ブログ記事338件
4月25日(木)、こまつ座の『夢の泪』を、新宿の紀伊國屋サザンシアターで見ました。井上ひさしの作。栗山民也の演出。新国立劇場の、『東京裁判三部作』。『夢の裂け目』、『夢の泪』、『夢の痂』。それぞれの初演は、2001年『夢の裂け目』。2003年『夢の泪』。2006年『夢の痂』。その三部作を見て、作者の思いの強さが前面に強く出過ぎていて、物語としての『ふくらみ』に欠けると感じました。もちろん、井上ひさしの、『思い』は、わかりすぎるほどわかり、共感するのですが。井上ひさしを、その
こまつ座第149回公演東京裁判三部作第二部『夢の泪』【東京公演】2024年4月6日(土)〜29日(月)紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA作:井上ひさし演出:栗山民也音楽:クルト・ヴァイル、リチャード・ロジャース、ハリー・パー=デイヴィス、宇野誠一郎音楽監督・編曲:久米大作美術:長田佳代子照明:服部基音響:井上正弘衣裳:前田文子ヘアメイク:佐藤裕子振付:井手茂太歌唱指導:やまぐちあきこ宣伝美術:ささめやゆき演出助手:戸塚萌舞台監督:村田旬作制作
🌸夢の泪🌸20年以上前に、井上ひさしにこの作品を書くように最初に企画したのは演出家の栗山さんでした。栗山さんは名プロデューサーでもあります。貴重な一枚をパチリ昨日『夢の泪』満開の桜の日に初日があきました。4月9日は父の命日、特別な月です。本番の前に、ラサールさんが墓参りに行ってくれたと聞きました。父が亡くなったあの春も、とても寒くて桜がなかなか咲きませんでした。普段は仕事ばかりで、季節の訪れなど関心がないような生活だったのに、当時は入院中の病室で、私に何度も桜が咲いたかを聞いてき
ベテランのバイプレーヤー5人による舞台舞台はアイルランド、ダブリン北部。兄弟二人が住む海辺の古びた家。脱いだ衣服は散らかり放題、ソファーに座ればホコリが舞う。床にスナック菓子が散乱していてもお構い無しそんな家にクリスマスイブにおじさん5人が集まって酒を飲み、喋り、言い争い、ポーカーをしながら、過去のある事件の決着をつけようとする兄のリチャード(高橋克実さん)は大酒飲み。ハロウィンの頃の怪我がきっかけで目が不自由になったが、とにかく喋る喋る本当にずっとお風呂に入っていない、どうしょうもな
作コナー・マクファーソン演出栗山民也平田満/小日向文世/高橋克実/浅野和之/大谷亮介アイルランドの劇作家コナー・マクファーソンの作品で、初演は2006年。日本では2009年に初演、2014年に再演されて今回が再々演です。以前も観ているけど、また観たいなあと時々思っていて、今回の上演が決まってからずっと楽しみにしていたコレ、本当に好きな作品です。栗山さん演出は3回とも変わらず、役者は、過去2回吉田鋼太郎さんが演じた役を今回は高橋克実さんが演じていて、あとは皆さん同キャスト。いい
渋谷PARCO劇場で「海をゆく者」の再再演(2009年、2014年についで)を観た。『TheWeir-堰-(9/20)』大山のPit昴で劇団昴の「TheWeir-堰-」を観た。アイルランド人劇作家コナー・マクファーソンの1997年の戯曲で、アイルランドの片田舎の馴染…ameblo.jp↑こちらは同作家の別の芝居のレビュー******演劇サイトより************“聖なる夜の約束”を果たすために現れた1人の男酒浸りの男たちの命運は5枚の
2023年11月11日、「ロスメルスホルム」を観てきました原作はイプセン、演出は栗山民也、主演は森田剛くん、その他、三浦透子、浅野雅博、谷田歩、櫻井章喜、梅沢昌代。イプセンは「人形の家」と「ペール・ギュント」を観たことがあります。さて、ロスメルスホルム。「ロスメルズホーム」ということのようです。保守的なロスメルは、代々続く家の牧師さんのよう。闘病する妻ベアーテを心配して、兄クロル教授が夫婦の元に連れてきたレベッカは、ベアーテが自殺した後も下宿を続けている。保守的なロスメルと進歩的
当日券の発売を知り慌てて申し込んだ『ロスメルスホルム』売り出し当初、チケットはすぐに完売となってしまっていたのでちょっとあきらめかけていたのですが当日券が出ないかな~と思っていたら情報が入ってきましたなので、ここはすぐに行動に移したら取れました~当日チケットすぐに行動の大切さをこういう時に実感演劇らしい作品古典だと思うけど、色褪せない内容心は大いに揺さぶられて…観劇のあとはいろいろと感じ
作ヘンリック・イプセン脚色ダンカン・マクミラン演出栗山民也森田剛/三浦透子/浅野雅博/櫻井章喜/谷田歩/梅沢昌代戯曲は1886年に出版、翌年ノルウェーのベルゲンで初演。イプセンの戯曲の中でも特に難解で捉えどころがない作品のひとつとされているらしい。上演台本はダンカン・マクミランが手がけています。タイトルは英語風に言えば「ロスメル(ロスマー)のホーム」になる?主人公ヨハネス・ロスメルの屋敷、および代々続く彼の一族も意味するようです。ロスメルスホルムに根付く強い道徳観が自由を求
新国立劇場小劇場で森田剛、三浦透子主演のイプセン劇「ロスメルスホルム」を観た。演出は栗山民也。*********演劇サイトより********歴史と伝統に縛られたロスメルスホルムと呼ばれる屋敷には、所有者ヨハネス・ロスメル(森田剛)と家政婦のヘルセット(梅沢昌代)、そしてロスメルの自殺した妻ベアーテの兄・クロル教授(浅野雅博)の紹介により、レベッカ(三浦透子)という女性が下宿人として住んでいた。ある日、ロスメル家を訪ねたクロル教授は、モルテンスゴール(谷田歩)が掲げる「
2023年9月8日、こまつ座「闇夜に咲く花」を観てきましたこまつ座、栗山民也演出、戦争テーマ、松下洸平くんと言えば「母と暮らせば」。今回も同じキーワードなので、友人の誘いに乗っかって観劇しました。重いテーマがいくつも含まれていて、観劇しながら、感じたり考えたり、めっちゃ頭がフル回転。疲れましたが、観るべき作品を観る機会に恵まれ、本当に良かったです。声をかけてくれた友人に感謝です!以下、心に留めたい台詞たち。(暗記は出来なかったので、観劇後にネット検索)「過去の失敗を記憶していない人
以前、コンサートでピアノを弾いていただいた朴勝哲さんが出演されている、「スリル・ミー」観に行きました。尾上さんと廣瀬さんの表情、所作、栗山民也さんの演出全てに引き込まれました。本当に素晴らしい舞台でした。朴さんのピアノだけで、100分間の舞台。ピアノ一本と思えないほど、ドラマチックな演奏で、こんな舞台が作れるんだ〜と思いました。朴さんと出会わなかったら、たぶん観に行かなかった舞台…このご縁に感謝❣️#スリルミー#朴勝哲さん#ピアノだけのミュージカル#シアターウエスト#素晴ら
スリル・ミー、各キャスト取るために、3箇所の有料サイトから取りましたが。初回+2回目は1日、次がホリプロ貸し切りで3回目というハードな日程にしたか?自分で自分がわからない💦おまけに、今週は、明日まで④連チャン、水曜日、ラグタイム、金曜日、新感線天號星。さらには、ジャズコーラス発表のリハーサルと本番まで、仕事合間にあるという、ハードスケジュール→自分が悪いんだが😰で、初日1230開演は、E列センターブログちょい上手より。木村達成❌前田公輝、初めてペアです。この席、木村事務所で取ったので
昨日は久しぶりに観劇こまつ座『闇に咲く花』でした15分の休憩を含む3時間超の長い舞台でしたが、全体的にとても好きなトーン、抑揚重いテーマでありながら日常的な小さな笑いを交え、暗すぎも明るすぎもない声で大切なことを囁き続ける抑えた演出が大変好みだった役者陣も皆さん素晴らしく、約3時間ずっと、プロの技量と心意気に酔いしれました名作『木の上の軍隊』で上官と部下だった山西惇さんと松下洸平さんは本作では親子山西さんは、人間の悲哀滑稽さ、情けなさを感じた上官ではなく、清濁
台風の豪雨と強風で、昨日は15日であることにあまり意識を向けられなかった。仕方ないよな…と弁解していたことを反省することになった3時間でした。井上さんの言葉はやさしくて明るいけれど、いつも心の奥を揺らす。「ついこの間のこと」なのか、「ずいぶん前のこと」なのか、それは、その人の意識による。「正気です」と健太郎が明言したことの正義と、その言葉が親しき者たちにもたらす絶望と。忘れちゃだめだ、忘れたふりは、なおいけないこの言葉は、井上さんからの重い重いギフトだ。生き続けて
こまつ座第147回公演『闇に咲く花』【東京公演】2023年8月4日(金)〜30日(水)紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA作:井上ひさし演出:栗山民也音楽:宇野誠一郎美術:石井強司照明:服部基音響:井上正弘衣裳:宮本宣子ヘアメイク:鎌田直樹宣伝美術:ペーター佐藤演出助手:坂川慶成舞台監督:村田旬作制作統括:井上麻矢出演:山西惇(神主・牛木公麿(52))松下洸平(その一人息子・牛木健太郎(27))浅利陽介(健太郎の親友・稲垣善治(27))増子倭文
こまつ座「闇に咲く花」元気に上演中でございます今作品の舞台は神社スタッフさんの粋なはからいで千社札を役者全員に作って下さいました。さて実は出演者全員の千社札舞台のそこかしこに潜んでおります✨自分の名前を貼れるなんてこんな嬉しい舞台セットはない(笑)見つける楽しみも含めお越しいただけたらと思います!そして以前(違う作品です)稽古場に遊びにきてくれた役者さんのベビちゃん❤️あまりにもかわいくて撮りまくりました(笑)どうして小さき天使はこんなにかわいいのだ
こまつ座「闇に咲く花」8/4無事幕があきました!いやぁーーー満員御礼の客席最前列は役者の毛穴まで見えそうな距離(だいぶ言いすぎてますが(笑))お客様の息づかいはこちらにしっかりと聞こえています役者が動くたび台詞を発するたびその反応が体の中に溶け込むように入ってきてお客様とひとつになるってこういうことかと肌で感じる事ができました幸せとても幸せな初日でした舞台って本当にいいなこの作品は神社でのお話ってことでロビーではおみくじ入りキーホルダーが販売されています
はじめて食べました生ライチ!冷凍されてるものしか食べたことなかったです美しい。プルンプルンでとても美味でした!!生ライチはとても貴重なようですね~この年になってもまだまだはじめて食べるものってあるんだなーって変に感動したり(笑)フルーツ最高です😆
こまつ座公演「闇に咲く花」お稽古場の私の机の上ある日はある日はこのお稽古場なぜかめちゃくちゃお腹空きます。私が出演させていただくこまつ座さんの作品は毎回食べ物の事を熱く語るシーンがあってその度にお腹が空くのですなので食べ物をしこたま用意してないと落ち着かないそしてなぜか申し合わせたわけでもないのに出演者陣即攻元気というゼリーを常備している不思議。即攻元気になりたいんだろうなー(笑)そして日に日に自炊の余裕もなくなるという(笑)野菜ーーーー!肉ー
ただいまお稽古はじまっておりますこまつ座第147回目公演「闇に咲く花」こまつ座座付作者井上ひさしに関係する作品のみを専門に上演する制作集団「こまつ座」の公式HP。公演情報・オンラインチケット購入・ブログ・「the座」やグッズなどをご紹介します。www.komatsuza.co.jp井上ひさし作栗山民也演出不変的な大きな渦の中で生きることに必死な私達どこに向かっていくのかどうなるのか現代の私達と重なります沢山の方にみていただきたいですよろしくお願いいたします!稽
">
5月28日(日)、日生劇場にて、ケルビーニ作曲のオペラ『メデア』を鑑賞した。日本初演、日生劇場開場60周年記念作品ということだ。初めて『メデア』を鑑賞したのは、昨年の12月、METのライブヴィーイング。ソンドラ・ラドヴァノフスキーがタイトルロールを演じ、その鬼気迫る圧巻の歌唱に圧倒された。だから、今回の公演は、とても期待していたのだが。。。残念ながら、今回の『メデア』、正直言って、眠かった眠くなるのは、こっちの責任もあると思うけど、前回鑑賞した『リゴレット』みたいに、仕
○2023年5月28日(日)マチネ(14:00-)ケルビーニ「メデア(Medea)」於:日生劇場日生劇場開場60周年記念公演NISSAYOPERA2023全3幕イタリア語上演木曜日の新国「リゴレット」、昨日のMETLIVEVIEWING「ばらの騎士」に続くオペラ鑑賞。今週火曜日にも新国「サロメ」が待っており、遊びとは言え結構しんどいです😅名作オペラを比較的リーズナブルな料金で上演してくれるNISSAYOPERAシリーズ。今回は18世紀後半から19世紀前半にフラン
ニッセイ劇場の《メデア》の講習会に行かせていただいてから、結構時が経ちました。あれは3月25日でしたから、もう2ヶ月になるわけです。その時今回のの「メデア」役の岡田昌子さんと、「グラウチェ」役の小川栞菜さんの歌を聴かせていただきました。岡田さんは、今住んでいらっしゃるイタリアからまだこちらへいらしたばかりで、指揮者園田さんと練習を始めたばかりというお話でした。もう2ヶ月前にしっかりと歌は歌っていらっしゃいました。その歌に指揮者の全体を見通した上での曲想や、演技が入ってきてどんな作品にな
今日は日生劇場で、ケルビーニ《メデア》を観ました。公演は今日と明日の2回。歌手はメデア役に岡田昌子、ジャゾーネ役に清水徹太郎、グラウチェ役に小川栞奈、ネリス役に中島郁子、クレオンテ役に伊藤貴之。ピットには、園田新日本。演出は栗山民也。元夫ジャゾーネへの復讐心が高じて、新妻グラウチェと子供2人(メデアの実子)を殺害し、メデアも自害するという救いの無い話。(話が話だけに表現は適切じゃないけど)楽しかった!全3幕で、第3幕はメデアのモノドラマといった感。
エンカン5月観劇会作:井上ひさし演出:栗山民也出演:松岡依都美久保酎吉村井良大粟野史浩瀬戸さおり後藤浩明髙倉直人小比類巻諒介木村靖司大鷹明良迫りくる軍歌の音。遠ざかる敵性音楽(ジャズ)。忍び寄る戦争の影―。暗闇の中で光を求めもがくのは、いつの時代も”きらめく庶民たち”だった。戦争の影が日ごとに色濃くなっていた昭和15年、太平洋戦争開戦の前年、東京・浅草の小さ
こまつ座第146回公演『きらめく星座』2023年4月8日(土)~23日(日)紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA作:井上ひさし演出:栗山民也音楽:宇野誠一郎美術:石井強司照明:服部基音響:山本浩一衣裳:中村洋一ヘアメイク:佐野裕子振付:謝珠栄アクション:渥美博音楽監督:国広和毅歌唱指導:満田恵子宣伝美術:ささめやゆき演出助手:神野真理亜舞台監督:松嵜耕治制作統括:井上麻矢出演:久保酎吉(オデオン堂店主・小笠原信吉)松岡依都美(信吉の後
宮沢賢治と妹さんのお話を見に行って来ました。始まってすぐ賢治の東北弁が聞き取れず、これは、私の耳に難があると自覚してるものの東北弁は口を開かず話す言語だからか?余計に聞こえずらい💦席のせい?とか物語関係ないことで埋まっていってしまった(-。-;山崎一さんの声は標準語でとてもクリアに聞こえあぁ私は宮沢賢治の「雨にも負けず」しかだめなんだったと思い出し、中村倫也さんと黒木華さんを見てました。人間じゃない人を演じてらっしゃる3人がこの物語の象徴でとあるのかな?舞台上の農民