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【発展を続けるニューヨークに孤絶して建つ、古色蒼然たるグリーン屋敷。そこに暮らす名門グリーン一族を惨劇が襲った。ある雪の夜、一族の長女が射殺され、三女が銃創を負った状態で発見されたのだ。物取りの犯行とも思われたが、さらに事件が発生し――。不可解な謎が横溢する難事件に挑む探偵ファイロ・ヴァンス。鬼気迫るストーリーと恐るべき真相で『僧正殺人事件』と並び称される不朽の名作が、新訳で登場!(Amazon商品紹介より)】ヴァン・ダインといえば古典ミステリーの代表的な作家で、エラリー・クイーンにも影響
現役書店員芸人カモシダせぶんの木曜に、一冊、本の話を。今回はー、コナン・ドイルのホームズシリーズからバスカヴィル家の犬長編、そしてシリーズ最大枚数。ホームズ、ワトソンの元にあるお医者さんから依頼が、彼と旧知の中にある男性が叔父の莫大な遺産を相続するのだが叔父の死には代々バスカヴィル家に伝わる犬伝説と符合する不審な点が……このままだと友人も非業の死を遂げるかもしれないので調べてほしい、守ってほしいという。果たして叔父の死は事故か、事件か、はたまた呪いかバスカヴィル家へと潜入したホームズ
こんばんは!お花の写真家kaoruですたんぽぽの綿毛♡ふわふわおすすめ本さて、今日は本について書いていきます図書館勤務歴15年以上司書として公立図書館、大学図書館などで働いてきたのでいろーんな本で出会ってきましたそんなわけでお友達や知人などから「楽しい本が読みたい!おすすめの本教えて♪」と連絡いただくこともしばしば本読みたい!と思った時に声かけて下さるのとてもありがたいことですいつもありがとうということで、今日は最近、おすすめした本をブログでもご紹
【森で見つかった六本の左腕。それは連続少女誘拐事件の被害者たちのものだった。しかし、判明している被害者は五名。六本目の腕は誰のものなのか?失踪人捜索を専門とするミーラ・ヴァスケス捜査官は、著名な犯罪学者ガヴィラとともに特別捜査班に加わる。だが、懸命の捜査にもかかわらず少女たちの無残な遺体が次々と発見される――(Amazon商品紹介より)】2009年の作品です。ドナート・カッリージはイタリアの作家で、デビュー長篇である本書は世界23カ国で刊行され、バンカレッラ賞、フランス国鉄ミステリ大
先月読了した本のなかでいちばんおもしろかった本のご紹介最後のモナ・リザジョナサン・サントロファー高山祥子訳出版:アストラハウス有名であるが故に幾度も危険にさらされてきたレオナルド・ダ・ヴィンチの名画《モナ・リザ》1911年に起こったモナ・リザ盗難事件から着想を得た海外作家のアートミステリーアートにまつわる歴史上の事件って謎が多いだけに心が踊る特に盗まれた名画の謎って不思議ですよね盗まれて行方知れず
海外書籍『悪童日記』LeGrandCahier『悪童日記』アゴタ・クリストフ著(1935ー2011)1991年初版早川書房訳・堀茂樹装填・高木桜子*1986年初版フランススイユ出版社『戦時下。ぼくらはお母さんに連れられて<大きな町>から<小さな町>へ。お母さんはぼくらを魔女と呼ばれるおばあちゃんに預けて去った。おばあちゃんは働き者だが、不潔で口汚い。暴力も振るう。その下で生活するためにぼくらは鍛錬した
化学の授業をはじめます。Amazon(アマゾン)優秀な化学者ではあるが、女性というだけで不当で理不尽な扱いを受けてきたエリザベス。研究所をクビになった彼女は、とある事がきっかけで娘を育て生活するためにTV局の料理番組に出演する事に。エリザベスは局側からの「セクシーに、男性に受けるように」との指示に従わず、「料理は化学」だと自身の信念に従って番組を進行させると、思いがけず視聴者から大きな支持を受ける…。気付けば体も熱を帯びて汗ばむぐらい夢中になって読みました。学生時代に
折角の平穏な休日なので、先日来計画段階であったサイドボードの棚空けと、奥へ奥へ私の本の移動を実施した。合間に庭の枯木の伐採をやってみた。手鋸で切る生木はなかなか手こずったものの、約一時間と少しで目的は終え、切った幹は明日自分の会社へ運びリサイクルに貢献へ。閑話休題──。本棚整理に話題を戻し、頭に描いていたとおり、当分読む順番が来ないであろう本を心太式にメインの本棚から取り出し、相応の保管場所へ移動する。そして、サイドボードから取り出した準レギュラー級の本をまた別の棚に、西へ西へ
面白かった忘れられた少女上(ハーパーBOOKS)Amazon(アマゾン)忘れられた少女下(ハーパーBOOKS)Amazon(アマゾン)最近文庫本の文字が小さくて見づらいから出来たら単行本がいい派。さらに上下巻かあ、と億劫に感じていたけど読んだら面白くてアレヨアレヨのそれで読み終えた。ゴミ箱に放置されていた全裸の少女の死体が見つかる。かつては優等生だった彼女は妊娠したことで人生を踏み外した。ある日仲間のパーティに参加し酩酊して帰宅、その後妊娠が発覚するが何も記
以前は、梅田に出ると紀伊国屋で本を選ぶのがすごい楽しみだった。作家で選ぶのだが、新しい本が出ると飛びつく。だが、同じ本をダブって買うことも何回もあった。海外のサスペンス・ミステリー・刑事もの・弁護士ものなどの小説ばかりだが、読むと二度と読み返さない。溜まると段ボールで引き取ってもらう。昨年は3回来てもらった。文庫型のものしか買わないので、新しくて人気の物は¥50~¥300の値が付くが大抵は¥10とか¥20。捨てるより、また誰かに読んでもらう方がいい。なんか面倒なの
こんにちは!お花の写真家kaoruです今は梅が見頃♡側を通るとふんわりいい香りがしてきます♪さて、まもなく冬も終わりを迎えそうですが今年の冬ハマっていた本の話を今日は書いていきます年末に「雪のひとひら」を読んだのがきっかけでポール・ギャリコの作品に興味を持ち「雪のひとひら」読んで書いた記事『人生の「豊かさ」を味わう一冊♡』こんばんは!お花の写真家kaoruです気がついたら、もう冬至間近で!クリスマスも年末年始も目前なことにびっくりしています今年も12月は一日が過ぎるのが
この本も去年の春頃に読んでいました「イット・エンズ・ウィズ・アス」コーリン・フーヴァー著本屋さんでみつけて、アメリカで人気の小説でブレイク・ライブリー(ゴシップガールのセリーナ役)主演で映画化もすると書いてあって、最近の海外小説もたまには読んでおきたいな…と思って手に取りました。イット・エンズ・ウィズ・アスふたりで終わらせるAmazon(アマゾン)表紙が可愛いですよね!ヒロインは田舎からボストンに出てきて、自分のフラワーショップの経営をすることを夢見る女性。建物の屋上で出会っ
久しぶりに海外の本↓フランスの小説20代の頃海外への憧れからいわゆるオシャレ系の(←言い方)海外小説ばかり読んでいた時期があった今も大事に本棚に置いてある↓当時は海外小説を読むことですごく気分転換になっていたなぁまたいろいろと読みたくなってきた
【外国作家本目次】【あ】・アイ・アム・レジェンド著者リチャード・マシスン・愛人関係著者ミシェル・リード・愛と絆につづく道上下著者スーザン・エリザベス・フィリップス・愛と赦しのはざまで著者シャロン・サラ・愛は砂漠の水のように著者ジェインA.クレンツ・愛は時空を超えて著者シャロン・サラ・愛はジャスミンの香り著者スーザン・エリザベス・フィリップス・愛は遠いあの日から著者シャロン・サラ・愛は炎のように著者リン・グレアム・愛燃える平原著者ナ
電気自動車ってちょっと不便じゃないのかな。今のようにガソリンと電気併用してればいいとは思うけど。停電になったら使えなくなるやん。でもハイブリッド車は欲しいな。今はガソリン車なので…。「石油消滅」著者R.スコット.ライス★★★★☆(個人評価★多めならおすすめ)突然あちこちで飛行機が墜落し、自動車が動かなくなっていく。調査の結果、石油がバクテリアに汚染され使用不可能になっていることがわかる。アメリカではテロリストの仕業だと調査をすすめるが、CDCの疫学者ジレットはまずバ
私書箱110号の郵便物Amazon(アマゾン)なんかオススメに上がってきてたので前知識なく読んでみた。そしたら普段はあんまり見ないゴリゴリのラブなお話やんキュンキュンするやつだよ。良かったそういうの久しぶり(笑)もう20年という長い間売れている本だそうで、それはやっぱりキュンキュンものの基本的な、お互いどう思っているのか分からん。勘違いかも..なんつって端から見たらもう絶対そう!なそれだからですかね。気になる人にこんな態度取られたら不整脈必須。ワタシだけに〇〇、距離感おかしい
オリーヴ・キタリッジの生活エリザベス・ストラウトアメリカ、メイン州クロズビー。小さな港町に暮らす人々の何気ない日常を描く13編の連作短編集。ずっと気になっていたこの作品。ようやく読めた。舞台となるクロズビーはアメリカの架空の街。私の好きなFBIとかSWATが出てくるようなドラマの舞台になるニューヨークやLAのような都会的でスタイリッシュな街(独断と偏見によるイメージ)では多分ない。地方の州のさらに郊外の街。私の周りにいても違和感のない、ごくごく普通の人たちの人生が描かれる。
だいぶ前に読了したけどなかなか感想が書き出せなかった、リディア・デイヴィスの『話の終わり』。デイヴィスが描く文章は終始冷静で無機質なのに、とてもイタくて悲しかった。ということで、今年の終わりはしんみり終わります~。飲みながら。白ワインのお供にコンテチーズつまんでるこの組み合わせは優秀で、紅白で流れてきた曲は乃木坂46、「おひとりさま天国」だって。笑…。訳者岸本佐和子さんのあとがきから引用し、ざっと話の内容をかくとこんな感じ。女が男と出会う。女は三十代半ば
現役書店員芸人カモシダせぶんの日曜に、一冊、読んでほしい本今回はー、コナン・ドイルのホームズシリーズより恐怖の谷2部構成。だけども結構独立してる2つの話、つながる気持ちよさもしっかりありますが第1部は顔を銃で壊された死体、誰が殺したのか、ホームズとワトソンが真相に迫っていく。いい感じの逆転、王道中の王道でミステリ小説の源流でもあるのに騙されるなー。コナン・ドイルすげー。で、2部。この2部が驚きました。正しくこの話こそが『恐怖の谷』ミステリーな話かと思いきや、どっちかというとしっかり
https://x.com/iwa_7g3/status/1731988334363246987?s=20
10月は、X(Twitter)にちょこちょこ呟いて満足していたため、ブログでは宇宙の話ばかりになっている…。Twitterは仕事用に始めてみたので、私的に使い分けをしてみようと試み中。興味がありましたら、こちらもお願いします♪https://twitter.com/KadoiYuki_Ange☆最近の読書。『通い猫アルフィーの奇跡』レイチェル・ウェルズ著中西和美訳猫好きのおともだちに「猫好きにしか分からない言い回しが絶妙!」と紹介されて。私は、どちらかというと犬好
あまり話題にはしないけれども一応自分はJSHC(日本シャーロック・ホームズ・クラブ)会員である。そういったあたりでいつかはミス・マープル全長編紹介のように聖典である六十作すべての簡単でも紹介日記を書きたいと思うのだけれども、なかなかに出来ていない。そういったあたりで年一回の読書週間日記で、一冊ずつ…九年で聖典のシャーロック・ホームズ全集を紹介しようと思って、そのときの気分で選んでいる。そして今年選んだのはシャーロック・ホームズとジョン・H・ワトスン博士が初登場する記念すべき長編第一作の
短編小説の可能性に目を開かされた思いがしました。短篇集というと、登場人物が別の篇でもさりげなく現れ、潜んでいた物語が終盤に浮かび上がったり、各篇の終盤で見事などんでん返しを繰り広げて楽しませてくれたり、ある共通のテーマでくくれそうな作品をまとめたり、あちこちに発表したものを、集めたものであったり、と趣向はさまざまです。この短篇集のように一篇一篇の趣向を全く変えていながら、ひとつの短篇を完結した作品として書ききる底力というものがあるのだと、あらためて気づかされました。***◆
著:DorothyEdwards10月の小説読書会の課題本です。主人公は妻とカントリーハウスに暮らしています。屋敷に電気を設置するために、電気工を呼びます。電気工は屋敷に滞在しながら工事を進めます。この電気工Richardsonと妻は音楽の話で意気投合します。それに主人公の男性は警戒心を抱きます。そしてこの二人の仲を疑い、猜疑心の強い眼差しで観察します。Richardsonは妻へ思慕を抱きますが、妻は鈍く彼を音楽の話ができる友人としてしか見なしていません。結局何も
2023年10月21日15:00-17:30課題本:「ACountryHouse」『ACountryHouse』著:DorothyEdwards10月の小説読書会の課題本です。主人公は妻とカントリーハウスに暮らしています。屋敷に電気を設置するために、電気工を呼びます…ameblo.jp10月20日が職場への最終出勤日ということで今月は忙しくしています。来週からは有給消化を行い、その後産休と育休に入る予定です。初めての妊娠ということで不安が多数ありますが出産までの時
はじめの方、読み進めるのがしんどかったー!久しぶりの翻訳本、海外作品ならではの文章に慣れるのに時間がかかった。足もとグラグラ暗中模索。時系列があっちこっち動くものはアウトラインが見えてくるまで読みにくい。主役の少女の過酷な状況にも慣れなかった。カイアがさー次から次へとシンドいめにあうのよ。痩せっぽちで孤独なカイアを見ていくのが苦しくてたまらない。どいつもこいつも〜っなんなんだ、なんなんだここの人間はーっ救いはないんか!(プンスカ)テイトに出会って、ク
不便なコンビニAmazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}1,584円これ良かったですわ。色々な人にオススメできる本でもある。タイトルからコンビニに集まる人々のヒューマンドラマ的なの想像されると思うけど、そうでもあるけどそれだけじゃない。韓国の社会問題(日本にも当てはまるけど)に鋭く切り込んだお話。舞台はこのところBTSの社屋が移転してきて話題の地区ではあるけど、華やかさからは外れた典型的下町の丘の上のコンビニ。裕福ではない人々が暮らす町にある小さなコン
狼男よりかは吸血鬼の方がいいな。何と言っても吸血鬼は美形だから。狼男はワイルドでいいんだけど毛がなぁ…。飼うにはいいかも。「暗闇の王子-キリアン」著者シェリリンj・ケニヨン★★★☆☆(個人評価★多めならおすすめ)26歳の会計士のアマンダは風変わりな家族のせいで恋人にふられる。8人いる姉妹はみんな占い師やヴードゥ司祭やヴァンパイアハンターだったり…。そんな時双子の姉タビサと間違われて誰かに誘拐されてしまうアマンダ。目が覚めるとゴージャスな美青年と手錠で繋がれていた
ある日、僕が死にましたAmazon(アマゾン)1〜6,512円韓国では若い人なんかに長く読まれているらしい本のようです。図書館のオススメ棚で見付けた。ショッキングなタイトル通り、友人がバイク事故で亡くなってしまうところからの物語。一番の友達が突然いなくなってしまい茫然自失な日々を送る女の子。亡くなった男の子の母親から、彼がつけていた日記を渡される。どうしても自分には読むことが出来ないから代わりに読んで欲しいと。しばらくはページを開くことも出来なかったが、少しずつ読んで見る決心をす
今朝は2回目のブログ更新(何度もすみません、プッシュ機能を使用している方は個別設定でオフがオススメ)若い頃は読書が趣味だったんです。図書館通いで年間200冊のペース配分していました。50代の前半ぐらいは老後のひま時間は既読済の本や新しい本を読み漁る晴耕雨読生活を夢みていたのですが、いかんせん、現実はそうも問屋がおろさない。時代は、晴耕できる体力があるうちは社会で働けという。雨読しようにも還暦あたりからは目や気力や集中力や理解力が低下してきて本の世界がぼんやりと薄皮がかぶったように遠く