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小林が実家に帰っていた数日間、渡邉は意外と真面目に、ちょこちょこヨーロッパの写真を送ってきた。教会だの、食べ物だの、大半は何を撮りたかったのかよくわからない街並みで、本人は一枚も写っていない。人が何を見たいかなんて、まるで考えてないんだから。二人ともそれぞれの用事で忙しく、決まっていたのは、次に会ったら一緒にキャンプに行く、ということくらいだった。午後四時、事務所の仕事がようやく一区切りついた。小林はキャリーケースを引きずりながら休憩室からロビーへ向かう。周りの同僚たちがせわしなく
リクエストありがとうございます!現在リクエスト休止してます🙇♂️収録終わりの楽屋。みんなは帰る準備を終え、バラバラと帰っていく。気づけば、楽屋には麗奈と私だけ。私はスマホを見るふりをしながら、鏡の前で髪を整えている麗奈をチラチラと見ていた。そんな視線に麗奈が気づかないはずもなく。麗奈「夏鈴ちゃん、帰らないの?」夏鈴「…うん。」麗奈「誰か待ってる?」夏鈴「…。」麗奈「私?」夏鈴「…別に。」麗奈「ふふっ、そっか。」その笑い方が、何となく気に入らない。まるで全部分かって
それでは、どうぞ。大好きな人がいたその人に何かあっても、私がそばにいて守ればいいって…そんな浅はかなことばかり考えてたその人にとってのそういう存在が、私じゃなかったかもしれないのにガラッ保)夏鈴ちゃん。夏)ん、保)保乃にも一本ちょうだい。夏)……だめ。真っ黒になった灰皿にタバコを押し付けて火を消した。まだ半分以上残っていた。これが無駄になってしまったのは、辛そうな表情を浮かべながらベランダに出てきた保乃のせいだった保)なんで?夏)汚れてほしくないから、私みたいに。保)…
リクエストありがとうございます!春の空気がまだ残り、真新しい制服の袖が少しだけ窮屈に感じる。転校してきてから一週間。変わってしまった環境や誰も知らないクラスメイトたちに囲まれている緊張感からか、私の身体はここ数日ずっと熱を持っていた今朝も母に言われるがまま無理をして家を出てきたけれど、いざ授業が始まるとそのツケが一気に回ってきたらしい「よって求める座標は____」これ以上頭を支えていることができなくて、たまらず机に額を突っ伏した。冷たい木目の感触が火照った頬にほんの少しだけ心地いい次目
そろそろ体限界なのかなぁ....だだっ広いリハーサル会場の冷えたコンクリートの壁にずるずると背中を預けたまま、そんなことを考えていた。その場の熱気とは裏腹に自分の内側からどんどん熱が奪われていくような感覚がある額に滲んだ汗を拭う気力すら湧かないのはただの疲れだけではない気がした。頭の芯が鉛のように重く、視界の端はぐらぐらと揺れる「つかれた?」足音が近づいてくる。ぼんやりと視線を上げ、ただ天のことを目で追った「ヘトヘトやん」「まぁしゃーないか、アラサーやもんな笑」口では小馬鹿にして笑
リクエストありがとうございます!現在リクエスト休止してます🙇♂️ガチャッ美青「ゆいさーん!帰りました!!」由依「美青おかえり。」香川から帰ってきた美青は、ニコニコの表情で私に抱きついてきて離れなくなった。ツアーがあって、しばらくこういう時間は無かったから、私も嬉しい。本人には言わないけど。美青「LIVEが終わればゆいさんに会えると思って、頑張ってました。」由依「そうなの?」美青「そうです!こうやってくっついていたかったんです…ずっと。」由依「頑張ったね。お疲れ様。」美青「
保乃ちゃんと久しぶりの夏祭り。多分、付き合う前に行った以来、行っていない。ルンルンで準備している保乃ちゃん。…かわいい。保乃「ひいちゃん準備は?」ひかる「するする。楽しみだね。」保乃「うんっ!ひいちゃんからのお誘いやし!嬉しい!」ひかる「久しぶりにと思ってね。」準備を終わらせ、家を出る。少しずつ沈んでいく夕日。街はもうお祭りの雰囲気が漂っていた。保乃「んふふっ、もう楽しい!」ひかる「まだ屋台も見えてないよ?」保乃「ひいちゃんと一緒やもん!そんなん楽しいに決まってるやん!
渡邉が体を起こし、ソファの肘掛けに寄りかかる。「何か食べたいものある?外出る?それともデリバリーにする?」「出たくない」「オッケー」スマホでメニューを眺め始める。「じゃあ韓国料理は?他のがいい?」「韓国料理でいいけど、辛すぎるのはやだ」デリバリーは思ったより早く届いた。渡邉が立ち上がってキッチンへ向かい、後をついていく。シンク脇に寄りかかって、料理を一つ一つ皿に取り分けていくのを眺めた。小鉢のおかずまで丁寧に小皿へ移していく。「手伝おうか?」「いいよ、座って待って
2026年9月中旬のある日、そこさくの収録スタジオの楽屋にて綺良「ついに9月も中旬を過ぎたか・・・。早いもんやな。」茉里乃「確か綺良ちゃんは今月の30日に卒業セレモニーやるんだよね。綺良ちゃんが櫻坂メンバーでいられる時間も少なくなってきたね。」綺良「私がこのグループに入っていろんなことがあったな〜。グループの名前が変わったし、新国立や東京ドームでライブ出来たし。」茉里乃「私達って意外と順風満帆なアイドル人生送ってるよね。」綺良「でも私は選抜常連メンバーにはなれんか
メッセージが届いたのは三日目のことだった。「ねえ、クリスマスの予定ある?」小林はその短い一文をじっと見つめ、わけがわからないという気持ちになった。どこから来た自信なのか、年末も間近になってからこんなことを聞いてくる。こっちにだって予定があるかもって、考えもしなかったわけ?それとも、聞きさえすれば絶対断らないって、勝手に決めつけてた?あれだけ長い沈黙のあとにやっと絞り出したのがこの一言かと思うと、苛立ちが募っていくのを感じながら、「約束がある」とだけ返信して、また韓国ドラマに視線を戻した
好きなのかな…気にはなるけど好きかと聞かれるとはいとわ言えない好きがいまいち分からない一緒にいると楽しいし、もっと話したいとかも思う付き合いたいかと聞かれるとそうなのかなって考えてしまう考える時点でまだ好きじゃないのかなって好きなら即答すると思うし最近はこの事が頭の中でグルグルしている「ほのちゃんどした?」「天ちゃん…あんな、聞きたい事あんねんけど」「ん?なに?」「好きってどんな感情?」「え、どんな感情……」天ちゃんは長い時間考えていた「う〜ん、上手くは言えないけど気
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それでは、どうぞ。ザー☔️村)…。仕事が終わって『少しでも長く一緒にいたいから』と今日は楽屋を1番に出た。久しぶりの夏鈴さんとのお泊まり、そりゃもう楽しみすぎて、多分今までの人生で今日は最多と言っていいほど時計を見たと思うなんだけど…谷)うわ、すっごい雨。村)愛季、これあと何分で止むの?谷)ちょっと待ってね…あー、もう一晩中降るみたい。見ての通りの大雨が私の行方を阻んでいる。愛季が言うにはあと30分したらマネージャーさんが車で送ってくれるらしいけど、今の私にはその30分でさえも
お久しぶりです。誰も見ないかもしれないけど、溜めていたものをしれっと載せて終わりにしようかと思います😌┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈理佐side.友「理佐、帰らないの?」理「あ、うん。友達待ってる」友「そっか、じゃあ先帰るね!またあした!」理「うん、またね~」教室で待っていると、廊下を走る音が聞こえてきた。理「ゆいだな~」ガラガラッ由「りさーーー!!」理「ビンゴ」由「なに?」理「いや、なんでも」由「理佐きいて!友達できた!」理「おぉ、よかったじゃん
9月上旬のある日、そこさくの楽屋にて瞳月「あきぽさん、ついに9月に突入しちゃいましたね・・・・。」あきぽ「そうだね〜。8月いっぱいまで私たち櫻坂は全国ツアーだったから夏を満喫出来なかったね・・・。」瞳月「でも今は9月も秋というより夏ですよ。9月に開催される花火大会も増えましたし。」あきぽ「完全に地球温暖化の影響だね・・・・。まあ花火が見れるのは嬉しいけど。」瞳月「それにしても今年の全国ツアーは櫻坂初の四国ライブができましたね。」あきぽ「うん!ライブも楽しかっ
食事を終えたあと、車を呼んだ。後部座席にもたれて、窓の外を眺めていた。街並みがだんだん静かになっていく。観光地っぽさもどんどん薄れていく。首をかしげて渡邉をちらっと見たけど、反対側の窓にもたれたまま涼しい顔で、説明する気配は全然ない。車を降りて少し歩くと、立派なマンションの前で足が止まった。信じられない、という顔でそのビルを見て、渡邉に視線を戻す。「……え、理佐のうち?」「うん、そうだけど?」渡邉はオートロックを解除しながら、その言い方はどこか当たり前っぽかった。は?どういうこ
それでは、どうぞ。私が別れを告げた夜、天ちゃんは泣かなかった天)じゃあ…行くね。夏)うん。天)不規則な生活、しちゃダメだよ?夏)、、うん。5年間、ずっと天ちゃんのことを愛してた。それは天ちゃんも同じで、私たちは紛れもなく世間一般でいう『恋人』でいられたそれが崩れたのは彼女のたった一度の失敗浮気だった私はそれを許すことができなかった。信頼しきってだからこそ、なおさら無理だった天)……ごめんね、夏)うん、、大丈夫。天)もし私があんな事しなかったらさ、まだ恋人でいてくれた?
リクエストありがとうございます!このペアにあまり詳しくないのでイメージと違ったらすいません🙇♀️,,それでは⇊____________ピトッ村山「びっくりした....玲さんか」村山「首はくすぐったいから触ったらダメですよ」大園「熱あるの?ちょっと熱かったよ」村山「そんなことないですよ」大園「顔色も少し悪いよ?」村山「平気です、気にしすぎですよ笑」大園「すぐ強がるんだから、素直になりなさい」大園「この時期そんなに厚い服着る人いないよ」
リクエストありがとうございます!※11th期間設定ですストロボの白い光の中、私はカメラのレンズからわずかに視線を外し、差し出された録音機の前にほんの少しだけ身を引いた「今作では8thシングルぶりの山﨑さん、藤吉さんとのフロントですが....活動7年目、森田さんにとってお2人はどのような存在ですか?」「7年目...そうですね____」頭の中でその数字を転がしてみる。迫力のあるパフォーマンスで、ファンはもちろん世間の目を惹きつける2人。きっと目の前にいるインタビュアーもそのイメージを持って
お久しぶりです。仕事がちょい忙しいかったりでなかなか投稿できてませんでした。もうちょい続くので気長にお待ちください🙇♀️〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜森田side私は死にかけていたところを保乃さんに助けてもらった。保乃さんは気にするなって言ったけど、迷惑かけちゃったな…。森田「グスッ…」保乃「え、ひぃちゃん?どうしたの、怖かった?」森田「ちがっ…」保乃「ゆっくりでええ、ひぃちゃん色々抱えとるやろ。話してみ?」保乃さんは私を優しく抱きしめ、私が今までご主
リクエストありがとうございます!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー私には部活に大好きな先輩がいる。石森璃花さん。優しくて、面倒見が良くて、後輩の私にもいつも自然に話しかけてくれる。だからこそ、私はいつからか、先輩としてじゃなく1人の女性として、璃花さんを見るようになっていた。でも。この気持ちを伝えるつもりなんてなかった。だって私は後輩で、璃花さんは先輩。もし告白して気まずくなったら。今までみたいに話せなくなったら。そう考えると、怖かった。だからずっと隠していた。
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リクエストありがとうございます!旅行二日目石畳をのんびり歩いていると、すれ違う観光客のほとんどが浴衣姿だった。風が吹くたびに帯が揺れて街並みによく映える「浴衣いいですね」「私もそれ思ってた」「レンタルしてみます?」旅行中は何かとお金がかかる。せっかくなら美味しい物食べたいし、お土産だってたくさん買いたい。そう思うと浴衣は少し贅沢な気がした「いやぁ、いいかな。レンタルって言っても意外とするし」苦笑いして首を横に振ると保乃が少し身を乗り出す「いや、しましょう!せっかくの旅行だし!」
リクエストありがとうございます!今日は仕事終わりの保乃ちゃんが、私の家に来る日。プライベートでは、卒業してからの方がよく会っているかもしれない。ピンポーン梨名「はーいっ、保乃ちゃんやっほー、って…大丈夫?」保乃「んー、ごめんなぁ…ちょっとお腹痛くて、」梨名「荷物持つわ、とりあえず入って?」保乃「ありがとう…」ドアを開けた先には、何やらしんどそうな保乃ちゃんがいた。話を聞けば、女の子の日2日目らしく、今日のレッスンも、途中で帰らされたらしい。保乃「井上に…会いたかったから、
リクエストありがとうございます!!!森田さん…男子ですかね、解釈が違ったらすいません…教室に入れば、みんなから警戒される。授業はほとんどサボり、担任や先生の話は全く聞かない。人に興味が無い。でも1人だけ、昔から仲のいい幼馴染がいる。世話焼きで、こんな奴にも接してくれる。まぁ、ほとんど怒られてばかりだけど。「あ、またサボってるやん。あかんよ?」ひかる「どうせ卒業はできるし。」「ふぅーん?勉強出来ひんくせにー。」ひかる「うるさい、保乃ちゃんだって出来ないくせに。」保乃「ちゃん
リクエストありがとうございます!暑さに滅法弱い私たちは、「絶対に本格的に暑くなる前に行こう」と何度も予定を合わせようとしていた。ただ、今年の気温差にすっかり振り回されてようやく決まった今日は〝今季最高気温〟らしいどうりで寝苦しいと思った。重い身体に鞭を打ってやっとの思いで起き上がると、今度は寝起きとはまた違う不快感を感じた。頭の奥がぼんやり霞んでいるようで、ただ座っているだけなのに気持ち悪くなってくるこの気温だし夏鈴さんのことだからもしかして、と淡い期待を抱いて携帯の通知を確認するも「今日
藤吉「...クシュン...お風呂ありがと」村山「おかえりなさい、ちょっと鼻声になってますね」村山「薬と飲み物用意したからあとで飲んでくださいね」藤吉「ありがと」村山「私もお風呂入ってきます。冷えちゃうからドライヤーすぐしてください」藤吉「お母さんみたい笑」村山「夏鈴さん言わないとやらなそうなんで笑」藤吉「子供扱いしすぎだよ笑」村山「フフッ....じゃあいってきますね」藤吉「うん」村山に言われた通り、ドライヤーはすぐやってそのあと薬も飲ん
リクエストありがとうございます!家に帰ってから一番気を使うお風呂とスキンケアを済ませたこの時間はひいちゃんからアニメのお勉強会。内容はさっぱりやけどお風呂上がりで火照った頬をもっと赤くしながら一生懸命話すこの子はたまらなく愛おしい今日はやけに静かな横を見るとオープニングにも関わらず小さな先生は何度も瞬きしながら、繋がれた手からはぽかぽかと熱を伝えていた田村「ねむたいなぁひいちゃん」森田「寝らん....」田村「今日頑張ったからまた明日観よう?」森田「んーん....」言葉とは裏腹にすっ