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別人のように人が変わってしまう事は時にある事ですが、こうした事は心の病気の疑わせる兆候である事もあります。どういう時に心の病気が疑われるかを解説していきます。人が変わってしまったように見える事は心の病気の重要なサインの一つ今までと人が変わってしまったように見える事は時にある事です。仕事はほどほどで、外での活動が生きがいだった人が突然、夜遅くまでバリバリ働くようになった場合もあれば、反対に、仕事一筋だった人がある日を境に急におしゃれになって、定時になると帰ってしまう事もあるかもしれません。
空想する事はなかなか楽しい事ではありますが、辛い現実から心を守る為の手段になってしまう場合もあります。空想癖があった場合に、注意すべき事について詳しく解説していきます。空想癖について空想は誰もが時にはする事ですが、空想の世界に浸ってしまう「空想癖」がある方も結構いらっしゃるようです。ぼーっとして自分の世界に入っている白昼夢の状態は、他人から見るとあまり格好良いものではありません。しかし人からどう思われるか以前に、やるべき事を忘れてしまうといった問題の原因にもなりえます。空想に
メンタルの弱さで病気になる(A)の人に共通しているのは、メンタル面でも安定していることが多く、これによってストレスに対してタフになれているということです。これは長生きする為には、重要なことなのです。仕事や家庭の人間関係を始め、日常生活にはストレスが満ち溢れています。ストレスに直面した時、私たちは体内の生理的反応を通じて、対処します。メンタル面が脆く、ひとつひとつのストレスを上手に処理できずにいると、ストレスホルモンと呼ばれる物質が慢性的に血液中に分泌され、高血圧、糖尿病、虚血性心疾患、
現代のストレス社会を生きていく上でメンタルの強さは大切です。メンタルが弱いと、実力を十分発揮できないばかりか、健康を損ない、寿命を短くする可能性もあります。あなたは長生きしそうですか?「欝」とかいう言葉とは無縁の大正生まれ(寿命85年の担い手?)に比べ、中高生でも「欝っぽい」「ヘコむ」とすぐ口にしてしまう現代人。昔は、弱音を吐かないのが美徳という事もありましたが、現代人のようにメンタルが弱いと、このストレス社会を行きて行く上では不利になってしまいます。今回は連載で、心の弱さが
心の病気を予防するためには、心のケアを行うことにより、心の病気に対する抵抗力を身に付けることが大切です。心のセルフケアには、肉体の健康法と重なる部分が多くあります。心のセルフケアはいざという時に心の病気への抵抗力を高める毎日リラックスできる時間はありますか?心のセルフケアはいざという時に、心の病気への抵抗力を高めます。うつ病、不安障害、拒食症など心の病気が増加傾向にある現在、その予防に対する関心は高まって来ていると思います。心の病気の発症には、多くの場合、辛い事が起きたり、環境が
『この人変っているなぁ』と思うことはありますか?変わっていると言っても、内向的で人とあまり交流のない人、感情の激しい人、また自我意識が強く、常に皆の注目の的にならないと気の治まらない人、暴力的な反社会的な人、人間性に欠けロボットみたいな人など様々です。●なにが問題?家族など周囲の人間関係がおかしくなったり、職場でも上手くいかないなど、社会的機能が低いことです。本人は自分が変わった行動をしているとはあまり自覚がないので、周囲の人、配偶者や家族の人が見かねて、相談に来るというパターンが多いです
ストレス・ホルモンは、脳に働きかけ行動のパターンを変化させます。例えば、飲酒、喫煙の増加です。ストレスで起こる心身の不調慢性的なストレス下では、ストレス・ホルモンがいつも血液中に過剰に存在してしまい、体にいろいろと悪影響が現れて来ます。例えば最近、風邪を引きやすくなってしまったなんてことはないですか?風邪を引きやすいのは体内の免疫力が低下した時ですが、ストレス・ホルモンの一つであるコルチゾールは、免疫力を低下させて細菌やウイルスに対する防御を弱くします。その他にもストレスの引き起
集中力が落ちた時、原因ははっきりしていますか?集中力が落ちても、その原因がはっきりしていれば対策は取りやすいもので、「疲れている」、「眠気が強い」、「お腹が減った」ときなどに集中力が低下するのは当然です。しかし、注意が必要な集中力低下の原因として、ストレスが挙げられます。物事に集中するためには適度な心の緊張が不可欠ですが、慢性的に心が緊張状態に置かれると、血液中のストレスホルモンのレベルは上昇し、心身が疲れやすくイライラ感も増すので、集中力は低下しやすくなります。こうした時に集中力を高
「物事に集中できない」は精神科で良くある訴えの一つ。大事な時に集中できなかったといった事があれば、その後の人生にも響いてしまうかも知れません。集中力低下のよくある要因や、心の病気との関連性について解説していきます。集中できないという悩みはよくある訴えのひとつ仕事や勉強の能率を決めるのは集中力ですが、大事なときに限って不足してしまうことがあり、その原因を知ることが第一歩です。「物事に集中できない」という悩みは、精神科でよくある訴えの一つで、特に集中すべき時に集中できない事はありがちで
三つ子の魂、百までの如く、人の性格の多くの部分は小児期に形成されますが、何の記憶もないはずの生後18ヶ月までの期間も、成人後のパーソナリティ障害の原因になる事があります。人の性格を理解する上で重要な口唇期の影響イライラした時に一服。それが止められにくい理由としては、ニコチン依存の他に、口唇期の名残りも見過ごせません。三つ子の魂、百までと言いますが、人の性格の多くの部分は小児期に形成されます。人の気質には「人見知りしやすい」、「他人に頼りやすい」、「新しい事を試したい」など様々な要素
不条理なことも多い毎日を懸命に頑張る中で、「マトモなのは自分だけ!周りの人はみんな心の病気!」だと思ってしまうこと、もしかすると、心のどこかにあるのかも知れません。相手のネガティブな面ばかりが目に付くようになってしまった時の、気をつけるべきポイントを解説していきます。ストレスを上手に発散させて日々を乗り切っていく先の見通せない世の中を懸命に頑張っていく中で、心身が疲れ果ててしまう時があるかも知れませんが、周囲とのコミュニケーションは減らさず、ストレスは上手に発散させて、日々を乗り切って
摂食障害スリムな体がかっこいいと見なされている現代では、ダイエットしてかっこよくなりたいと、誰もが思うかも知れません。しかし、摂食障害は単なるダイエットの行き過ぎではなく、拒食、過食といった摂食行動の異常が現れる背景には、多くの場合で解決困難な心の葛藤があります。摂食障害は、決して軽く見てはいけない病気で、特に拒食症は未治療のままだと、栄養状態が極度に低下してしまい生命が危険です。摂食障害の大部分は女性で、思春期の女性の約2~3%に見られます。解離性障害解離性障害は、意識の解離症状が
心の病気は、環境的・社会的・体質的な要因が組み合わさって発症しますが、中には、発症率に性差がはっきりしているものもあります。心の病気の中には、発症率に性差がはっきりしているものがある家庭や職場などの環境的、社会的な要因や、体質的な要因が組み合わさって発症する心の病気ですが、中には男性と女性の間で、発症率にはっきり差のあるものがあります。今回は、以下の代表的な心の病気の発症率の性差について解説していきます。うつ病統合失調症パニック障害摂食障害解離性障害強迫神経症うつ病
性的発達段階とトラウマここからは、一段階深く精神医学的なお話になり、子育て中の親御さんには、子供の性的発達段階は是非、意識していただきたいところです。性的発達段階とは、著名な精神医学者ジークムント・フロイト(1856~1939)が唱えた概念の一つで、フロイトによれば、人は生まれてからいくつかの性的発達段階を経て、大人へと成長していきます。性的発達段階には、授乳期である「口唇期」(生後18ヵ月頃まで)、トイレ訓練の時期である「肛門期」(生後18ヵ月~3歳頃)、異性への関心が芽生えるエディ
厳しいこの時代、わが子にメンタルが強い大人に育ってほしいと願う親は少なくないようです。ここでは成長してから心の健康を左右すると考えられる代表的要因を詳しく解説し、メンタルの強い子にするには何を心がけるべきかをまとめました。子育て中の親御さんは、ぜひ参考にしてみてください。子どもの心を強くするカギは?お子さんが大人になった時の、心の健康を左右するトラウマ、劣等感、性的発達段階といった事は、子供時代にルーツがある事を親御さんは是非、ご留意ください。「三つ子の魂、百まで」と言いますが、人
親が子を思うのは自然の摂理ですが、時にはそれが行き過ぎてしまった結果、日常生活上、何らかの弊害が生じている場合もあります。こうした時には、子離れをしていく自覚が必要になってきますが、そのためのヒントを今回は詳しく解説していきます。子離れしていくためのヒントいつまでも親離れが出来ない子供は、確かに問題になる時もあるかも知れませんが、その反対も実は真であり、ちょっと前までは小さな子供だったはずなのに、いつの間にか親より背が高くなっていたりと、子供はどんどん成長していきます。実際、「親はなく
「○○に洗脳されてしまった」というフレーズは、日常会話でも時には耳にする機会があるかも知れません。今回は、この「洗脳されてしまう」とは具体的には、いったいどういう状態を指すのか、また、洗脳あるいはマインド・コントロールを防ぐために知っておきたい事を詳しく解説していきます。マインド・コントロールを防ぐには?何者かに洗脳されてしまう……といった事は、一般的な日常生活では無縁の事だと思いますが、それでも知らず知らずのうち、誰かの言いなりになってしまわないように気を付けておきたいものです。
第一段階に関連する心の病気は、うつ病、統合失調症、依存症!?引き続き、まず最初の第一段階を詳しく解説していきますが、この第一段階は生後18カ月位までの乳児期。もちろんそんな小さな時の事など、誰も記憶は無いはずですが、実はこの時期には、この時期特有の重要な発達課題があります。それは少々哲学的ではありますが、自分を世話してくれる母親を、そして、ひいては自分が存在しているこの世界を信じられるようになる事です。それには乳児の世話をする、一般的には母親の役割が大です。乳児はオナカがすくなど、
人の心理社会的発達は、著名な発達心理学者であった米国人のエリク・エリクソンによれば、生まれた直後の乳児期から8つの発達段階を経て、漸成的に完成していきます。今回は、13歳くらいから21歳くらいまでの青年期(第5段階)における心理社会的発達の意義と、この時期特有のアイデンティティの危機、そしてそれに関連する心の病気並びにエリクソンの理論を元に青年期を無事、乗り切っていくためのヒントも詳しく解説していきます。青年期に自分はいったい何者なのかと、思い悩んだ事を覚えていらっしゃいますか?人の心理
日中の眠気が強すぎると、仕事や勉強など、生活全般に渡って活動レベルが低下してしまいます。強い眠気が取れない場合、うつ病、冬季うつ病、躁うつ病、ナルコレプシーなどの心の病気に関連した「過眠症」の可能性もあります。心の病気が原因の眠気について詳しく解説していきます。寝ても寝ても眠い…強い眠気は病気が原因?眠気が強すぎる……。十分睡眠を取っているはずなのに眠気が取れない場合、心の病気が原因の可能性もあります。眠気が強すぎるのはなかなか辛いものです。頭がすっきりしない、イライラする、場合によ
家族が家族として機能しない「機能不全家族」になれば、家庭は心安らぐ場所ではなくなり、人は心の拠り所を失ってしまうのではないでしょうか。その後遺症は深刻です。今回は機能不全家族を詳しく解説していきます。家庭はその人の心の基盤となるものもし機能不全になってしまった場合、次の世代にもそれが連鎖しやすいという傾向があります。家族はその人がその人であるための大切な基盤。人生で時に訪れがちな逆境の時、家族の暖かい笑顔や励ましは困難に立ち向かう大きな支えになります。しかし、そんな心の支えとなる家
日常の活動に潜む故、その病気の深刻さを過少評価されやすい、依存症、摂食障害などの心の病気について、詳しく解説していきます。食べる・飲む、打つ、買うのどれかを楽しみにしている人は多いでしょうが、こうした日常の活動にも心の病気は潜んでいる気分障害に含まれる代表的な心の病気には、うつ病、躁うつ病、不安障害には、パニック障害、恐怖症、強迫神経症、そして、精神病性障害には、統合失調症、妄想性障害などがあります。その他にも私達の日常生活に潜んでいる心の病気があります。今回は私達の日常の活動に潜
心の病気で血液検査は必要ない、と思われていたら大変な誤解!精神科・神経科でも採血は一般的です。血液検査の結果から、精神症状の原因究明はもちろん、治療計画を変えることもあるのです。精神科領域における血液検査の意義を詳しく解説していきます。精神科で血液検査があるのは一般的?心の病気は、通常の身体的疾患とは少し違うようなイメージがあるかも知れませんが、血液検査は精神科領域においても、大変重要な臨床検査の一つになっています。風邪などの体調不良で病院を受診した場合、よく行なわれる臨床検査の
通常は一人の頭の中だけで起きる妄想ですが、時として同じ妄想を身近な人と共有してしまうケースがあります。多くの場合は、閉鎖的な生活環境と密接な家族関係が大きな要因になっているようです。妄想性障害の一種である「共有精神病性障害」について詳しく解説していきます。妄想は時にまれではありますが、身近な人に共有されてしまう事もあります代表的な精神症状の一つに妄想があります。例えば、「誰かが自分に何かひどい事をたくらんでいる」、あるいは「自分の私生活が、こっそり何者かに監視されている」といったものです
うつ病や統合失調症など、心の病気の原因は脳内環境が病的になってしまった事。そのため心の病気をより深く理解するためには、心の病気の神経科学的側面にも是非、強くなっておきたいものです。今回は、それに役立つ脳の基礎知識を詳しく解説していきます。心の病気をより深く理解するために役立つ脳の基礎知識学習した内容が脳に記憶される際には、大脳辺縁系を構成する一つ、海馬が深く関わっています。大脳辺縁系は海馬の他、脳弓、扁桃体などから構成されており、その不調が心の病気の背景にあるケースもあります。大脳
統合失調症やうつ病の既住歴がある親族がいる場合、それらが遺伝する可能性は高いのでしょうか?例えば一卵性双生児の片方が統合失調症を発症した場合、もう片方の発症リスクは約5割と言われています。統合失調症、アルツハイマー型認知症、うつ病などを例に、心の病気の遺伝的要因について、詳しく解説していきます。父親と母親をよく知る事は自分自身をよく知る事にもつながる母親似の子供も父親似の子供も、遺伝子の半分は母親から、残りの半分は父親から受け継ぎます。父親と母親をよく知る事は自分自身をよく知る事にもつ
著名な発達心理学者であった米国人のエリク・エリクソンによれば、人の心理社会的発達は、生まれた直後の乳児期から8つの発達段階を経て、漸成的に完成されていきます。今回は3歳位から5歳位までの幼児後期(第3段階)における心理社会的発達の意義と、この時期に関連する心の病気、そして、エリクソンの理論を元に、幼児後期の育児のヒントも詳しく解説していきます。幼児後期特有のエディプス・コンプレックスを解決するためにも重要な関門幼児後期の発達課題は、それまで幼児の主な活動の場であった家を出て、外で同じ年頃
攻撃的感情は人間の本能の一部と見なせる面もありますが、通常の日常的な状況で、もしも攻撃心を身近な人に向けてしまえば、さまざまなトラブルが生じてしまうもの。今回は、何かの折に生じてしまう可能性もある攻撃的感情に上手に対処していくヒントを詳しく解説していきます。攻撃的感情に上手に折り合いを付けるためのヒント何かの折に言葉を荒げて、あとで後悔といったような場合、自分をちょっと罰してみる、例えば、その日はお気に入りのオヤツをあきらめるといったやり方も、人によっては効果的な対策になります。「
人の心理社会的発達は、著名な発達心理学者であった米国人のエリク・エリクソンによれば、生まれた直後の乳児期から8つの発達段階を経て、漸成的に完成していきます。今回は、5歳くらいから13歳くらいまでの児童期(第4段階)における心理社会的発達の意義と、この時期に関連する心の葛藤や病気、そして、エリクソンの理論を元に児童期を順調に乗り切っていくためのヒントも詳しく解説していきます。児童期は獲得すべき「勤勉性」はしっかり獲得したいところ児童期は子供心に社会の一員として、社会の中での自分の役割といっ