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もとよりあんかけ焼きそばは大好物ですが、この焼きそば弁当は、何と言っても「一日1/3食分の野菜あんかけ焼きそば」というのが魅力的です。一人暮らしの独身男は何しろ野菜を摂る機会がどうしても乏しくなってしまうので、最近は極力サラダを副菜に摂るよう心がけていますが、それでも成人男性の野菜の一日の必須摂取量には足りていないでしょう。20年ほど前『海辺のカフカ』というほとんど記憶に残っていない長篇小説を読んだ時、唯一印象に残っているのは家出した主人公の読書家(特に夏目漱石が好き)の少年が図書館に住み
原書で読む世界の名作276翻訳修行「海辺のカフカ」村上春樹11米軍「極秘資料」おわん山のできごと。「KafkaontheShore」TranslatedfromtheJapaneseByPhilipGabrielVintage20240414(Sun)「シナリオ」1946年、国民学校の教師、岡持節子(26歳)は、課外学習で子供たちと「おわん山」にキノコ採りに出かける。山に入る前に、高空にジュラルミンの飛行物体が飛んでいた。教師も引率していた1
原書で読む世界の名作273翻訳修行「海辺のカフカ」10行く先は四国と決めている。「KafkaontheShore」TranslatedfromtheJapaneseByPhilipGabrielVintage20240412(Fri)Adark,omnipresentpoolofwater.Itwasprobablyalwaysthere,hiddenawaysomewhere.Butwhenthet
2017年のブログです村上さんの新作『騎士団長殺し』を読んでいたら、『海辺のカフカ』を思い出しました。物語の底を流れるユーモアの質に私は同じような印象を受けました。特に、ホシノくんをめぐるユーモアと同質のように思える前向きなユーモアは絶品だと思います。どんなに苦しい状況でもホシノくんのようなユーモアがあれば、なんとかなれそうな気がします。『海辺のカフカ』については2012年にブログを書いていて、とても十分な文章とはいえませんが、しかし、全くの的外れでもないようなので、再録し
原書で読む世界の名作272翻訳修行「海辺のカフカ」09君はただの吸い取り紙になるんだ。何を残して何を捨てるかは、あとになってきめればいいんだからさ。「KafkaontheShore」TranslatedfromtheJapaneseByPhilipGabrielVintage20240411(Thu)Apartthanthetrainersatthegymandthehousekeeperwhocomestoou
原書で読む世界の名作271翻訳修行「海辺のカフカ」0815歳の誕生日は、家出をするにはいちばんふさわしい時点のように思えた。「KafkaontheShore」TranslatedfromtheJapaneseByPhilipGabrielVintage20240408(Mon)07Justthebarenecessities,that'sallIneed.Choosingwhichclothestotakeis
緑の灯火138市場、株価はスイングする。up20240407(Sun)株価スイング40,000円から38,000円へup20240405(Fri)20240405(Fri)の株式市場米利下げ観測の後退や地政学リスクが警戒され39,000円を割り込む日経平均も大幅反落。781.06円安の38,992.08円と3月15日以来約3週間ぶりに39,000円を割り込んで取引を終えた。中東で、イスラエルがシリア・ダマスカスのイラン大使館を爆
原書で読む世界の名作269翻訳修行「海辺のカフカ」0615歳の誕生日に僕は家を出て遠くの知らない街に行く。村上春樹新潮文庫「KafkaontheShore」TranslatedfromtheJapaneseByPhilipGabrielVintage20240401(Mon)Andyoureallywillhavetomakeitthroughthatviolent,metaphysical,symbolic
原書で読む世界の名作268翻訳修行「海辺のカフカ」05そいつはつまり君自身のことなんだ。君の中にあるなにかなんだ。村上春樹新潮文庫「KafkaontheShore」TranslatedfromtheJapaneseByPhilipGabrielVintage20240325(Mon)04Sometimesfateislikeasmallsandstormthatkeepschangingdirection.You
原書で読む世界の名作267翻訳修行「海辺のカフカ」03なにはともあれ、君の人生なんだ。村上春樹新潮文庫「KafkaontheShore」03TranslatedfromtheJapaneseByPhilipGabrielVintage20240315(Wed)02"Whenthetimecomes,"Crowrepeats,asifweighingthesewordsinhishand.Inod.
緑の灯火135海辺のカフカup20240316(Sat)海辺のカフカup20240315(Fri)翻訳学校で、「WhatITalkAboutWhenITalkAboutRunning:HarukiNurakami」から数ページが翻訳課題として出される。少々自信満々で訳して提出した作品は、タイトルで大きくつまずいた。『私のランニングについての話:村上春樹』まず、日本語のタイトルが既についている場合には、訳者が勝手にタ
3月10日の日曜日。前日の霧降高原登山がすごく楽しかったし、日曜日の栃木県北はまたまた風が強そう🌀。最近、右上腕部の痛みが続いているので、山歩きはお休み💪。たまには本当に大人しく過ごすことにしました。ゆっくり寝ていてもいいのに、習慣で朝4時に目覚める…😓。30分くらい布団の中でゴロゴロした後、ムックリと起床。朝刊を読みながらコーヒーを一杯☕️。6時からの「バナナマンのせっかくグルメ」を観ながら、トーストとバナナの簡単な朝食。またまたコーヒーを一杯☕️。その後、上巻の半分くらいま
万年金欠の私💸。せめてもの足しに、懸賞をポチポチ。当たり🎯。当たり👏。当たり㊗️デカい懸賞自体が減ってしまった不景気な世の中、夢がありませんな…😓。さてさて。貧乏人の私の贅沢といえば、かつやのカツ丼です。クーポンを使えば、5百円玉でお釣りがきます。ラーメンに千円近くを使うなら、カツ丼2杯😆。しかし…‼️オーマイガーっ😱😱😱‼️かつやまで値上げですか…。たかが22円ですが、されど22円。ワンコインがセールスポイントだったのに😖。ということで、値上げ前の3月7日。ワン
村上春樹著「海辺のカフカ」の主人公を私と重ねて考えてみた。仕事や生活において「がんばる」というのは必要な時間なのだろうか。休職中の私が当時の職場を思い出しながら書いていく。作中で気になった会話がある。「アイロニー」の話だ。アイロニーというのは「皮肉」という意味で、それは主人公の不安の原因でもあった。主人公の田辺カフカは、作中で自身の行動についてこのような苦悩をこぼす。「自分が選んだと思っていることだって、じっさいには僕がそれを選ぶ以前から、もう既に起こるときめられていたみたい
体力が戻ってきたので、本をのむように読む。村上春樹の海辺のカフカの一部。「比重のある時間が、多義的な古い夢のように君にのしかかってくる。君はその時間をくぐり抜けるように移動をつづける。たとえ世界の縁までいっても、君はそんな時間から逃れることができないだろう。でも、もしそうだとしても、君はやはり世界の縁まで行かないわけにはいかない。世界の縁まで行かないことにはできないことだってあるのだから。」カフカにとっての逃れられない時間が、私たちにとっての辛く重い鬱々とした日々と重
うちは、父と母、ワタシの3人で暮らしている。3人、もれなく全員ハルキニスト。村上春樹の新刊が出るとなんとなくの雰囲気で、誰かが買ってきて読む。ワタシはハルキニストの血は父から流れてきたのだと信じて疑わなかったけど、母が言うには、ハルキニストに家族で最初になったのは、ワタシだと言う。学生時代に読んだ本を、もうめちゃくちゃに重なってある本棚があった。そこに村上春樹の本があったと言う。去年、父が入院した時、差し入れで「海辺のカフカ」を読みたいと言ったらしいが、ワタシは持ってないぞ!と言ったら
今日は現場ですこし無理をした。年末年始に身体を壊して、今日まで安静にして、無難に働いていた。2ヶ月ぶりにタフな仕事を取り組んでみたら、身体が軽く、無理もしなくてスマートにできた。ひとまず安心です。よかった。本のはなしこの頃は、昔読んだ本を再び読んでいます。当時読んで受けた、受け取った感じと、今読んで受け止めた感じは、理解度、解像度?が違う。ーので、湧き起こる想像力もちがう、ただ広がる。何よりも、字の見え方がちがう。字にリズムを感じる。しばらく、遠ざかっていた読書。今、と
2019年2月の日記です*このところ、シェイクスピアさんにハマっている。先日、『ハムレット』を読んだので、今は『リア王』(松岡和子訳・1997・ちくま文庫)に挑戦中。なかなか重厚な物語だが、「道化」の存在が面白い。『海辺のカフカ』のホシノくんみたいな感じ(ホシノくんはもっと純朴だが…)。楽しみである。他に、並行して読んでいる本として、河合隼雄・松岡和子『怪読シェイクスピア・増補版』(2011・ちくま文庫)、中野好夫『シェイクスピアの面白さ』(20
毎週日曜日更新の書評コラム「千波留の本棚」第508回は村上春樹さんの『海辺のカフカ』をご紹介しました。PickItem海辺のカフカ(上巻)(新潮文庫新潮文庫)[村上春樹]楽天市場990円${EVENT_LABEL_01_TEXT}海辺のカフカ(下巻)(新潮文庫新潮文庫)[村上春樹]楽天市場1,045円${EVENT_LABEL_01_TEXT}海辺のカフカ(上下)合本版(新潮文庫)【電子書籍】[村上春樹]楽天市場1,
村上春樹さんの『海辺のカフカ』が出版されたのは2002年のこと。私は22年ぶりに読み終えることができました。PickItem海辺のカフカ(上巻)(新潮文庫新潮文庫)[村上春樹]楽天市場990円海辺のカフカ(下巻)(新潮文庫新潮文庫)[村上春樹]楽天市場1,045円『海辺のカフカ』が出版された時、私はすぐに購入して読み始めました。ところが、数十ページ読んだところで、紛失してしまったのです。私は読みか
こんにちは。ハイ・パイン・サンキュー!です。いつもとなりのかがわさんをお読みくださり、ありがとうございます。暖かい日が続き、年末とは思えない陽気です。中旬が寒かったので、春のようなかがわです。さて、伊勢への旅がなかなか完結できず(動画を作った時点で終わった気持ちになる…)、何とか書き終えようと思っていますが、なかなか集中できず、滞ってしまいました。季節は移り変わるかと、自分自身が飽きてしまうというのもありますね。そんな中、ぱっと書けるランチの記事を書いておきます。奥さ
村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を読み始めた。上下2巻ある。短編む何冊か読んだが、長編では『海辺のカフカ』『ねじまき鳥クロニクル』『1Q84』などを読んできた。村上春樹は読み進むうちに、どんどん読むスピードが上がっていく。上巻を半分くらい読んだが、いよいよ村上ワールドが広がっていく。年末休暇で川崎にいる娘が29日帰ってくる。賑やかになってくる。ほころびの一糸だになき冬銀河迷亭荒星の身を震はせて瞬けり
村上春樹は『風の歌を聴け』が文学賞を受賞したのを知って単行本を買って読んだ。ずっとその文学賞は芥川賞だと思いこんでいたのだが、それは群像新人賞で、村上春樹はついに芥川賞を受賞することはないまま人気作家となっていたのだった。断章形式が新鮮で、そのかっこよさにすっかり魅了されてしまった。今はそれほどではないが、初期の作品などは熱心に読んでいた。村上文学の最高傑作は『海辺のカフカ』、次点は『ねじまき鳥クロニクル』というのが私の評価だ。だからこの2作が舞台化された、というのは納得でき
「スローハイツの神様」が終わった。次は何にしようか。「海辺のカフカ」今まで聞いてきたのは、最近の作家の作品ばかりだった。コロナの話とか出てきたりしたから、とても新しい作品だった。村上春樹、草むしりの後も聞き続けた。しかし、草むしりの時ほど集中できない。スマホでラインを読んだりすると、耳はほとんど機能しなくなってしまうのだ。朗読に集中出来るのは草むしりの時だけだと分かった。
こんにちは。ハイ・パイン・サンキュー!です。いつもとなりのかがわさんをお読みくださり、ありがとうございます。昨日から続く雨模様の朝でしたが、午後になって青空が見えてきました。真冬のように寒い一日ですが、やはりもう少し暖かな方が良いなあと思います。さて、すなはまフェスティバルの帰り道、一度行ってみたいと思っていた「うみの図書館」に行ってきました。いつも同様、詳しい場所や行き方は、うみの図書館をご覧ください。うみの図書館-となりのかがわさんうみの図書館へ行った際の様子
2019年3月のブログです*ジェイ・ルービンさんの『村上春樹と私-日本の文学と文化に心を奪われた理由』(2016・東洋経済新報社)を読みました。ルービンさんはハーバード大学の名誉教授、村上さんの『ノルウェイの森』や『ねじまき鳥クロニクル』などの翻訳で知られます。そのルービンさんの、村上さんとの出会いから最近の交流までを描いたエッセイです。面白いです。いろんな村上さんらしい逸話が出てきて、飽きません。例えば、ルービンさんのクラスで村上さんの『パン屋再襲撃』を取
久しぶりに村上春樹さんの海辺のカフカを再読しました。小説は読むタイミングによって捉え方や感じ方が変わりますね。以前に読んだ時より響きました。ちょうど人生に行き詰まっていて色んなものを見失っているからか主人公や登場人物に共感することが多かったです。自分とは何か?という疑問を持つことは何も思春期に限ったことでは無いと思うのですが私だけでしょうか…◦人には戻ることの出来る場所みたいなものが必要物でも人でも記憶でも何でも良いので自分の中で絶対的な何かを持つことが出来れば、少し
久しぶりに読み返していた『海辺のカフカ』『国境の南、太陽の西』と双璧をなす村上作品初めて読んだとき、現実に戻れなかった頭の中ぎ真っ白になって抜け殻状態すごい。。震えたどうやったらこんな作品が書けるの?天才だ、と思った村上春樹、大好きだったけれど好き、から、リスペクトへ変わった作品かもそれは20年以上経った今でも変わらない何度読んでも色あせない大好きすぎる作品出会えて幸せな本好きすぎてハードカバーと文庫両方買った初めての作品そし