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今日は、ゴールデンウィークに寄せて、2024年5月に初演となった大規模舞台作品の紹介です。洗足学創立100周年記念公演の一つとしての企画で誕生した劇音楽作品です。《邦楽語り劇「天守物語」》〜《新譜音悦多II》を序曲に活用した劇音楽(M1〜M22)※初演の記録動画をこの記事の最下段にリンクしておきます。お時間の許す時にご視聴ください。♪♪♪♪♪《邦楽語り劇「天守物語」》♪♪♪♪♪初演:2024年5月12日(日)会場:洗足学園前田ホール主催:洗
さるにても、泉鏡花である。正直に告白すると、おれは明治〜大正〜昭和初期の日本の作家の大半を、三島由紀夫を通じて読みはじめた。例外は、教科書などに載っている夏目漱石や森鷗外、川端康成といった大作家くらいだ。泉鏡花の名前は、たぶん三島由紀夫を知るまえから知っていたが、とてもとても、自分が手を出せるような小説ではないと思っていて、二十代前半のおれは、読もうとさえしなかった。繰り返しになるが、おれは近代作家の場合、基本的に三島由紀夫が高評価をしている作家に興味をそそられ、背伸びしな
石川旅行にて「泉鏡花記念館」へ。ひがし茶屋街から続く小道はとても風情があります。明治半ばから創作活動を始め、大正、昭和にかけて多くの作品を生み出した泉鏡花。金沢の三文豪の一人です。鏡花が幼少時代を過ごした生家跡に建つ記念館で、作品や鏡花の生涯とその生活感覚に触れることができます。門を入ると前庭があり、鏡花父子の銅像が設置されています。エントランスロビーの外にはミニ庭園が設けられています。これは「番町の家」にあっ
「おしゃべり好きと言ったのは北陸地方出身のなかではという意味ですね。太平洋側の天然の明るさとは異なる感じ。主人公に起用したサブストーリーも作られたようで、泉鏡花ブームがくるかも。地元の観光業界、菓子業界は期待していそう。」はい、**北陸地方(特に金沢)出身者の中での「おしゃべり好き」**というニュアンスで捉えると、泉鏡花の写真から感じる雰囲気はとても納得がいきます。北陸の気質は、太平洋側(東京や関東)の開放的で天然明るいタイプとは異なり、内向的で繊細、言葉を丁寧に選びながらも情緒豊かに語
「泉鏡花の写真を見たことあるがいかにもおしゃべり好きの雰囲気を感じた。幸田露伴はよく知らないが、動かないイメージあるのですか。」はい、泉鏡花と幸田露伴の実際の人物像と、岸辺露伴・泉京香への命名のつながりを考えると、あなたの印象は面白いポイントを突いています。泉鏡花の雰囲気とおしゃべり好きの印象泉鏡花の写真を見たときの「おしゃべり好きの雰囲気」は、名前や作風の柔らかい響き(「鏡花」という美しい響き)から来るイメージが強いのかもしれません。ただし、実際の性格はかなり違います。極度
「泉京香は編集者によくいそうな感じですが、よくよく見るとかなり変わっています。有名な文豪を連想させる名前はわざとつけられたのか。」はい、泉京香の名前は明らかに意図的に有名な文学者から取られたものです。荒木飛呂彦先生の命名センスらしい、文学的な遊び心が詰まった設定です。名前の由来泉京香(いずみきょうか)→泉鏡花(いずみきょうか)明治・大正期の小説家・泉鏡花(本名:泉鏡太郎、1873-1939)がモデルです。代表作に『高野聖』『天守物語』『歌行燈』などがあり、幻想的・ロマン
(昨日の続きで)千葉市美術館に行きました。大正から昭和初期にかけて、日本画、書籍装幀、挿絵、映画の美術交渉などで活躍した、小村雪岱展です。たくさんの作品を一度に拝見できるのが、楽しみです(以下、撮影可のみ)。挿絵や装幀などで、泉鏡花との共作が多かった作家。これは、「鴛鴦帳」。少女が見つめる蝶が黒字に浮かび上がる、斬新さ。舞台装置の原画から、「一本刀土俵入」の「取手の宿」。同じく、「利根の渡し」。寒山拾得を親密な女性二人で表す
かつて、大学の教養課程で「文学」の講義を受講した時、日本文学の古典に集中的に触れる機会を得ました。今から思うと、それは教官の好みでもあったように思うのですが、谷崎潤一郎の「卍」や「痴人の愛」が課題図書になり、初めて読む「耽美派」の文学に、心底驚いたものです。しかし、当時の私のレベルではこれらの「文学」は「果たして芸術なのか?」、という疑問が生じる「キワモノ」っぽいイメージでした。しかしある時、「高野聖」という小説を読んで(たぶん再読)、全く違った感覚に浸ったのです
小村雪岱(こむらせったい)の作品を見るのは初めてです大阪あべのハルカスからの巡回で、美術評論やSNSの高評価から楽しみにしていました小村雪岱(明治20(1887)年―昭和15(1940)年)は、大正から昭和初期に活躍した日本画家で版画、挿絵、装幀を主に手がけました小村雪岱(1887―1940)主戦場のデザイン、装幀では、同時代の橋口五葉(1881―1921)、恩地孝四郎(1891―1955)に挟まれ、美術史では脇役に甘んじていました(一部撮影可ですが、写真はすべてweb画像を借用しまし
京都に移動して3日目平日も観光エリアは恐ろしいくらいの人バスが混むのが困るのでヨコスカからキックボードを連れて一筋離れた「あんまし混まない京都」に浸っていますそういえば先週の鎌倉で日本画の世界に浸れる美術館を見つけたのでよろしければ小町通り歩5分くらいで教会、その先を左へ入る東口歩いて7〜8分チケットをいただいて知った『鏑木清方記念美術館』清方は子供の頃から、母に連れられて歌舞伎三昧、幕末、血みどろ無惨絵で有名な『月岡芳年』の系譜
【ポイント10倍&クーポン!】文豪ストレイドッグスキーリング目ヂカラアクリルキーホルダー泉鏡花マリモクラフトコレクション雑貨キャラクターグッズメール便可シネマコレクション楽天市場「文豪ストレイドッグス」ファンの皆さん、こんにちは!推し活、毎日楽しんでいらっしゃいますでしょうか?今回は、あの可憐で強く、そして時に儚げな魅力を持つ「泉鏡花」ちゃんの、とっても素敵な「キーホルダー」についてご紹介させてくださいね。しかも今なら、【ポイント10倍】&【クーポ
本日よりスタートの「小村雪岱密やかな美」展。先日、東雅夫著「怪奇の文芸、妖美な絵画文豪たちと画家たち」を読んでいたら、泉鏡花と小村雪岱の関係について論じていて、今回の展示と重なるところが有った。偶然。本の装丁や新聞小説の挿画、舞台芸術では高く評価された雪岱。文芸誌「苦楽」に掲載された、「蝶」。粋な縞柄に黒の繻子帯、ほっそりと愁いを帯びた立ち姿。「見立て寒山拾得」蛇の目傘チラシになった邦枝完二「おせん」の挿絵「おせん」は、江戸時代の茶屋娘で鈴木晴信の描く美人
2023年3月27日(金)次女の好きな文豪ストレイドッグス今、横浜廻遊ってイベント開催中なので特典getのために一緒にお出掛けしてきました17時30分からCafeFanbaseを予約していたので、行きは推し旅コンテンツのオリジナルボイスを聴くために新幹線へ🚅ここで問題が…私のスマホが旧式過ぎて、速度計測が出来なくてボイスが聴けなかった悲しみを堪えながら横浜(桜木町)に上陸まずはスタンプラリー台紙を手に入れるべくよこはまコスモワールドへどうせならと、2000円購入ご
泉鏡花の作品の歌行燈に来ました❗️本店は5年前ぐらいに打ったがこの支店は20年ぶりくらいだろうか❓僕の中ではうどん屋土鍋は萬古焼かな?中に入ると、やはり泉鏡花に関わる書とりあえず生🍺でお疲れ生🍺桑名なのでやっぱり焼きはまぐりにしました蓄養との事ですが、シーズンより早いのか小ぶりやっぱりちょっと塩っぱいネ!懐かしのうどんの味わい夜は初めて来ましたが、結構混んでいて店員さんの対応に⁇でしたではまた🦪
暫く前に雛がたりを読んで凄い沢山の色々な色の形容があったのですっかり春だなぁ…と思ってたのですが…泉鏡花雛がたりwww.aozora.gr.jp外に出て歩いてみると、思いの外沢山咲いてましたそして、その蜜を吸いに…沢山の鳥も…猫の散歩道でもあるから気をつけなさいね〜
お袖(山田五十鈴)を探すように花街を歩く喜多八(花柳章太郎)。春木屋の前まで来るが彼女と出くわすことはなかった。*****桑名で料理人に戻っていた次郎蔵(柳永二郎)がお袖と偶然会う。彼女は迷惑をかけている春木屋から移ってきたと言う。門付が訪ねて来なかったかと問う次郎蔵に、彼女はその人に舞を教わったと言い、知っている人かとたずねる。何者なのか知っているのかと次郎蔵がさらに問うと、お袖は一瞬ためらって、「ええ、知ってます」。「おめえにとっては親の仇だ」。父も「浮かんでくれるだろう」という彼の言葉
以前はよく見かけた光景でも、今はほとんど見かけないというものがある。その一つに、わからない漢字や筆順などを訊くと、相手は、指を空間に向けて、その文字を中空に書いて教えるということが多々あった。たとえば、「飛」という漢字は、筆順がけっこう難しい。「こう書くんだよ」と筆順通りに空中に書いたりする。そんな光景を見ることが多かったが、文字は書くものではなく打ち込むものに代わってからは、こんなシーンを見ることがなくなった。戦前、戦後あたりに怪奇小説などを書いていた泉鏡花(いずみきょうか)
ランクBの上泉鏡花の原作の映画化です。水芸の人気女性座長が、苦学生への学費を援助し続けるという献身的な純愛を描く物語です。戦前から6回映画化された定番作品です。元は演劇なのでストレートな表現で恋愛を描きます。大衆向けの単純明快?な勧善懲悪的な、分かりやすい人間関係を描く要素が大きくなります。とは言っても、すれ違い、勘違い、思い込み葛藤など、登場人物への感情移入ができやすさに重点を置いた作品となってい
久しぶりに旅をしてきました。金沢です。数年前、泉鏡花さんのシネマ歌舞伎を4作品みました。歌舞伎にも足を運び、プラスして玉三郎さんの番組もかじりついて見ました。鏡花先生と呼ぶ玉三郎さんの泉鏡花作品の世界観をテレビで見てから、ますます泉鏡花にハマったあたし。生誕の地である金沢へ。母親を9歳の時に亡くした鏡花。今回の企画は本の挿絵についてでした。お出迎えの挿絵です。パンフレットの挿絵も素敵です。ゆっくりと記念館を鑑賞。また歌舞伎が見たくなりました。高野聖天守物語夜叉ヶ池
倉橋由美子である若かりし頃に、なかなか一筋縄ではいかないツワモノの友人に勧められて〜というより教えられて〜読んだのが「聖少女」。アンモラルな内容は衝撃だったけれど、不快と言うよりは、異界他界の不思議な魅力に引き寄せられたのを憶えている。
「大地の子」も観たのですが、先に観たこちらから。すでに先月です😅泉鏡花の初期の結晶・小説『黒百合』、初の舞台化!木村達成、土居志央梨、岡本夏美ら出演(クランクイン!)-Yahoo!ニュース2026年2月4日より上演される舞台『黒百合』より、木村達成、土居志央梨、岡本夏美、白石隼也、白石加代子ほかキャストが発表された。明治32年(1899年)、泉鏡花が「読売新聞」に連載した長news.yahoo.co.jp明治32年(1899年)、泉鏡花が「読売新聞」に連載した長編小説『黒百
私が私になるために、学校の先生とかは別にして影響を受けた人物を順に並べてみると。一休宗純、江戸川乱歩、谷崎潤一郎、泉鏡花、河井寛次郎、チャーリー・パーカー、村山槐多、澁澤龍彦、野島康三、三島由紀夫、次に来るのはおそらく大徳寺開山宗峰妙超こと大燈国師となりそうである。小学4年の一休禅師から約60年かけて大燈国師に繋がったことになる。どう考えてもあらかじめ用意されたシナリオが在る。三島由紀夫が後ろに来ているのは中学の時に、小説を読む前にテレビで『からっ風野郎』大映(60年)と『黒蜥蜴』松竹(68
数日にわたって私の個展演奏会について述べてきましたが、今日は2024年5月に初演となった大規模舞台作品の紹介です。洗足学創立100周年記念公演の一つとしての企画で誕生した劇音楽作品です。《邦楽語り劇「天守物語」》〜《新譜音悦多II》を序曲に活用した劇音楽(M1〜M22)※初演の記録動画をこの記事の最下段にリンクしておきます。お時間の許す時にご視聴ください。♪♪♪♪♪《邦楽語り劇「天守物語」》♪♪♪♪♪初演:2024年5月12日(日)会場:洗足学園
小村雪岱(1887~1940)は、大正から昭和初期にかけて活躍した美術家です。日本画や書籍の装幀、挿絵や映画の美術考証、舞台装置に至るまでを幅広く手がけ、情趣溢れる端麗な画風から「昭和の春信」と称されました。本展では、雪岱の代表作を網羅しつつ、彼の画業を「人」とのつながりから再考します。泉鏡花をはじめとする数多の文学者や松岡映丘などの日本画家、出版人や舞台人たちとの交流と協働に光をあて、互いの仕事へのリスペクトから雪岱の作品世界がいかに生み出されたかをみつめ、新たな雪岱像の構築をめざします。(
泉鏡花の短編『竜潭譚』読了。鏡花短篇集/泉鏡花/川村二郎【3000円以上送料無料】楽天市場姉の目を盗んで遊びに出た子どもが怪奇かつ幻想的な体験をする話。鏡花らしい、幻想的、かつ奇っ怪な出来事が耽美的に描かれていて、非常に印象に残る。
四季シリーズ、いよいよ《冬》で最後の公演。出演石谷春貴田丸篤志井上和彦馬場一嘉今回は、泉鏡花『高野聖』聞いたことはあるけれど、まるで内容を知らなかった。異空間にいるような感じ。琵琶の音色が、物語にマッチしていて素晴らしかった。あんなに、朗読に溶け込むとは思いませんでした。ちょっと、怖かったけど(;'∀')毎回、着物っていうのも素敵。和彦さん、1年間演出お疲れ様でした。このシリーズが終わってしまって寂しい。春から、何か始まるかな?
大阪の展示は3/1までということで、慌てて行ってきた展覧会。小村雪岱(こむらせったい)大正から昭和初期にかけて活躍した美術家。書籍の装丁や挿絵のほか、映画の美術考証、歌舞伎の舞台装置図に至るまで手がけました。繊細な線で描き、遠くから離れて全体を見渡す『俯瞰の構図』見る人に想像をふくらませてもらうための『余白の美』が高く評価されています。↑グレーだけでもこんなに色を感じられる。文豪の泉鏡花に出会い装丁を始め『雪岱』という画号もつけてもらいました。大阪(あべのハルカス美術館)は3/1
「惜しい!」ところが出てしまった理由としては、まず、新聞小説と言うことで、長めの物語にしたということが挙げられる。数少ない「日本語(言霊)のミディアム」である鏡花は、短篇小説では抜群の切れ味を見せるが、長篇小説となると、構成上の難点が出てきてしまう。馬で言うと、ステイヤーではなく、”いい脚が長く使えない”短距離馬なのである。それ以外の理由としては、鏡花が自身の「テンプレート」からやや逸脱した構成を試みたという点も挙げられるだろう。では、鏡花の「テンプレート」とは何だろうか?日本の文
(以下「黒百合」のクライマックス部分のネタバレにご注意!)かくして、雪、次いで滝太郎が、「黒百合」を手に入れようとして石滝の山に入る。すると、予想した通り、滝太郎は黒い大鷲に襲われ、大けがを負う。それを見た雪は、必死で滝太郎を介抱する。・・・但し、この光景は、夢の中で拓が「見ている」という設定。唇で滝太郎の疵の血を吸い出す雪を見て、拓は思わず嫉妬に駆られてしまう。要するに、「『黒百合』争奪戦」が、いつの間にか「『雪の”愛”争奪戦』になってしまったのである。またしても大鷲が滝太郎
国立文楽劇場での楽しみは、資料展示室。今日は、三代歌川国貞展を拝見しました。まずは来歴を拝見。これは、鏡花もご存じかも(以下、撮影可)。河原崎権之助の口上と、守田座の様子。五代目鶴助の口上と、五代目彦三郎の死絵。新富座の様子に、生々しい清玄。かつての千歳座と、俳優の新年会が大賑わい。続いては、明治20年代以降から。團十郎の姿がハイカラです。牡丹灯籠や、奴さんが、活き活きと。書生や道化に、国貞らしい写実。