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旅行記エッセイ『作家の犯行現場』読了ミステリ小説の舞台になった場所に、有栖川有栖さんが訪ねた二年間の旅行記エッセイ(今風?に言うと『ミステリ作家によるミステリ小説聖地巡礼』かな…?軽い印象になっちゃうからちょっと違うんですが)。雑誌編集担当さんに連載を依頼されたけれど、当時数本の小説を抱えていたので新たに連載小説は無理だったのと、エッセイなら大丈夫だったので、「あっちこっちに行って書きたい」とミステリにからんだ場所に行きエッセイにまとめることに。同行はカメラマンの川口宗道(そうどう)さん
有栖川有栖さんの『江神二郎の洞察』読了いたしました。有栖川有栖さん作品や江神二郎さんシリーズにつきましては本格ミステリー倶楽部の女性メンバーの皆さま方の足元にも及びませんので私が多くを語るのは恐れ多いのですがとにかく“楽しい”の一言に尽きる豪華な短編集でしたっ日常の謎、回想もの、殺人事件etcバリエーションも豊富で、それぞれ素敵で面白いのですが私が個人的に特に印象に残った作品は♪4分間では短すぎるハリイ•ケメルマンさんの『九マイルは遠すぎる』や松本清張さんの『点と線』との
エッセイ集『赤い鳥は館に帰る』読了有栖川さんがデビュー間もなく書いたものから、40代になっている頃に書いたものなど、色んな媒体(新聞だったり、小説雑誌だったり)に寄稿していたエッセイやミステリ小説の紹介などを一冊にまとめたもの。『マジックミラー』でアリバイ崩しを書いたけど書くために車で検証しなきゃいけないのに有栖川さんはペーパードライバーで、自分で運転して検証は出来ないし、自分の父親も運転出来ないしで困って結局義父に頼んで運転してもらって有栖川さんは助手席で必死にメモしてたとか(
有栖川有栖さんの『双頭の悪魔』を読みました。双頭の悪魔江神シリーズ(創元推理文庫)Amazon(アマゾン)身近な人が巻き込まれた事件で心に傷を負ったマリアは、四国の山奥にある村に辿り着いた。そこは、廃村を買い取り、芸術家たちが暮らす村だった。実家ともほとんど連絡を取ろうとしないマリアを心配して、推理小説研究会の有栖川有栖や江神二郎たちは、マリアが滞在する村を訪れるが、村の入口の橋で追い返されてしまう。そして、橋の向こう側とこちら側で、殺人事件が発生してしまう。文庫で
短編ミステリは小雨降る日にピッタリピノのチョコミント味はいつだってピッタリピノが溶けちゃうので本のレビューはまた今度
『幽霊刑事』再読刑事の神崎達也は、夜の浜で上司の経堂(きょうどう)刑事課長に呼び出されて待っていた。やっと来た経堂は様子がおかしく、中々本題に入ろうとせず、何か切り出しかねている様子で背を向け、決然と振り向いた時にはトカレフが握られていた。そして『悪く思わんでくれ…俺の意思じゃないんだ』『すまん!』と神崎は経堂に左胸を撃ち抜かれ死んだ。はずなのだが、気づくと潮騒の中でひとり立ち尽くしていた。幽霊というはかない存在になって。幽霊になり、母親や妹や恋人の傍に駆けつけても
こちらも6月発売です画像お借りしています。国名シリーズプラス2にあたる作品『境界の扉日本カシドリの秘密』越前敏弥さんによる新訳ですhttps://x.com/sousakunet/status/1780190540975542325?s=46&t=7ocRIi-hsKmXYl64hMDMQg有栖川有栖さんの『日本扇の謎』書籍化もめちゃめちゃ楽しみですし2024年は、私の中で本家エラリー•クイーン&有栖川有栖さんの日本対決これはもう、どちらも楽しみ過ぎますっなんだかんだ全て
久しぶりに、バリバリの本格ミステリを拝読していますたごさくさんイチオシ江神二郎さんシリーズの短編集有栖川有栖さんの『江神二郎の洞察』まだ前半を拝読中ですが日常の謎、殺人事件、回想ものetc、バリエーションも豊富で楽しいです今のところ、まだマリアさんは出てきていませんが英都大学推理小説研究会(EMC)のメンバーの営みを見ているのも、とっても楽しいですなんだかんだ全てうまくいっていますありがとう愛してます強運HIROKO☆
今でこそ国際会館駅つまり宝ヶ池まで伸びている地下鉄烏丸線ですが、私が京都にいた当時は最北端が北大路駅でした。だから北山とか宝ヶ池は地元民の遊び場みたいな印象が強かったですね。特に宝ヶ池は車以外では行きにくいこともあり、穴場的な雰囲気でおしゃれな店が出現し始めたのもこの頃なんでしょうかね。右の店がドルフ向こうがニフティーどちらも私の学生時代からあった店iPhone15コーヒーレストランドルフは今でも食レポや食べ歩きブログなどで見かけることが多く。一方でその隣にあっ
こんばんは。先日、📘朗読会のレッスンがありました。今回は有栖川有栖さんの“貴婦人にハンカチを”。こちらは、きつねの嫁入りで有名な津川に行く事も出来る“SL貴婦人”で繰り広げられる物語。相席になった“気ままな旅人”と教え子を見舞いに向かう“貴婦人”はいかに?さて、ミステリアスな中にも心がほっこりする素敵な作品です。そして今回、新たにメンバーが増えました。入会して下さる方は、必ず「レッスンや会の雰囲気が好き」と。確かに、講師にレッスン内容、それに皆さん素敵で、学びがあり活動も楽しい
有栖川有栖さんの「火村英生」シリーズミステリとしてはもちろん有栖川さんの地の文が好きでそれをたーっぷり味わえる長編は大好きのさらに上人気ホラー小説家・白布施に誘われ、ミステリ作家の有栖川有栖は、京都・亀岡にある彼の家、「夢守荘」を訪問することに。そこには、「眠ると必ず悪夢を見る部屋」があるという。しかし、アリスがその部屋に泊まった翌日、白布施のアシスタントが住んでいた「獏ハウス」と呼ばれる家で、右手首のない女性の死体が発見されて……。…内容紹介より読み進め
ベストセラー作家が待ち望んだ最高の聖夜がとんでもない惨劇に。人喰い給水塔を見学した元判事の脳裡に去来した恐るべき真相。夫と親友の浮気を知った妻がとった意外な行動。顔さえ知らない父の突然の訃報に直面した母娘の胸中。七年ぶりに再会した憧れの女性と奇妙な殺人事件。十人の人気作家ぎ不可思議、不条理な事件を描く珠玉のミステリー・アンソロジー!って事ででは早速載ってる作家さんが好きな人ばかり!ねこまま得なアンソロジー単発や、シリーズの1編でファンは勿論初読み発掘としても良い
こんにちは!りょうです。『女王国の城』(有栖川有栖著)読了しました。再読です!あらすじ(Amazonより)ーー大学に顔を見せない江神を追って信州入りした英都大学推理研の面々は、女王が統べる〈城〉で連続殺人事件に遭遇する。ーーー女王国の城(創元クライム・クラブ)Amazon(アマゾン)めちゃくちゃ久しぶりに再読しました。面白かった〜‼️『双頭の悪魔』ではマリアがいなくなりますが、『女王国の城』では江神さんがいなくなります。マリアの時と同じように探しに出かけるEMCのメンバー
「英国庭園の謎」有栖川有栖を読み終えました。表題の作品のみだと思っていたら短編集でした。表題作が最後になっていて1番長かった。どの作品も読み応えがあり、短編でも頭が疲れて休み休み読みました。今日のお弁当NO.57
「マジックミラー」有栖川有栖を読み終えました。主要人物に双子が出てくるのが珍しい。大阪のツインタワーまで出てきます。30年以上前の作品なので少し古さは感じますがアリバイ崩しが日本の推理小説に特化した物だというのがよく分かる作品でした。日本の鉄道や空路が時間通りに機能するのはスゴイことなんですね。今日のお弁当NO.54
『ミステリ国の人々』読了日本経済新聞で2016年の1/3~12/25にかけて毎週日曜日に連載されていた、名作ミステリとその登場人物を紹介したミステリガイドブックであり、著者のエッセイ。紹介されている作品は物故作家の作品に絞られている(一作だけ例外あり)。一年だけの連載だったそうだけど、もっと読んでみたいなぁと思いました。私はミステリもちょっとは読むけどマニアではないので(物語が好きなだけ)、ミステリマニアなら絶対読んでなきゃいけない本を軒並み読んだことがありません(ドラマ化されてるの
「暮らしの刺しゅう」樋口愉美子この本出たばかりで本屋で悩んだけど手が痛いのに刺しゅうは無理だから買わなかったのです。図書館で普通に並んでて感激。じっくり眺めようと借りました。「館島」東川篤哉「ウェブスター辞書あるいは英語をめぐる冒険」コーリー・スタンバー「聖書を読んだ30人夏目漱石から山本五十六まで」日本聖書協会「英国庭園の謎」有栖川有栖「探偵の探偵」松岡圭祐シリーズのようだったので一冊目に挑戦「マジックミラー」有栖川有栖有栖川さんの本が結構あったので次回
『濱地健三郎の霊くしびなる事件簿』有栖川有栖、角川文庫、2020年「何もかもが現象の一言で片づけられて、どんな理屈で動いているのかも分からない世界で、探偵なんてできるんでしょうか?生きている人と死んでいる人の見分けもつかない世界で」濱地はまじ健三郎は、霊や怪異が絡む事件を専門に扱う心霊探偵。彼の下には霊的な現象に悩む依頼人や時には捜査一課の刑事も密かに足を運ぶ。ホラー作家の枕元に立つ女の霊。結婚を考えている交際相手のことを考えると理由のない不快感に襲われる男。殺人事件の容疑者が2
読書日記2024-35猫はわかっている村山由佳・有栖川有栖・阿部智里・長岡弘樹カツセマサヒコ・島津輝・望月麻衣(著)[文春文庫2021年10月発行]あらすじ現代を代表する人気作家たちが、猫への愛をこめて書き下ろす猫の小説集。猫が一生に一度だけ、人間の言葉をしゃべる⁉仕事と家事・育児にフル回転の雑誌編集者、九美が余命幾ばくもない猫を引き取ることになり…(村山由佳)野良出身、いまは堂々の家猫ニャアが野犬に襲われ、まさかの⁉(阿部智里)火事が起きたとき妻と双子の息子達の明暗
『46番目の密室』は有栖川有栖さんの長編本格ミステリー小説です🔐📕ストーリーは1991年のクリスマスに推理作家の有栖川有栖は友人の大学助教授の火村英生と「密室の巨匠🔑」と呼ばれる推理作家・真壁聖一の北軽井沢の別荘で行われたクリスマスパーティーに招かれます⛄🎄✨その夕食の時に「日本のディスクン・カー🗽」と呼ばれ、これまで45の密室推理小説を刊行して来た真壁聖一が「現在最後の密室推理小説を執筆中だ✏️」と話し、その小説を発表して引退する意向を皆の前で宣言します🎙️しかし真壁聖一は翌朝、密室状態の部
書評:佐藤究『爆発物処理班の遭遇したスピン』(講談社)著者の本を読むのはこれが初めてだが、なるほど「力」のある作家だというのがよくわかった。本書は短編集で、8本の作品が収められているが、冒頭の表題作だけ少し毛色が変わっているものの、後の7本は、ハッキリとひとつの傾向を示しており、そこに著者の、基本的な「作風」を窺うことができた。私が著者の名前を最初に知ったのは、第62回江戸川乱歩賞受賞作となったデビュー作『QJKJQ』(2016年)である。昔から乱歩賞受賞作にはなんども裏切られてきた
本を1冊、読み終えました。有栖川有栖さんの江神二郎シリーズ『孤島パズル』です。いいよね、孤島。推理小説と言えば、やっぱり孤島ですから。推理小説で孤島だと当然のように殺人が発生するんですが、登場人物の方々はそんな事とは露知らずバカンスを楽しんでいます。その物語の導入の部分が楽しいよね。「あれ?もしかして殺人事件とか発生しないのでは?」という平和な状態から、「あっ、なんか不穏な雰囲気が…」となって、だいたい翌朝になったら誰か死んでいるけど…そして、序盤に続々と出てくる少しずつ怪しい登場
「46番目の密室」有栖川有栖、読み終わりました。普通にミステリー小説でした。普通と言うのは悪い意味ではなくて王道という意味です。密室としても素晴らしかったです。今日のお弁当NO.38ナポリタンと沢庵。変な組み合わせです。しかも、これがおかず・・・
阿津川辰海さんの『黄土館の殺人』読了いたしました。未読の方はネタバレにご注意ください館四重奏シリーズ、第3弾こちらのシリーズ、どんどん面白くなってきていますし私の好きな感じになってきてくださってるんです私の好きな感じ=“本格の鬼”の方々の好きな感じではないのかも、、しれませんので本格ミステリー倶楽部の皆様方は、以前の作風のほうがお好きでいらっしゃるのかなぁ?秋のオフ会で沢山お話出来ることを楽しみにしておりますおそらく、今回の『黄土館』は変化球ではあるのかなと思います大好き
ボンタンアメのパイナップルアメがあるんですよ。これが美味なんです。『幻坂』有栖川有栖先生。「天王寺七坂」が舞台の幽霊譚。怪談ではなく幽霊譚と言葉がピタリ。美しい文章と物語それぞれの坂にあった幽やか存在がすごく良かった。どの話も本当に良かったけど、特に真言坂は何度も読んでホロホロ泣いた。天神坂は落語のような話。この本を片手に天王寺ぶらぶらしてみたい。これは良い本、みんなにおすすめしたい本。2月27日(火)サイボク天然温泉花鳥風月で『にこにこ寄席』15時開演。お申し
『追想五断章』/米澤穂信『空想科学読本1』/柳田理科雄『樽とタタン』/中島京子『火垂るの墓』/野坂昭如『県庁おもてなし課』/有川浩『天空の蜂』/東野圭吾『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド上』/村上春樹『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド下』/村上春樹『壁抜け男の謎』/有栖川有栖『疾走HOLIDAY』/乙一『名探偵に薔薇を』/城平京『ケーキ王子の名推理5』/七月隆文再読なのですが、『
本を1冊、読み終えました。有栖川有栖さんの江神二郎シリーズ『江神二郎の洞察』です。短編集なので、スラスラと読めましたね。昔は短編集は好きではありませんでした。なぜなら、本を読んでその世界に浸る事を楽しみにしているオレとしては、短編集ではそこまで世界観に浸れないからです。でも、読んだ事のあるシリーズであれば、既にその世界観は理解できているので、短編集でも浸る事ができると気付いてからは、気楽に読める短編集は好きですね。では(゚◇゚)ゞP.S.春?
暇だよね〜。ヒマ。昨日は19度で今日は10度に届かず。明日は寒の戻りで一桁らしい。こんなに乱高下するんじゃ年寄りは大変だよ……。No.1112021.9.5(日)月光ゲームYの悲劇'88/有栖川有栖/創元推理文庫/1994.7.15〜2007.9.21第29版700+5%何度もなん度もなんども、繰り返し読む本がある。それを人は【座右の書】と呼ぶらしい。本書が、実は〈その中の一冊〉で、鮎川哲也監修による全13冊の書き下ろしミステリ叢書「鮎川哲也と十三の謎」の一つとして上梓さ
本を1冊、読み終えました。昨日は特に何もせずに家でダラダラしていたので、読書が捗りましたね。有栖川有栖さんの江神二郎シリーズ『双頭の悪魔』です。推理小説は犯人当てが醍醐味という方もいると思うんですが、オレは世界観に浸りたいだけのタイプなので、『誰が犯人だ?』という読み方をした事がないですね。どちらかと言うと、作中の登場人物の一人になったつもりで読んでいます。推理小説の楽しみ方としては邪道かも知れませんが、楽しければ何でもいいよね。では(゚◇゚)ゞP.S.久々にカップ麺を食べたら、す