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作品概要監督・脚本は深田晃司。平田オリザの戯曲「東京ノート」に着想を得たオリジナル脚本で、企画から完成まで9年かかった。舞台は岡山県奈義町をモデルにした架空の町「ナギ」。ロケは奈義町で行われた。出演は松たか子(彫刻家・寄子)、石橋静河(建築家・友梨)、松山ケンイチ(役場職員・好浩)。中学生の春樹(川口和空)と圭太(藤原聖)、亡き妻・早苗(藤間爽子)も重要な役どころ。2026年・第79回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された。撮影は四宮秀俊、録音は益子宏明。レビュー全体の
深田晃司監督は、濱口竜介監督や是枝裕和監督と並び、今、世界が注目する監督である。もともと映画を学び、劇団青年団に所属するという異色の映画監督だ。以前彼のワークショップオーディションを受けたことがあり、その後別のところで少しだけ話をしたことがある。その時は「ほとりの朔子」がナント三大陸映画祭グランプリを獲得した直後であった。彼は終始穏やかで、映画作りも昔の映画監督とは違う、独自の路線を築いている。「ナギダイアリー」青年団の平田オリザさんの「東京ノート」から着想を得た作品。正直、内容を
ナギダイアリー第79回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選ばれたドラマです。自然に囲まれた町に暮らす彫刻家の女性と、彼女の弟の元妻が数日間を共に過ごす中で生じる揺らぎを見つめていく。深田晃司監督らしい、人間の心のヒダヒダを繊細に描いた作品です。人生いろいろです。薔薇色人生の人なんて、多分いません。どんなに金持ちでも、どんなに権力を持っていても、その人が幸せとは限らない。あっ、すみません、いきなり変な極論を申してしまいました。人それぞ
始まったばかりの朝ドラ「ブラッサム」のコンビが出演する作品だ。「ブラッサム」では松たか子は作家となった葉野珠の秘書、そして石橋静河は主役の葉野珠である。この作品では松たか子が主役で、石橋静河は準主役と言う役どころだ。設計士の友梨(石橋静河)は、寄子(松たか子)の住むナギに来ていた。ナギは鄙びた田舎町で、寄子はここで酪農をしながら彫刻家として活動している。友梨は寄子のモデルとなるために、仕事を休んでナギを訪れていた。バスを降りると一人の少年が友梨に声を掛けてきた。友梨は昨年の
自分の中では、深田晃司は「静かな表面の中にある家族・共同体・制度の歪みをじわっと炙り出すことがうまい監督」というイメージ。その内面のほころびが透けて見える時にざわつくものを感じさせる、そうした作風が彼の作家性だと思っている。そして、通常の映画では、登場人物に共感できるからこそその映画を好ましく感じるという心理が働くものだが、深田監督作品では登場人物と距離を感じながらも物語に引き込まれるということがこれまでだった。『淵に立つ』(2016)、『よこがお』(2019)、『本気のしるし』(2020
『ナギダイアリー』(上映中~10.23:ほとり座)公式サイト:https://starsands.com/nagidiary岡山県北東部、鳥取県との県境に実在する奈義町をモデルにした「ナギ」という土地に暮らす彫刻家の寄子を訪ねてきたのは、寄子の弟の元妻で、東京や台湾で建築家をしている友梨でした。その滞在中の令和7年3月の1週間ほどの出来事が描かれています。第39回岸田國士戯曲賞の平田オリザさんの「東京ノート」に着想を得て、『恋愛裁判』の」深田晃司監督がオリジナル脚本で撮りまし
ナギダイアリーを観た。主要がミスキャストと感じる。腕っぷし(体格ではなく)が強いはずのキャラクター、木彫家が松たか子では"か弱"すぎる。そして何度も言うが、酪農は彫刻の片手間(しかも1人)で出来るほど、甘くない。山田洋次の映画見てないのか?主演石橋静河は身体細々で手足長く、憧れのマドンナ的女優でない。松山ケンイチは、みんなが田舎暮らしを知っているからネ。四宮秀俊(敵)のカメラは人物を撮るのか異常に下手だ。それに対し、日めくりカレンダーはしつこく丁寧に々に撮っている。風景や建築物も悪くない。ただ人
1.奈義町と自衛隊―「日常に溶け込んだ違和感」深田監督は、岡山県奈義町という土地を描く上で自衛隊の存在を避けなかった理由を、「自衛隊があるのは奈義町の日常」であり「日本に住んでいれば当然みんな自衛隊と関係する」という認識に基づくと説明。象徴的なのは"音"の描写で、大砲の訓練音が日常的に鳴りながらも住民がそれに慣れきっている光景に強い印象を受けたという。セクシュアルマイノリティの主人公と自衛隊員の共存という組み合わせは、保守・リベラル双方から反発を招きかねない設計だが、それこそが「複
僕はストーリーのある映画が好き。だからこの映画は、見終わって少しもやっとした感じが残った。自然豊かな町“ナギ”(架空の町と言いつつ、ほぼ岡山県奈義町)。この地でひとり創作に打ち込む彫刻家の寄子。そこに弟の元妻で、東京や台湾で建築家として活躍する友梨が休暇でやって来た。この“元姉妹”の二人、妙に馬が合い未だに仲が良いのである。ナギでは、特に大きな事件が起きるわけでもなく、日々時間だけが進んで行く。その名の通り、ナギ(凪)のように穏やかな田舎の町。ただ自衛隊が駐屯しており、
ナギダイアリー公式サイトチラシより自然豊かな町「ナギ」。この地でひとり創作に打ち込む彫刻家の寄子のもとに、弟の元妻で建築家の友梨が、休暇をとって東京から訪れる。義理の“元姉妹”である友梨をモデルに彫刻を制作する数日間。若くして妻を亡くした好浩、その息子の春樹と親友の圭太――。異なる場所で生きる寄子と友梨の再会は、穏やかだったナギの日常に小さな揺らぎをもたらしていく。製作:スターサンズ八朔ラボSurvivanceMomoFilmCo.他監督・脚本:深田晃司撮影:四宮秀
先日の記事「映画「ナギダイアリー」を見たよ」の続きというか少し付け足し。ネタバレ含みます。三穂太郎奈義町には中世の時代に実在したと思われる菅原道真の末裔という菅原満佐(三穂大明神)をモデルとした巨人「三穂太郎」伝承があり、柳田国男もふれています。『もののけ姫』のシシ神の夜の姿は「三穂太郎」と同じく巨人で、デイダラボッチがモデルと言われています。『もののけ姫』のたたら製鉄は中国地方が有名ですが、旧美作国勝間郡の奈義町もその舞台。出産時のみるなの禁をおかした夫と赤ちゃん
9月の終盤になってからの劇場鑑賞の日本映画の新作2本ですが、それぞれ鑑賞日も劇場も異なります。1本目の映画『白鳥とコウモリ』は、ベストセラー作家・東野圭吾が罪と罰というテーマを重厚な物語で描いた同名ミステリー小説を映像化。監督は『正欲』『あゝ、荒野』の岸善幸。ミッドランドスクエアシネマ(シニア当日1,400円)。2本目の映画『ナギダイアリー』は、『淵に立つ』『恋愛裁判』などの深田晃司監督が、松たか子を主演に迎えて撮り上げた人間ドラマ。第39回岸田國士戯曲賞を受賞した平田オリザの代表作「東京
自然豊かな岡山県勝田郡奈義町で、創作に打ち込む彫刻家の寄子。彼女は酪農の仕事もしている。そこへ、建築家として仕事をしている友梨が数日間の休暇をとり寄子のもとを訪れる。寄子は別れた夫の姉である。つまり、その家は夫の家でもある。近くには、役場に勤め妻と死別した寄子の幼なじみの好浩がいる。さらに中学生の息子・春樹とその親友・圭太などがいて、寄子の家によくやってくる。そんな人間関係はやがて、穏やかな日常に小さな揺らぎをもたらしていくというのが物語だ。彫刻家の寄子に松たか子。有梨に石橋静河。好浩を松
「ナギダイアリー」を観てきました。ストーリーは、自然豊かな町・ナギで創作に打ち込む彫刻家の寄子。ある日、弟の元妻・友梨が寄子のもとを訪れる。寄子の幼なじみ・好浩、息子の春樹とその親友・圭太などと出会い、小さな揺らぎをもたらしていく。友梨は寄子の彫刻のモデルを務めながら彼女の知られざる喪失に触れ、友梨自身にも変化が起こりはじめる。というお話です。「ナギダイアリー」人の心の中は覗けないけど、表情や目に真実が出てしまっていることってあるよね。自然豊かな町「ナギ」。この地で
仕事終わり🎞️🎞️ハシゴ心身の疲れ吹き飛ぶおもしろさにバキバキになりつつ喰らい過ぎてヘトヘト…ゲイジュツとゴラクのパワー凄い!作品に打ちのめされる歓びな!「我々は宇宙人」喰らいました…大傑作!2026年映画(日本・外国総合)暫定No.1🥇生々しい悔恨と怨念と忘却。その濃度の変化よ!主人公二人の30年はもちろん、母との関係の変化や彼らの“人生の進路“もあーこんな感じなあーって。なんて残酷でなんて美しい!大傑作!でも暫くは観たくない…笑。大傑作です。多かれ少なかれ
「淵に立つ」「恋愛裁判」などの深田晃司監督が第39回岸田國士戯曲賞を受賞した平田オリザの代表作「東京ノート」に着想を得て、深田監督自らオリジナル脚本を執筆した人間ドラマです。自然豊かな町ナギで創作に打ち込む彫刻家の寄子。ある日、東京と台湾で建築家として活躍する友梨が数日間の休暇をとり、別れた夫の姉である寄子のもとへ。若くして妻を亡くした寄子の幼なじみの好浩、息子の春樹とその親友・圭太など、人々との出会いは穏やかな日常に小さな揺らぎをもたらしていき…深田晃司監督の舞台挨拶付きで観ました。監督
第79回カンヌ国際映画祭(2026年)コンペティション部門に日本から3作品が選出されて話題になった竜介監督の『急に具合が悪くなる』→鑑賞済み是枝裕和監督の『箱の中の羊』→鑑賞済みそして深田晃司監督の『ナギダイアリー』日本ではようやく上映(本日公開)のこちらの作品を楽しんだ映画『ナギダイアリー』公式サイト深田晃司監督最新作|2026年9月25日(金)新宿ピカデリー、ユーロスペースほか全国ロードショー|第79回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品starsands.com
#シン・キネマニア共和国#ナギダイアリー#松たか子#石橋静河#松山ケンイチ#深田晃司最近コンスタントに意欲作を発表し続ける深田監督作品の中でも、本作が最も静かで美しく切ない人間ドラマのように思えます。単純に好きです!いつの時代であろうと、どこに住んでいようと、人間関係というものは年の差も戸籍的なものも性別も何もかも越えて、純粋であればあるほど複雑で切なく美しく映えていくものだなあと。『ナギダイアリー』彫刻家女性とその元義理の妹、妻を亡くした男、様々な人間関係https://s
C2ウェブ版に戻る『淵に立つ』『恋愛裁判』の深田晃司監督が、主演に松たか子を迎えて撮り上げたヒューマンドラマ。主演に松たか子、共演に石橋静河、松山ケンイチら実力派キャストを迎えた本作は、第39回岸田國士戯曲賞を受賞した平田オリザの代表作「東京ノート」に着想を得て、カンヌ・ヴェネチアをはじめ世界で高い評価を受ける深田監督自らオリジナル脚本を執筆。同作の精神を受け継ぎながらも「ナギ(岡山県奈義町がモデル)」を舞台に新たな物語を紡ぎ、企画の立ち上げから9年の歳月を経て完成させた意欲作。20
深田晃司映画まつり20182018年6月16日から6月29日まで、東京のシアター・イメージフォーラムにて開催。新作の短編映画を含め、以下の作品などが上映。『ジェファソンの東』(新作短編映画・初公開)『椅子』『淵に立つ』『さようなら』『ほとりの朔子』『歓待1.1』『東京人間喜劇』ほか(中・短編も上映)深田晃司映画監督。1980年生まれ。自宅に1000本の映画ビデオを秘蔵する映画愛好家だったという父の影響もあり幼い頃から多くの名作映画に親しむ。ビクトル・エリセ『ミツバチのさ
監督:深田晃司出演:齊藤京子倉悠貴恋愛禁止ルールを破ったとして訴えられた女性アイドルの姿を通して、日本で独自に発展したアイドル文化と、暗黙の了解とされてきた「アイドルの恋愛禁止」問題に切り込んだ社会派ドラマ。アイドルグループ「ハッピー☆ファンファーレ」のセンター山岡真衣は、中学時代の同級生間山敬と偶然再会し、恋に落ちる。アイドルとしての立場と恋愛との間で葛藤していた真衣だったが、ある事件をきっかけに衝動的に敬の元へ。それから8カ月後、真衣は所属事務所から「恋愛禁止条項」の契約違反で訴
ここ二週ほど、週末は映画館。毎回上映館の口コミをチェックして、トコジラミ出てないかどうか確認してる。最悪刺されたら捨てられる服で行くのがパリのライフハックやで。ジャンさんは服をケチって捨てられへんくてベッド捨てる羽目になるタイプやけどな。常日頃フランスとはあんましソリが合わない私ですけど、映画はまあまあ合う気がする。必ずしもメジャー作品好みでないながら、パリでも観たいものが見つかる。しかし日本語が無いと厳しいので、邦画限定。猥雑な世界に野川由美子のチャーミングさが際立つ河内カルメン
深田晃司監督齊藤京子、倉悠貴、唐田えりか、津田健次郎ほかアイドルグループ「ハッピー☆ファンファーレ」のセンターを務める山岡真衣は、中学時代の同級生・間山敬と再会して恋に落ちる。敬と交際していることに葛藤する真衣だが、ある事件をきっかけに衝動的に敬のもとに駆け寄ってしまう。8か月後、真衣は所属事務所から恋愛禁止条項の契約に違反したとして訴訟を起こされる。ネタバレと感想社会へ問題提起するという意味では意欲的作品ただクオリティが少し残念。2人が恋に落ちる部分が雑でキスしたから何?とまたア
『恋愛裁判』監督深川晃司主演斎藤京子イオンシネマ板橋小川未祐ちゃんが出演しているからセレクトした作品です。正直、贔屓目かも知れませんが、主演の斎藤京子より美味しい役どころだった気がします。最初は金髪のヤンキーキャラかと思いきや、結構まじめで、それでいてギリギリの線で悪さ?もしてる。さて、物語。アイドルと恋愛。これは永遠のテーマではあるのかな。きっと人それぞれに答えがあるんだろう。恋に落ちるとは言うけど、今回の斎藤京子演じる山岡真衣がどうして恋
2022年に書いたシリーズ記事です。エキストラシリーズを複製した記事は、去年9月にいったん終了しましたが、再び複製して再掲載してみます。というのも、いまだに毎週のランキングのどこかにいるのが、このエキストラシリーズ。また皆様に楽しんでいただければと思い再掲載です。昔の記事なので現状とは一部異なる部分があるかもしれませんが、ご容赦のほどを。今回は第4回目の記事のご紹介です。****************************************(以下、2022年12月初出)去
『恋愛裁判』公式サイト1月の後半にミッドランドスクエアシネマで連続鑑賞した作品の一本は、『淵に立つ』『LOVELIFE』の深田晃司監督の新作映画『恋愛裁判』。深田監督が「元アイドルの女性に賠償命令」という新聞記事に着想を得て、構想から10年をかけて完成させたオリジナル作品で、主演をアイドルグループ「日向坂46」元メンバーの齊藤京子が務めているのが話題。劇場はミッドランドスクエアシネマ(シニア当日1,300円)。以下は映画『恋愛裁判』公式サイトに記載の紹介ストーリーです。人
過日、2つの裁判映画を鑑賞。『恋愛裁判』「アイドルの恋愛は許されないのか」的な疑似裁判を描いた話かと思っていたらそうではなく、アイドルをマネジメントする芸能プロダクション及びアイドル業界を告発する様な物語でもなく、1人の女性アイドルの、自身が置かれた環境や状況の中での人間的変化を、1つの現象或いは象徴として描いた…といった物語。故に裁判の場面は意外に尺が短かったりします。劇中、主人公の山岡真衣(演:齊藤京子)の前で大道芸人の間山敬(演:倉悠貴)が見せるパフォーマンスが“大道芸や結婚式場の営
【70点】監督:深田晃司(企画・脚本も。)2025年・第78回カンヌ国際映画祭のカンヌ・プレミア部門、正式出品。(前半)人気上昇中のアイドルグループ「ハッピー☆ファンファーレ」でセンターを務める人気メンバーの山岡真衣(齊藤京子)は、中学時代の同級生・間山敬(倉悠貴)と偶然再会し、意気投合して恋に落ちる。アイドルとしての立場と恋愛との間で葛藤していた真衣だったが、ある事件をきっかけに衝動的に敬のもとへ駆け寄る。(後半)それから8カ月後、真衣は所属事務所から「恋愛禁止条項」の契
恋愛裁判『LOVELIFE』などの深田晃司監督が、実際の裁判に着想を得て描いたドラマです。中学時代の同級生と恋に落ちたアイドルの女性が、恋愛禁止条項の契約に違反したとして所属事務所から裁判を起こされる。惜しかったですねー。視点はとっても良かったと思います。アイドルの恋愛。何となく「禁止」というイメージはあります。ファンに夢を売る商売だから、なのでしょうか?アイドルは、ある意味、人間社会とは別次元の存在なので、生身の人間との恋なんて、理論上
【監督】深田晃司【制作国】日本【上映時間】124分【配給】東宝【出演】齊藤京子(山岡真衣)倉悠貴(間山敬)小川未祐(大谷梨紗)唐田えりか(矢吹早耶)【公式サイト】映画『恋愛裁判』公式サイト|1.23公開“アイドルが恋することは、罪なのか?”世界に問う衝撃作第78回カンヌ国際映画祭カンヌ・プレミア部門正式出品renai-saiban.toho.co.jpグループアイドルを主役に据えた作品でした。同じジャンルとしては、「【推しの子】TheFin