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とても大事なことなので何度でも。バルール(トーナルバリュー)について再度確認のため、過去の記事を再掲しておこう。欧米(特にアメリカ)の作家はとても重視している見方(スキル)の一つ。【関連記事】バルールについて《まとめ》実際にアトリエではこういう形で描いてもらった“ニュートラルチント一色で静物を描いてみよう!”※持ち合わせがなければインディゴ、ペインズグレー、セピアなど、彩度が低く比較的暗い色なら可モチーフをスマホで撮ってモノクロ
静物基礎コースの受講者を募集しています。5月7日(火)より第1・第3火曜日で4回(6月末まで)の予定。3月に一度募集告知しましたが、その後横浜画塾展(教室展)や私の個展が続き、留守がちだったり、準備で煩雑だったり、スマホを紛失したりで告知・受付ができていませんでした。そんな事情もあってか、まだ少数のお申込みしかいただけていませんので再度お伝えします。++++++++++++++++++++++++++++++++++第4期募集中毎月第1・第3火曜日の午前の開催
まず最初に断っておきたいのは、私は、塾生の皆さんや文化センターなどのワークショップ受講者の方々を“弟子”と思ったことは一度もない。強いて言えば“同好の友”であり“ライバル”なんだと思っている。“笠井の弟子”はこの世にはいないということ。なので、私の名前を"営利目的”で無断使用する人がいたら、"ニセモノ”認定する。さて、その上で、“教える”ということや“学ぶ”ということについて思うことを以前書き留めておいたので再掲したいと思う。次の3つが大事
毎月第4金曜日は、午前・午後通して渋谷ファッションアンドアート専門学校の公開講座。今回のテーマ、“空気の可視化”を意識して、大気を感じる雰囲気のある風景を描いてみよう。午前の部デモンストレーション作品午後の部デモンストレーション作品《午後の部》ベネチアの水上タクシーは何度も描いているが、当然ながらその都度自分自身の気分が変わり、着目点、技法なども変わってくる。今日は“空気の可視化”を意識しつつ、朝焼けの光や空気感にフォーカス
木曜総合コースは外に出て新緑のスケッチ。横浜画塾のあるセンター南駅から画塾と反対側(仲町台方面)に徒歩20分、新緑の遊歩道の先に大原みねみち公園がある。Googleストリートビューではこの辺り。ストリートビューでは池の周辺を一周できないようだ。数年前は雑草だらけの荒れた印象だったが今はとても綺麗に整備されスケッチポイントとしてもコンパクトながらバリエーションがあって面白い。皆さん、それぞれ好きな場所に陣取って爽やかな風と光の中でスケッチを堪能。
毎月第2・第4火曜日は、午前・午後のWデモンストレーションデー。午前の部、デモンストレーション作品午後の部デモンストレーション作品《午後の部》濃霧の中、ベネチアのマルコポーロ空港に向かう船中からの景色を“空気の可視化”を活かして描いてみよう。Googleストリートビューではこの辺り。私が現地で撮った写真。当日はひどい濃霧で飛行機が飛べるのかさえ分からない状況で空港に向かった。構図の確認。ファー
某都道府県知事の"学歴詐称”問題が再燃している。"肩書”に異常に価値を見出す国民には、学歴や経歴が説得力を持つからと言って、噓をついたり勝手に利用するのはアウト。どんな世界でもそれは同じ。絵描きなら絵で勝負すべきだろう。太い幹があってこその枝葉(えだは)だと思う。その作者の姿勢、絵に対する真摯な立ち向かい方があってこそ滲み出る表現にこそ説得力が生じるし、それを見抜く審美眼こそが価値を持つんじゃないのか。それらを軽視し、表面的な技法や“見せ方”ばかり
本日、私の個展が終了しました。毎年この時期に、1年の節目として開催している「笠井一男水彩画展」。原宿表参道にほど近い感性豊かな人々が多く集まる場所での展覧会は、私にとっても楽しみなパーソナルイベントだ。今や街を歩く人の半数が外国人(インバウンドばかりとは限らない)という自分がどこにいるのか分からなくなるようなこの街で、“水彩画”がどう受け入れられるか、10年以上続けて観てきた。必ずしも水彩画が盛り上がってきたとは言えないが、水彩画に興味を持つ人の幅が明らかに広がったと実
毎年個展を行うにあたり、“なぜ個展をするのか”についての再確認している。いつものことだが、備忘録としてここに記しておこう。私にとっての個展の意義(目的)とは■晒してなんぼ(自分へ)観ていただいてこそ次への方向性が見えてくる。観ていただいてこそ自分が“何者”なのかはっきりする。■塾長、絵描きやってます(塾生、水彩ファンへ)塾生や水彩ファンに作品と絵描きとしての活動を見ていただく。■元気にやってます(お世話になった方々へ)
個展初日、なんとか無事にオープンできました‼️お花まで頂き、ありがとうございました。😊🙏✨11:00に開場すると次々に生徒さんやお客様がいらっしゃって、一時会場が人で埋まってしまうほど‼️ビックリ‼️その後、食事の時間になって収まったものの、午後になると絶えることなく入れ替わり立ち替わりご来場頂き、たくさんの方々とお話できて楽しく過ごしました。オシャレなお花をいただき、ありがとうございます。センスの良さにみなさん感激していました。ギャラリーコ
教室展『第13回横浜画塾展』も残すところあと2日。天候不順の中、たくさんのお客様にご来場いただき、塾生共々大変刺激をいただき感謝してます。それぞれの個性が光る今回の作品群は、私から見てもバリエーション豊富で興味深い内容になっていると思う。一つの教室、講師一人という限られた環境であるからこそ、周りを気にすることなくそれぞれの“表現”を追求できる環境を提供しようと思ってやってきたことが少しだけ形になってきたのだろうと思う。明日は久々に晴れそうなので、たくさんの方々に見ていた
先週の名古屋に続き、横浜画塾のデモンストレーションデー。4月3日(水)at横浜画塾前回桜を描いたので、一足早く新緑の風景を描いて予習しておこう。画塾周辺に点在する竹林を入れながら、新緑の小径+木漏れ日の演出で描いてみよう。場所は港北二ュータウンの鴨池公園奥にある竹林保存地区。この辺は元々竹林が多かったので保存地区として残してある。私が現地で撮った写真。※右下に亡きアパッチ君が写ってた…。《StepbyStep》ファーストウォッシュ
先週金曜日に4年ぶりのNHK文化センター名古屋教室の日帰り一日ワークショップを行った。画塾展(教室展=開催中)、個展(12日から)の直前ではあるが、4年ぶりの名古屋に気合を入れて臨んだ。金曜日は朝から雨。新横浜から新幹線で名古屋へ。《午前の部》開花が遅れている桜をモチーフに水の力を利用して春らしい空気感を描いてみよう。Googleストリートビューではこの辺りまでしか入れない。実際は手前の藤棚の下から池越しに遠くの桜を見ている。私が現地で撮った
みなさんお久しぶり!スマホを紛失してからSNSから2週間以上遠ざかっていたので、再開のタイミングがなかなかつかめず、今回、横浜画塾展開始と同時にリ・スタートすることにしました。今後ともよろしくお願いします。++++++++++++++++++++++++1年半ぶりの教室展『横浜画塾展』の準備は3か月前から始まっていた。もちろん塾生の皆さんは1年半の間日々精進されこの日のために頑張ってきたのは言うまでもない。搬入時の混乱を避けるため、2週間前には全作品をアトリエに保管す
スマホを落としてしまった…警察に届けてきたけど、まだないそうで...PCとLINEの接続が上手くいかず、きょうのスケッチの連絡ができないので、画塾生のどなたか、グループLINEで下記連絡お願いします。「本日14日(木)、総合コースのスケッチは、11:00よりグリーンライン川和町駅改札集合でお願いします。」お手数かけます。なので、これから少しの間、連絡は画塾固定電話かメールでお願いします。SNSの投稿も画像や動画はしばらくお休みします。※ドコ
日曜日は、個展と教室展の告知ハガキの送付準備を丸一日かけて集中してやったが、まだ半分しかできていない。二つの展覧会が続くので、封書にして一緒に送ることで節約した分、部数を増やせるかと思い、やってみることにした。因みに業者さんにも問い合わせてみたが、郵便法が改正(改悪)され信書をメール便で扱えなくなったことでかなりめんどくさくなっているし、時間もかかり高いので止めた。独禁法に抵触しないのかなぁ…。ということで、自分でやることにしたが…宛名シールの印刷⇒2枚
横浜画塾火曜日(第1・第3)午前の皆さんへLINE、facebookでもご連絡しましたが、念のためこちらからもお知らせします。2月6日(午前)の講座は積雪が予想され、交通機関のトラブルや歩道の凍結などが予想されるため休講にします。午後は午前中の様子を見て改めてご連絡します。他の方々もくれぐれもお気をつけください。
私は、講評会はとても大切だと思っている。横浜画塾のある日の講評会風景(現状10人一クラス)一番の理由は、一堂に並べた瞬間に、自分の良いところ、悪いところ、やってきた方向性、これからやるべきことを一瞬にして、直感的に“体感”することができるから。そして、もうひとつ、他の人の作品の良いところ、悪いところ、どんな人で、なにを求めている人なのか等を“体感”できるから。それは、つまり、自分の作品を客観的に冷静に見直すいい機会であり、“観賞”する目
昨日に引き続き、色が汚れる理由や“描き過ぎ”について少し深堀してみよう。『明るい色が先、暗い色は後』と書いてきたが、暗い色を入れる時に濁るリスクもある。『いつも描きすぎて濁っちゃうんです!』という訴えをよく聞く。対策として、なぜ濁るのかをよく考えることはもちろんだが、私は、『いつ濁るのか』を考えれば答えが出るような気がする。私は画塾やカルチャー教室で何千の皆さんの制作の一部始終を見させてもらって思うことは、『どんな
毎月第2・第4水曜日は、午前・午後のWデモンストレーションデー。今年最初のデモンストレーションデーでもある今回は、午前は“陰影追跡”、午後は“空気の可視化”をテーマに描いてみよう。午前の部デモンストレーションデー作品午後の部デモンストレーションデー作品《午後の部》エッフェル塔付近のカフェ。エコール・ド・パリの画家たちが集まっていたモンパルナスの近く。見えているものも敢えて見えなくすること(“空気の可視化”と言っている)で雰囲気のある風景を
毎月第2・第4水曜日は、午前・午後のWデモンストレーションデー。今年最初のデモンストレーションデーでもある今日は、午前は“陰影追跡”、午後は“空気の可視化”をテーマに描いてみよう。午前の部デモンストレーションデー作品午後の部デモンストレーションデー作品《午前の部》キューバ・ハバナの国営ホテル近く、ハバナ大学へ向かう途中の裏道。影を追うことで強い日差しの照り付ける南国感を描いてみよう。私が現地で撮った写真昼下がりの強い日差しが照り
教室展(横浜画塾展)が4月2日から始まる。過去の記事から横浜画塾のことについて書いた記事をピックアップして、知っていただい上で当塾について理解を深めていただけたら…と思う。塾長として、私が塾生の皆さんに求めていること…習い事?“学び事”ではないですか?内田樹さんの『日本辺境論』、P141より引用。『師弟関係では、弟子にはこれから就いて学ぶべき師を正しく選択したかどうかについては挙証が求められません。弟子に師を適正に格付けできる能力があら
みんな、いつから“輪郭依存症”になったんだろう・・・赤ちゃんに鉛筆と絵の具を持たせたら、色をベタベタ塗って、それと関係なく鉛筆でグルグル自由に線を描くんじゃない?絵の具で色を塗ることと、鉛筆で輪郭を描くということはどちらが難しいか考えれば当然だと思う。あなたは、絵は、輪郭線(線画)を描いてから塗るものだと思って(思わされて)いないだろうか?あるいは、“カタチ”とは輪郭のことだと思ってはいまいか?私は、そうは思わない。輪郭線はなくて
横浜画塾では、基本的に入塾も退塾も本人の意向に沿うことにしている。※満席の場合は別だが。基本的に“来る者は拒まず、去る者は追わず。”開講当時からの私なりの決め事だ。なぜそうしたかについては、いろいろな理由があって一言では言い尽くせないのだが、簡単に言えば私も生徒も初対面である以上、しばらくの間は、“いい先生(合う先生)”か“いい生徒(合う生徒)”かは判断のしようがないと思うから。仮に、他にさしたる理由もなく『この先生、合わない。』とか『他にもっとい
年が明け、本年4月2日から予定している横浜画塾展(教室展)を前に、過去の記事から横浜画塾のことについて書いた記事をピックアップして、より深く知っていただいて関心を持ってもらえたらと思う。個展かと思ったら教室展だったという経験はだれしもあるんじゃないかな…。どの絵もみんな同じタッチ、色使いも大きさも同じ。名前を見て初めて違う人の絵と気がつくような展覧会のことだ。横浜画塾展は、その手の展覧会とは一線を画していると思う。私の勝手な見方によると、“教え方(学び方)”
本年6月から暫定的にスタートした横浜画塾『水彩静物基礎コース』(第1・第3火曜日/午前9:30-12:00)の第3期募集開始!この講座は、3ヶ月(隔週・計6回)で一期とし、実演解説・作画指導を基本として進行していく。カリキュラム(目安となるテーマ)第3期(2024年)第1回;(1月16日)透明水彩絵の具の特性第2回;(1月30日)色の原理と混色の方法第3回;(2月6日)形の捉え方、光と影の見方・考え方第4回;(2月20日)質感の表し方(ガラス・金属等)第5
毎月第2金曜日はNHK文化センター青山教室でワークショップ。まだまだポカポカ陽気の続くおかしな気候のせいか、年末気分になり切れないふやけた気分でシャキッとしない今日この頃。一足早く雪景色に挑戦しておこうと思う!数年前雪の降った日にアパッチの散歩をしながら撮った写真を下に夜半に降った雪に朝日が当たって煌めく様子を描いてみよう。私が現場で撮った写真。《StepbyStep》鉛筆下描きは構図と塗り残しの確認のみ。電線の一部と舞う粉雪らしきものをマス
毎月第1木曜日は総合コースのスケッチデー。朝からよく晴れポカポカ陽気。風はあるものの紅葉は絶好のタイミングで、またとないスケッチ日和となった‼️横浜・港北NTの遊歩道、御影橋に集合し早速ロケハン。私はスマホを忘れ写真が撮れないので、生徒さんのスマホを一時的にお借りして撮影した。ベトナム帰国後、自転車で転ぶは、スマホは忘れるは、失敗続き…😅今が最盛期と言っていいほど見事な紅葉‼️小春日和の中、赤く染まる陽の中でスケッチに没頭する幸せな時間…※
昨日の早朝、ベトナムスケッチ旅行から無事帰還した。みなさん、期待を上回る旅になったようで、私としてもとてもやった甲斐があったと嬉しく思っている。今日はさっそく横浜画塾の通常講習をスタートした。ベトナム・ハロン湾のクルーズの時に撮った写真を下に、光る海と奥行きのある夕景を描いてみよう。私が現地で撮った写真。赤枠のところを切り取ってみた。ファーストウォッシュで雲を入れ、遠景の島々(重なっているのでシルエットに見える)を乳白色で入れておく。(※水の多い
水彩画は、描けば描くほどとても難しい表現方法だということを確信している。だから、私は“水彩画は簡単だ!”などと迂闊には言えない。かつて確かに私も、『本当は簡単』とか、『これさえマスターすれば、水彩画は難しくはない!』と限定的に言ってきた。申し訳ないが、この裏側には常に“そんなに甘くないっすよ”というエクスキューズを付加しているつもりだ。(“本当は簡単”ということは「ちゃんと理解して練習すれば」という条件付きだし、”これさえマスターすれば~”と