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由依と理佐は、誰にも言えない関係を静かに育てていた。2人でいるときだけ、世界はやわらかくなる。何も言わなくても伝わる空気、指先が触れるだけで満たされる安心。そんな日々を、由依はずっと続くものだと思っていた。けれどある日、由依は突然、理佐の両親に呼び出される。重たい空気が落ちる。理佐の母は、冷たく笑った。「私たちの家系では同性愛は許されていません。由依さん、あなたと付き合い続けるなら_____理佐には家を出てもらうことになります。」心臓が一瞬で冷えていく「さあ、理佐のこれから
ひかるside母のお見舞いに向かっている途中、ふと目に入った花屋さんがあった。ひかる「お花、買うていくか…」お店に入ると、花の匂いに包まれるような感じがした。店員さんはあの若い男性の人…だけかな。けど、レジから聞こえてくる関西弁は、男性にしては少し声が高い気がする。お花、何にしよう。お見舞い用…とかないよね。店員「今日は、誰にプレゼントですか?」ひかる「えっ、?」店員「あぁ、いや…ユリの花を見てらっしゃったので。」ひかる「母に…お見舞いです。」店員「それは失礼しました…!」店
リクエストありがとうございます!「ちょっとだけ寝るー」とソファに横になって数時間。夜ご飯もできるしそろそろ起こしますか....田村「ゆいさーん....」ブランケットを落として寒そうに縮こまっていたかけ直してあげたい気もするけど、ここで寝かせてしまったら夜寝れへんくなって駄々をこねるのがオチでも.....その前にカシャッ、カシャッ田村「〜〜!!!かわいいっ!」小林「ん〜....こら〜....」田村「っ!」小林「....さむ。ほの、ブランケット取って」田村「だめです〜起きてくだ
リクエストありがとうございます!ひかるside今日はミニ配信の予定がある…のに。ひかる「…最悪、39度。普通に熱じゃん…笑」森田ひかる、風邪をひきました。美青「んんー…ひか、さん…どこぉ…」寝室で私を探している美青の声が聞こえる。けど身体が重くてソファから動けない。美青「ひかるぅ…あ、ひかさん、おはよ…ございます。」ひかる「おはよ、眠そう…って今呼び捨てで呼んだ…?」美青「ふふ、ダメ?」ひかる「ううん、むしろ嬉しい。」美青「…熱ある?顔赤い。」真剣な表情で私の隣に座ってお
少し前、私はたまごっちにハマっていたちょっとした空き時間があれば画面を覗いて、ごはんをあげて、機嫌を取って。撮影でお世話できないときは山下ちゃんとか守屋ちゃんにシッターを頼んだりもした山﨑「最近ずっとそれやな」楽屋で天が呆れたように言う藤吉「見て、成長した」山﨑「へー、かわいい」そう言いながら、天は私の隣に座る。距離が近い。なのに私は、画面から目を離さなかったその日から、天はたまごっちを見るたびに少しだけ静かになった。怒るわけでもなく、はっきり文句を言うわけでもなく、ただ、視
あの夜、レストランの前で別れてから、二人の関係は特に変わらなかった。これまで通り、連絡を取り合うこともないし、会うこともない。時間があの夜のまま止まっているようだった。渡邉とは七年の同僚で、その後の二年間はほとんど他人みたいな距離を保ってきた。小林にとって、この状況はいつも通りだった。驚きもしないし、気にすることでもない。こういう関係性には、とっくに慣れている。少なくとも、あの日から二週間が経つまでは。小林がその日仕事を終え、なんとなくスマホを眺めていたとき、海の底に沈んだはずの名
リクエストありがとうございます!そんなこと言われたらいのちゅけにしたくなるじゃないですか....と、いうことでいのちゅけです(サクラミーツ富士急から間をあけて読むことをオススメします)2回目のリアクションチェックとして富士急に来た今。せっかく井上とFUJIYAMA乗れるのに、なぜか心の奥の方がざわざわする気づいたら頬が濡れていた。一度溢れたものはもう止まることなく、必死で上を向いて耐える井上「え、泣いてるん?」武元「わからへん...なんかさっきから涙止まらん」井上「こわいん?」
リクエストありがとうございます!嘔吐の表現があります。苦手な方はUターンお願いします。璃花side彼女の美青ちゃんと同棲をして、約半年。でも最近、美青ちゃんの仕事が忙しい。お仕事を貰っていることはありがたいことだけど、休みが無さすぎる。明日の貴重な休み、しっかりと休ませてあげよう…そう思っていた時、ドアの開く音がした。美青「…ただい、ま。」璃花「美青ちゃん!おかえ…、顔色悪いよ?大丈夫?」美青「…ごめ、しんどい。」玄関まで迎えに行くと、私の方へ倒れるかのようにもたれかかってきた美
いつも読んで頂きありがとうございます!(本題は?って方は切り取り線までスクロールお願いします)いやぁ、今年も残り僅かですね。なんか2倍速くらいで過ぎてった気がしますでもドームはちゃんと結構前に感じるし、ウダジェネ初見で「うぉ、すげぇ」って思ったのはもはや昨年のことみたいに感じますし....(そういえば今年、新曲+アルバム+ツアーまとめて発表からスタートだったんですよね、😳❕)ちょっといらん事まで話しそうになってるので一旦止めますね✄---------------------------
リクエストありがとうございます!教卓に立つ理佐は、まるで雑誌からそのまま抜け出してきたみたいだったでも自己紹介のときに緊張して少し強ばった顔は、当時小学生だった私に勉強を教えてくれたときのまま。休み時間どこかの輪の中から理佐の名前が聞こえる度、「私が一番最初の生徒なんだ」って周りに自慢したくなったと、いうのも理佐と初めて会ったのは私が小学4年生の頃父がテストの点数が壊滅的だった私を見かねて、家庭教師として友達の娘の理佐を家に呼んだのが始まりだった理佐「じゃあこの問題解いてみて」由依「
リクエストありがとうございます!700人まであと少し!!年末まで頑張ります🔥制作期間が終盤に入って、ようやく手に入った久しぶりの休日夏鈴ちゃんは相変わらず、布団の中で丸くなっている。最近は忙しくてゼリーだけで済ませたりコンビニで買ったりだから今日は、朝ぐらいちゃんとしたご飯を食べてもらいたかった。起きる時間を逆算して、私はそっとベッドを抜け出して、キッチンの照明を落として作業を始めた何がいいかな....とりあえずお味噌汁と____守屋「....いたっ、」指先に小さな痛みが走った
小説になります櫻坂というより、欅坂っぽさを感じるかもしれません…カキカキ…私の周りのヒトたちは、一心不乱に鉛筆を動かし、模試を受けているこのヒトたちは、どこに向かっているのだろう?何が欲しいのだろう?誰のためなんだろう?「ご入学おめでとうございます。我が校では…」昔から、勉強は嫌いじゃなかった寧ろ、自分の知らない知識がたくさん書かれている教科書や本が大好きで、中学校では毎日、放課後に図書室に行って勉強したり、本を読んだりと、勉強に明け暮れていた中学3年生「森田さんの成績なら、こ
リクエストありがとうございます!おまたせしました🙇🏻♀️💦待ち合わせ場所に着いた瞬間、胸がぎゅっと縮まった優しそうな笑顔それなのに、私の足は少しだけすくんだ「おはよ」石森「....おはよう」笑顔をつくったけど、自分の頬が強ばっているのがわかる。彼は少し不思議そうな顔で覗き込んできた「大丈夫?なんか顔色悪いよ」彼の手がほんの少し動いた〝肩に触れようとしただけ〟かもしれないでも、そのわずかな動きに、体がびくっと震えた石森「...大丈夫、」拒んだら笑われた手を振りほどこ
リクエストありがとうございます!麗奈side今日はシンガポールでのお仕事。飛行機での隣の席は私の彼女でもある、玲ちゃん。ウトウトしていたら肩を貸してくれて、いつの間にか寝てしまっていた。玲「麗奈ちゃん、着いたよ。」麗奈「ん…あ、ありがと、ごめんね。」玲「ふふっ、可愛かったからいいよ。」麗奈「ちょっと…///」玲「行こ?」麗奈「うん!」到着ゲートを出るとファンの方で溢れかえっていて、少し怖かったけど、玲ちゃんが一緒に居てくれたから安心出来た。ホテ
渡邉「お邪魔します」田村「久しぶりですね!」渡邉「えー、そうでもないよ笑」田村「私お風呂入っちゃったけど、理佐さんもご飯前に入りますか?」渡邉「うーん、そうさせてもらおうかな」田村「その方が楽ですもんね!」田村「その間にご飯用意しておくので、ゆっくり入ってきてください」渡邉「うん、ありがとう」渡邉「これ、大したものじゃいけど」田村「わぁ、なんだろ。ありがとうございます」渡邉「夜のデザートにどうかなって」渡邉「もうひとつはお酒」
ものすごーーーーく季節外れですがお許しくださいそれでは、どうぞ。わたがしの甘ったるい匂い、焼きそばのソースの匂い、理佐が着ている甚平の独特の匂い。今日私たちは街から少し離れたところで開催されている夏祭りに来ているのだいつもかっこいい理佐だけど、今日は格別。前髪をセンター分けにしてはっきりと顔が見えてるし、なにより体格が良すぎてもうなんか完璧すぎて頭痛くなりそう私も張り切って浴衣を着て見たけど、やっぱりいい歳した教師がこんな格好をすると羞恥心が生まれてくるミスったな…普通の私服でくればよ
リクエストありがとうございます!保乃sideひかる「…ックシュン、はぁ…」保乃「ひぃちゃん、風邪?」ひかる「うぅん…風邪やない…」保乃「いや、くしゃみと鼻声で風邪じゃないわけ…」ひかる「、ックシュン…ックシュン」保乃「暖めたるからおいで。」テクテクと効果音が鳴りそうな歩き方で保乃の所に来たひぃちゃん。椅子に座っている保乃の膝上に向き合って座りに来た。ひかる「ぎゅー、する…」保乃「ふふっ、可愛ええなぁ。」座ってすぐ保乃に抱きついてくる、大きな赤ちゃん。本人に言うたら怒りそうや
渡邉「ほのちゃん、起きて」渡邉「15分経ったよ」田村「んー。」渡邉「おはよ笑」田村「おはようございます笑」渡邉「じゃあ私は帰ろうかな」田村「駅まで送りますよ」渡邉「外寒いから大丈夫だよ〜」渡邉「お昼ご飯ありがとうね、美味しかった」田村「いいえ!また作るのでいつでも来てください」渡邉「あ、そうだ。これあげる」田村「なんですか?」渡邉「ブレスレット」渡邉「ほのちゃんに似合う気がして」田村「うわぁ...めっちゃ可愛
渡邉「私見たいお店あるから、ほのちゃんも好きなお店行ってて!」田村「え、一緒に回らないんですか?」渡邉「あー、誰かと行っても別行動なんだよね」田村「.....そうですか」渡邉「自分の用終わったらすぐ合流するからさ」渡邉「それまで見ながら待ってて?」田村「分かりました!」田村「理佐さんオシャレだから、服見てもらいたくて!」渡邉「おっけー。じゃあまた後で!」自分の欲しい服を買って、なんとなくアクセサリーのお店に入った渡邉「ほのちゃん、アクセ
ネタがないので過去作です。それでは、どうぞ。由)渡邉さん、放課後にみんなのプリント集めて私の机に持ってきてくれないかな?理)分かりました。由)ありがとう、お願いね。真面目で礼儀正しい子には、ついつい頼ってしまう。教師は生徒に平等に接しなければいけないのは分かってるけど、やっぱり聞き分けのいい生徒の方が私は好きそしてその代表と言えるのが、真面目で程よく陰キャの渡邉理佐という生徒だ。彼女は根は極度の陰キャだが、そのビジュアルの良さから一軍女子達に一目を置かれている美)お疲れ由依ちゃん!
渡邉「えっと....キスっていうのは.....」田村「....ダメですか」渡邉「ほのちゃんまだ酔ってるね」渡邉「早く寝た方がいいよ」田村「...理佐さんの心臓の音聞こえますよ」田村「もしかして、私でドキドキしてくれてますか...」渡邉「///...そんなことないよ」部屋が暗くてよかった今絶対、顔赤い田村「理佐さんって経験少ないですか?」渡邉「そ、そんなことないよ...」田村「このくらいでドキドキしてるから、ウブなんだなって思っちゃって
夏鈴side天とお出かけする日。連絡先やがわからないから、とりあえず遅れないように約束していた場所へと向かう。天「あ!夏鈴せん…、お待たせ…しました。」夏鈴「ふふっ、夏鈴でいいし、敬語も要らないよ。」天「夏鈴!」夏鈴「行く?」天「うん!!」ショッピングモールで色んな店へと入る。服を選んだり、欲しいアクセサリーがあるか見たりと、どこに行くか悩むことは無かった。天「ね、これ似合うと思う?」夏鈴「いいじゃん、可愛い。」天「え、どうしよ、買おっかな…?」夏鈴「私、こっちのやつ気にな
渡邉「とりあえずソファーに座って待ってて」田村「...」これは完全に明日二日酔いだな私も休みでよかった。渡邉「ほのちゃん、水持ってきたけど飲める?」田村「んー。頭が痛すぎて目開けられないです...」渡邉「横になった方が楽?」田村「横になったら寝ちゃうかもです」渡邉「寝れそうなら寝ちゃって大丈夫だよ」田村「でもせめてお風呂入らないと...」田村「理佐さんそういうのしっかりしてるし」渡邉「しんどいでしょ?そんなこと気にしなくていいんだよ笑
てんほのさんが高校の先輩後輩という設定ですそれでは、どうぞ。あの人の揺れるピアスや長い髪から香る匂いは、いつも私の頭をクラクラさせてくるそれはきっと私だけじゃなくて、ひかるや夏鈴、その他のみんなも彼女のそれを見てそう感じてると思う保)天ちゃん、保乃のこと見過ぎやで。天)え?保)ふふっ、ほんまに保乃のことしか見えてないんやな。天)…保乃先輩が魅力的なのが悪いでしょ、保)うわっ、生意気な言い方やね笑なんて言いながら保乃先輩は教卓の上に行儀悪く座る。秋の放課後の教室は静かな寒さを纏っ
リクエストありがとうございます!りかみおはまた別で書きますね^^保乃の彼氏のひいちゃんは、学校の中でちょーっとだけ有名。......そう、いわゆる〝不良〟ってやつでも保乃からしたら、ひいちゃんは〝ただのひいちゃん〟で。ちょっとぶっきらぼうで、すぐ怒るし、喧嘩するし、いつも先生に呼び出される。でも、好きな人の前では弱くなる。不器用で、どうしようもないくらい優しい人補習あるけん中庭で待っとって田村「えらいやん...!補習なんて一回も行ったことなかったのに....」中庭のベンチに
森田「理佐さん!!」田村「わー!理佐さんだ!」藤吉「お久しぶりです」守屋「お元気でしたか?」渡邉「元気だよー。みんな久しぶり」田村「どうしたんですか?」渡邉「偶然近くまで来たから顔出そうと思ってね」森田「嬉しい〜」渡邉「夏鈴ちゃん元気?」藤吉「元気ですよフフッ」藤吉「ついこの間も連絡取ってたのに笑」渡邉「顔は合わせてなかったからさ」藤吉「あんまり心配しないでください」藤吉「気疲れしますよ?笑」渡邉「平気だよ笑
「ほのちゃん?」「あ、ごめん(笑)ホントに大丈夫やで(笑)」「だから私がしてほしいんだってば」誰にでもやってるんだろうなひぃちゃん人気者やもんな…私は軽くひぃちゃんに近付くハグをしようとしたけれど途中で断念したきっとハグをしてしまったら弱くなるそんな気がしただからどうにか濁そうとひぃちゃんとハグをしなくて済むように頭をフル回転させた「寒くなってきたから部屋戻ろ〜」「ほのち
『時間が二人の間に距離を作り、やがてその距離を当たり前のものに変えていった。』かつて一線を越えた二人が、現実に引き離された後、偶然の再会で再び交わる――そんな物語です。「久しぶり」少し迷うような視線を向けられて、しばらくしてから小林はやっとスマホから顔を上げた。軽く眉を上げて返す。「久しぶり、こば」相変わらずの呼び方だ。声も昔と変わらず淡々としていて、ただの癖みたいな軽さ。小林も特に気にするほどでもない。「最近どう?」「まあまあかな。FCの一周年イベン
"ゆいのことぜったいにわすれないから!""うん、私も。たとえ離れていても心は繋がっているから!"銀河鉄道が迎えに来てくれそうなくらいの満天の星空の下、去っていく彼女に私は約束した。"ぜったいにゆいとけっこんするんだから!""…!待ってる、、。"私は今でも信じている。綺麗な星空がくれる奇跡を。プラネタリウム/planetarium✩┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈✩Y私は小林由依。今年で16になる。実家は農業をしていて、父が経営しているスーパーで野菜などを販売している。私は父が作
教室の窓際、淡い夕日が差し込んでいた私はノートを閉じてため息を一つ小林由依。クラスでも教師からの信頼は厚い、いわゆる"優等生"だけど放課後の彼女を知ってしまった私は、もう簡単に彼女を真っ直ぐ見れなくなっていた昨日帰り道、忘れ物を取りに校舎へ戻ったとき偶然見てしまった人気のない体育館裏で由依が他校の制服を来た女の子に壁ドンして軽く笑いながら耳元に囁いているところをその子が顔を赤くして身を預ける様子まで、全部…あんな顔、私の知ってる小林由依じゃない由「理佐、ノートありがと。助かる