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今回でこのテーマは締めです。前置き無しでまいります。前回語ったとおり、勇敢で知的な女性を描くという目的で映画を作り、そのヒロインにレイチェルを宛がったのであるなら納得しますし、むしろ適役だと思います。しかし、なぜそれの女性に白雪姫という題材を、わざわざ選んだのでしょうか?原作に対する畏敬はどこへ行ったのでしょうか?白雪姫という作品のどこに、現代的な美意識を見出したのでしょうか?本当にそれは、公平で平等な視点であったと言えるのでしょうか?今まで
現存在の世界認識と実存について、現代の政治問題を例にしてハイデッガーによれば、現存在と名付けられる特異な存在論的性格を持つ我々は、存在的にも存在論的にも客体的存在とは区別されなければならないが、現存在はさしあたり、自己のありかたを世界の側から解釈する傾向にあるとされている。それゆえ、我々が《実存範疇》と名づけるこの特異な存在者の存在論的構成の分類も、従来は客体的存在に対する存在様相の分類である〈カテゴリー〉のもとに包摂されてしまっているわけである。すると、例えば実存について語るとき
玄関からガレージに向かうと、見慣れない物体がコンクリートの上に転がっていた。その亡骸は、ネズミのような…しかし独特な手足と顔立ち。すぐにモグラだと分かった。その大きさと尻尾の長さから、トガリネズミ目モグラ科のヒミズだ。漢字で書くと日不見。美しい、日本固有種だった。庭猫は、ヒミズに興味を失い、猫小屋であくびをしながらこちらを見ていた。あまりまじまじとヒミズを見る機会もないので観察させてもらった。アズマモグラよりも華奢な手、ふさふさとした尻尾。亡くなって間もないと思われた個体だが、
自分の考えが理解されないのは苦しい。自分の考えと言っても、どの本にでも書いてあるごくごく当たり前のことを言ってるだけで、昔から素っ頓狂なことを言ってるわけでもない。最近知人から、「よくまともに育ったね」と言われて嬉しかった。この言葉は救いである。どうにもこうにも、この家は自分の考えが通じない。客観的に見て正しいことだとしても。そして、一般的な定義すらも否定される。本当に話が通じない。あの手この手で即座に言い返してくる。こういう人間を変えようと
お勧め漫画第2弾。何にしようかなって感じになりますが、こちらをご紹介。幼女戦記(1)(角川コミックス・エース)Amazon(アマゾン)前回に続き完結した作品じゃなく連載中の作品になります。転生ものに分類されるのかな?別世界ではあるが、基本的に第2次世界大戦寸前くらいからのドイツに主人公が転生するところから物語が始まる感じです。平穏な生活を夢見ながらも色々とありまして、基本常に最前線にいる。単純に漫画として画力も相当高いと感じますし、ストーリー構成としては現代の
本日は、2月以来の日本歌曲講座のレッスン日です。私が今回教えていただくのは、山下千江詩中田喜直曲〈だからその海をみない〉詩の内容はわかりやすいのですが、これをどう歌ったら良いか、この歌を歌ってみようと決めた時から考えていたのですが、なかなか捉えどころがないのです。戦争に行った若者と、その方に自分の髪の毛をお守りのように水色のリボンに結んで差し上げた若い娘を主人公にした内容の詩です。その方はそれを胸の内ポケットにいれて戦場にいきました。そして帰ってこなかったのです
パンチャコーシャと生命の樹について書きました他に似たようなかんじのものはなにがあるかなと調べてみたら、あぁ、これこれ〜と好きな世界観や思想が多く出てきたのでAIに分類してもらいました。心理学や哲学、精神世界などでメジャーな構造論を以下載せますこうして改めて見てみると時代・地域問わず思想の共通しているものが多く人の心や魂について、それぞれの視点から層分けされていますね〜これについて考える場合はこの構造論を取り上げると当てはめやすいといったように、正解・不正解はなく、
2025.05.12くぅがこの世から旅立ってもう1年ですね。明日も生きていると思ってたし、今日も普通に生きてると思ってた。それが当たり前だと思ってた。人生の密度は平等だから、とっても濃くて充実した25年だったんだね。忙しなかったでしょ?ゆっくりできていますか?私はといえば、今日も今日とてNEEの曲を聴いていました。月曜日の歌があってよかった。これだけで私、生きていける。どうしてもくぅの近くに行きたくて、飛行機に乗ってみたりしたけど、ただただ青い空が広がっているだけだった。線
父に聞いたことがある。「人ってなんで涙を流すの?とても寂しい時や辛い時、逆に感動したり大きな幸せを感じた時。心で感じるものばかりなのに、身体が水分を目からポロポロだす...どういう仕組み?」父は「同じことを笑うことについてずっと思ってた。何か言ったり、やったりすることで人間は我慢できないほど普段出さないような声で笑う...どういう仕組み?」父は説明しようとしなかった。父はいつも友達になろうとしてた。父はいつも対等に扱ってくれた。それが
1.electricdreams[エレクトリックドリーム]2.krtek[クルテクもぐらくんと森の仲間たち]3.tron4.2001:aspaceodyssey[2001年宇宙の旅]5.touchyourheart[真心が届く僕とスターのオフィスラブ!?]6.friends[フレンズポールとミシェル]7.90210[新ビバリーヒルズ青春白書]8.therideahawaiianbeachstory9.endlesslove[エンドレスラブ17
前回の実写版白雪姫の話をして、今回は思想的なテーマで語ってみたいと思いました。平等と公平の違いを語るのは、本当に難しいものです。たとえば自分はボディワークの仕事をしていますが、人体として見ればすべての人体は平等です。しかし、それをすべて同じ体として扱うのは不公平と言えます。男性と女性の体はもちろん全く別の個体ですし、ふだん体を動かす仕事をしている人と、逆にデスクワークなどで体を動かさない人に対して、まったく同じワークをすることはありません。ひとりひとり別の存在として扱
アクセスいただきありがとうございます。訳あって、勤め先の空き時間に、みんなで千羽鶴を折っています。不器用でなかなか苦戦します…誰かの為に想いを馳せながら作業をするというのは、そうそうありません。若い時は、こういうことに意味はあるんだろうか、なんて考えていたかも知れません。今は40代になり、年々、目に見えない何かの重要性を考えるというか、信じるというか、そういう風になりました。誰かが言ってたなぁ。『Wi-Fiだって目に見えない』そうそう。それはみんな信じて受け入れてるのに、人から発
夜な夜な考えていたこと。「時間」とはなんぞや💭1秒がなければ10秒もなく1時間がなければ24時間もない。1日の基準を保つもの。朝起きる時間も仕事も時間に則っていて生活の基盤そもそも1秒ってなに?この1秒は本当に1秒なの?1秒ってなんでこの長さなの?24時間はどうして1日なの?「決まりだから」と過ごしてきたものに疑問をもつと時の流れが早い。時の流れや遅い場所もありこちらが朝を迎えれば、夜になる場所もある。時間がなければ「速さ」も「速度」もない。支配されているようで守ら
以下、ホッブズ『リヴァイアサン1』(角田安政:訳、光文社古典新訳文庫、2014年)から引用です。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー第2章イマジネーションについて〈幻影〉p.37〜38ついでに魔女について一言述べておこう。私は、魔女の力に実体があるとは思わない。しかし魔女を自称する者が、人に危害を及ぼしても許されるなどと誤った信念をいだき、しかも状況が許せばそれを実行に移す覚悟でいるのであれば、これを懲[こ]らすのは正当だと思う。魔女の営みは技能とか技術というよりも
人生がときめく片づけの魔法Amazon(アマゾン)少し昔に話題になった本であるが、とても面白かったので引用しながら紹介する。p269「先日、片づけしすぎて病院に搬送されました」衝撃の一文である。片付けのしすぎで病院に搬送されるなど、ただ事ではない。これはあとがきの文なのだが、何事でもなかったかのようにサラッと書いている。他にも、本文中では著者自身のエピソードがいくつか出てくる。p60「ありとあらゆる基準でモノを捨てつづけ、一か月で三十袋近くのモノを捨てていたことも
みなさんは、このゴールデンウィークに、生き方の「充足」が「満たされた」でしょうか?単なる買い物、体験では満足できない…物質的な豊かさを追い求める時代は終焉へ。日本経済を動かす新たな行動「マウント消費」とは5/6(火)9:02配信https://news.yahoo.co.jp/articles/10f704e0e4274881bd5c079bf1af84b88b904cb7この記事を読んでみて、「私の気持ち」が分かった気がする。この「マウント消費」ってのは、、、「高いモノ」を望
著者:ピーター・トゥーヒー(PeterToohey)翻訳:篠儀直子出版社:青土社発売日:2011年9月21日ISBN:978-4-7917-6621-5ページ数:245ページ定価:2,420円(税込)はじめに「退屈の輪郭をなぞる」この世には、退屈に関する議論をすると、やたらに哲学者がしゃしゃり出てきて「単純な退屈」と「実存の退屈」という二大分類をつくりたがる人たちがいる。ピーター・トゥーヒーも、そのことをまずはきちんと紹介している――が、彼は
ネットニュースの餌食にされる芸能人はいます。ネットニュースって勝手に芸能人を評論家にするからね。何でも知ってる、何でも言うと思われる心外だよね。日曜日になると必ず有吉弘行さんのFMの発言がニュースになります。ただのリスナーじゃん!と思ってます。有吉弘行さんの発言には何も思想はないんです。ラジオに思想を持って話す人なんていないんです、芸能人には。好き勝手話してる事を「有吉弘行さんはこう言った」にしたら思想があるように読めてします。ただラジオ聞いとけよと思います。最近の芸能人のラ
スピリチュアル思想の落とし穴。他人の思想を取り入れることに注意してください。先日、私は以下のような投稿をしましたが「思想」を取り入れる、という点についてみなさんにお伝えしたいことがあります。『素晴らしいご縁を持つ私から見た、スピリチュアル注意喚起。』素晴らしいご縁を持つ私から見た、スピリチュアル注意喚起。先日も書いたのですが、パリ在住の私がフランスで、親密に関わっている人々は本当に素晴らしい人々。同じビ…ameblo.jpSNS上では、多くのかたがたが有形無形の商品を
にほんブログ村にほんブログ村やはりこれ以上の愛に関する本はないと思います。私の生涯に読んだ数々の読書の中の最高峰です。フロムと新約聖書があれば。真に愛とは何か、と深く思索希求する人への最高のバイブルです。もう読んで30年以上たつでしょうか。ゆっくり私の血と肉となりました。
こんにちは。博打ドリアンです。アンチとしっかりやり合ったお陰で。昨晩は寝るまで文句言いながら、文句言ったまま気づいたら寝落ちしてました。最近は考え過ぎのサイクルで就寝時間がいつもより2時間ほど遅くなっていましたから。今日からまた元に戻していつも通りのルーティーンに戻します。ただ、こうやって思考を迂回させつつしっかり本題に戻る作業は、私にとっては欠かせない大事なプロセスなので、今は結果的に良かったなという思いです。アンチのお陰で今朝は「世の中の不満といえば、ダダイズムだ!」と閃いて。早
差別は権力者が権力維持のためデタラメな思想を一般大衆に意図して植え付けた。異質なものに対して戸惑いから好き嫌いの感情は誰でも持つものであるが、権力者はこの中で嫌悪の感情のみを抽出し身分に貼り付けて固定化することで人を縛るのだった。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%92%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%A0エーリヒ・フロム-Wikipediaja.m.wikipedia.org思想家エーリッヒフロムを心底リスペクトしています。愛とは何か?と言う根源的な問いにここまで応えた思想家哲学者はいなかった。しかし愛はもらうもの、ギブアンドテイクだと多くの人は思ってる。そういう多数決
世界三大ミソジニーと言えば、1.アルトゥール・ショーペンハウアー2.フリードリヒ・ニーチェ3.諸説アリといった具合に最後の一人は誰か?となると、その意見は割れ決め手に欠いているのが現状です。そもそも、こんなくだらない三傑を決めようだなんて物好きは石の裏側に隠れているダンゴムシよりも浮世離れをしているわけですから、ネットの掲示板ですら、そうそうお目にかかれるものではありません。しかし個人的に最後の一人は、詩人としても誉れ高いエピクロス派の賢者、ルクレティウス(紀元前9
THEOCOINマイニングメンバー募集|未来のデジタル経済に参加しようTHEOCOINのマイニングメンバーとして、簡単なミッションをクリアしながらコインを獲得し、未来の経済活動に参加しませんか?行動型マイニングや定期的なバーン、限定された発行数量など、価値を高める仕組みが満載です。詳細はこちらをご覧ください。SNSに、小さな思いを綴る。たったそれだけで、世界の見え方がふと変わる瞬間があります。ふだん気にも留めなかった出来事に、深い意味を見いだせたり、心の奥に沈んでいた感情が、そっと浮
白洲正子さんの「ほんもの」を拾い読みする。白洲さんはジィちゃんこと青山二郎に「お前さんは思想がない。思想を持たなくては駄目だ」と言われる。以下要約である。ジィちゃんは「そのうち教えてやろう」と言ったきり忘れた様であったが、しばらくたって、突然見せてやると言い出した。彼にとっては思想は目に見えるものであったのだ。そのころ彼は五反田のみすぼらしいアパートに住んでいた。バーの女たちが住んでいるので「女給アパート」と呼ばれていた。その中に大金持ちのマダムがいた。そんなアパートに住む必要はない
2024年4月の鑑定、定員となりました。占い師のゆーこの鑑定をご希望の方は、まずはこちらのページをご確認ください。占い師のゆーこです。LarryJohnson/EiffelTower日曜日は鑑定でした!ご依頼くださった方々、ありがとうございました!!あー、やっぱり鑑定って楽しい。鑑定準備大変なんですけど、毎月細々とでいいから続けたいな、って思います。(そのためにはタイムマネジメントをガチでやらねば・・
男と女の対立というものは人類が文字という道具を発明する以前からあったでしょうし、これからもなくなることはないでしょう。歴史を振り返ってみると、男の優位に立っていた期間が圧倒的に長いということが分かります。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~アリストテレス「女性は不完全な男性である。」-『生成と消滅について』より孔子「女と小人(身分の低い者)は扱いにくい。近づければつけあがり、遠ざければ恨む。」-『論語』より古代中国のことわざ「雌鶏歌えば
書誌情報著者:木村敏出版社:青土社発行年:2005年11月(第3版)価格:1,980円(税込)ジャンル:哲学/思想/精神病理学生命のかたち/かたちの生命この一冊は、たとえば朝、鏡に映る自分の顔を見て「今日の俺、ちゃんと生命してるか?」などと問うたくなるような、そんな妙な気分を誘発してくれる。木村敏はここで、生命と「かたち」の関係を、まるで丁寧にたたまれた洗濯物をひとつひとつ広げるみたいに、精神病理学と現象学を道連れにして探っていく。「生命のかたち」というと、つ