ブログ記事218件
歳時記の森4月11日の写真ですお天気は薄曇りトンネルをくぐって歳時記の森へ来ました歳時記の森のサクラは終わっていました残念でしたでもこれからのサクラもありましたよ合掌の里を見ていますこちらのサクラは散り始め茶房萬古庵サクラは散っていますがミツバツツジとスイセンが迎えてくれて良かった萬古庵で休憩しましたいい場所が空いてなくて団
2020.11.9一日一季語小春(こはる)【冬―時候―初冬】小春日や喪中の葉書来てをりぬ笹村政子年賀状の欠礼の葉書、この季節になると届きますね。私も、二通ほどいただきました。年々賀状を出すことも少なくなっていきます。【傍題季語】小春日(こはるび)小春日和(こはるびより)小六月(ころくがつ《ころくぐわつ》)【季語の説明】初冬の、穏やかで暖かい春に似た日和が続くころ。「小春日和」は,秋の終わりから冬の始め頃に掛けての,穏やかで暖かな気候を指
10月6日朝のひんやりした空気の中山道を歩き朝市を横目に下呂温泉合掌村へ到着しました。チケット売り場で体温チェックをするも何度測ってもLoの表示です。「熱がないということで入場してください」ということになりました。ちなみに飛騨古川まつり会館でもホテルなどでもおでこ計測の体温は34.5度や35度台でした。下呂温泉合掌村は白川郷などから移築した10棟の合掌造り民家で集落を再現した野外博物館です。村じゅう金木
2020.2.22一日一季語猫の恋(ねこのこい《ねこのこひ》)【春―動物―初春】色町や真昼ひそかに猫の恋永井荷風2018年愛宕神社にて永井荷風は、『濹東綺譚』の中で、玉の井として、色町描いている。この舞台は、現代では東武スカイツリーライン東向島駅。関東大震災後から一九五八年の売春防止法施行まで栄えた色街である。この句に出てくる恋猫は、うねうねと入り乱れた複雑な小道を歩く荷風そのものなのかもしれません。【傍題季語】恋猫(こいねこ《こひねこ》)猫
2018.12.21一日一季語柚子湯(ゆずゆ)【冬―生活―仲冬】ゆず湯の柚子つついて恋を今している越智友亮*2018.12月上野にて越智友亮(おちゆうすけ)(一九九一年・平成三年生まれ)法政大学に通う学生俳人(2010年)『新撰21』「2009年元旦現在四十歳未満で、2000年以前には個人句集の出版および主要俳句賞の受賞のない俳人を対象に、編者間の議論を経て選定した二十一名によるアンソロジー」掲載作家池田澄子に私淑している。『「ゼロ年代の俳句
2018.10.07一日一季語秋薔薇-あきばら【秋―植物―仲秋】秋薔薇母娘の声のそつくりに福井芳野2018.10.07旧古河庭園にて福井芳野(ふくい・よしの)昭和19年(1944)生まれ、東京小平市在住平成3年(1991)に俳誌「未来図」(鍵和田秞子主宰)により作句開始10年の休養期間を経て俳句を再開。平成26年(2014)に「未来図」同人。第1句集『秋薔薇』を上梓【傍題季語】秋の薔薇/秋さうび【季語の説明】秋に
2018.09.22一日一季語萩(はぎ)【秋―植物―仲秋】神苑を掃く気比の巫女萩日和加藤水万*2018.09.15向島百花園加藤水万(かとう・すいまん)本名は、加藤茂(かとう・しげる)。俳人として日輪俳句会の2代目主宰、県俳句作家協会長などを歴任した。県芸術文化顕彰を受賞。本紙「岐阜文芸」欄俳句選者を2回17年間務めた。また、昭和30、40年代の県立岐阜商業高校教諭時代、硬式野球部の副部長として黄金期を支えた。同校長時代には県高野連会長を務めた。
2018.09.14一日一季語コスモス【秋―植物―仲秋】風足に遅速のあそび秋桜工藤ミネ子*2018.8.28FB友堺谷さんよりいただきました。浜離宮恩賜公園工藤ミネ子昭和18年3月5日秋田県生れ。昭和50年「風土」入会。昭和55年風土新人賞受賞。昭和61年句集『野鍛治』刊行。平成18年風土賞受賞。平成19年桂郎賞受賞。【傍題季語】秋桜(あきざくら)、おおはるしやぎく【季語の説明】メキシコ原産のキク科の一年草の花。高
2018.09.08一日一季語重陽(ちょうよう《ちようやう》)【秋―行事―晩秋】重陽の膳なる豆腐づくしかな藤本美和子藤本美和子1950年(昭和25)9月5日和歌山県生まれ。1985年(昭和60)綾部仁喜に師事。1990年(平成2)「泉」入会。1995年(平成7)「泉」新人賞受賞。1998(平成10)「泉」賞受賞。1999年(平成11)第一句集『跣足』(ふらんす堂刊)にて第二三回俳人協会新人賞受賞。現在「泉」副主宰、編集長。俳人協会幹事。
2018.09.06一日一季語蓮の実(はすのみ)【秋―植物―仲秋】風騒ぐ蓮の実ひとつ飛んでより和気久良子和気久良子[ワケクラコ]俳人/1938-/愛知県生まれ。市川市との関係:1968(昭和43)年から市川市真間在住。【傍題季語】蓮の実飛ぶ(はすのみとぶ)【季語の説明】蓮の花が終わると、蜂の巣状に穴があいた円錐形の花托(かたく)になり、熟れた実が、この穴から飛び出して水中に落ちる。実の皮は黒く固い。その中の
2018.09.05一日一季語野分(のわき)【秋―天文―仲秋】城のごと構ふる病舎野分晴れ高橋道子髙橋道子昭和18年、千葉市に生る。昭和57年、「鴫」入会。伊藤白潮に師事。昭和60年、「鴫」同人。平成11年、「鴫賞」受賞。平成23年、「鴫」選者。平成29年、「鴫」代表。現在に至る。鴫俳句会は、昭和23年、田中午次郎によって創刊され、昨年4月に、通巻600号を発行しました。伊藤白潮主宰、井上信子代表を経て、現在、髙橋道子を代表として、会員一同、そ
2018.09.03一日一季語銀杏(ぎんなん)【秋―植物―晩秋】銀杏を拾ひ憂きこと忘れけり棚山波朗*2018.08.31栃木にて棚山波朗昭和14年石川県羽咋市に生まれる。「風」で沢木欣一と細見綾子に師事。昭和41年8月皆川盤水が東京で創刊した「春耕」に同人参加。「春耕」は「有季定型の俳句と和楽の心で自然と人間の中に新しい美を探求する」をモットーとする。第六感まで働かせる俳句作りを心がける。平成20年5月「春耕」主宰継承。平成27年まで
2018.08.31一日一季語川蜻蛉(かわとんぼ《かはとんぼ》)【夏―動物―三夏】影といふ色ありとせば川蜻蛉清水忠彦*2018.08.30栃木県にて清水,忠彦,1918-句集乾杯【傍題季語】おはぐろとんぼおはぐろかねつけ蜻蛉(かねつけとんぼ)【季語の説明】夏になると、林間の小川などに発生し、水辺を飛んでいるカワトンボ科の蜻蛉。六センチぐらいで種類は多い。よく見かけるのは雌雄ともに黒
2018.08.30一日一季語赤蜻蛉(あかとんぼ)【秋―動物―三秋】ラ・マンチャの男追ってる赤とんぼ香川昭子香川昭子(かがわあきこ)1951年生まれ。「船団の会」会員。【傍題季語】アカトンボ類の俗称で、一般には赤い蜻蛉のことを言う。幼虫は水田などのたまり水に棲む。初夏に成虫となり、羽化後まもなく主季語とんぼうあきつやんま赤蜻蛉(あかとんぼ)秋茜(あきあかね)麦藁とんぼ(むぎわらとんぼ)塩辛とんぼ(しおからとんぼ《し
2018.08.29一日一季語稲妻(いなずま《いなづま》)【秋―天文―初秋】いなづまや嘶(いなな)きあへる牧の馬木津柳芽*2018.08.26香川県にて木津柳芽(きづりゅうが)(1892-1970)「馬酔木」同人。東京生れの東京育ちの人白鷺抄沖積舎1987.11あさゆふ静和堂出版部1947葦生泰文堂昭和16白鷺抄三省堂昭15【傍題季語】
2018.08.18一日一季語西瓜(すいか《すいくわ》)【秋―植物―初秋】泣いてをり肘に西瓜の種をつけ中嶋鬼谷中嶋鬼谷[ナカジマキコク]1939(昭和14)年4月22日、埼玉県秩父郡小鹿野町に生る。1989年加藤楸邨に師事。1992年「寒雷」同人。のちに「晨」(大峯あきら代表)同人。日本文藝家協会・日本ペンクラブ会員薄明の峽に、詩魂を抱いて生きた、天性の俳人。水原秋桜子、石田波郷、桂信子らに高く評価されながら、俳壇の表に出ることを厭い、秩父の「峽
2018.08.06一日一季語蜻蛉(とんぼ)【秋―植物―初秋】空遠しとんぼが水輪つくるころ高畑浩平昭和12年9月15日生れ。昭和56年「雲母」入会。平成4年「雲母」終刊。平成5年「白露」創刊、同人。平成6年より18年までNHK学園俳句講座講師。平成9年句集『雲』刊行。平成12年第46回「角川俳句賞」受賞。平成14年第9回「白露賞」受賞。平成16年句集『水』刊行。平成21年より「白露賞」選考委員。平成24年句集『風』刊行。平成24年「白露
2018.07.17一日一季語空蟬(うつせみ)【夏―動物―晩夏】空蝉のまなこ無明の黒びかり中尾杏子本名・恭子。1925(大正14)長崎市に生まれる。1945(昭和20)東京女子高等師範学校(現・お茶の水女子大学)理科を終戦により、9月繰上げ卒業。教員となる。1953(昭和28)俳誌「棕櫚」入会。下村ひろしに師事する。俳号・杏子。1954(昭和29)俳誌「馬酔木」(水原秋桜子主宰)入会。1966(昭和41)「棕櫚」同人となる。この後八年間「棕櫚」編
2018.07.04一日一季語七夕(たなばた)【秋―行事―初秋】七夕や渚を誰も歩み来ず遠藤若狭男遠藤若狭男(えんどうわかさお、1947年4月29日-)福井県生まれ。本名・喬。早稲田大学卒。俳誌『狩』同人[1]。鷹羽狩行に師事。1976年、小説集『檻の子供』を発表。2016年『人生百景松山足羽の世界』で日本詩歌句協会・日本詩歌句随筆大賞受賞。妻は歌人の大谷和子。【傍題季語】棚機(たなばた)棚機つ女(たなばたつめ)七夕祭(たな
2018.06.26一日一季語青鬼灯(あおほおずき《あをほほづき》)【夏―植物―晩夏】上へ上へ青鬼灯が子を生める大橋敦子大橋敦子(おおはしあつこ、1924年4月18日-2014年2月21日)は、俳人。俳人大橋櫻坡子の長女として、母の生地福井県敦賀に生まれる。大阪府立清水谷高等女学校(現・大阪府立清水谷高等学校)卒。父に師事し、父没後の1972年、『雨月』の主宰を継承する。1979年句集『勾玉』で現代俳句女流賞受賞。『雨月』名誉主宰。俳人
2018.06.24一日一季語トマト【夏―植物―晩夏】朝日匂ふ卓へ濡れ手で出すトマト金子篤子金子篤子[カネコアツコ]1946年俳誌『浜』入会、大野林火に師事。1974年『浜』同人賞受賞。1984年俳誌『方円』創刊に参加【傍題季語】蕃茄(とまと)赤茄子(あかなす)【季語の説明】ナス科の一年草の実。茎はいくぶん蔓状で羽状複葉。不整の鋸歯(きよし)を有し臭気がある。六月ごろ、やや総状の黄色合弁花を開き、その漿果(しよう
2018.06.23一日一季語南天の花(なんてんのはな)【夏―植物―仲夏】南天の花こぼるゝよ腹のうへ松窓乙二*2018.06.21松本市内にて撮影松窓乙二(しょうそうおつに)/本名=岩間乙二(いわまおつに)修験者の血を引く漂泊俳人松窓乙二。与謝蕪村に「後世の俳譜この人より起る」と言われた。与謝蕪村に私淑し、最初の注釈書「蕪村発句解」をあらわした。松尾芭蕉をこよなく慕い、芭蕉が「おくのほそ道」を旅したように諸国を行脚し
2018.06.22一日一季語バナナ【夏―植物―三夏】柵結ひてバナナの庭に豚飼へる高田風人子大正15年3月31日神奈川県三浦郡浦賀町生まれ。昭和19年夏より「ホトトギス」へ投句。同21年復刊の「玉藻」に拠る。同34年1月ホトトギス同人。同63年7月「惜春」創刊。平成27年6月終刊。引き続き「雛」を福神規子と創刊。俳人協会評議員、日本伝統俳句協会会員(【傍題季語】甘蕉(みばしよう)【季語の説明】バナナはバショウ科の
2018.06.18一日一季語白粉花(おしろいばな)【夏―植物―三秋】白粉の花ぬつて見る娘かな小林一茶*2018.06.16港区六本木の路上小林一茶は、1763(宝暦13)年、長野県の北部、北国街道柏原宿(現信濃町)の農家に生まれ、本名を弥太郎といいました。20歳を過ぎたころには、俳句の道をめざすようになりました。一茶は、葛飾派三世の溝口素丸、二六庵小林竹阿、今日庵森田元夢らに師事して俳句を学びました。初め、い橋・菊明・亜堂ともなのりまし
2018.06.17一日一季語山法師の花(やまぼうしのはな《やまぼふしのはな》)【夏―植物―晩夏】山法師咲いて山向く風見鶏ながさく清江ながさく清江ながさくきよえ昭和3年3月27日静岡県生まれ。19年より慶大俳句会の人たちと作句を始める。46年「春燈」に入会し、安住敦に師事。53年第6回春燈賞受賞。60年「鷹」に同人参加。平成5年「春野」創刊同人として参加し、黛執に師事。13年「春燈」退会。同年「春野」副主宰となる
2018.06.16一日一季語青田(あおた《あをた》)【夏―地理―晩夏】大いなる風や青田の吹き窪み嶋田麻紀*2018.06.15外房線の車窓嶋田麻紀[シマダマキ]1944(昭和19)年11月2日茨城県に生まれる。1963年から1969年まで渡辺水巴門の菊池麻風宅から通学通勤。1968(昭和43)年「麻」創刊に参加し、麻風に師事。1972(昭和47)年麻評論賞。1975(昭和50)年麻俳句賞。俳人協会入会。俳人協会・日本現代詩歌文学館・国際俳
2018.06.013一日一季語梅雨晴(つゆばれ)【夏―天文―仲夏】梅雨晴や暗礁も見えず油凪西山泊雲西山泊雲(にしやまはくうん1877年4月3日-1944年9月15日)は、兵庫県出身の俳人。本名亮三。竹田村(現丹波市)生。酒造家西山騰三の長男。弟は野村泊月で、泊月の紹介で高浜虚子に師事した。酒造業を継いだが、青年期には神経衰弱に陥り家出や自殺未遂を経験。また家業が不振となった折には、虚子がその醸造酒を「小鼓」と命名し、「ホトトギス」に何
2018.06.12一日一季語扇(おうぎ《あふぎ》)【夏―生活―三夏】天井扇の風圧混血家族寄る伊丹公子伊丹公子(いたみきみこ、1925年4月22日-2014年12月15日)は、日本の俳人、詩人。本名・岩田きみ子。俳人の伊丹三樹彦は夫、同じく俳人の伊丹啓子は長女。1946年、三樹彦に師事。同年、三樹彦編集・発行の同人誌「まるめろ」創刊。1949年、日野草城主宰の俳誌「青玄」が創刊され、「まるめろ」は合流。2005年の「青玄」解散
2018.06.11一日一季語鰺(あじ《あぢ》)【夏―動物―三夏】夕鯵の売り子のこゑのとほりたる酒井十八歩*2018.06.09築地場外市場酒井十八歩結社誌名赤松(あかまつ)主宰日本の心、日本の風土この佳きものを次代へ継承する一本の紐たらん。*文学の森ホームページ引用【傍題季語】真鰺(まあじ《まあぢ》)室鰺(むろあじ《むろあぢ》)夕鰺(ゆうあじ《ゆふあぢ》)【季語の説明】アジ科に属す
2018.05.27一日一季語桜の実(さくらのみ)【夏―植物―仲夏】実桜や少年の目の海の色永方裕子*2018.05.25川崎市内にて永方裕子(「梛」主宰俳句作家)神戸市出身。昭和49年「万蕾」(馬醉木・鶴系)入門、殿村莵絲子に師事。第一句集「麗日」にて現代俳句女流賞受賞。現在、「梛」主宰。(公)俳人協会評議員。日本文藝家協会会員。国際俳句交流協会評議員。産経学園・読売文化センター講師。【傍題季語】実桜(みざ