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筆者著作「ワザトクロサワのCinemaReviewFolder~映画は人生とともに~」Amazon.co.jp(link)などにてオンデマンド出版販売中!他の取り扱い店舗など、詳しい記事はこちらです。映画評論ブログ「開始」20周年記念告知のこと|ワザトクロサワのCinemaReviewFolder普段から筆者は映画本を少しずつだが読んできている。かねてより映画ファンだからこその趣向なのだが、誰しもが人間なもので、淀川長治や荻昌
(※長いです)映画「砂の器」を観た。加藤嘉がすごい、どうしても観てほしい、と、ひとりでBSテレビでやっていた映画「砂の器」を観た夫が言うので、録画を視聴。見終わっても、加藤嘉のつぶらな目が頭から離れない。主演は刑事役の丹波哲郎のほか重要な役どころの豪華俳優が出演しているというのに、頭の中は、加藤嘉ばかりが心に残ってしまう。とんでもないものを観てしまったと思った。1974年公開、松本清張原作、野村芳太郎監督、橋本忍、山田洋次脚本の大ヒット映画。映画版の筋はこう。東京、蒲田で男
ゼロの焦点を観た。同じく松本清張映画化の名作『張込み』の脚本監督コンビによる鉄道推理ドラマは、川又昴のカメラもあって実に日本海、実に能登半島だ。撮影隊も能登の強風に手を焼いたとある。芥川也寸志の劇伴も良い。火曜サスペンスの代名詞"崖ぎわでの謎解き"が王道になったのは、本作が原点と言われているが、確かに久我美子の断崖での謎解きは長い。中盤、次々に証言をたどって行く過程は、さすが映画を知り尽くしている職人監督、野村芳太郎独壇場で短いカットの連続面白い。高千穂ひづる運転の車が、追ってくる加藤嘉から遠ざ
橋本忍記念館に行ってきました。橋本忍は日本映画の黄金期を支えた脚本家で黒澤明や市川崑など名監督と組みヒット作を作りました。志村喬とも同郷でした。この本は気になる映像化されたのか?
ジャスミンは人にはあまり興味ないのだけど人の名前にはかなり興味あり。名前ですぐ思い出すのは俳優さんの下條アトムさん。アトムさん、去年、亡くなってしまったのね。若き日のアトムさんアトムさんは昭和21年生まれでジャスミンよりひとつ年上。お名前のアトム・・・ご本名なんですよね。お父様で俳優の下條正巳さんがこれからの原子力が平和の為に使われることを願い原子を意味するatomと名付けたそうで漫画『鉄腕アトム』より早く誕生・命名されている。後年、
黒澤さんの家は小田急線の狛江の駅から5、6分の敷地が三百坪以上もある広壮な邸宅である。玄関でベルを鳴らすと小柄で白髪の初老の人に迎えられた。同居している奥さんのお父さんである。どうぞ・・と案内されて中二階の客間に通された。十畳・・いや、それ以上の広さで長押や天井板の銘木類がしっとりとした質感を漂わせる日本座敷である。黒澤さんはすぐに現れた。びっくりするほど背が高かった。彫りの深い端正な容貌で赤いセーターが印象的だった。橋
無料映画時間つぶしに丁度よし<0時過ぎ起床>室温15.3湿度54気温2.3体温36.1血圧131-81-69<シャワー浴>2時過ぎ~3時前洗面室・浴室・暖房・体重52.7・乾燥・スキンケア<買物他>やまや、ニッコー<P-携帯>7時過ぎ<体調>耳鳴り、飛蚊症状<スマホ歩数>5081歩<ラジオ体操>第1&第2<ユーチューブ>カラオケ練習/他気儘サーフィン*映画「張り込み」1958年原作:松本清張監督:野村芳太郎脚本:橋本忍キャスト:大木実,宮口精二,高峰秀子,
橋本がはじめて書いた脚本『山の兵隊』を伊丹万作に見て頂いたのを契機に京都市上京区にある伊丹の家に出入りするようになってから3年が過ぎていた。その日も京都盆地の異常な暑さの中敷布団に仰向けになった伊丹の枕元に座って作品を見て頂いた。その作品の大多数が病床(肺結核)の伊丹を不機嫌にし、怒らせ、じりじり苛立たせたものだった。橋本が伊丹の逝去を知ったのはそれから約40日後の新聞紙上で社会面の訃報欄であった。1946年(昭和2
映画「白と黒(1963年公開)」を観た。【解説】橋本忍のオリジナルシナリオより「娘と私」の堀川弘通が監督した推理ドラマ。撮影は「ぶらりぶらぶら物語」の村井博。第37回キネマ旬報ベスト・テン第9位。最初に犯人が分かった上で追い詰める「刑事コロンボ」的な展開かと思いきや、被害者の夫で死刑廃止論者の弁護士と真犯人とされる弁護人補佐が、冤罪承知の投げやりな犯人の弁護を務める設定に検察が加わる。この年齢になるとやたら検察庁警察の立場や面子がよく分かる。そして「そう来たか~」というなかなか面白いどんでん
『羅生門』『生きる』『七人の侍』『生きものの記録』『蜘蛛の巣城』『隠し砦の三悪人』『悪い奴ほどよく眠る』『どですかでん』の黒澤作品のほか『真昼の暗黒』『張り込み』『ゼロの焦点』『仇討ち』『上意討ち・拝領妻始末』『切腹』『日本のいちばん長い日』『風林火山』『砂の器』などなど戦後最大の脚本家・橋本忍さんの脚本家への第一歩から黒澤明監督との仕事・交流を橋本さんご自身が書かれたご本です。ざっくりとご紹介しますね。昭和14年
江戸屋敷で繰り広げられる静かな謎仲代達矢を偲んで映画「切腹」1962年/松竹/133分監督:小林正樹脚本:橋本忍出演:仲代達矢、石濱朗、岩下志麻、三國連太郎、丹波哲郎、中谷一郎、佐藤慶はじめに仲代達矢さんを偲んで先月、仲代達矢さんの訃報が流れ、多くの映画ファンが彼の出演作を振り返っていました。そこで「ほくとの気ままなブログ・映画紹介」でも、私の好きな俳優さんの一人である仲代達矢さん、そして過去にレビューを書いていなかった仲代作品の
日曜日。午前中に冷たい雨も上がり、静かな、でも冬らしい、とても寒い日曜日。でもそうはいっても先日地震のあった東北と比べれば暖かく、穏やかな東京の日曜日。昨日のうちに洗濯をしておいたので、今日は本当にダラダラと。本来ならば休日をもっと有意義に、それこそ外出して横浜の放送ライブラリーで催されている山田太一展あたりを見にいったりすればいいんだけどね、お金がない、足が重い、ダラダラ、ダラダラと...どうも不健康でいけませんね。私くらいの年齢で真っ当な仕事についてちゃ
ずっと気になっていた「鬼の筆〜戦後最大の脚本家・橋本忍の栄光と挫折」(春日太一著/文藝春秋社)を読む。「戦後最大の脚本家」と呼ばれる橋本忍へのインタビューを盛り込んだ評伝本。著者は日本映画や時代劇に関する著作も多い春日太一さんである。橋本忍と言っても若いアナタはピンと来ないかもしれないが、「七人の侍」「生きる」「砂の器」「八甲田山」など、大ヒットした日本映画の脚本を書いた脚本家として知られる。デビュー作は黒澤明監督の「羅生門」(1950年)である。以前、橋本さんが晩年に書かれた「複眼の映像ー私
NHKBSプレミアムで東宝映画「八甲田山」を見ました。(1977年・森谷司郎監督)※ネタバレしません。原作は新田次郎の「八甲田山死の彷徨」。脚本は橋本忍。音楽は芥川也寸志。大ヒット映画です。主演は高倉健、北大路欣也。島田正吾、大滝秀治、三國連太郎、栗原小巻、加賀まりこetcetc。加山雄三、森田健作はどこに居た?🙄山、超厳寒(体感気温−50度ですってよ!😨)、軍隊。全て超苦手ですが、放送されるたび「怖いもの見たさ」で見てしまうという、私にとっては一種のホラー🧟映画。実際、幽霊も出てきます。
堀川弘通監督橋本忍さんのオリジナル脚本の映画化。とっても面白いミステリー・サスペンス映画。記憶をたどってみたら10年前に記事をアップしていました。でももの凄く雑で酷すぎる記事でしたので今回は画像も入れてもう少し丁寧に・・・見事などんでん返しですのでネタばれ出来ないのが残念。ある夜、目黒の高級住宅地で殺人事件が起きる。被害者は弁護士会々長・宗方(千田是也)の妻・靖江(淡島千景)。直
出会いは1982年10月テレビ放映版。2003年11月28日京都文化博物館でスクリーン初鑑賞。2025年7月16日京都文化博物館で『祇園祭』熊左/三船敏郎と三回目の出会い。同じ年に菊千代も見れる。この機会は逃さない。間もなく上映開始だ。
ながながと、お付き合い、ありがとうございます。今回は、今さら、あらすじということではないと思いますので、勝手ながら、私の好きなシーンの話しを時系列で、しようと思います。引き続き、お付き合いください。【タイトルバック】●不気味な野武士のテーマが流れます。「志村喬三船敏郎」のクレジット次が、現在ならば、他の侍たちのクレジットになると思うのですが、「津島恵子島崎雪子」なんですね。【プロローグ】●野武士たちが、村を見下ろします。麦の刈り入れが終わる頃に村を襲おうと話をします。ちょ
既に2回、今回のリバイバル上映の「七人の侍」について、お話しましたが、肝心な作品については、まだ、お話していないんですよね。前回でも、少しお話しましたが、なんと言っても、緻密な脚本がスゴイですよね。細かいピースのパズルのような物語で、全く無駄がない、登場人物とセリフ、そして、音楽にカメラワーク、全てが、キッチリして、もちろん黒澤明監督の演出あっての作品であることは、言うまでもないことです。登場人物である、七人の侍は、もちろんですが、お百姓さんを演じる俳優さんたち、みんなの顔がいいですよね。
砂の器(1974年)野村芳太郎、丹波哲郎・加藤剛ハンセン病の父を持った息子のかなしい人生を描いたもの親子愛(親→子)に感動したい時に見るか音楽が作品を象徴するようでもう本当に素晴らしいので音楽を聴くために見るか殺人事件からうかびあがってくる一組の親子子どもの名前は秀夫というこの親子は放浪の旅をしてたらしいことがわかるではなぜ旅をしていたのか父がハンセン病になって村を追われたから、なんだけど殺人の動機が面白い少し戻って、親
昨日(10/15)のブログにて綴った通り今日(10/16)は予定が入っていて普段よりも一日が長い為もう朝の時間帯にブログ記事を更新しておく。尚、明日(10/17)は明日で朝から晩迄予定が詰まっているから今日と同様に早めにブログ記事を更新する事になろうかと。因みに明日の朝一番の予定は映画鑑賞を行う事で鑑賞作品は東宝の伝家の宝刀黒澤明監督作品『七人の侍』(1954)新4K版である。
明日10月11日(土)大阪肥後橋アワーズルームで毒演会を開催される快楽亭ブラック師匠が大阪で初口演されると言う【僕だって砂の器】笑いとエロスの感動作。全ての男性客が目から涙を亀頭からクーペ氏腺液を溢れさす落語との事(マジか!)既に先月、東京や名古屋では演じられ大評判だったとの事!きっと6月末から7月初旬に午前10時の映画祭で上映された映画【砂の器】を鑑賞された師匠がそこから着想された新作落語インスタグラムで流れて来た素人の女性の横顔を無断でト
橋本忍記念館のある市川町文化センターにて講演をします!日時は11.29(土)14時お申込み方法などの詳細は貼付画像にて講演後は春日による記念館ガイドも予定しています。お近くの方は是非お立ち寄りくださいませ!
ある痴情もつれの殺人事件。加害者である若手弁護士・浜野(仲代達矢)は恩師であるベテラン弁護士・宗方の妻(淡島千景)と不倫関係にあり、その妻を絞殺したのだ。犯行現場となった宗方の自宅から逃走するも通報があって舞い戻る浜野は、警察から事情聴取を受ける。その途中で容疑者逮捕の知らせが届く。内心動揺する浜野。前科者であった容疑者の男は偶然が重なって誤認逮捕に至ってしまう…1963年製作。AmazonPrimeU-NEXTにて配信中。名匠橋本忍のオリジナル脚本。二転三転する犯罪サスペンスは、次
日本のいちばん長い日を観た。本当に面白い。本作の是非には、政治思想が絡むため、当時も今も、関係者は代表作とは言わない。ただ、キネマ旬報では堂々の3位、誰もが諦めていた集客はまさかの大ヒットとなり、以降8.15シリーズと銘打って東宝には戦記物が大量に生まれる。どの役者も素晴らしいが、特に黒沢年男の演技は次元が違う。若い時に見た時は首相笠智衆ミスキャストと思ったが、今見ると全く違う。原作を映画的にサスペンスでまとめ上げた脚本橋本忍は天才だ。これだけのキャラクターひとり1人に個性を持たせ、動かし、しか
『鰯雲』映画トーキー129分カラー昭和三十三年(1958年)九月二日封切製作國日本製作言語日本語製作会社東宝製作藤本真澄三輪礼二原作和田傳脚本橋本忍撮影玉井正夫音楽斎藤一郎美術中古智園真録音藤好昌生整音宮崎正信照明石井長四郎編集大井英史製作担当島田武治特殊技術東宝技術部配役八重淡島千景初治小林桂樹大川木村功千枝新珠三千代みち子
小説が映像化される際、どのような脚色がなされたのかを検証する連載「映像と小説のあいだ」の最新回が更新されました。今回は「八甲田山」原作と映画、それを踏まえての二つの部隊、それぞれにおける案内人への扱いの違いが意味するもとはーー?https://shosetsu-maru.com/yomimono/essay/eizotosyosetu/34連載第34回「映像と小説のあいだ」春日太一|小説丸小説を原作にした映画やテレビドラマが成功した場合、「原作/原作者の力」として語られることが
●「白と黒」面白い。「黒い画集あるサラリーマンの証言」に負けないくらい面白い。堀川弘通監督の映像は光と影にちょっとやりすぎなところもあるけれど、でも凄味があり劇的。この監督は潤沢な映画制作の機会があればもっとたくさん傑作を作っていたんじゃないかと思う。西村晃氏が上手すぎる。東野氏、山茶花氏、井川氏など脇を固める俳優陣がイイ。井川氏の役が他の映画でも見たような設定だったので、「あれ?この映画、以前見たことあったっけ?」と一瞬不安になる。大空氏が綺麗。
発売中の週刊文春でもお伝えしております通り、旧作邦画のDVDや配信を紹介する「木曜邦画劇場」は今後noteに移行します。毎月第4木曜に更新。その初回をアップしました。※会員登録なくとも購読可【蔵出し】『日本沈没』~愛蔵版BOXなら橋本忍脚本の強烈なト書を堪能できる!木曜邦画劇場#467https://note.com/tkasuga1977/n/n4122cdb5dc8e【蔵出し】『日本沈没』~愛蔵版BOXなら橋本忍脚本の強烈なト書を堪能できる!木曜邦画劇場#467|春日太一
庵野秀明・安野モヨコの夫妻をモデルにした短編アニメーション『監督不行届』(同名漫画が原作)の中で、カントクくんが「田宮二郎は良い!」と唸っていましたが、CS放送の「衛星劇場」で9月より「生誕90周年田宮二郎特集」が放送される事がアナウンスされました。その中でも注目されるのが、これまで再見の機会に恵まれなかった『イエロー・ドッグ』がラインナップされている事です。元々、大映の専属俳優だった田宮二郎。1961年からスタートした勝新太郎との共演作『悪名』シリーズ、1962年『黒の試走車』から始ま
前回の記事の続きから「八つ墓村」は、市川崑シリーズの興行を分析した上で差別化を図っています。元々、「八つ墓村」の企画は角川映画のヒット前から進められていて、ミステリーよりもオカルト・怪談の色合いが強くなっています。この独自色のおかげで、市川崑の先行作品とは異なる映画として、観客には受け入れられました。脚本家として日本映画界において押しも押されぬ存在となった橋本でしたが、監督も手掛けた次作の「幻の湖」では足元を掬われます。「幻の湖」は数年前に名画座で鑑賞しましたが、橋本忍らしからぬ