮なのね。(歌舞伎美人)
通し狂言仮名手本忠臣蔵過去の記憶平成10年歌舞伎座五段目定九郎橋之助六段目勘平菊五郎七段目由良之助幸四郎討入竹森喜多八辰之助服部逸郎菊五郎平成11年松竹座鴈治郎驚異の体力!高師直、勘平切腹、遊女お軽、戸無瀬大序顔世御前秀太郎四段目判官梅玉由良之助仁左衛門力弥愛之助六段目お才秀太郎七段目九太夫芦燕九段目小浪孝太郎討入平八郎彌十郎竹森喜多八愛之助高師直青虎昼の部Aプロのみ夜の部AB両方菊五郎や梅玉が完全に脇に回り、世代交代を感じさせた。松緑師直、セクハ
今回は久しぶりに南座の筋書を紹介したいと思います。大正11年3月南座演目:一、都歌舞伎二、船弁慶三、玉藻前曦袂四、与話情浮名横櫛五、供奴前回の南座の筋書『大正10年12月南座幸四郎と宗十郎の二人道成寺』今回は久しぶりに南座の筋書を紹介したいと思います。大正10年12月南座演目:昼の部一、姫競双葉絵草子二、敵討襤褸錦三、薪荷雪間の市川四、絵本太功記夜の…ameblo.jp前に紹介した2月の新富座公演終了後、帝国劇場の市村座引越公演対策の為に新富座を吉右衛門一
歌舞伎座での「仮名手本忠臣蔵」は、役者それぞれの味が楽しめました。大序から十一段目までの長丁場。年末には、同じ座組での「九段目」に期待したいところ。色々なお土産がうれしい。四月の案内です。仁左衛門の毛谷村六助とは、わくわくします。松緑と染五郎の新作歌舞伎、幸四郎の黒手組、右近の春興鏡獅子とは、揃いましたね。5月の團菊祭から、いよいよ八代目菊五郎と、六代目菊之助の襲名披露。そのあとも、大阪松竹座、御園座、暮れの南座と続いていきます。
3月27日、歌舞伎座の三月大歌舞伎が千穐楽を迎えた。この月の演目は通し狂言仮名手本忠臣蔵私も、全部ではないが、観た。<以上の写真は2025年3月東京都中央区にて撮影>ここでは、四段目(塩冶判官(浅野内匠頭)切腹の場ほか)を観たことだけを告白しておく。なぜ四段目を観たか。それは中村莟玉なかむらかんぎょくが出ていたからだ。役は大星力弥実在では大石主税。大石内蔵助の嫡子、つまり、エネルギー溢れる若者、イケメン、格好いい!一昨年の南座でこの役者に初めて出会って
今宵はBプロ最終。五段目中村隼人の麗しい殺人鬼、斧定九郎も見納め。爺殺しをタップリと味わう。鮮血も五十両の禍々しさも、しっかり脳裏に焼き付けた。坂東巳之助のインパクト、中村勘九郎の猟師姿も同じく。六段目梅花さんのおっかさん。正月の成田屋忠臣蔵以来、幾度も拝見した。最後の最後も泣かされた。松之助の女衒にも楽しませていただいた。彼の芸を継ぐ方はいらっしゃるのかしら?上方の役者に期待したい。品を知りつつ、泥臭い芝居を出せるような。
先に夜の部に見参通しなのに逆になったのはチケット購入が出遅れたから昼はAプロ夜はBプロが人気でアンダンテも御多分に洩れずだったもので本日千穐楽に昼の部へいつもと違う席だったけれど舞台がよく見渡せ満足でした〈大序・三段目〉高師直=尾上松緑塩冶判官=中村勘九郎桃井若狭之助=尾上松也顔世御前=片岡孝太郎今月は通し狂言なので開演前から人形が配役紹介の口上あり幕開けは「とざいとーざい」との掛け声から幕を開ける役者はうなだれ魂の入らぬ人形姿で登場徐々に生
七段目尾上松也の平右衛門、デカい!ねいねいねいって屈んでもデカい!足軽とも武将とも違う。。ゴーレムみたい。これなら師直に勝てそう。とは言え、中村七之助のおかるちゃんと絡みには泣けた。彼と言い、坂東巳之助といい、新鮮な平右衛門を楽しむことができた。七之助さんがとにかく可愛くて参った。平右衛門兄ちゃんにもあんな顔するんだから。勘平はさぞかし楽しかっただろうね。。。片岡仁左衛門の由良之助は、巨躯の足軽もサラッと御してしまう。ここは大貫禄