場当たり的な筈である人間が民族主義者であるために匿名と言う条件がさも当たり前かのように自己統治に限って皇帝自ら吹聴させられていたのはもう随分前の話だ。人はすぐ被害者ぶるが、災害でもない限り自分の責任だ。大抵こう言った「他者をおもねる」と言った類の言説は、税を納めなければならない民衆の、言い換えれば統治者によって課された、或いは与えられた義務、「自己と言う国家」「教祖」などの欺瞞や単なる神輿担ぎを先延ばしにするための方便などにより使い回しにされて、粉々にされるか薄く伸ばして口当たりが良くなっている