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昨年暮れの南座顔見世から。迷った挙句行かなかったのです。名古屋にもいらした越塚アナが簡単な解説を。演劇評論家のご高説よりずっとよろしい。「坂東」は「バんどう」だと思うのですが、今はどのアナウンサーも「ばンドウ」とおっしゃいます。名乗っておられる方々に「どうなのですか」とお尋ねしたい。隼人さんは、3月の花形歌舞伎で、「番町皿屋敷」、ついで「女殺油地獄」を拝見。10年ちょっと前の国立劇場での福助さんの復活狂言では、花道の七三で「あれ?お膝が震えてる??」と思うほどだったのに、い
顔見世夜の部へ千穐楽第一、元禄忠臣蔵仙石屋敷大石内蔵助:片岡仁左衛門吉田忠左衛門:中村鴈治郎堀部安兵衛:市川中車磯貝十郎左衛門:中村隼人大石主税:中村鷹之資伴得介:市川男寅富森助右衛門:市川青虎不破数右衛門:片岡松之助桑名武右衛門:嵐橘三郎鈴木源五右衛門:市川笑三郎大高源吾:中村亀鶴間十次郎:片岡進之介仙石伯耆守:中村梅玉仁左衛門さん梅玉さんのやりとりあぁ、顔見世だなぁ贅沢で重厚なお芝居ただ、ただ内匠頭の無念を晴らしたかったその一念の
南座での年末恒例の顔見世興行、夜の部の続きは「御所五郎蔵」です。同じ家中ながら、腰元の皐月との不義で追放された五郎蔵。同じく追放された土右衛門。それが、京は五條坂仲之町で再会し、丁々発止の達引。片や白地に富士越龍の着物、片や黒地の着付。侠客と武士と立場を変えての、意地の張り合い。京なのに、筑波、富士、上野、箕輪、待乳山、衣紋坂など、江戸と吉原の地名が飛び交う台詞。舞台の廓の甲屋が、京にあるという趣向。台詞も、全員江戸ことば。京に江戸はあるんか。サイズの都合で両
京都日帰り遠征して夜の部だけ観てきました。「元禄忠臣蔵」はあまり好きじゃないけど、仁左さまの舞台は、もう、1回1回が貴重だから観に行くわけですよ~。で、今回は、愛之助が「かさね」で萬壽さんのお相手で与右衛門を勤めるし、「御所五郎蔵」では隼人の五郎蔵と巳之助の土右衛門だし、楽しみ3倍でした。なので、愛之助が怪我降板してしまったのにはかなり落ち込んだ(大事に至らずに済み“不幸中の幸いだった”と言うほどの、相当に危ない事故だったようです。今は手術も無事に終わったそうで一安心🙏)。元禄忠臣蔵
12月は南座の顔見世に出演いたします南座吉例顔見世興行昼の部「蝶々夫人」芸者夜の部「御所五郎蔵」仲居おなかを勤めます先ほど初日の幕が明き昼の芸者を勤めました京の年中行事顔見世は22日まで皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます笑野
昨日、立川立飛歌舞伎『新版・御所五郎蔵』を見ましてとても懐かしく感じました。私が星影土右衛門の門弟の二番目を勤めさせて頂いたのが2012年3月の平成中村座「勘九郎襲名披露」公演でした。勘九郎さんの御所五郎蔵で星影土右衛門は海老蔵(現團十郎)さんでした。ついこの間と思っておりましたが、もう12年も経つのですね。吉原仲ノ町を舞台に中村座の両花道で向かい合わせに立ちわたり台詞をつらねる所は役者もお客様も歌舞伎の醍醐味を感じるとてもいい場面ですね。ですが当時、浅草隅田公園に建てられた中
当月も昨年に続き立川立飛歌舞伎に出演いたします私の出番は「新版御所五郎蔵」序幕第三場浅野家百合の方部屋の場に撫子姫役で出演いたします先ほど初日通りの通し稽古が終わりました皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます笑野
お知らせが遅く成りましたが「立川立飛歌舞伎」に出演させて頂きます。お役は「新版御所五郎蔵」で腰元です。何卒宜しくお願い致します。えんし
朝のブログで「三十日に月の出る里も、闇があるから覚えていろ~」と云うセリフがある歌舞伎の狂言は何でしょうか?と問題を出しました(笑)ですが正確には「里」ではなく廓ですから「廓(さと)」と書くのが正しいのでしょうか?でも漢字の読みではで廓を「さと」とは云いませんよね。それはさておき答えは・・・この歌舞伎のセリフはご存じ『曽我綉侠御所染(そがもようたてしのごしょぞめ)』通称、御所五郎蔵(ごしょのごろぞう)と云う狂言の中のセリフですね。「三十日に月の出る廓も、闇があるから覚えていろ~
南座での十三代目・團十郎白猿の襲名披露興行、昼の部の続きです。夜の部は古典、昼の部は初めての人でも楽しめる、短時間の演目を選んだ、とは團十郎。となると、「御所五郎蔵」かと思っていたら、そのスピンオフで長唄舞踊の「男伊達花廓」でした。主役は五郎蔵の團十郎ながら、禿のぼたんが準主役。「羽根の禿」の趣向は、どう活かされるのか。「恋の種蒔き初めしより色と言ふ言葉はいづれこの廓に」吉原の見世から、ぽっくりぽっくり出てきたぼたんの禿が、上、下、中央とあいさつして、愛らしく踊り始め
残暑お見舞い申し上げます。台風などの災害お見舞い、心より申し上げます。年々、気象のもたらす災害が深刻になっています。先月から、九州の各所に続いて、東北の秋田などに一曲集中豪雨、線状降水帯豪雨が起こり、その修復もままならない中、台風6号、7号が襲来しました。そして、8、9、10号、11号?これ以上書くと、終わらなくなりますので、ひとまず終えます。さて、前回ブログのあとは、7月19日水曜日は新橋演舞場、尾上松也主演の『新作歌舞伎刀剣乱舞』月刀剣縁を観てきました。新作歌舞伎刀剣乱
今朝、スマホを開いたら市川左團次さんがお亡くなりになられた記事が載っていてびっくりしました。今月の歌舞伎座を休演されていたのは知っいましたが、重篤な状態であるとは全然思っていませんでした。残念です。心よりお悔やみ申し上げます。先日、YouTubeに「御所五郎蔵」がupされているのを見つけて懐かしく観たばかりでした。私、多分この演目同じ月に二回は歌舞伎座に足をはこびましたもう半世紀近く前のことです。勢揃いの場が粋でいなせで楽しかった。ワクワクし
このお衣装は❗️男伊達花廊(おとこだてはなのわよしわら)御所五郎蔵さんですね❗️とにかく素敵💖
今回は歌舞伎座の筋書を紹介したいと思います。大正4年12月歌舞伎座演目:一、鏡山旧錦絵二、重盛諫言三、御所五郎蔵11月に大正天皇の即位式典があった関係で1ヶ月空けての公演となりました。止むを得ない事情とは言え餅搗芝居となった事から幹部俳優は前回の顔ぶれから仁左衛門、段四郎が抜けて大阪から帰って来た八百蔵が加わっています。そしてそれを補うかのように普段歌舞伎座にあまり出演機会の少ない役者も出演しています。今回が松竹の買収から3回目の師走公演とは言え初年度が市村座の引越
横浜駅から、関内駅まで歩きました。横浜駅の近くでの用事があり、それが終わって、野毛の横浜市中央図書館に、本の返却があるので、そのまま歩いて。途中、御所山町。その町の由来は、御所五郎丸の墓があって。御所五郎丸。曽我兄弟の仇討ち物語に登場します。『吾妻鏡』には、仇の相手工藤祐経を討ち果したあと、兄の十郎祐成は、仁田忠常によって討ち取られ。弟の五郎時致は、源頼朝の寝所に迫ったところで、小舎人童の五郎丸によって捕らえれたと。1193(建久4)年5月28日のことです。『曽我物語』にも、描
海老蔵の『古典への誘い』観てきました10月3日土曜日大阪フェスティバルホール16時の部仕事が終わらないか間に合わないかとヒヤヒヤしましたがなんとかセーフフェスティバルホールについてから手指アルコール消毒検温大阪コロナ追跡システムを登録したりチケット半券に名前と電話番号を記入したりでエントランスホールは大変混雑していました長いエスカレーターを上がり1階席いつもならグッズ販売している所ですが何もなくあっさり座席に着きました5分前に着席3階席までで2700席の大
昨年の読んで、みる。勧進帳牛若丸道成寺御所五郎蔵良かったです😌💓感謝
1年以上前のレポシリーズ大好きな彦さん(←彦三郎さん)の大きなお役に、ニヤニヤが止まりませんその後、歌舞伎座でも嬉しい!【曽我綉侠御所染御所五郎蔵】あらすじ。この場面の前に。。陸奥国の大名:浅野巴之丞に仕えていた須崎角弥は、腰元皐月と恋人同士だった。しかし、皐月に横恋慕する同じ家中の剣術指南役:赤星土右衛門がチクって。2人の仲がバレてしまった。。本来なら、不義の罪で死罪となるところを。巴之丞の母の遠山尼の情けで命を救われた2人は追放された町人になった角弥は、五郎蔵と名乗っ
ブログアップが、かなり遅くてスミマセン。令和元年の、令和になったその月の團菊祭丑之助さんの初舞台はじめ、おめでたいことづくし昼夜とも最初はおめでたい演目でした夜の部、最初「鶴寿千歳」かくじゅせんざい初演は昭和天皇の即位記念に、羽左衛門と六世菊五郎により歌舞伎座で上演されたそうです。雌雄の鶴(時蔵さん、松緑さん)が、格調高く新しい御世を寿ぐ踊りで、お箏も豪華だし、令和の幕開けにピッタリ去年の團菊も踊り担当(?)は時蔵さんでしたが、そういう認識なのですね。上品優雅な気高さで、
團菊祭五月大歌舞伎について批評がありましたので、載せます随談第619回令和最初の愚挙早くも月末である。畏き辺りの代替わりに倣ったわけではあるまいが、偶々新元号最初の月に巡り合わせた團菊祭は、やがて来る代替わりを睨んだかのようなプログラムである。「令和慶祝」と謳った『鶴寿千歳』と丑之助初舞台の『絵本牛若丸』が夜の部冒頭に並ぶのはお祝いの盃に続けてお祝いのお汁粉が出たようなもので、ま、何も言うことはないが、それにしても『鶴寿千歳』に出る梅枝以下花形四人の役名が「宮中の男」というのは如何
曽我綉侠御所染御所五郎蔵です。これは、個人的な感想です。2年ほど前に観た、仁左衛門さんの五郎蔵がカッコよくて、いつか松也さんの五郎蔵観たいなぁ~と思ったのですが…。こんなに早く実現するとは❗そしてこの時の前半のお衣裳。墨絵みたいなお着物。印象に強く残っていて、仁左衛門さんもカッコよかったけど、松也さんもいいね👍いつもは、舞台写真は1衣裳1枚!と決めているのですが、今回ばかりは箍が外れました。カッコよすぎるし、どれも衣裳が似合い過ぎる…。それに右近くんとの写真も多かったしね。
ViewthispostonInstagram今日1日ホテルに荷物を置いて上野🐼へクリムト展音声ガイド借りました。吾郎ちゃんが耳元で私だけに説明してくれる…(笑)なんて、贅沢な時間を過ごしました🥰“ユディットⅠ”はベルヴェデーレ宮で観て以来。“接吻”も観たかったな…。妻家房で冷麺食べて、“ヤンチェオンテンバール”へ行って、今日は何も買わず。ゴメン🙇💦と思いながら、おやつにリラックマを食べて歌舞伎座へ。“京鹿子娘道成寺”で手拭いいただきました。歌昇くん、ありがとう😆✨
「曽我綉侠御所染」御所五郎蔵松也/彦三郎/梅枝/尾上右近/橘太郎/坂東亀蔵/吉之丞/菊市郎/廣松/男寅今月の歌舞伎座・夜の部は、丑之助くん初舞台や菊之助「道成寺」で湧き上がっていると思いますが、私はこの「御所五郎蔵」だけ幕見しました。松也と彦三郎の恋敵同士ですからね〜😊そもそも、松也が五郎蔵を歌舞伎座で……っていうだけで、もう感無量😭1990年の團菊祭で、当時5歳の松也と彼のお父さま松助さんが襲名披露した。そのとき松助さんが勤めたのが五郎蔵(ただし序幕のみ)でした。そして土右衛
上村以和於氏による。「新世代の活躍光る」という見出しがすべて。菊五郎のめ組の喧嘩以外は、若手が中心だから。上村氏は、勧進帳、京鹿子娘道成寺は、海老蔵、菊之助が初めて演じてから20年だという。20年という期間をへて、やっと自分の演目になってきたということであり、上の世代がいなくなったり、年老いたことにより、否応なく自分たちが中心に押し出されたということでもあろう。さらに、その下の世代による御所五郎蔵、曽我対面さえ、大歌舞伎の演目になるとはビックリである。御所五郎蔵において、五郎蔵
團菊祭五月大歌舞伎(夜の部)は前楽に観劇予定なんですが、待ちきれなくて、観に行っちゃいました。祝幕一、鶴寿千歳(かくじゅせんざい)箏曲に、お友達のおばさまがご出演されていたので、踊りそっちのけで、山台ガン見してました。普段、あまり意識しないところを意識して見ると新しい発見が沢山あって、すごく楽しかったです。二、絵本牛若丸(えほんうしわかまる)七代目尾上丑之助初舞台お祝いらしい楽しい演目♡当のご本人はのび
歌舞伎座の團菊祭、夜の部のキリは「御所五郎蔵」。黙阿弥ならではの七五調に酔う、男伊達の世界です。まずは、仲ノ町の達引から。侠客と武士のやり取りがおもしろい。今回は、両花道は使わず、花道と上手からの登場です。五郎蔵は松也で、土右衛門は彦三郎。若さむんむんで、舞台が映える。台詞に流されて、さらっと言ってしまうのは、ちょっと残念。ついつい、仁左衛門と左團次を思い出してしまいますが、これはこれで二人の個性でしょう。皐月が梅枝で、十分すぎるほど古風なので、3人でバランスが取れ
「寿曽我対面」は何度も観てますが、仇討ちを討ったその後は知らなかった。芸能と文化歌舞伎作者の精神が透けて見える「御所五郎蔵」の魅力に迫る新居典子芸能と文化部長令和元年5月の歌舞伎座「團菊祭五月大歌舞伎」の夜の部をしめくくるのは、曽我兄弟ゆかりの狂言「曽我部綉侠御所染(そがもようたてしのごしょぞめ)」、通称「御所五郎蔵」!演劇評論家の犬丸治さんに、さまざまな角度から解説していただきます。今月、犬丸治が注目する「御所五郎蔵」、曽我兄弟ゆかりの狂言文/犬丸治(演劇評論家)
五月の風、といえば、爽やかなそよ風を想いますけれど、私は今、五月の風邪で、ちょっとツライ日々です。5月6日、歌舞伎座・昼の部最近は、歌舞伎座の4時間半が耐えられないので、3時間程度で切り上げているのですが…今月はしっかり『め組の喧嘩』まで観ました。【『勧進帳』】やはり、ダントツに存在感を示したのは『勧進帳』。来年5月歌舞伎座で13代目市川團十郎白猿を襲名する海老蔵、覚悟の弁慶。20年前の1月、21歳の時に浅草歌舞伎で初演してから、20年目の弁慶。その間、私も何回も海老蔵の弁慶を
歌舞伎座「團菊祭五月大歌舞伎」初日おめでとうございます上映時間、矢っ張り今月も終演が遅いですね。もうすっかり歌舞伎の終演はこの時間になってしまった。最後の演目が観たい場合、遠征の方は困りますね。歌舞伎座「上映時間」上演時間昼の部寿曽我対面11:00-11:47幕間30分歌舞伎十八番の内勧進帳12:17-1:27幕間20分神明恵和合取組め組の喧嘩1:47-3:37夜の部令和慶祝鶴寿千歳4:30-4:47幕間15分絵
待ちに待っていた「團菊祭五月大歌舞伎」が始まります三ヶ月歌舞伎から離れていた、尾上右近さんが帰ってきました右近さんは7演目の内、5演目に出演です。じ~と我慢の日々でしたので新しい令和の元号とともに嬉しいです!勿論、初日は昼夜で観劇しま~す!!!後、追加で昼の部を観たいのですが、ほとんど昼の部は完売です。嬉しいような、残念のような複雑な気持ちです。團菊祭五月大歌舞伎2019年5月3日(金・祝)~27日(月)昼の部一、寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)工藤祐経曽