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子どもの頃に観て、なぜか心に残り続けている映画があります。物語の細部は曖昧でも、そこに漂っていた空気や、言葉にならない感情だけが、ずっと胸の奥に残り続けている…そんな作品です。それが、成瀬巳喜男監督『妻として女として』(1961年)です。《スタッフ》◎監督:成瀬巳喜男◎脚本:井手俊郎、松山善三◎製作:藤本真澄、菅英久◎撮影:安本淳◎美術:中古智◎音楽:斎藤一郎◎録音:藤好昌生◎照明:石井長四郎《キャスト》◎高峰秀子◎淡島千景◎森雅之◎星由里子◎仲代達矢◎飯田蝶
若々しい加山雄三に秀子さま<23時半起床>室温22.7湿度54気温14.8体温36.2血圧136-83-71<入浴>4時過ぎ~5時洗面室・浴室・暖房・体重54.1・乾燥・スキンケア若々しい加山雄三に秀子さま<買物他>スギ薬局&やまや<ち-携帯>7時過ぎ<体調>耳鳴り、鼻つまり頻繁<読書>「真夏の夜の夢」第1幕第1場途中:シェイクスピア(平井正穂訳-集英社『世界文学全集」S47/7版)<スマホ歩数>3130歩<ラジオ体操>第1&第2<筋トレ>コアクランチ10秒
ひき逃げ1966年作品/日本/94分監督成瀬巳喜男出演高峰秀子、司葉子2026年4月25日(土)の夜、自宅で鑑賞しました。戦争直後、売春婦をしていた伴内国子は、心ある男に救われ結婚したが、今では夫を亡くし五歳になる一人息子武をたよりに、横浜の中華料理店で女中奉公に励んでいた。ところが、ある日武は、山野モーターズ重役柿沼久七郎の妻絹子が運転する自動車にひき殺された。絹子は彼女の若い愛人との情事の帰りであった。おりしも山野モーターズでは、会社の命運をかける新車売り出しの直前
成瀬巳喜男監督が高峰秀子主演で贈る林芙美子の自伝的小説の映画化「放浪記」(1962年)。第一次世界大戦後の東京、不景気で世知辛い世の中を舞台にしています。森光子のでんぐり返しというイメージで、苦しくても笑顔で生きるタフな女の人生…を想像していました。しかし違っていました。辛気くささがこれでもか、と。高峰秀子のハの字眉毛と上目遣いが、投げやりなふみ子という女性を巧みに表している。やさぐれているふみ子は、美男だけどアカン文学界の男達に惹かれてしまう。3枚目だけど真面
『女が階段を上る時』映画トーキー111分白黒昭和三十五年(1960年)一月十五日封切製作国日本製作言語日本語製作会社東宝配給東宝製作・脚本菊島隆三撮影玉井正夫美術中古智録音藤好昌生録音下永尚照明石井長四郎猪原一郎音楽黛敏郎監督助手広沢栄編集大井英史特殊技術東宝技術部現像キヌタ・ラボラトリー衣裳高峰秀子製作担当者森田信配役矢代圭子高峰秀子純子団令子小松仲代達矢関根
『鶴八鶴次郎』昭和十三年(1938年)九月二十九日封切映画トーキー88分白黒製作国大日本帝國製作言語日本語製作東宝出演鶴次郎長谷川一夫鶴八山田五十鈴佐平藤原釜足松崎大川平八郎竹野三島雅夫場末の寄席の下足番横山運平札売り中村健峰喜楽亭主の札売り柳谷寛喜楽亭の下足番山形凡平銀馬福池悟朗弟子入りの娘椿澄江娘の母親清川玉枝三味線弾き伊藤智子山田長正榊田敬治
『稲妻』映画トーキー87分白黒昭和二十七年(1952年)十月九日封切製作国日本製作言語日本語製作東宝原作林芙美子『稲妻』脚本田中澄江助監督西條文喜撮影峰重義撮影助手中尾利太郎照明安藤真之助照明助手田熊源太郎録
「稲妻」(1952)ずるずるべったりな家族の物語をAmazonプライムビデオで観ました。監督は成瀬巳喜男。予告編はありません。はとバスのガイドをしている清子(高峰秀子)には、南方ボケであることを言い訳に家でゴロゴロしている兄嘉助(丸山修)、すでに嫁いでいる長姉の縫子(村田知英子)、次姉の光子(三浦光子)の兄姉がいます。全員が根津に住む母おせい(浦辺粂子)の実子ではあるものの、4人とも父親が違います。ある日、お節介焼きの縫子が清子に両国のパン屋の綱吉(小澤栄)との縁談を持ち込
『流れる』映画トーキー108分白黒昭和三十一年(1956年)十一月二十日封切製作国日本製作言語日本語製作東宝配給東宝製作藤本眞澄原作幸田文脚色田中澄江井出俊郎撮影玉井正夫音楽斎藤一郎美術中古智録音三上長四郎衣装考証岩田専太監督助手川西正義編集大井英史製作担当者島田武治衣裳考証岩田専太郎清元指導清元梅吉特殊撮影東宝技術部現像光映新社配役おはること梨花田中絹代つた奴山田五
二年後。飲み屋にいる男(柳永二郎)が、近くを歩く博多節の門付が弾く三味線の音を聞いて店に呼び入れ、繁盛している彼のおかげで自分の商売は上がったりだと文句を言う。その門付は喜多八(花柳章太郎)だった。男は自分の縄張りだから他へ行って稼げと言う。店の外で一曲歌ってから他へ行くと喜多八。だが、聞き入ってしまった男は彼を店の中にまた引っ張り込み、「その声じゃ、客を取られるのも当たりめえだ」と言って詫び、酒をすすめる。*****男は喜多八と花街を歩き、儲けが増えるが喜多八によろこぶ様子はない。カネが
成瀬巳喜男が監督を務めた昭和十八年の作品で、主演は花柳章太郎と山田五十鈴。同じ泉鏡花の原作を題材にして、十七年後にも映画が衣笠貞之助が監督して製作されており、市川雷蔵と山本富士子が主演している。残念ながら、こちらはいまのところ見つからない。見たいんだけど…。雷蔵だからよけいに。*****名古屋で恩地源三郎(大矢市次郎)が舞う能楽が行われる。舞台で謡を務める一人には、彼の養子、喜多八(花柳章太郎)がいた。伊勢古市に向かう汽車の中で、「よい跡取りじゃ」と言う小鼓方の辺見雪叟(伊志井寛)に、増
帰っていく小畑(船越英二)に追いつく伊之助(森雅之)。妹のもん(京マチ子)をおもちゃにして、一家を散々な目に遭わせておいてよく来られたなと非難し、もんとは「きょうだいより、もっと仲よかったんだ」と言う。妊娠して帰ってきたときには、妹を「犬畜生のように汚がってやったんだ」。他の者たちはもんに同情するようになったが、自分がそんなふうに振る舞わなければ、妹は誰にも相手にされなかっただろうと言い、そして小畑を殴打して蹴り飛ばす。自堕落になってしまったと妹を責めながらも彼女をかばう伊之助は、自分のよう
短髪の森雅之が激怒して京マチ子と取っ組み合いの喧嘩なのだ。*****さっぱりやりがいのない堤防工事だとに喜三(宮島健一)は親方の赤座(山本礼三郎)に言い、親方は、りき(浦辺粂子)に「お父っあん」と呼び止められても無視して歩いていく。バスに乗っていたさん(久我美子)も「お父っあん」と呼ぶが、彼は何も答えない。帰省してきたさんが、製麵所の息子、鯛一(堀雄二)を訪れる。鯛一は彼女の姉が四、五日前に帰ってきたそうだと彼女に言うが、さんはそのことを知らなかった。彼は何をやっていると母のとき子(本間文
「女の中にいる他人」(1966)不倫している女性を殺した男のメソメソ劇をU-NEXTで観ました。初見。監督は成瀬巳喜男。予告編はコチラ。梅雨時の平日夕方に神妙な面持ちで赤坂周辺を歩いていた会社員田代(小林桂樹)がカフェバーに立ち寄って時間を潰していると、友人の杉本(三橋達也)と出会います。鎌倉で近所付き合いをしていて、田代は東京の出版社勤務、杉本は横浜に事務所を構えた建築士という関係。杉本は赤坂近辺で働く妻のさゆりを訪ねたようです。あいにく不在だったので、田代を誘って行きつ
水浴びをする富子(堀越節子)を父、敬吉(高田稔)とともに来ていた信子(悦ちゃん)が見つける。信子から聞いた話のことで祖母(藤間房子)にしかられてしまったと富子。そして二人は、お互いの父と母が結婚していればどうなっていただろうかと屈託なく話し合う。川へ入った信子が足を切ってしまう。薬と包帯を取りに走って家に戻る富子。心配で蔦子(入江たか子)もいっしょに川へ向かう。敬吉と顔を合わせることになった蔦子は静かにあいさつする。父におぶられて帰っていく信子を見送る富子と蔦子。富子は自分もおぶってくれと母
成瀬巳喜男が監督した昭和十四年に公開された映画。蔦子と敬吉の間に何があったのかははっきりと語られないから、不満が募る。*****てきぱきと「大日本愛国婦人會」の集会をまとめる浅田夫人(村瀬幸子)。蔦子(入江たか子)の娘、富子(加藤照子)が夫人の娘、信子(悦ちゃん)が学校の成績について話しながら帰宅していく。*****富子は一番の成績で、祖母(藤間房子)も母もよろこぶ。十番まで落ちてしまった信子が父は叱らないが、母が「あぶない」と言っていたと富子。そして信子の父が出征するらしいと言うと、
「遠いところをよくやってきてくれたねえ」と俊作(丸山定夫)。君子(千葉早智子)は母(伊藤智子)と自分のことをどう思っているのかと父に問う。そして東京へ来て母に会わないのはどういうことかと問う。俊作は悦子が「立派すぎて苦手」なのだと言う。君子は東京へ連れ戻すつもりで来たのだと父に言い、お雪(英百合子)と別れるなら、おじ(藤原釜足)も手助けすると言っていると伝えるが、「いやあ、ごめんだよ。…一山当てて、お前たちのことはきっと何とかする」と俊作。そして、カネは自分に内緒で悦子と君子を心配するお雪が送
昭和十年の成瀬巳喜男作品。*****俳句好きの母、悦子(伊藤智子)と暮らす君子(千葉早智子)だが、別居している父、俊作は書留で送金してくるだけである。母の兄、新吾(藤原釜足)は君子に、まとまった金額を送れるようになるまで何も書かないのが俊作の気性で、お雪には内緒のカネかもしれないと鰹節を削りながら話す。新聞に掲載される母の歌は父を想うものばかりだが、同居中は母が父に冷たく「いい奥さんではなかったと思うわ」と君子は言う。妾を作って子まで産ませた俊作はどうなのだと問われ、いい夫ではなかったと
CS放送の日本映画専門チャンネルで放送していた成瀬巳喜男監督作品の「めし」主演は原節子さんに上原謙さん。ポスターはカラーだけどモノクロ映画。転勤で大阪にやってきた結婚して5年で倦怠期を迎えつつある夫婦。卓袱台の食事シーンに時代を感じます。そこに突然、東京からやって来た夫の姪。縁談が気に入らないと家出してきたらしい。演じている島崎雪子さんは「七人の侍」にも出てたようですね。姪っ子に気がある近所の若者を演じてるのは大泉滉さん。若い頃の大泉さんって結構イケメンだったんだな。林芙美子さん
「ひき逃げ」(1966)愛する息子を交通事故で失った女性の復讐劇をU-NEXTで観ました。監督は成瀬巳喜男。予告編はコチラ。横浜の中華料理店で女中をしているシングルマザーの伴内国子(高峰秀子)は、息子武の成長が何よりの生き甲斐。しかし、武が友達と路上で遊んでいる時、車にはねられます。運転していたのは絹子(司葉子)という美女。彼女は若い愛人の男(中山仁)と密会していた帰りだったため、少年を轢いたと知りながらそのまま逃走してしまいます。その後、救急車で運ばれた息子が病院で亡くな
名前ぐらいは聞いたことがある女性小説家林芙美子原作であり、彼女の代表作でもある放浪記。同名タイトルの小説の映画化作品を今回は紹介する。森光子さんの舞台やテレビでも有名だが、林芙美子さんの自伝的小説だ。俺みたいな平凡な人生を送っている人間が自伝的小説を書いても、非常につまらない内容のものしか生まれないが、彼女の人生は波乱万丈。波乱万丈の人生を送ったからと言って、面白い小説が書けるとは思わないが、彼女の屈辱の人生は放浪記という傑作を生みだし、創作意欲を掻き立てたことは間違いない
日本映画専門チャンネル、私が大好きなCSチャンネル小津安二郎監督を崇拝する私だが、その小津監督が絶賛してのがこの作品主演高峰秀子、森雅之昭和30年の作品で不倫、中絶、自堕落な男、寄り添う女…センセーショナルな作品だったに違いない目移りしても結局結ばれてしまう2人、脚本家曰く「結局はカラダの相性が良かったんですよ」大恋愛映画として、成瀬巳喜男の代表作品だけど、裏テーマは、どんな時代でも、説得力があるのはそういうこと…なんですね
『女人哀愁』映画トーキー74分白黒昭和十二年(1937年)一月十二日封切製作国大日本帝國製作言語日本語製作会社PCL入江プロ脚本成瀬巳喜男田中千禾夫撮影三浦光雄録音道原勇二音楽江口夜詩出演入江たか子(河野広子)伊藤薫(正雄)堀真佐子(よし子)御橋公(父)初瀬浪子(母)北沢彪(堀江新一)澤蘭子(洋子)水上玲子(道子)神田千鶴子(和子)大川平八郎(益田敏雄)監督成瀬巳喜男◎澤靜子=松本静子=松
21.2017.【アトラクション制圧】異星人が攻めてきて、地球人と戦うと思うじゃん…ロシア映画はその先を行ってるよ。恋愛しちゃうよ。ヒロインが異星人に惚れるんだよ。異星人の方が地球人の彼氏よりカッコいいんだよ。制圧といえば制圧だよ…恋人を奪われた彼氏と異星人が戦うよ。いちおう闘いだよ。ロシア人、SFアクション映画、むいてないよ…22.2020.【アトラクション侵略】地球人の乙女心を制圧したあと、肉体も侵略しちゃうのかと続編を観ましたよ。やっぱり侵略したよ!心だけじゃなかったよ。
『妻の心』映画トーキー98分白黒昭和三十一年(1956年)五月三日封切製作國日本國製作言語日本語製作会社東宝配給東宝製作藤本真澄金子正且脚本井出俊郎音楽斎藤一郎撮影玉井正夫美術中古智録音藤好正生照明石井長四郎編集大井英史チーフ助監督梶田與治配役富田喜代子高峰秀子竹村健吉三船敏郎富田信二小林桂樹富田善一千秋実富田かほる中北千枝子富田瑠美子松山奈津子富田こう三好栄子
●「妻」早稲田松竹高峰三枝子氏が面白い。こういう役もやるのですね~顔が美しいから、不釣り合いかと思ったらなんのなんの笑わせてくれます。三國連太郎氏も可笑しいですね。丹阿弥弥津子氏をここまでじっくり映画で観たのは初めてかも?歯が気になりましたが綺麗ですねネタバレします。ご注意くださいラストはここで終わるのか?という成瀬映画ラシイかもしれませんがちょっと尻切れトンボになった気もするテッピンvol.7(ラッキーセブン!)「AKVSF」のホーム
●「あらくれ」早稲田松竹成瀬作品ではあまり観たことのない大きな物語になっていて、大きくてもきめ細かい成瀬演出は健在。面白いです。ネタバレします高峰秀子氏と加東大介氏の大げんかには目を見張る。成瀬監督は実はアクションも撮れるんでしょうね!観てみたかった成瀬娯楽アクション映画!本作は公開当時成人映画だったらしく、なんで?と思うが、志村喬氏が高峰秀子氏の胸を一瞬触るところはドキッとした。仲代氏がまだ恐らく新人の頃なのですが、それでもあの貫禄は目を見張る。
成瀬巳喜男1963年の「女の歴史」。主演は高峰秀子。共演は宝田明、山﨑努、仲代達矢。戦前、戦中、戦後をたくましく生きてきた女の物語。物語は戦後から始まる。ヒロインの高峰秀子の息子に山﨑努。自動車会社のバリバリの営業マン。しかし、彼は事故死してしまう。一人息子を失い、茫然自失の中、これまでの人生を回顧する。戦前、宝田明扮する材木屋の大店の坊ちゃんにこわれて結婚。しかし、夫には愛人がいた。やりきれない思いのまま、一人息子を育てる。戦後、担ぎ屋をして家計を支える。東京に出た際
戦前からの巨匠、成瀬巳喜男の晩年の作品、1964年の「乱れる」。主演は高峰秀子。脚本は高峰の夫、松山善三。共演は若き加山雄三。静岡の清水の酒屋を舞台に変わゆく時代を描いている。冒頭、近所にできたスーパーの派手な宣伝車が町を練りまわる。大きな音で、当時流行った「高校三年生」の音楽とともに半額バーゲンの宣伝をする。高峰秀子が演じているのは、そんな商店街のある酒屋の女主人。戦争中に酒屋の息子と結婚。しかし夫はすぐに戦死。未亡人になった彼女は夫の実家の酒屋を切り盛り、戦後の混乱期も乗り
昨年11月25日~今年1月8日までに観た映画の備忘録です。今年もよろしくお願い致します。鑑賞後時間経過して詳しい内容を忘れた作品もあり感想は省略し、作品の原作者、脚本家名等も省きました。皆様の評価と違う際はご容赦ください。★5点満点☆0.5点『羅生門』黒澤明監督1950年★★★★★『麦秋』小津安二郎監督1951年★★★★★『武蔵野夫人』溝口健二監督1951年★★★☆『稲妻』成瀬巳喜男監督1952年★★★★★『晩菊』成瀬巳