次元を超えるを観た。2025年、今ほど、魔術・呪術・呪い・悪霊なんかを一般人が信じてる時代は無い。全てネットのせいだろう。作中の台詞を借りるなら、この"インチキパツキン坊主"の超能力ドラマは、豊田利晃感満載だ。音量、映像、特殊造形、CG、螺貝(ホラガイ)などをすべて作り、その他も、やりたい放題だ。要所々に、物語が勢い良く展開していきそうなシチュエーションもあるが、あくまでも窪塚洋介と松田龍平の対決までの繋ぎ。新興宗教を告発する訳でも、能力者の苦悩を描く訳でもない。雨の中錫杖(しゃくじょう)を手に