ブログ記事226件
人類は三度絶滅する。著:ディトマー・アーサー・ヴェアージャンル:ミリタリーSF■□■本シリーズ「3」で奮闘むなしく人類は敵性エイリアンの細菌兵器で地球は絶滅、さらには隠れ住んだコロニーすら第二の!敵性昆虫型エイリアンの猛攻で絶滅…一巻の終わりになってしまう。うわぁ~!凄い展開やなぁこのSF…と、思っていた。しかし、そこは「時空」大戦の本領発揮。絶滅した未来から過去へ、全ての戦史と武器、装備のデータを携えたたった一機のAI戦闘艇が過去の地球へ逃げ延びる。そして、人
これもシリーズ化されるかも、面白い。著:デニス・E・テイラージャンル:SF(2019/12記事に加筆修正)■□■11月度の読破計画は、3冊購入の4冊と5分の2で終了になった。5分の2…の部分がこれで、文庫本で500ページ。200ページまでしか読めなかったので、12月度に繰り越しになってしまった。12月も早速3冊買ってしまったので、これを1冊目で計算する事にする。1月~2月はなにせ雪国なので、八戸から盛岡まで雪のドライブは避けたい。この間に、未読本を大量消化しよう
コミック化、アニメ化を狙った?著:矢月秀作ジャンル:SF超能力モノ(2019/11記事に加筆修正)■□■さて、11月度3冊目の読了。10月は3冊買って、4冊しか読めなかった。11月は3冊買って、これが3冊目。5冊読むのは無理かもしれない…と、切実に思えてきた。「ESP」そのタイトル通り超能力モノのSF小説だけど。この著者、私に言わせれば超能力考証が甘い、甘すぎる。少年雑誌のコミックか、アニメには良いかもしれないが、こんな低レベルな超能力小説を読んだ事が
新世代SF作家、ワッツの作品は面白いけど難解。著:ピーター・ワッツジャンル:ハードSF(2019/07記事に加筆修正)■□■私にしては珍しく、この作品の宣伝をちょっとコピってみよう。「地球を発って十億年以上、もはや故郷の存続もさだかでないまま銀河系にワームホール網を構築し続けている恒星船と宇宙空間に棲息する直径2億kmの巨大生命体との数奇な邂逅を描くヒューゴー賞受賞作「島」、かの有名な物語が驚愕の一人称で語られるシャーリイ・ジャクスン賞受賞作「遊星からの物体Xの回
復刻版だけど、わかりやすく面白い。これぞ、SF!著:チャールズ・シェフィールドジャンル:ハードSF(2019/06記事に加筆修正)■□■これはもう絶版かと思っていたが今回復刻版が出たので買った。確か、シリーズが数冊あったはず。まず、このSFは並のSFではない。何が並ではないかと言うと、著者のシェフィールドは本物の科学者で、ホンモノが書いたSFだから。既存の科学を進めて行って、今はまだ実現されていないけれど、そのうちに実現可能なSFアイディアを少し盛り込んである
え?!こんな幼稚な小説がハヤカワJAからでるの?!著:緋色優希ジャンル:ライトノベル(2019/05記事に加筆修正)■□■もう、「驚いた」の一言で。一人称のダンジョン異世界もの…。ちょっと文才のある高校生か中学生でもこれくらいの話は書ける。最近はこんなの流行っているのかな?「ゲート自衛隊は…」は外伝までそれなりに楽しく読めたし、シーズン2の海自の話も読んだが…。まず、同じような設定で異世界に行く事になった元自衛官が、魔法は身につけるわ、都合よく言葉は理解でき
シャイロー中佐は超能力者なのか?!著:ディトマー・アーサー・ヴェアージャンル:ミリSF(2019/04記事に加筆修正)■□■まず、定番の行方不明になった味方艦を捜索に出たら敵性異星生命体と遭遇し、いきなり星間戦争勃発と言う筋書き。主人公は探査艦艦長のシャイロー中佐。まぁ、基本的にアイディアマンで平均以上の能力の持ち主だけど、この物語が他のミリ艦隊ものSFと、ちょっと違うのが、主人公が時々幻視を観て、その通りの戦術や行動を行うと勝利する…と言う方向性があること。幻
50年ぶりにやっと読めた。SFと言うより医療サスペンスかな。著:アレクサンドル・ベリャーエフジャンル:SF(2019/04記事に加筆修正)■□■小学校の図書室に、50年前には「少年少女世界推理文学全集」と言う全20巻(だったと思う)のハードカバーがあって、私は次々読み漁った。そのシリーズの中で、SFも何作かあって「銀河パトロール隊」(これが私のSF原点…レンズマンシリーズ)とかもあった。カート・シオドマクの「ノバ爆発の恐怖」とか、「ジキル博士とハイド氏」とか、
古典も古典、こてんこてん著:H・G・ウェルズジャンル:SF(2019/03記事に加筆修正)■□■熱心なSFファンでなくても「宇宙戦争」と「タイムマシン」はH・G・ウエルズ著と知っているほどに著名な本作。原作設定は20世紀初頭のイギリスはウインチェスターの片田舎が発端の舞台。原題”WaroftheWorld"が何故「宇宙戦争」と訳されるのか、英語を覚え始めた頃の私には疑問だったが、今となっては名訳だと思う。なにせ、古い。古典SF中の古典SFであ
ダジャレでございますとも・・・著:田中啓文一応ジャンルはSFか?SFなのか?(2019/03記事に加筆修正)☆☆☆書店の店頭でこの本を見かけたとき、いちもにもなくビビビっと来た。残念ながら著者については全く知らなかった。何がビビビっと来たかというと、その無茶苦茶なタイトルとアメコミを思わせる毒々しい色使いの表紙絵だ。いやもうタイトルからして『銀河帝国の興亡』(創元推理文庫刊)をパロっているのは一目瞭然。妖しい本を見かけてしまうとついつい手に
ローダンシリーズよりもずっと前のシェール著:K・H・シェールジャンル:SF◆◇◆「カール・ヘルベルト・シェール」・・・K・H・シェールと表記したほうが、「あれ?観たことある」と思われる方も多いだろう。『ペリー・ローダン』の第1作を書いているドイツのSF作家だ。この作家に関しては「選民思想が一部見られる」と言う評価が結構多い。言われてみれば確かに作風からもそんな感じがしないでもない。・・・私とシェール作品の出会いは、「ペリー・ローダン」よりもまだ前に
4度目の読み返し、これは傑作だ!著:ロバート・Å・ハインラインジャンル:SF侵略もの原題:THEPUPPETMASTERS(2019/03記事に加筆修正)■□■さて、本作「人形つかい」に関してはどこから書けば良いか迷ってしまう。まず、私が最初にこれを読んだのは中学1年生の時で「やたら怖い」SF小説と言う印象だった。事実、あまりの怖さに途中で何度か挫折しかけた。怖いSF小説と言う印象のまま、次に読んだのが高校3年の時だった。この時の印象は怖さはなくて、「なんだ
う~わ、三部作の1話目ってか!?著:S・K・ダンストールジャンル:SF原題:LINESMAN(2019/02記事に加筆修正)■□■まずは、「上巻」。私はてっきり上下巻で完結なのかと思って購入したが、この上下で三部作の一巻目だとあとがきに書いてある。いやはやだ、また6冊購入するのか…。500年前に発見された謎のエネルギー「ライン」…人類はこのエネルギーと共存し、超光速航行を可能として銀河に広がっている世界設定。それでも、この話で初めて異種知性体に遭遇する事にな
瑞々しい、むしろ女性向けの感性豊かなSF短編集著:ケン・リュウジャンル:SF短編集(2019/01記事に加筆修正)■□■新年の挨拶もしないまま、1ヶ月以上ブログを放置プレイに曝しました。(※2019当時です)まぁ、その経緯は別記事で書くとして。色々と本など読んで、ネタはいっぱいあるのだけれど、なかなか書く時間がとれず、PCの前に座る事も殆ど無いのが毎日です。さて…。ケン・リュウという作家さん、映画にもなった「メッセージ」の作家であるテッド・チャンと同じく、中
全く類例のないウルトラマンの物語著:三島浩司ジャンル:コラボSF(2019/01記事に加筆修正)■□■円谷プロと早川書房がコラボで刊行されているTUBURAYAユニバースの一冊、前回は小林泰三氏の「ウルトラマンF」をご紹介したが、今回はあまりの分厚さにちょっと敬遠していた作品をじっくり読んでみた(500頁強ある)。確かに本の帯に書かれている通り全く類例をみない、新解釈でもなく新しい世界観のウルトラマンの物語。これはたぶん、賛否両論わかれると思う。悪の銀河軍
これでベスター邦訳は全部読んだかも。著:アルフレッド・ベスタージャンル:SF(2018/11記事に加筆修正)■□■私の大好きなSF作家の一人。アルフレッド・ベスターの邦訳がまた一冊出たので早速買ってみたら、訳者あとがきで、これでもう邦訳分は全部読んでしまったのだと気が付いた。なんだかさみしい。短編集だけれど、既読の作品は表題の「イブのいないアダム」と「昔を今になすよしもがな」だけ。ベスターは高校生の頃にがっつり読んだけれど、この歳になってまた読むと随分作品
様々な伏線も収束、最期は艦隊戦に突入。著:ギャビン・スミスジャンル:SFアクション原題:WarinHeaven(2018/11記事に加筆修正)■□■様々な欺瞞工作、裏切りの真実。最終対決すらも欺瞞工作であった。敵に情報が流れる事を前提に、いわばジェイコブは囮役を担わされていたと言う展開が序盤。電脳世界にちらされた様々な謎と画策も徐々に判明してくるなか、秘密結社の巨大な艦隊と旗艦が登場する。<やつら>のナノテクノロジーを満載したバイオ戦艦には一切の攻撃が通
敵陣惑星要塞攻略。著:ギャビン・スミスジャンル:SFアクション原題:WarinHeaven(2018/11記事に加筆修正)■□■高重力惑星ラランド2。地下に広がる人類圏、<やつら>との戦いのために構築された難攻不落の要塞都市にどう潜入するか。裏切りと謀略でジェイコブ、ランヌーは敵に捕えられ電脳ハックをうける羽目に…。ジェイコブ側がネットに放った高知性AIの<神>と秘密結社の<デミウルゴス>の対決を背景に、武力行使は勿論のことサイバー戦争も熾烈になっていく
高重力の敵陣惑星に潜入。著:ギャビン・スミスジャンル:SFアクション原題:WarinHeaven(2018/11記事に加筆修正)■□■異星生命体との和平を実現させた元特殊部隊兵士の帰還兵ジェイコブ。<やつら>との戦争は終わったもののそれを仕組んだ一部特権階級の秘密結社は新型艦隊を拿捕した上で、人類側のコロニーに撤退。(300年後の世界設定なので、4ヵ所の恒星系に人類のコロニー社会がある)事情を知らないコロニーの民を洗脳しブラック艦隊を構築する。後編、2巻
「帰還兵の戦場」の事実上の後編著:ギャビン・スミスジャンル:SFアクション原題:WarinHeaven(2019/11記事に加筆修正)■□■「帰還兵の戦場」の原題が"Veteran"で、そのまんま「ベテラン」なのだけれどこの言葉には「退役軍人」の意味もあるので、奥が深い。さて、この1週間ばかり、私はろくにTVもネットも観ずに、ひたすらこの後半の4巻を読んでいた。ハズキルーペ様様だと思う(笑)。はまった、面白かった。(今現在、完結編まで読み切った)で、「天
をいをいっ、三部作で完結ぢゃないのかよっ!?著:ギャビン・スミスジャンル:SFアクション(2018/11記事に加筆修正)■□■戦うジェイコブとスーパーサイボーグの漢たちの血沸き肉躍る物語の三巻目。いよいよ、舞台は異星人の星系へ。サブタイトルのアステロイドと言うのは火星~木星間の小惑星帯ではなくて、異星人の本拠地の小惑星帯の事。話は300年後の物語なので、超光速での恒星間移動は現実になっている世界。二巻目後半ぐらいからやたら物語のテンポが加速し、どんどん話が進むの
なるほど、それで「戦場」なのか。著:ギャビン・スミスジャンル:SFアクション(2018/11記事に加筆修正))■□■「帰還兵の戦場1」を私はSF的な大藪春彦風アクションと評価したがこの2巻目になってややイメージが変わってきた。いや、結論から言って、完結編と謳われた三巻目まで実は既に一気に読み切ってしまっているし、めっちゃ面白いのは事実なんだけど…。当初、主人公のジェイコブは異星人との戦闘を繰り返した生き残りの帰還兵で、酒浸り、薬浸りの自堕落な生活をしている、
ハヤタ隊員からウルトラマンが去ってからの話。著:小林泰三ジャンル:SFアクション(2019/10記事に加筆修正)■□■私の好きなSF作家の小林泰三。この人はホラーでも推理ものでも何でもござれだけど、最近は物理法則の範疇のSFとか、かなり強引な密室ものが多くいずれも私は読んでいる。今回は円谷プロとのコラボと言う事でウルトラマンの新作を書かれたようだ。「AΩ」と言うホラーSFで、リアルなウルトラマンの話を書いて…これがまたなかなかラストは涙を誘う名作…いて、それも
前作より100年後、異国で目覚めた伊武。著:乾緑郎ジャンル:SF?■□■心待ちにしていた「機巧のイヴ」完全続編。日下國天府を舞台にした前作は謎の機巧人形。伊武を中心に数奇な物語5編で構成されていた。第1話から第4話までが伊武をとりまく周囲の物語からなり、第5話目はそれら短編の融合と、ついには伊武以外の機巧人形「天帝」の存在を明示した。今作「機巧のイヴ新世界覚醒篇」は、前作に登場した機巧師釘宮没後100年が経過し、伊武は日下國ではなく、異国の万博会場で目
SF版大藪春彦風アクション小説。これは面白いっ!著:ギャビン・スミスジャンル:SF(2019/10記事に加筆修正)■□■最初、これを手に取った時、ミリSFかな?と思ったが、なんの。ミリSFではなく、あくまでも元特殊部隊兵で戦場から地球に帰還した男個人の戦いの話になる。故平井和正の「サイボーグブルース」と大藪春彦のエアウェイハンターを彷彿とさせる一人称のアクション小説。300年後の地球が舞台になるが、その世界では異星知性体<やつら>と60年以上戦闘が続いている。
待ってましたっ!粘膜シリーズ最新刊。著:飴村行ジャンル:ホラーミステリ(2018/09記事に加筆修正)■□■ご存知(って知らない人も多いかも知れないが)粘膜シリーズの最新刊が6年待ちで刊行された。粘膜シリーズと言えば、デビュー作がホラー大賞の優秀作となり、これが、5作品目になるけれど、同じ世界観で構成され、戦時中の日本、東南アジアの架空の国ナムールが登場するのは全編とおしてみな同じ。毎回、エロ・グロ・ギャグの連発だし時にはなんとホロッとさせられる名作揃い。
ヤキトリ1一銭五厘の軌道降下(ハヤカワ文庫JA)Amazon(アマゾン)614円一巻目だけではわかりづらいが…著:カルロ・ゼンジャンル:ミリSF(?)(2018/09記事に加筆修正)■□■「幼女戦記」の作者がだしたミリ系SF…と、言っていいのかどうか。「幼女戦記」も読んだ事はないし、この作者の作品はこれが初めて。昨今「ライトノベル」と呼ばれる小説は柳内たくみの「ゲート…」からこれが二人目の著者になる。カルロ・ゼンと言う作者の作風がまだ良く掴めない
久々にめっちゃ面白いSFアクション著:ガレス・L・パウエルジャンル:SF冒険譚(2018/07記事に加筆修正)※yahoo時代にコメントをたくさん頂いてましたが、引っ越しで消えました。■□■直近で一番面白かったのは「叛逆航路」だったけど、この「ガンメタル・ゴースト」表紙絵がこんななので、スチームパンクかな?と思っていたら…。なんのなんの、久しぶりにのめりこんで読んでしまった、めっちゃ面白い。世界の若者はオンライン・ゲームに夢中。第二次世界大戦設定で主人公は「高射
こんなSFが私は大好き。著:ジョン・ヴァーリィジャンル:SF(2018/03記事に加筆修正)■□■コードウェイナー・スミスの「人類補完機構」が大好きだと言う読者は、まずこの「八世界シリーズ」も大好きになると強く思う。「人類補完機構」と共通点が結構あるのは勿論の事、根底に流れるテーマが私には同じとしか思えないから。「八世界」シリーズは13の短編から構成されているが、今回創元SF文庫はその全部を二冊にまとめて出した。1冊目がこの「汝、コンピュータの夢」で二冊目
50年ぶりに最終回を読んだ(嬉)作:小沢さとるジャンル:SFアクションコミック(2018/01記事に加筆修正)■□■小沢さとると言えば、潜水艦漫画で「サブマリン707」「青の6号」が圧倒的に有名だけど。私はこれが好きだった。小学校の頃の少年サンデーだったか少年マガジンだったかに連載されていて欠かさず読んでいたにも関わらず、最終回だけ…三太が雪山で撃たれ、細胞再生も間に合わない極寒の中、渓流に流されていく…絶体絶命のピンチ…その結末を読んでいなかった。ずっと