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尾崎紅葉、泉鏡花、夏目漱石、森鴎外、永井荷風、井伏鱒二、志賀直哉、島崎藤村、林芙美子、谷崎潤一郎——そうそうたる文豪たちの「食」へのこだわりに迫った本。彼らが作品や随筆の中で描いた、食にまつわる情景や思い出、執念ともいえる執筆ぶりを味わえる、まさに“食のエッセイ集”ともいえる内容。文学と食が交差する、豊かな世界を楽しめる一冊。(春陽堂より)
既に良い子は寝ている時間。さてチョイと裏話を。先週、先猫の小夏が破いた襖を直す前に、簡単な破れてない襖の上に樹脂系の襖を張り付けた。そして、今週は本番!最初の投稿で、襖の下貼りをわざと「襖の裏張り」と間違えた。。。。これに誰も反応してくれなかった(涙・・)皆、真面目か?永井荷風が書いたと言われる「四畳半襖の下張り」を映画化した「四畳半襖の裏張り」あ、この映画18禁ね(今のR18)(私は年齢に到達していなかったので見れていませんが・・)そこは情報取集能力にたけた私内容は熟知し
(S/N20251207-2/Studio31,TOKYO)趣味や仕事、あるいは日々の生活でも、ある日、『こんなことをしていて何になるんだろう』と思うことは誰にでもある。いい例が日記で、何十年も続けられる人もあれば三日で終わる人もいる。その違いはどこにあるのか。目的の有無か、さもなければ日記に課したハードルの設定ミスか。価値のありそうなもっともらしい目標を立てるより『とにかく一行でいいから書く』程度の目標であれば三日で終わることはないような気もするが.
わたしは、馬鹿なくせに読書家でして、てか読書好きなのに頭は良くならなかった可哀想なヤツでして、時間あれば本読んでます。たまには古いのも読もうと思い、手を出したのが永井荷風作の濹東綺譚です。玉の井(向島の方)にあった風俗街でのお話で、お雪という女性と主人公大江匡の恋人遊びの物語。作者の永井荷風さんは風俗狂いだったそうなので、この男性から見た恋人遊びの描写も、なかなか勉強になりました。映画化もされてて、見てみたんですが、映画の方はお雪さんが大江さんにゾッコンになっちゃって、そんなことあるかな
濹東綺譚『濹東綺譚』(ぼくとうきだん)は、永井荷風の小説。タイトルの意味は「隅田川東岸の物語」。便宜的に「墨東綺譚」と表記されることもある。「濹」は林述斎の造字したものを永井荷風が見出して使ったもので、隅田川(さんずいに墨で隅田川の別称:墨田川)を指す。旧東京市向島区(現在の東京都墨田区)に存在した私娼窟・玉の井を舞台に、小説家・大江匡と娼婦・お雪との出会いと別れを、季節の移り変わりとともに美しくも哀れ深く描いている。荷風の日記『断腸亭日乗』には荷風の玉の井通いの様子が書かれて
永井荷風さん永井荷風(ながいかふう)本名:永井壯吉(ながいそうきち)1879年12月3日生まれ、1959年4月30日、満79歳没。東京市小石川区金富町(現在の文京区春日)生まれの小説家、随筆家、日記作家、翻訳家。号に金阜山人(きんぷさんじん)、断腸亭(だんちょうてい)ほか。日本芸術院会員、文化功労者、文化勲章受章者。1908年8月(29歳)、『あめりか物語』を博文館より刊行。あめりか物語(岩波文庫緑42-6)文庫永井荷風(著)岩波書店(2002/
ぼくは自分のやりたいことはドンドンやって楽しむ。楽しんだことは後で後悔しない。永井荷風
不思議なことに、千葉県の市川市には幸田露伴と永井荷風という二人の文豪の文学碑がある。それも同じ白幡天神社の敷地内に。調べてみたら、露伴さんは1867年生まれで1947年に亡くなり、荷風さんは1879年生まれで1959年に亡くなっている。露伴さんが一回り歳上で、ほぼ一回り後に荷風さんは亡くなっている。露伴さんも荷風さんも1946年に市川市の菅野というところにひと月も違わず引越してきている。しかし直接的な交流はなかったようだ。荷風さんは同時代の作家をほとんど認めていなかったようだが、町内の先輩
”永井荷風”-嵐山光三郎※昭和12年「中央公論」に発表した「西瓜」という随筆に「持てあます西瓜ひとつやひとり者」という句が載っています。荷風の友人が大きな西瓜を送ってくれたことへの感想で、送られた西瓜に迷惑している。---1人暮らしの身へ「家族的団欒の象徴」とも思える西瓜を送られるつらさがある。荷風の父、永井久一郎は内務省に勤める高級官僚で、のちに日本郵船の上海支店長として赴任しており、家の気分はハイカラであった。荷風は若くして海外生活を体験していたので、舌は奢(おご)っていた。
「荷風が偶然出会った湧き水」そんな気になる見出しが、2025年11月16日発行の東京新聞の連載記事「ぷらっと千葉凸凹でこぼこ探訪」に載っていました。荷風とは小説家の永井荷風のこと。戦後の晩年は、市川市に住みつき、周辺の路地やあちこちを、しかもかなり遠くまで歩き回っていたことで有名で、いわばウォーキングの大師匠ともいえる人です。東京新聞と言えば、政府のやることなすことすべて反対の論調の新聞ですが、なぜか「東京」と名がつくだけあって、前述の「でこぼこ探訪」などを含め、千葉を含めた東京周辺のウ
月刊「日本橋」に連載中の〈発掘!日本橋逸聞逸事〉の第1~13回を、朗読ビデオにてご紹介します。👇こちらをクリックすると、30分の朗読動画が始まります。-YouTubeYouTubeでお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。www.youtube.com
(S/N20251124-2/Studio31,TOKYO)荷風永井壮吉の愛読書、成島柳北著『柳橋新誌(岩波文庫版)』——昭和15年初版第一刷、昭和62年第二刷発行。校訂者塩田良平先生の名前も懐かしい。昭和20年の東京大空襲の折全焼した、荷風の麻布の居館『偏奇館』には、多くの柳北コレクションがあったことだろう。
”ちょっといい話-⑤”-戸板康二●近衛篤麿がウィーンに行っているころ、辻馬車のことを「雲助」と呼んだ。その国の言葉ではドロシュケである。和田垣謙三博士が、近衛公からそれを聞いて、いった。「雲泥の差ですな」●永井荷風の家に、じつの甥で、詩人の阪本越郎が訪問した。親類縁者を何よりも嫌った荷風さんは、玄関に出てきて、「先生はご不在です」●永井荷風は、第二次大戦後、浅草の踊り子と親しみ、その楽屋に行ってニコニコしていた。荷風が文化勲章を贈られるという記事を新聞で読んだ踊
✍️耽美派の巨匠、永井荷風の人生を辿る洋行から江戸趣味へ:波瀾の生涯と作品の魅力明治から昭和にかけて活躍した文豪、**永井荷風(ながいかふう)**。華やかな海外経験と、退廃的で美しい日本の世界を融合させた彼の人生と作品は、今なお多くの読者を魅了し続けています。儒学者や実業家を父祖に持つ名家に生まれながら、反自然主義文学を牽引し、最終的には「江戸趣味」の世界へと傾倒した荷風の生涯をたどります。1.明治の洋行と華々しい作家デビュー荷風は明治12年(1879年)に東京市小石川区(現・東
最近こんな本を読みました。帯裏の紹介文を一部抜粋します。「永井荷風に激賞され、アルベール・カミュから賛辞を贈られた浪漫主義文学の傑作」戦前に書かれた男性作家による究極的な恋愛小説ですね。私は決して性的描写が嫌いなわけではありませんが、現代の恋愛小説は、セックスを必須の要素としているわりには、とりあえずビールじゃないけど、とりあえずセックス。性的行為がないといけないというような感じがするんですよね。これは好みの問題だから、なんともいえないけれど、もう少しオブラートに包
にほんブログ村好きなことをして後悔するなんて悲しいじゃないですか、、、。こんにちは夢を実現させるために常にあなたと向き合っていくコーチングTêteàtête(テタテットゥ)です。ぼくは自分のやりたいことはドンドンやって楽しむ。楽しんだことは後で後悔しない。小説家・永井荷風(ながいかふう)の言葉永井荷風-Wikipedia【幸せレシピ~自分の未来を予約するコーチングセッション】◆コーチングがはじめての方限定はじめてのコーチング(お一人さま
こんにちはアラカンアイドルsasoです舞台『されど老樹はなお枯れず』市川市文化会館小ホールでのお芝居が終わりました作家、永井荷風の4つの短編をオムニバスにした舞台でした役者は幾つかの役を演じ分けることになるのですが、私は『靴』という小説で“為子“という、ちょっと難しい役(今までにあまりなかったタイプの役)何を言われても我慢して耐えて耐えて最後は、狂気と共に家を出ていってしまう、、、楽屋では役者のみんなとワイワイめちゃくちゃ解放!そして舞台ではひたすら我慢の女為子な
「本町」を、ホンチョウともホンマチとも読むように、その「本」を本厚木、本鵠沼のようにホンと読む場合と、モトと発する本蓮沼や本八幡の場合があって、ホンと日本語はややこし〜昨日に続いて、大須賀力のブロンズ像から始まりまさした。市川市役所の脇に立つ『讃市川』。ちなみに市役所は「市川」駅ではなく「本八幡」駅が最寄。やや罠的な⋯⋯彫刻家の大須賀は名誉市民だが、昨日のブログで紹介した作家・永井荷風もである。小説に随筆、翻訳、戯曲など幅広いジャンルで才を発揮、かつ流麗から軽快まで作風も
先日Youtubeをつらつら見ていたら、映画「赤線地帯」をカラー化した動画(一部)がUPされているのを発見、これは・・・と思ってつい見てしまった。もとは白黒映画だが、たとえ不十分でもカラー化されるとリアリティが増す。(白黒の本編はYoutubeにUPされていて、英語で検索すると見つかりました)映画のオープニングロールで、おどろおどろしたテーマとともに五重塔再建前の浅草寺の巨大な本堂、そして右上に千住のお化け煙突から煙が上がっているのが見える。この映画の公開は売春防止法施行前ですので、赤線時代
・・・・・・都電・荒川線の終点でおりました。宣伝の看板がレトロすぎる・・・・・・・・NHK大河ドラマ「べらぼう蔦重栄華乃夢噺」が好評放送中ですよね。そこで延期になっていた台東区の吉原近辺を、ちょっと歩いてみました。「歴史散策の会」の皆さんと一緒です。とにかくタイムリー。いつもそうですが、歴史散策?と言っても、のんびりした会です。現地の歴史的な「空気」をほんの少し感じるだけですからね。吉原近辺と言えば、樋口一葉(1872-1896)が頭に浮かびますよね。出身地は、現在の東京都千代田
つゆのあとさき作:永井荷風ずっと昔に読んだことがありましたが、再読しました。舞台は昭和初期の東京。主人公は銀座のカフェーで女給として働く君江。ここでいうカフェーというのは水商売をする店で、今で言うところのキャバクラでしょうかね。「純喫茶」という名前は今もひっそり残っているような気がしますが、純喫茶という名前は、この風俗営業をするカフェーと区別するために作られた言葉だそうです。風俗営業のカフェーは特殊喫茶という呼び方もあったそうな。岩波文庫の表紙に書いてある評を引
こんにちはアラカンアイドルsasoです万博!終わりましたね前回のsasoブログで「万博出演行ってきまぁす!」ってお伝えしましたアラフォーアイドルプロジェクト『万博出演へカウントダウン!saso』こんにちはアラカンアイドルsasoですさあ!いよいよ日曜日!万博出演するよぉ〜✨9月28日(日)大阪・関西万博のポップアップステージ東外13:00〜14:3…ameblo.jp9/28!万博の東ゲートポップアップステージ✨流山の9つの民話楽しそうなsasoラストは出演者全員でポーズどこ
日本近代文学の作家たち作家と作家の交感その23永井荷風みなさま、お元気ですか。9月から始まった、ショート動画シリーズです。本日のゲストは永井荷風です。時空を超えて、永井荷風と話してみましょう。一瞬でも、魂と魂が交感できれば、それは素晴らしいことです。場所はパリのカフェの、テラス席です。©ShunjiHioki2025皆様のご健康をお祈りいたします。そして皆様に、すばらしい幸運や喜びがやってきますように。いつもブログ
今日のことば永井荷風さんの言葉詭弁はよし給え。つまらんパラドックスは自分で自分を不幸にするようなものだ。(小説家)【パラドックス】一見成り立つように思える言語表現などが、それ自体に矛盾した内容を含んでいて、論理的には成り立たないこと。(新明解国語辞典引用)
hidezo英蔵映画やドラマや小説などの感想。備忘録。www.youtube.comリンクした人物の映画感想、映画評論はうまくないが、他にYOUTUBEがなかった。【女優】墨田ユキ/映画感想「濹東綺譚」1992年原作:永井荷風CAST:津川雅彦墨田ユキ玉ノ井遊郭の娼婦役。前貼りなし(ヘアヌード)で、全裸で演技した。墨田ユキ-Wikipedia墨田ユキ(すみだゆき、1964年11月3日-)は、日本の女優
『新版断腸亭日乗』(2001年〜2002年配本)わたしは荷風の日記(『断腸亭日乗』)の中、昭和11年1月(第四巻)から読み始め、漸く昭和20年(第六巻途中)までを読み了えた。次々に登場する漢字を辞書で確認して読むうち、先ず、漢文(詩)調がもたらす“簡潔の美”とか全編に流れる“.律動感”には感じ入った。『断腸亭日乗』の頁を開いて読む…その時高級蒸留酒から芳醇な香りが立つような感じ。或いは、カラーの世界からいきなりモノクロの世界に誘い込まれたような不思議な感覚です。尤も、日記には天候
一族はみんな禿頭鳳仙花花野には禿頭ばかり風過ぎる禿頭に映り込んでる猫じゃらし灯が消えるスカイツリーで泥鰌鍋縁台で夜通しつづく痴話喧嘩●永井荷風人気/赤石忍(流山市)われわれロートルの間では永井荷風人気が再燃。川本三郎の『荷風の昭和』もよく読まれているようです。「随筆」や「日記」に書かれている荷風の散歩道や、作品の主人公たちの日常に触れたいという人も少なくなく、つまりは空襲で一変した、戦前、戦後の「昭和の東京」をもう一度、辿ってみたいということなのでしょう。
こんばんは昨日、ハンドメイド作家さんのUUUCO(ウーコ)さんから購入した、小さなポシェットが届きましたフランス製のジャガード織でのお作りです私には、程よい華やかさですこの子を連れて、本屋さんまで行きました。本当は、「濹東綺潭」(ぼくとうきだん)を読みたかったのですが、ほら今日、明日は、向島百花園でお月見の会をやっているので、つい、向島・・・と思い出したんです(笑)でも、なかったので、「つゆのあとさき」にしました。銀座のカフェーの女給さんが、占
アッ、さ~て・・・今日は久しぶりに読書の話題ですね~ぇ、近頃メルカリで、日本文学全集を2種類(河出書房28冊&新潮社40冊)買いましたので、今一生懸命毎日読んでおります。まず今迄、一冊も読んだことのない作者を10人程選びまして、その中から最も短い作品・年譜・解説を読みました。そして次に、永井荷風と谷崎潤一郎を1冊ずつ読了致しましたので、報告しておきます。~~~以上、それでは今日も良い一日をグッドラック!
孤高の文士・永井荷風の漢詩文調で古風な文章が好きなawakinです。この明治生まれの作家は何ものでもない一般人の目には奇人変人に写ります。何しろ文壇との関わりは頑なに拒んで敵視するばかり、実家とは絶縁し、日常は病院通いと散歩、電車に乗れば3億円相当の残高が入った通帳を落とし、花街と私娼そしてストリップ劇場の踊子たちと濃密な時間を過ごして今で言うパパラッチに追いかけ回されたりと、孤独でありつつ騒がしい日常を過ごしていたようです。とは言え彼の日記、有名な「断腸亭日乗」を読み進むと、この