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快整体術の基本的な考え方に、「快」の中で身体を整える、ということがあります。その場合、施術を受ける人の感覚としては心地良く、人によってはウトウトされることもあります。施術の最初の方では半眠状態になるケースも少なくなく、その上で身体の歪みを正していくことになります。骨格の歪みがあるクライアントの方の場合、問題箇所の強ばりが強いケースが多々あり、今回の話の元になった方はそういう状態の中で強圧的な骨格調整をされ、直後にもそうですが、しばらく痛みや不快感が続いたそうです。
整体の仕事をしていると、いろいろな身体の歪み・狂いを見ることになります。その状況によって具体的な対応は異なりますが、全身的な視点から見ると、姿勢の様子は重要です。その問題が直ちに主訴につながる場合もあれば、間接的な関係性で考える場合もあります。いずれにしても身体を整える、という意識で臨むわけですが、そこにはいくつの視点があります。よく言われることには骨盤や脊椎がありますが、今日は下肢を意識する話です。その下肢の中でも直接床・地面に接するところと言えば、足
何を学ぶかで異なるところはありますが、このブログは癒しをテーマとしているので、その前提で今日のテーマについてお話をします。受講生の条件という言葉がタイトルにありますが、そもそもその目的は何かを考えなくてはなりません。当講座のこれまでの経験の場合、独立開業、就職、今の仕事に活かす、介護、その他といった状況です。特にその他としては多岐に渡りますので、ブログで取り上げるようなことは難しくなります。他の場合も同様なのですが、今日は独立開業を意識して学ばれる方のことをお話
卒後、当初の予定通り開業される人がいらっしゃいます。大変喜ばしいことであり、私たちも推奨していることですが、現実に開業すると当初思っていもいなかったことに遭遇することがあります。大きく分けて技術的なこと、経営的なことになりますが、前者の場合は想定を超えた方が来院されるケースがあります。教室の中であれば、一般的な条件で施術の原則をお伝えすることになりますが、現場ではいろいろなケースが存在し、また、施術者の感性を必要とする事例も出てきます。授業の際、そういうこと
先日の勉強会のことですが、教える側としてなかなか伝えづらいのが感覚的なことがテーマでした。見た目の動きについては映像からでもお伝えできますが、実際の現場では見えないところでいろいろな工夫がありますし、施術時には自身の手指で感じる情報を基にして対応するところがあります。そしてそういうところを改めて確認し、さらなるレベルアップを図るのが勉強会の場になりますが、モデル役の状況により、この点が思った以上に明確になり、本科の授業の時に伝えることかできなかったところに到達できることがありま
付属整体院には身体が歪んでいるとか、運動器のトラブルで悩んでいらっしゃる方がお越しになりますが、ビフォー・アフターの違いが出やすいことが多いため、施術後にそれまでの問題が解消された、ということで喜ばれることが多くなります。もちろんそこには個人差はありますが、そういった感想を伺うことで励みになります。今日はそういったお話の一例になりますが、主訴は腰椎や骨盤の問題からくる腰痛ですが、それが関係して姿勢が前傾気味のクライアントの方です。イメージ的には上のイラストの「✕」印
寒さをしっかり感じる今の季節、来院されるクライアントの方の中にもそのことをお話しされるケースがあります。血流が関係することですから、全身調整を意識することでその改善を図ることになりますが、その状態の維持が重要です。全身調整ですが、手足の末端もその対象になりますが、冷えを訴える方の場合、その指先にも冷感を感じます。こういう場合、施術する側の手の温かさを感じられますが、ご自身の血流が好転し、体温が上がってくると、部位によっては施術する側の手の冷たさを感じられるケースがあ
継続して来院されている方の場合、次の施術の際に前回の効果についてお話を伺うことができます。先日そういうことがあったのですが、主訴はよくある腰の問題でした。快整体術の施術方針はカスタマイズが特徴の一つですので、クライアントの方からのお話しや触診による情報収集は大変重要になります。当然、今日のお話のベースになった施術でもその意識で行なったわけですが、いつもと異なった状態になっており、訴えられる話にもこれまでと異なる部分があり、今回の施術には大変役に立ちました。そ
起床時、腰の関係で上体を起こすこと自体が辛い、とおっしゃるケースがあります。今日はそういうことで来院された方の話ですが、前日、特別なことをやった覚えは無いけれど、上体を起こす際に腰が痛く、やっとの思いで起きた、という方がお越しになりました。しかし、話を伺うと、ここ最近、痛みを感じる側の下肢の調子がおかしく、外側部が突っ張るような感じがしていたとのことです。触診すると、骨盤や腰椎の歪みがあり、また患側のつま先の向きが外側を向いている、という状態です。となると、今回
このブログでは勉強会の様子をお話しすることがありますが、今回はそこで経験したことになります。勉強会は出席した人どうしで互いに施術することになりますが、場合によっては本当に体調が今一つということがあります。テーマとして勉強会にふさわしいのであれば、実戦として学びの対象になりますので、時々そのケースをモデルとすることがあります。参加者の一人が下肢の疲れと共にストレスを感じている、という話がありました。前者については、施術自体、立って行ないますので仕事内容から予想でき
私たち人間はいろいろな場面でお話をしていますが、人によってはいくら真剣にお話ししてもその内容をきちんと受け止めていただけない、ということがあります。それはタイトルにあるように、ザルに水を注いでいるような感じになりますが、話に熱量が籠るほど話す側として空しく感じることがあります。内容的に聞き流しても良いような場合は構いませんが、このブログは癒しをテーマとしており、今日このことをお話ししているのは施術前後のカウンセリングの場でのケースや、ご相談を受けた時に同様の感じを受けたこと
たまにあることですが、付属整体院に通われている方の知人の方から相談電話をいただくことがあります。内容は整体術に関係する様な症例に対することですが、すでにどちらかにお世話になっていらっしゃるケースが多くなります。上のイラストは相談電話という感じではなく、普通の電話の感じですが、適切な画像が無かったのでイメージとしてご覧下さい。今日のブログのテーマになったことでお話ししますと、当院に通われるよな距離ではないので、相談だけでした。そのような場合、伺ったお話を参考に
現代社会ではエアコンを活用されている方が多いと思います。夏は部屋の温度を下げ、冬は逆に温める、ということになりますが、寒い地域ではエアコンが効かないこともあります。室外機が用を為さなくなるためですが、その場合、石油ストーブなどで暖を取ることになります。今日の話はエアコンが効果的な地域でのことになりますが、当日の気温によって室温をコントロールすることになります。それは付属整体院でも同様の対応になりますが、機械の問題で常時同じように温風が出てこなくて、冷たい風になる
先日、ある番組からの取材がありました。このブログを書いている時点で具体的なことはお話しできませんか、終始和やかな感じで収録が進みました。準備も含め、全体で1時間ほどでしたが、実際に使用される部分は秒単位だと思われます。その点に関しては放送を見ないと分かりませんが、放送は2026年の1月になります。はっきり決まったらこのブログでもお知らせする予定ですので、今しばらくお待ちください。上の写真は収録の様子ですが、モデルは付属整体院のクライアントの方です。
毎日必ず行なうことの一つに睡眠がありますが、就寝中は自分の状態がどうなっているかについては分かりません。推定する方法としては寝具の乱れがありますが、そこには季節も関係します。例えば上のイラストのような状態であれば、寝苦しい夏の夜となるでしょうが、寒くなってくるとしっかり布団をかけ、場合によっては背中を丸くするような状態で寝ているケースもあります。就寝中は脱力状態でもあり、自重はベッド・敷布団に委ねます。その際、寝相ということも関係することになりますが、今日の
先日、あるクライアントの方がいらっしゃいました。時々来院されている方で、快整体術の特徴をよくご理解されています。そのことが関係しているのでしょうか、お越しになった時、足首のむくみを気にされていました。このクライアントの方はこれまでも、何か精神的なストレスを感じた時に出てくるトラブルの一つとしてむくみがあり、以前通っていた病院の先生からもそのような事例があるということを耳にされていたようです。そういうことが今回の来院につながったものと思われますが、問診・触診をする
整体術は手技療法ですので、クライアントの身体に触れているのは手指になります。そういうところから、施術自体が小手先になっている様子をプロとしてやっている人にも見ることがあります。しかし、一見そう見えていても、このブログでもよくお話ししているように、全身を効果的に活用してこそ技の質を保てるし、効果を出すことができるのです。このようなことは講座でよくお話しし、その具体的なポイントを教授し、実技の授業で実践してもらっています。ただ、こういう意識と実践については、各人の理
整体術は文字通り身体を整える技法体系ですが、主訴となるご相談の解消のために問題個所以外へのアプローチで結果が出ることがあります。先日お越しになった方のケースですが、主訴や仕事など、施術に必要な情報を問診で得、その上で触診で身体の状態を確認しました。すると、上半身の捻じれが確認できましたが、うつ伏せの状態で上から様子を見ると、緩やかな「く」の字の状態です。身体の捻じれは腰痛の方によく見られますが、整体院にお越しになる方の2大主訴の一つ、肩コリの方にも見られます。
このブログでは癒し家に必要な感性についてお話しすることがあります。マニュアルでは得ることができない部分ですが、臨床経験を通じて磨くことはできます。その具体的な方法論については授業でお話ししていますが先日、来院されたクライアントの方を施術していた時のことです。主訴は今日のテーマと直接関係していることではありませんが、触診や施術ではクライアントの方の身体に直接触れることで分かることがあります。もちろん、その前提としての知識は必須なのですが、判断の際には知識と共に身体
このブログで身体のつながりを知ることの大切さをよくお話ししていますが、一般的には骨格や筋肉というイメージになるのではないかと思います。そしてその意識は、快整体術の基本的な体系である骨格調整に大きく関係する知識であり、必須のことです。ですから、授業ではその点についてもしっかり認識していただいています。しかし、人の身体のつながりというのはそれだけではない知見があります。それが経絡です。経絡上にある経穴は、一般的にはツボという名称で認知されており、各種健康法でも活用さ
気温が低くなってきました。北海道や道北では連日、雪の話を耳にしますが、東京も朝は気温が一桁台ということが続いています。その場合、冷えとして身体に影響することになりますが、そのことは体調にマイナスに作用します。いろいろな方面に悪影響することになりますが、今日のブログのテーマになった現場での話になります。割と定期的に来院される方ですが、もともとの主訴については随分好転しています。それでも日常生活の癖などから運動器的な問題を相談されることがあります。寒
付属整体院では身体の歪みが原因でいろいろな体調不良についてご相談されるケースが多いのですが、日常生活の様子が関係していることが多い分、ご自身でも注意していただかなければなりません。それがさらに積極的な意識・行動となり、ストレッチや軽い運動をおやりになるケースがありますが、その様子を拝見させていただくと、行為のみで終わっていることも少なくない、という場合を経験しています。例えば身体の歪みを自覚されている場合、その認識自体が曖昧で、どの部位がどれくらい歪んでいるかとか、変形の有
整体術は手技療法です。手指を効果的に用いて身体の歪みを正し、正常な働きができるようにしていく体系です。素人目で見たら、単に押したり揉んだり、あるいはストレッチ的なことをやっているように見えるかもしれませんが、そういった表面的な見方、考え方でいれば、現場に立ってもプロとして名乗れるかどうか心配です。施術の際、イラストのある手指をどういう風に用いるかについての基本があり、快整体術では「面」・「線」・「点」ということで基本を説明します。それを技法ごとに具体的な用法
整体術の場合、運動器の問題にアプローチすることが多いため、主観的にも客観的にもビフォー・アフターを確認することができます。もちろん、先日のブログでも取り上げたように、内臓のトラブルでもケースによっては施術後、あまり時間を空けないところで結果が出る場合もありますが、客観的な視点というところでは運動器のトラブルの方が分かり易くなります。ただ、運動器の問題の場合、部位によっては常にストレスを受けている個所もあるため、問題によっては施術後、また悪い方に向かうケースもあります。
施術中、予想していないことが起こり、驚かれるクライアントの方がいらっしゃいます。今日はその一例になりますが、全身調整を基本とする場合、お腹の調整やそれに関連する部位へのアプローチもあります。そういう時、突然、お腹の音が聞こえる場合があります。上のイラストは空腹時にお腹が鳴っている様子ですが、腹部の鳴動のイメージとしてご覧下さい。先日お越しになったクライアントの方の場合、主訴は腰の問題でしたが、その他にお通じの問題もご相談されました。いずれも腰部付近へ
付属整体院に来院される方の中には、ご本人は自覚されていなくても身体の歪みがある、というケースに遭遇することがあります。あるクライアントの方ですが、問診では特に何もおっしゃいませんでしたが、触診を行なうと胸椎が左方向に湾曲していました。しかし、だからといって何か不調を訴えられているわけではありません。施術する立場としては触診で感じたことをクライアントの方に告げてスタートしたわけですが、湾曲している付近の左右の感覚が押圧時に明確に感じます。そのことについて尋ねる
暑かった夏を忘れるくらいの気候が続きますが、すでに雪の便りも耳にしています。そうなると今度は寒さが気になるところであり、気温の低さは抵抗力にも支障を来たしますし、今はインフルエンザの流行も言われています。快整体術の場合、骨格調整の前に経絡をはじめとして全身を緩め事を意識していますが、そのことで全身の血行も改善されます。血液は酸素や栄養を運ぶと共に体温も運びますが、その結果、冷えで悩む方も温かさを感じられることがあります。もちろん、全ての人ではなく例外もありますが
身体の歪みを抱えるクライアントの方の場合、骨盤の問題があれば脊椎にも影響し、様々なトラブルの原因になります。もっともポピュラーなものとしては腰痛でしょうが、腹部の臓器に不要なストレスを与え、関係する症状を見ることがあります。逆に言えば、便秘などの症状でも、骨盤の問題解消を図ることで、正常なお通じが可能になるなど、見た目の身体を整えるというだけではないことが起こるということは臨床上、経験しています。それだけに、この部位の調整には意識して対応することが大切と考えるわけですが
今回の話も勉強会でのことです。原則として、勉強会は学びの場であり、施術の場ではありません。だからいつもは何か問題がある人が出席されていても施術はしませんが、症例として参考になりそうな場合はモデルになっていただきます。今日の話はその一例になりますが、問題となっているのは膝関節です。勉強会ですが、単にハウツーを教えているわけではなく、具体的な症例があり、それが現在のことであれば実戦の現場と同様の意識で情報収集から入ります。モデル役もプロとしてやっている人
快整体術の技法は原則、手指を活用して行ないます。一般授業ではその点を意識した内容になりますが、そこでは手指の感性を磨くことを意図しています。また、デリケートな施術となると、どうしても使用できる部位が限られ、手指が主体になります。でも、クライアントの方の中には身体が鉄板のように固くなってるケースもあり、そのような方への施術の際は自身の使用部位に過度なストレスがかかり、痛みが生じる場合があります。現場でいろいろなケースに遭遇する中で経験することですが、そういう経