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岐阜県で感染者数が減っていた新型コロナですが、2/3の感染者数は51人で、また数が増えました。美濃加茂市の木沢記念病院で入院患者17人と医師や看護師ら15人の計32人の感染が判明し、クラスターに認定されました。医療関係や老人施設関係の感染は気をつけていても発生してしまうのが新型コロナの怖いところです。病院内ということで、こちらの病院もまだ感染者が増える可能性は高そうです。緊急事態宣言を岐阜県は2/7で解除するかもしれないという話がありましたが、3/7まで延長することになってよ
にぎりの徳兵衛に行って来ました。いつもの回転寿司。ホットペッパーでNET予約して順番待ちの人より先に席に着けます。しかも、1人当たり50ポイント付きます。GotoEatも使わなきゃって事で家族でGo!回転寿司なのに回転してる寿司は絶対に食べません。(笑)いつも揚げ物などが乗った寿司は苦手なので普通のばかり食べてます。最後は、これ!ちゃんとデザートも食べます。3人で22皿でした。ごちそうさまでした。帰りの車から丘の上に輝く光が?行ってみようとなり、近くまで行くと建設中
10年間勤務させて頂いた木沢記念病院、昨日をもって退職しました。この10年を一言で表現するならば、「スタッフにとても恵まれた10年間」ということに尽きます。2009年に、看護師の小谷さん(小谷さんの記事はコチラ)と受付の各務さんと私のたった3人で始まった木沢の形成外科でしたが、その後少しずつ仲間が増えていき、最終的には多くのスタッフに支えて頂きました。自覚はしていますが、私と一緒に働くスタッフは毎日とても大変だったと思います。ある飲み会の席で、スタッフの一人が、「髙木先生ってブル
最近ブログの更新が滞り気味でしたが、理由は開業準備が忙しいことだけではありませんでした。かなり以前から記事にしてきましたが、「瘢痕治療のガイドライン」作成の班長として作業に追われていたためです。7月4日・5日に長崎で開かれた「創傷治癒外科学会」で、いよいよこのガイドラインの発表が行われるということで、、このところ連日深夜まで最後の詰めの作業を行ってきました。長崎には前日3日の夜に到着しました。班員の先生が長崎市内の病院にお勤めだったので、班員の3人が全員集合した夜の11時から、病
今日は、眼瞼下垂の術後に修正を要した症例のご紹介です。眼瞼下垂の手術方法の詳細については、以前に記事にしました(詳しくはコチラ)。その中で、松尾先生が「細目靭帯」と呼ばれている「下位横走靭帯」についても触れています。今回の患者さんは、この下位横走靭帯と外角の処理について考えさせられたケースです。まずは経過をご覧ください。患者さんは50代の男性でした。詳細は分かりませんが、1年ほど前に他院の眼科で挙筋をさわる眼瞼下垂の手術を受けたそうですが、また瞼が下垂してきて、
今週の火曜日は定休日を利用して、また東京に行ってきました。まずは目黒にある会社に行き、先々週に半顔ずつ別の機種で受けたHIFUのデモの効果判定の撮影を行って頂いた後、赤坂のタカラベルモントさんのショールームに移動して、採用を検討している手術用のベッドの見学をさせて頂き、最後は銀座にあるクリニックにお邪魔して、導入を検討しているレーザー機器のデモを受けてきました。デモを受けたそのレーザーは、顔のタイトニング治療から女性器のアンチエイジングまで、幅広く活用できる画期的なレーザーです。
乳房再建に関する重要なお知らせです。人工物再建の長期的な合併症の一つともいえる、ブレスト・インプラント関連未分化大細胞型リンパ腫に関する情報が、日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会のホームページに掲載されました。とても重要な内容だと思いますので、人工物再建を受けられる予定の方、過去に受けらた方は、ご一読されることを強くお勧めします。日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会のホームページの「ホーム」⇒「一般の皆様」⇒「一般の皆様へのお知らせ」のところに掲載して
今回は、眼瞼下垂の手術後に修正をした症例をご紹介します。下の写真で、術後に修正を要した患者さんの経過をご覧ください。術前は重度の眼瞼下垂の状態でしたので、瞼縁切開で挙筋腱膜の内角・外角を切開し、腱膜を前転固定しました(詳しい手術記事の説明記事はコチラ)。右の写真は術中に座位になり、左右のバランスを確認したところです。この時点では、眼の開き方に目だった左右差はありません。ところが、術後10日目に抜糸に来院された際に左右差が出ていることに気が付きました。術
先日、開業後に採用したいと考えているたるみ治療器のHIFU(ハイフ)のデモを受けに、大阪まで行きました。現在、HIFUで採用を迷っている機種が2つあり、それぞれの会社で、半顔ずつ施術を行なって頂きました。今週の始めに東京まで行って、客観的な検証のために、ベクトラで顔の3D撮影を行なってもらいましたので、また再来週あたりに東京で撮影してもらい、両者の効果を数値にして比較検討して最終決定しようと考えています。開業後の機器の選定は非常に悩ましい問題です。純粋に個々の機器の効果だけで選べばいい
今日は、眉下切開での上眼瞼のたるみ取り手術のご紹介です。今回ご紹介させていただく患者さんは、60代前半の女性の方です。まずは、手術前から手術後までの写真をご覧ください。術前と術後3か月の比較です。あまり大きな印象の変化がないのが、「眉下切開」の特徴なのですが、客観的には眉の位置が下がり、私の主観としては柔らかい印象になっていると感じます。気になる3か月目の傷跡の拡大写真です。偶然、左右で光の感じが異なる写真になりましたので、光の当たり具合によ
先日、愛知県一宮市で9月に開業することをご報告しました。岐阜県可児市育ちの私が一宮市で開業することになったのは、言ってみれば、「ご縁」としか言いようがありません。3月上旬のこと。秋の開業を決意して、現在の勤務先の理事長に報告したものの、その時点では開業場所は決まっていませんでした。場所さえ決まっていないのに開業を報告しに来たことに、理事長は驚きながらも(苦笑しながらも?)「おめでとう」と言ってくださいました。本当に器の大きい方です。(普通は全部決まってから報告するものなのでしょう
今年1月のブログ記事で紹介した眼瞼下垂の症例がありました。その記事では、術後2週間までの写真をご紹介しました。今回は、術後3か月の経過写真をご紹介します。この患者さんは、実は白内障の術後に眼瞼下垂となり、眼科から紹介された患者さんでした。白内障手術の際に使用する開瞼器で眼瞼下垂となる場合があります。手術によって眼瞼下垂が起こっていますので、白内障手術の合併症の一つということができます。しかし、開瞼器を使用せずに白内障の手術を行うことは不可能だと推測されますので
木沢記念病院の形成外科の診療体制についてのお知らせです。これまで木沢記念病院の形成外科では、大貫医師と私の2人態勢で診療を行ってきましたが、6月からは、大貫医師が産休に入るため、2診体制から1診体制となります。診療が私一人に集中することになりますので、6月以降の美容診療の新規患者様につきましては、ご予約の受付を一旦停止とさせて頂きます。5月中につきましても、外来診察の予約枠が既にほぼ埋まっておりますので、新規のご予約が非常に難しい状況となっております。「地域の総合病院としては、保険診療
本日は皆様にご報告があります。現在勤務している木沢記念病院には10年にわたってお世話になってきましたが、このたび、7月末日をもって木沢記念病院を退職し、愛知県一宮市でクリニックを開業することになりました。本来であれば、長期的なフォローが必要な患者さんお一人お一人に連絡し、個々に今後の対応をご説明すべきところですが、先にこのブログでご報告する形となり、私の患者さんでこのブログをお読みになって下っている方々には、まずは深くお詫び申し上げます。8月以降も、木沢記念病院の非常勤医師
毎年春ごろに開催される形成外科学会の総会。今年は5月15日~17日に札幌で開催され参加してきました。今回の学会も内容盛りだくさんのプログラムで、聴きたい話がたくさんあったのですが、私にとっての一番重要なミッションは、瘢痕治療のガイドライン委員会の話し合いでした。二日目の午後から予定されていたのですが、ほぼ半日がこの話し合いで終わってしまいました。ガイドライン委員会については過去に記事にしました(⇒コチラ)。新しく改定したガイドラインの内容を発表しなければいけないのが、7月4日に
前回、「眼瞼下垂症の余剰皮膚をどこで切除するか」について書きましたが、今回は、その中でも述べた「眉下で切除した場合」の症例をご紹介します。患者さんは70代前半の女性です。腱膜固定を行う方が機能的な改善は大きいと思われましたが、過去に親しい知り合いの方が、私の施術により、眉下での余剰皮膚切除術を受けていて、その経過を間近で見ていたということで、同じ手術を希望されました。ご本人曰く、あまり印象を変えずに少しでも瞼が軽くなればそれでよいとのことでしたので、将来的には腱膜固定を行った
腱膜性眼瞼下垂の手術については以前にも記事にしました(こちら)。この手術の本質は、加齢や物理的な摩擦で伸びてしまった挙筋腱膜を瞼板に固定し、挙筋の力が瞼板に正しく伝わるようにすることです。実際の手術では、多くの患者さんにおいて瞼の皮膚が伸びて余ってしまっているので、同時に皮膚を切除することになります。この、余っている瞼の皮膚をどこで切除するか、については二つの選択肢があります。①瞼縁切開特徴:二重になるメリット:腱膜固定が同時にできるデメリット:腫れが強い②眉下切
令和の時代が幕を開けましたね。私も気持ちを新たに一層の奮励努力をしていくつもりです。さて、令和の初日は何をして過ごされましたか?私は、朝イチで出勤して患者さんの術後診察をした後、家族で初めてのイケアに行ってきました。GWということもあって店内は大混雑。イケアの仕組みもよく分かってないので、とりあえず行列に並んで食事をして、広大な店内をひと回りした頃には、入店からすでに5時間以上が経っていました。へとへとになりましたが、色々な楽しい家具や雑貨をたくさん見ることができ
愛知県がんセンターの奥村誠子先生からご紹介頂いた乳頭乳輪再建後の患者さんにタトゥーを行いましたので、今回はその症例写真を報告したいと思います。なお、乳頭乳輪は局所皮弁で再建してありました。症例写真は⇒コチラをご覧ください。(乳頭乳輪の写真は削除されてしまうため)初回の施術ではBioTouchのマシンを使用しましたが、残念ながらあまり色が入りませんでした。以前から繰り返し書いていますが、どのマシンも『使いよう』だと思いますので、これは私のマシンの使い方が悪いのだと思います。
一昨日は有給休暇を取って浜松にある松尾形成外科・眼瞼クリニックにお邪魔させていただき、信州大学形成外科の教授であられた松尾清先生(リンクはこちら)の手術を見学させて頂きました。今回またまた松尾先生のクリニックにお邪魔した一番の目的は、前回手術見学をさせて頂いた後に私が行った手術で、疑問に思った症例について、松尾先生のご意見を伺うことでした。毎回、見学を終えた後は、もう全て分かったような錯覚に陥るのですが、手術を続けていくと、また新しい疑問が湧いてきます。手術を続けていくということは、こ
先週の話になりますが、東京で開催された美容外科学会に出席しました。実は、日本美容外科学会という名の美容外科学会が2つ存在します。形成外科専門医を中心とした美容外科学会(JSAPS)と、大手美容外科や開業医を中心として設立された美容外科学会(JSAS)の2つです。今回参加したのは「JSAS」の学会で、私は初めての参加でした。今回参加しようと思った理由は、最近増えている二重の手術についてのシンポジウムが企画されていたことでした。二重、特に埋没法などのいわゆる「プチ整形」と呼ばれる手
前回、ヒアルロン酸を複数本使用して若返りを目指すTotalFacialTreatmentをご紹介しました。今日は、ヒアルロン酸1本での若返りをご紹介します。患者さんは70代後半の女性です。口周りのシワだけを気に病んでいらっしゃいましたので、ヒアルロン酸(ボリフト)を1本だけ注入することをご提案しました。ヒアルロン酸1本でも、これだけの変化は可能です。これで気持ちが明るくなって頂けたならとても嬉しいです。ヒアルロン酸注入について【施術の概要
先日、ラベールミラクリニックで、ヒアルロン酸注入のトレーニングをして頂いた記事を書きました。記事はコチラそして、先週末の日曜日、第2回目の注入トレーニングに伺いました。今回行ったのは、新井先生が行われている、ヒアルロン酸のみを用いて顔面の全体を若返らせる『Totalfacialtreatment』です。以下、私の解釈にはなりますが、少し説明してみます。加齢によって顔面に起こる変化は、「萎縮」と「下垂」です。それぞれ、以下のように表現できます。萎縮=痩せる、こけ
今日は、眼瞼下垂の手術を片側のみ行った患者さんの経過写真をご紹介します。患者さんは50歳代の女性で、ソフトコンタクトレンズの使用歴が30年と花粉症があったそうです。コンタクトレンズの長期使用に加え、花粉症で目をこすることも腱膜性眼瞼下垂の原因の一つとなります。また術前には頭痛と肩こりがひどかったそうです。手術翌日はかなり腫れています。この写真を見ると驚かれる方もいらっしゃると思いますし、実際、患者さんも鏡を見て驚かれていました。患者さんによると、翌日の写真にみられるような目立
以前、陥没乳頭の矯正治療について記事にしました。その時に、写真提供にご協力くださった患者さんが、その後の経過を見せに来てくれました。夜間装着時に取れやすいと聞いて、乳頭保護器を併用することを提案し、病院に残っていたものをあげたのですが、途中で無くしてしまったとのこと。「先生、直接テープ固定のみでも行けましたよ!」と見せてくれました。写真提供にもご協力いただき、ありがとうございました(「前のブログ記事と同じ人ってわかるかな?」という心配までしてくださったので、しっかりとリンク貼
春は何かと変化の多い時期ですが、私の実家である髙木家にも一大変化が訪れています。と言いますのも、両親が、40年余の思い出がいっぱい詰まった可児市の自宅を離れ、姉夫婦の住む一宮市に引っ越すことになりました。この決断に至るまで、それはそれは一族みんなで悩み、話し合いました。自宅の老朽化と地盤沈下、耐震性の問題、来るべき大地震への不安、両親の高齢化による移動手段の問題、両親の健康問題などなど。まるでクローズアップ現代かあさイチの一コマでも見ているかのような出来事が、我が一族にも訪れました。
先週末の日曜日のことになりますが、名古屋のヒルトンホテル内にあるラベールミラクリニックで、院長の新井根洋先生と、ヒアルロン酸注入のテクニカルシェアを行いました。シェアなんて、ちょっと格好つけた言い方をしてみましたが、本当のところは、ヒアルロン酸注入の超エキスパートである新井先生から技術指導を賜った、というのが実態です。新井先生は、ヒアルロン酸注入を柱としたクリニック運営をされており、ヒアルロン酸注入の経験がきわめて豊富で、正真正銘のエキスパートです。全国的にも数少ないアラガン
少し専門的になりますが、今回は手術の詳細についてご紹介します。眼瞼下垂の手術とは、まさに、『瞼を開けやすくする』ことを目的とした手術です。ですが、実は、瞼には、『瞼を開きにくくしている組織』が存在します。簡単に言うと、手術では瞼板からはずれてしまった挙筋腱膜を瞼板にしっかりと固定することを行うのですが、同時にこの『瞼を開きにくくしている組織』の処理を適切に行うことが重要です。では、この『瞼を開けにくくしている組織=開瞼抵抗となる組織』の処理について、説明します。①下
眼瞼下垂の中でも、最も多く、誰でもなる可能性があるのが、『腱膜性眼瞼下垂』です。そこから様々な症状が引き起こされうる疾患です。その機序を解明して、眼瞼下垂の新しい治療法と概念を確立されたのが、信州大学名誉教授(現在は松尾形成外科・眼瞼クリニック院長)の松尾清先生です。その松尾先生が『腱膜性眼瞼下垂』ついて詳しく書かれたご著書がこちらです。実に様々な症状が起こりうる腱膜性眼瞼下垂ですが、松尾先生のご著書から、簡単にその一部を抜粋して紹介します。腱膜性眼瞼下垂
春のドタバタで、ブログの更新がすっかり滞ってしまいました。年度末はいろいろと変化の多い時期ですが、皆様お変わりないでしょうか?私の周囲でも転勤や引っ越し、出産準備などが相次ぎ、慌ただしくも賑やかにやっております。さて、眼瞼下垂の記事をシリーズで書こうと思っています。この際、眼瞼下垂の基本的なことをすべてまとめてみるつもりです。「眼瞼下垂」(がんけんかすい)とは、先天的(生まれつき)または後天的に瞼が持ち上がらない状態になることを言います。原因としては、以下のようなも