ブログ記事1,397件
トーマス・クヌーヴェアのデビュー作にして、本国ドイツで主要なミステリ文学賞2冠を達成した作品です。2024年、ドイツの小さな村に100年に一度という洪水が押し寄せました。村人が避難する中、自宅にとどまったグデリアは、結束バンドで縛られた男女の死体が家の前を流れていくのを目撃します。40年前に一人息子のニコを喪い、アルコール依存症だった夫ハインツも既にこの世を去っています。洪水が引いたあとも、グデリアはひとりで半壊した家にとどまり続けます。なぜ彼女はそこまで家に執着するのか……。
1つ前の記事のように、自分の人生をかけてもいいと思うような人にであった女性が主人公の小説があります。容疑者たちの事情というのが第一作目でシリーズで7冊ぐらい出てるかな。私の一番好きなシリーズです。主人公の女性は、出身地とは違う場所で運命の男性に出会って結婚します。しかし、その男性は癌で亡くなってしまいました。シリーズ1作目は、亡くなった後から始まります。年代は40代くらいかな?容姿は良いようです。はじめは絵を描いていたけど、旦那さんをなくしてからは、写真や絵葉書などを手が
ハウスメイド3最後の秘密(ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon(アマゾン)〈ハウスメイド〉シリーズ3作目にして完結編。なんとミリーが結婚して更に子供も2人いるとは、初っ端から予想を超える展開です。ハウスメイドだったミリーですが、夢のようなマイホームを手に入れるも、そこに不穏な空気が。夫に色目を使う隣人に、やたらと怪しげな隣人。家の中からは奇怪な音が。夫は何か更に大きな事件が発生して家族の危機に。ハウスメイドだったミリーが今回は逆に
今日は大相撲秋場所初日楽しみな2週間のはじまりです新十両の丹治返り大関の安青錦元気いっぱいの東西関脇熱海富士と藤ノ川新三役(小結)伯乃富士に注目しています豊昇龍は横綱昇進以来未だ賜杯を手にせぬまま今場所も初日から休場若隆景も名古屋場所直前に「コンパートメント症候群」発症・緊急手術2場所連続の休場ですもう大関は
キル・フォー・ミーキル・フォー・ユー(小学館文庫)Amazon(アマゾン)ヒッチコックの『見知らぬ乗客』をヒントに、互いに娘を殺した男をそれぞれ狙う交換殺人を仕掛けるアマンダとナオミ。一方、自宅で正体不明の男に襲われ心的外傷の後遺症に陥ったルースは夫のスコットと共にホテル暮らしを余儀なくされている…。序盤は娘を喪ったアマンダと、何者かに襲われた後遺症に悩むルース、それぞれの苦しみについてじっくり描かれています。しかし、アマンダがナオミと出会い、実際に
素人作家探偵アーネスト・カニンガムのシリーズ第2.5弾(本人曰く)。全280ページほどのコンパクトなクリスマス特別編です。アドベントカレンダーを模した24章には、読者へのプレゼントのように23の手がかりと犯人が仕込まれています。恋人ジュリエットとの結婚を控えたアーネストは、元妻エリンからのSOSを受け、彼女のもとへ駆けつけます。そこで彼が目にしたのは、恋人ライルを殺害した容疑で拘留された、全身血まみれのエリン。彼女の無実を証明するため、アーネストは捜査に乗り出します。ライルが経営する劇
アンソニー・ホロヴィッツ:作「カササギ殺人事件」を読んでいます上下巻ですっ読書自体、お久しぶり近頃、視力低下が進んで読書がつらくて・・・。それが老眼だと判明したっならば、とリーディンググラス(=老眼鏡)を手に入れたので、老眼ともうまくつきあっていけたらいいな・・・海外ミステリーは、母が送ってくるので、アガサ・クリスティーばかり読んでいましたが、今回ははじめましての作家さん。アンソニー・ホロヴィッツさん実は、これも母が貸してくれたのですっ母もあまり新しく
フリーダ・マクファデンの大ヒット・サスペンス『ハウスメイド』シリーズ、ついに完結です!前作『ハウスメイド2』の感想で、「第3作での注目点はミリーとエンツォの今後でしょうか」と書き、二人にどんな変化が訪れるのかを期待していたのですが……予想を超えて、舞台はいきなり10数年後です。ミリーとエンツォは結婚し、11歳の娘エイダと9歳の息子ニコを育てる幸せファミリーに。念願のマイホームも購入し順風満帆、というところから物語は始まります。ネタバレ厳禁のため詳しいあらすじは伏せますが、全体の
ガイ・リッチー監督最新作『グレイ・ミッション』を鑑賞してきました。私の中でガイ・リッチー監督は、作品によって評価の振れ幅が非常に大きい監督です。大好きな作品は心から愛せるのですが、期待値を上げて臨んだときに限って裏切られたりします。最近では『ジェントルメン』が大好きで、あのガイ・リッチーが戻ってきた!と感動したものでした。それだけに、「そろそろまた、キレキレのガイ・リッチー節が見られるのでは」と期待を高めて映画館へ向かったのですが……思っていたのとちょっと違いました。もちろ
ワシントン・ポーのシリーズは、手放しで褒めがちな私ではあるが、今回の『デスチェアの殺人』については、首をひねってしまう。大きな理由は以下の2つだろう。さる団体の主義それに対する皆の反応デスチェアの殺人上ワシントン・ポー(ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon(アマゾン)デスチェアの殺人下ワシントン・ポー(ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon(アマゾン)1について。話の序盤からある団体が出てくる。主義主張の強い保守的な団体だ。話
デッドパン(Deadpan)なる言葉があるという。無表情に、冗談だかなんだかわからないことを言うらしい。もとは演劇の用語だったか、アイルランド由来だったか・・・『有名すぎて尾行ができない』は『平凡すぎて殺される』の続編。とてもアイルランド文学で、デッドパンであった。有名すぎて尾行ができない平凡すぎて殺される(創元推理文庫)Amazon(アマゾン)私はアイルランド文学にくわしいわけでも、デットパンに精通しているわけでもない。(なにせ先日知ったばかりだ!)
『平凡すぎて殺される』平凡すぎて殺される(創元推理文庫)Amazon(アマゾン)『有名すぎて尾行ができない』有名すぎて尾行ができない平凡すぎて殺される(創元推理文庫)Amazon(アマゾン)『幸運すぎて埋められる』幸運すぎて埋められる平凡すぎて殺される(創元推理文庫)Amazon(アマゾン)番外編1の前日譚『悪人すぎて憎めない』悪人すぎて憎めない平凡すぎて殺される(創元推理文庫)Amazon(アマゾ
タイトルが暗示するように、本作のテーマは「交換殺人」です。6歳の娘を殺され、自責の念から夫までも自殺で失ったアマンダ。捕まった容疑者は、金とコネを使ってのうのうと逃げ延びています。一方、青い眼の男に襲われ、命は取り留めたものの、刺された傷が原因で子供を持てない身体となったルース。犯人は捕まらず、彼女は怯えて日常生活にも支障をきたす日々です。犯罪によって深く傷ついた二人。彼女たちは復讐することでしか癒やされない心の傷を抱えて生きています。アマンダは被害者遺族の
この記事にはネタバレが含まれています。これから読もうと考えている方は、この先読むのはお薦めしません。読もうかどうしようか思案中の方には、やめとけ時間のムダだと言う事をお伝え致します。はっきり言って結構頭にきております。ここまでひどい本は初めて読んだかもというレベルだ。普通つまらない本はつまらない本なりに学ぶところがあったりするものだが、本書に関してはそれすらない。全く得るものがないのである。こんなのがダガー賞だなんて、ダガー賞も地に落ちたなという思いしかありません。浦安中年期外伝(
なぜ、今、恐竜映画なのか?そしてなぜ私はこの映画を観ようとしているのか?まあ、「何も考えずに楽しめる映画が観たかった」それだけです!物語の舞台は1982年。お母さんは専業主婦で、ご近所付き合いも濃厚。もちろんスマホなんてありません。登場人物たちの花柄やボーダー柄の服も、どこか懐かしく魅力的です。そんな中、地域のお祭りイベントを、家族そろって楽しむプラット一家。お母さんがアン・ハサウェイで、お父さんがユアン・マクレガーという豪華キャスト!いや、これって無駄遣いじゃ?と思いますが
本日、『ブラッディダイスの殺人』が発売されました!!私が1番発売を待ち望んでいる、ワシントン・ポーシリーズの新刊です!発売の情報を知った日からカレンダーに入れて、指折り数えて待っていました!出来るだけ長く楽しみたく、上下巻で発売なのもしっかり確認!そして購入してきました。もう両手で運びました笑ところが…実際本を手に取ったら、薄い💦これは読み始めたらすぐ読み終わってしまうやつ〜ガッカリです💧でも!これは積読します!勿体無くて読めない笑読んだら終わってしまう💦出来るだけ先延ば
探偵ファイロ・ヴァンスについての印象は悪い。最初に読んだなんだったかの作品で、ヤツは得意気に述べていた。「中国絵画のほうが、日本画より上だ。日本画には奥行きや趣が感じられない」「はああ?」と、一気に不快になった。何様だか知らないが、貴様ごときの見識で、軽々しく、よくもそんなことが言えるな!(腹が立ったので、その作品も、言ったこともウロ覚えだ。)グリーン家殺人事件ファイロ・ヴァンス・シリーズ(創元推理文庫)Amazon(アマゾン)まあ、そんな探偵ファ
「読者(あなた)はかならず3度騙される」こんな帯で煽られたら、ミステリー好きとしては読まずにはいられません。物語は、まず「わたし」による一人称で始まります。「わたし」が暮らすのは、元は大きな一軒家だった屋敷を三つに区切ったテラスハウスの中央の家。ある日左隣に越してきてパン屋を開店した女性・アナに、「わたし」は強い興味を抱き、彼女のことを探り始めます。一方のアナが気になっているのは、テラスハウスの裏手にある湖畔で年に一度開かれる教会の集会。“召集”と呼ばれるそのイベントには毎回数百人の
ジェシカおばさんの事件簿NHKBS4Kでやっているのをやっと見られた…また初めから放映してくれるかななんかあまり圧縮デキナイ💢ので録画は取っておけない4Kじゃなくてイイのに…🙊ぶつぶつキャボット・コーヴ事件は友人を訪ねた先とか地元のキャボットコーヴで起こる51話さよなら私の絵ジェシカおばさんの住むキャボットコーヴの本屋さん💝キャボット・コーヴは🇺🇸アメリカメイン州の海岸の町🏄️⛵️⛵️りっぷの絵はこうだけど4Kなので画像はとてもキレイ✨✨
名作と名高い作品である。「クロフツの『樽』はすごい!」「クロフツの『樽』は名作だ!」あまりにも名高いのだけれど・・・10年以上も前に読んでみたけれど、私は面白くなかったよ!私が読んだすぐ後に、新訳版が出たので、翻訳のせいかとも考えられる。はたして、今現在読み返してみたら、やっぱり面白くないのだろうか?ひょっとして面白いのだろうか?たしかめるために、私は読み返してみたのである。樽(創元推理文庫106-1)Amazon(アマゾン)その前に、
待望のケイト・モートン最新作です!本国出版は2018年のため、物語の現在地は2017年です。今回先読みキャンペーンに当選し、発売に先駆けて読むことができました。本作は複数のタイムラインと登場人物が精巧に絡み合う物語のため、ひとことであらすじを説明するのが難しい作品です。2017年、アーキビストとして働くエロディは、勤め先の創業者が遺した古い肩掛け鞄の調査を任されます。そこに入っていたスケッチブックに描かれていたのは、若くして亡くなった母がかつて幼い自分に語り聞かせてくれた「物語
本作は、ニーナ・サイモンのミステリーデビュー作です。アメリカの「リース・ウィザースプーン・ブッククラブ」に選出され、ベストセラーとなった話題作です。『彼女たちの謎解きの夜』、とてもキャッチーなタイトルです。「彼女たち」とは、祖母、母、孫娘の三世代の女性たちのこと。不動産コンサルタントとして成功しながらも、ステージ4の癌を宣告されたラナは、疎遠になっていた娘ベスと、15歳の孫娘ジャックが暮らすカリフォルニア州モントレーへと身を寄せます。自然豊かな湿地帯でカヤックガイドのアルバイトをしてい
本棚にあったのを読み返してみた。『チョコチップ・クッキーは見ていた』発売時、本屋に並んでいたことを覚えている。可愛らしく個性的な表紙にひかれて、本を手に取り、パラパラとめくってみると、時折、クッキーのレシピがあるではないか。クッキーのレシピ?アメリカ?ミネソタ?ミステリー?未知の世界に心ひかれて、レジに持っていった。チョコチップ・クッキ-は見ていた(ヴィレッジブックスFフ2-1)Amazon(アマゾン)コージー・ミステリー(居心地
「あたしはジェシカ・フレッチャー、ミステリー作家です」テレビドラマ殺人事件(創元推理文庫229-1ジェシカおばさんの事件簿)Amazon(アマゾン)面白かったなあ!夕方のテレビでやっていたドラマ、『ジェシカおばさんの事件簿』えらいもんで、毎回のイントロのフレーズが耳に蘇るのだ。吹き替えた森光子の声で。「よござんす」というジェシカの声も。それだけ楽しみにドラマを見ていたのだろう。アメリカのメイン州にある海沿いの小さな町、カボット・コーヴ
面白かったなあ、テレビドラマの『ジェシカおばさんの事件簿』!小説版があったので、順番を並べてみました。4冊も出ていますよ!ドラマの人気のほどがうかがえます。1.『シャーロック・ホームズ殺人事件』ジェームズ・アンダースン著高田恵子訳シャーロック・ホームズ殺人事件(創元推理文庫228-1ジェシカおばさんの事件簿)Amazon(アマゾン)2.『ハリウッド殺人事件』ジェームズ・アンダースン著高田恵子訳ハリウッド殺人事件(創元推理文庫228-2ジェシカ
フリーダマクファデン著《あらすじ》ハウスメイドを引退したミリーは夫エンツォと子どもを連れて郊外へ引っ越すに。隣人スゼットの提案でハウスメイドのマーサを雇うことになるが、その日から家で不審なことが起こり始める。夜中に耳障りな引っかき音が聞こえるのだ。さらにエンツォは何かを隠しているようで…。隣人と夫、そして子どもたちの秘密を暴いた時、ミリーはこれまでで最も恐ろしい真実と向き合うことになる。《読了録》ハウスメイドシリーズの最終巻になります。第一弾、第二弾とも面白くてこれぞページ
作家にして名(?)探偵、ロジャー・シェリンガムのシリーズ。そうしたたいていのミステリーでは、探偵の名推理を楽しむものなのだが、この『第二の銃声』は違う。主人公シリル・ピンカートンの朴念仁っぷりを楽しむ一冊だ。第二の銃声(創元推理)Amazon(アマゾン)「君、彼女が好きなんだろう?」「なに、自覚がない?」「いいから、好きって認めたまえ!」シリル・ピンカートンの肩をたたいたり、尻を蹴飛ばしたりしたくなること請け合いだ。彼の、恋心に自覚がな
ホリージャクソンの新作を楽しみにしていましたものすごく良かったです!最後まで犯人がわからないし、ついつい、徹夜してしまうくらい、ぐいぐいひきこまれました。メッセージのある、良質ミステリーな気がします。読んで良かったです最近のお弁当🍱暑くて、雑に入れてしまいます。。たまには、買ったりしていますお読みいただき、ありがとうございました😊!
ジョディ・フォスターがネイティブなフランス語を操り、フランス映画初主演を果たした映画です。精神科医リリアンは、急逝した患者ポーラの死に疑念を抱きます。前回の面談では、自死を予感させる様子がまったく感じられなかったからです。カギとなる面談記録が何者かによって持ち去られ、リリアンの身には脅迫めいた嫌がらせまで起こります。彼女は元夫に協力を求め、事件の渦中へと飛び込んでいきます。と、こう書くと「素人探偵の犯人捜しもの」と思われるかもしれませんが、本作はそんなジャンルに縛られません。見
イントロが格好いい。いやいや、物語中とはいえ事件なんだから、そういうのもアレなのだが、格好いいのだから仕方がない。黄昏の銃声猟区管理官ジョー・ピケット・シリーズ(創元推理文庫)Amazon(アマゾン)こちらは日本住まいなのだから、・銃のことはよくわからない・舞台のワイオミングがどんなとこかわからないこの2点を、格好良く、わかりやすく、緊張感をはらみながら、作者C・J・ボックスは描く。「おー、こんな銃なのかあ、こんな所なのかあ」読者はすぐさま