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Nsideふと、足がガクリと落ちそうになった。「っと…」櫻井さんが左手で受け止めてくれた。よく見ると櫻井さんは、右手で手すりに掴まり、体を壁に凭れさせていた。足が悪いのに、オレのせいでずっと櫻井さんを立たせてたんだ。「ごめんなさい、オレ、急に来てこんなっ。足、……痛いですか?」「ふっ大丈夫。」「櫻井さん、でも…冷や汗かいてます…。」櫻井さんの眉間の辺りに汗が流れていて、額には滲み汗が出ていた。オレ、ホント何やってんだよ。申し訳なさと自分の馬鹿さ加減に胸が苦しくな
「え?転院・・・?」ここ警察病院に入院して身体も回復してきてる状態で松潤から転院を言われた。「大学病院に。・・・それで大野教授の診察を受けてもらうから。」「大野教授?」「大野教授は天才法医学者でもあり、〇〇大学病院の医師でもある。」「え、やだよ」「なんで?」「そんなお偉い先生に診てもらう気なんてないし」「緊張するような先生じゃねぇから。」「そうだとしてもいいの!」「なんで?!」「別に理由はないけどもう治ってきてるのに・・・」「理由ないのかよ」「転院する理由もねぇし」
『リリちゃんて誰やねん!』と一瞬俺が思ったのは、普通の事だろう。相葉様が俺に説明しながら見せてくれた、スマートフォンの画面の中の“リリ”と言う少女は、どう見てもアニメキャラだが、ショートヘアのよく似合う愛らしいキャラクターだった。昔日本で放映した作品を、その国の再放送で観た相葉様は、しばらくこのリリちゃんにハマって観ていたそうだ。「気が強くてちょっと上からなんだけど、めちゃくちゃ可愛くて」と絶賛しておられる。オタクなのかな?それはさておき、アニメと言ってもこのヘアスタイル。彼に似合うと思
気象系の(山メイン)妄想小説です実在する人物・団体とは一切関係ありませんBL的表現(18禁)を含みますご理解のある方のみお進み下さいSsideてっきり…診察での質問だと思っていたが…『先生って…ゲームの中の人みたぃですね…///』『は?』ゲーム……?『フフ…俺は…生身の人間ですよ…?』『ぁ…そぉじゃなくて…登場人物に似てるってぃうか…///』似ている…登場人物…っ…もしかして……『そのゲーム名って…まさか……』『っ…?』俺は…覚えがあった……『『愛を叫べ♡?』
(BL妄想小説/吸血鬼幻想小説)(これまでのお話はこちら)吸血鬼幻想・青の薔薇|青の薔薇(大宮BL妄想小説)苺チョコさんのブログテーマ、「吸血鬼幻想・青の薔薇」の記事一覧ページです。ameblo.jp(9)夕方遅くの賑やかな学生寮の廊下を、走ってくる音が響く。皆、夕ご飯の始まる時間で食堂に向かう生徒の波を逆走する少年二人。何人かは二人へ声をかけるが、少年たちの簡単な返事に、軽くまた返事をして食堂へ向かっていった。「……はあ、はあ」「…
「俺さ、潤の店で雅紀と話ができた日って、すげー嬉しかったんだ」「え、それって、いつからそう思ってくれてたの?」「んー…いつからって言われるとなぁ…えー…まぁなぁ」「なになに?そんなに言いにくい感じなの?」「いやぁ.....って、こういうのってもったいぶるとハードルあがるんだよな」「そうだよ、さらっと言った方が気にならないのにね!だから、ハイもうだめー!」「おいダメってなんだよ!」「あはは!」酒も進んで、腹も満たされて。翔さんの飲みっぷり食べっぷりが気
あれは、クリスマスのイルミネーションが街を埋め尽くす、とても美しく寒い夜のこと。俺が勤める美容室【クロノス】の受け付けの締め切り間際に、その客は滑り込みでやって来た。ギリギリとは言え、ちゃんとセーフだから店内に入ってもらってはみたものの、今からこの客を施術しようなどと考えるスタッフは誰も居ない。殆どのスタッフは既に担当した最後の予約客の背中を見送り、片付けの作業に追われていた。普通こんな日に予約もせずに来る客はいないし、俺だっていつもなら丁重にお断りするところだ。しかし、俺は誰もが遠巻き
気象系の(山メイン)妄想小説です実在する人物・団体とは一切関係ありませんBL的表現(18禁)を含みますご理解のある方のみお進み下さいOside『はぁっ……』病院って…独特な雰囲気だょねぇ……『ぇっとぉ…』目だけなら…眼科なんだけどぉ…一応…他に何か原因がぁったらゃだし……ほくは…受付を済ませて…総合診療の待合室へと向かった……暫くして…『次の方…どうぞ……』『ぁ…はぃ…』カラッ…『大野…智さん…今日はどうされましたか…?』『ぁ…ぇっとぉ…』画面を見ながら…
注意:櫻葉小説です。〜〜⋰〜〜〜⋰〜〜〜⋰〜〜〜⋰〜〜〜side雅紀電車に揺られ空港まですすむ。電車内では3人でいつも通りの会話が繰り広げられていてまるでどこか遊びに行くだけの事のような空気が流れてた。電車が止まり、扉が開くやいなや──竜也くんは、ほぼ迷いなくホームに降りた。「よし、じゃ。ここでいいから」その言い方があまりにも軽くて、“また明日な”くらいのテンションで、俺と翔ちゃんは思わず顔を見合わせた。翔ちゃんが苦笑いする。「いやいや。空港まで行って見送るっ
Nsideまた櫻井さんに揺らされて午後の陽が傾いても、まだ揺らされていた。でもオレはもう二度と声を出したくなくて必死にこらえた。櫻井さんはそれでも悲しそうにオレを抱いて、何度も『何でだよ』と呟いていた。『遅れた家事は明日でいい』櫻井さんはそう言って、今日は早めに帰してくれた。帰る道、腰が久しぶりに重くて。そういえば施設にいた頃は、毎日こんな痛みだったなぁと空を見上げる。夕闇の霞掛かった夜空はどこか儚げだ。このまま闇の中に消えられたらどんだけ楽なんだろう。櫻井さんを裏
(ON&AS&MS・BL妄想小説)(14)授業が始まる時間。可愛い恋人の王野智志を送り出した管理人の二之美谷は、外出の用意をしていると誰かがやって来た足音がした。ノックの音に無視を決めていると、勝手に扉は開いて立っていたのは藍波先生だった。「おはよう。あの子は授業?」「朝から、アンタも授業じゃないの?」「俺、今日は暇なの」「俺は忙しい」「冷たいなあ。あの子がやきもち焼くからでしょ?」「それ以外、理由ないでしょ。真面目なんだから、意
(BL妄想小説/愛だけのある暮らし💙💛)(このシリーズはこちらから)きのうも今日も。|青の薔薇(大宮BL妄想小説)苺チョコさんのブログテーマ、「きのうも今日も。」の記事一覧ページです。ameblo.jp<第15話>駆け足で去った秋を惜しんでいる間に、もう冬も本番を迎えようとしている。今日は、多野と二之美谷という仲の良い恋人たちが、師走の街へ買い物に出かける日だった。先日、多野のために10着も洋服を買ってくれた二之美谷に、今度は多野が服を買ってやりたかったのだが。
「もしも・・・櫻井翔が相葉雅紀を『捕らえた』のではなく、監視カメラで見て、気を失った相葉雅紀を『助けた』のだとしたら?」「二宮検事!!!もしもそうなら!根本からこの事件・・・覆りますよ!」「ああ。松潤に頼まれたからという問題じゃない。この事件は本当に無実かもしれない。」「どうしますか!現場行きますか?!監視カメラの確認、相葉氏の供述の裏取りに向かいますよね?!」「いや。ちょっと待って。」「え・・・行かないんですか?」「まずは彼に聞いてみよう。」「彼?」「櫻井翔、本人に。」
(ON&MS&AS・BL妄想小説)(これまでのお話)恋人は管理人さんでヴァンパイア|黄色♡おはなし保管庫苺チョコさんのブログテーマ、「恋人は管理人さんでヴァンパイア」の記事一覧ページです。ameblo.jp(13)目が覚めたら、真夜中だった。たくさんキスしあって。抱きしめ合って。たくさん触って……触られて。こんな時間になってしまった。年上で魅力的な恋人には、触れずにはいられない。「……ニノ」狭いベッドで、裸
今日は「青の薔薇」は、2本目です。吸血鬼幻想・青の薔薇(7)🔗を先にUPしています(←色っぽいので注意)(8)遅刻の罰としての掃除や教師の手伝いを終えた桜井少年と相場少年の二人。「ああ、遅くなっちゃたね〜ショウちゃん」「本当、働かされたわ〜疲れたあ」言葉とは裏腹に、高校一年生は元気がたっぷりだ。二人で鞄を持ったまま、桜井の学生寮の部屋へ向かう。「ねえ、寮って住みやすい?」「まだ、入ったばっかりだからさ、分かんない」
目覚めた。よく寝たな。…松潤か。まつ毛長いな。松潤も可愛いね。嵐はみんな可愛いからな。んー。起き上がったら松潤も目を開けた。「おはよ。」「…おはよ…。めっちゃ寝た…何時?」「んーあー11時?」「うーわ、そんな寝たの久しぶり。」「少しゆっくり休んだら?」「兄さん程じゃないけど、俺も休んでる方」「そっか。」体を起こして、服を着てない事に気付いて、少しだけ焦ってるみたいで。それもまた可愛いよ。「松潤シャワー浴びる?」「借りる」起きたら早いな。割と筋肉ついたな。
『言葉の募金箱④』で頂いた言葉を使って書いています。【山と猫シリーズ】になりますので、ご存知無い方はこちらからどうぞ。『君は言葉足らずで優しくて1』25,0918とてもつまらない理由で恋人と喧嘩して、その日俺は、すこぶる機嫌が悪かった。だから、これは気の迷いだと思う。ーーーーなあ?「んだよ、さっき牛乳やっ…ameblo.jp*今回集まった言葉は以下の通りでしたが、結構同じ話の中で使うのは難しいなと思いました。ひだまり見つめる寄り添う白い息イルミネーション大好き種寒い朝風
(BL妄想小説)ある日、仕事の関係で、かなり遠方へ引っ越した。それまで1年近く交際していた子とは、毎日会えなくなってしまったんだ。毎週、土日会うとしても、かなりの時間と出費だった。「うーん……」休み返上の急な仕事もあるから。まともに会えるのは、せいぜい二週間に一回程度だと思う。できるなら、一生の伴侶になって欲しいと思っていた。出会ってすぐ運命だと思った。素直で可愛くておとなしい男の子。本当に俺といて楽しいのか心配するほど、
「検事はそうじゃないと思っているのですか?どう考えても長野医師だと思うんですけど・・・」「長野医師は研究所を欲しがってたんだよな?」「はい。」「欲しいと思っていた場所なのに、堂々と監視カメラを設置できる?」「それは・・・」「雪深い場所で監視カメラを常に正確に作動させるなら、性能のいいカメラを設置したとしても、定期的な現場での確認とメンテナンスが必要だよ。長野医師にそこまでできる?」「メンテナンス・・・確かにそうですね?だけど業者に頼めば・・・」「業者こそ難しいよ。不法侵入だからな
(BL妄想小説/吸血鬼幻想小説)一日の授業が終わり、相場マサキ少年と桜井ショウ少年は、二人寄り添ってため息を吐いた。手はひたすら雑巾や掃除機を動かして、音楽室を掃除している途中だ。「はああ、何なんだろう、あれって」「だよねえ……」可愛らしい高校一年生の二人は見た目も良く、性格も良さそうで、周りの人からも好かれている。入学したばかりだが、教師や生徒たちからの印象も良い、真面目な生徒だ。だが今日だけは大遅刻したせいで、山のような掃除
気象系の(山メイン)妄想小説です実在する人物・団体とは一切関係ありませんBL的表現(18禁)を含みますご理解のある方のみお進み下さいSside『さてと……』ギィッ……俺は…職場へと戻り…仕事を続けていた……『次の方…どうぞ……』『ぁ…はぃ…』カラッ…『大野…智さん…今日はどうされましたか…?』『ぁ…ぇっとぉ…』デスクトップの画面で…カルテを確認しながら…患者の名を読み上げ…『『あ…。』』診察をする為…患者の方へと振り向けば……『君は…///』『っ…//
(この前に吸血鬼幻想・青の薔薇(5)🔗UPしています)(BL妄想小説)クリスマスまで待てない。あなたは、次に会う時「大切な話がある」と言っていた。次に会うのは、クリスマスなんだけど。僕はすごく期待してるんだけど。この話を友達にしたら「え、大丈夫?」って。「何が大丈夫なの?」って聞いたら。「大切な話って、悪いこともあるじゃん!」っていうの。......そんなこと、ないと思うけど。いつも、彼は優しいから。いや、優
(大宮BL妄想小説/吸血鬼幻想)吸血鬼幻想・青の薔薇|青の薔薇(大宮BL妄想小説)苺チョコさんのブログテーマ、「吸血鬼幻想・青の薔薇」の記事一覧ページです。ameblo.jp(5)相場マサキ少年の渾身の蹴りを、男は軽く避けて体を少年から離した。「結構素早いじゃないか。だが、ここまでだな」「はあ?」さっきまで掴まれていた首が痛くて苦しい。だけど、相場は猛烈に腹がたっていた。不審者だったが子供を探しているというから。男に手を
…そっか。そっかそっか。ニノが相葉くんと帰って?智くんと松潤ね。松潤はもうちょい押さないとさ。智くんに振り向いて貰えないじゃん?頑張んないとだよねぇ。何をどうしたらいいのか解んないけど。ニノに智くんとられちゃいそうだもんね。ココ最近ニノと智くん、ずっと一緒らしいじゃん。マネージャーくんに聞いた。今日も送りましたーとか言ってたのいつだっけな。「ユニットか何かですか?」とか聞かれちゃってたもんな。はーん、なるほど。じゃあ…俺はどうしよっかなー。優しくみんなを見守る?
磁石(和翔)です。BL表現あり!苦手な方は回れ右で。こちら、素人が自己満足に書くフィクションです。ご了承の上、先にお進みください。初めましての方はこちら。本編はこちら。『【ニノHBD記念】Unknown~磁石超短編①』最初のご挨拶はこちら。このお話は磁石区分ですが、和翔です(_ameblo.jpーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー俺のポールダンスはいくつかパターンを持ってる。その中から一つ選んでやるのが基本。正直ホントにたまにしか出ないから、前のやつをやったとて、新
気象系の(山メイン)妄想小説です実在する人物・団体とは一切関係ありませんBL的表現(18禁)を含みますご理解のある方のみお進み下さいOside『っ…ろくなことなぃゃ…///』ぼくは…そのまま家に帰って……『はぁぁ…///』ごろん…っ…。『あぁ…素敵だ……///』っ…///ふと…さっきのことを思ぃ出してぃた…『イケメンさん…だったなぁ…///』しかも…翔くんに似てたし…///まるで…ゲームの中から飛び出して来たみたぃな…不思議な感覚で……『んぁぁ…ぼく…重症かも…
注意:櫻葉小説です。〜〜⋰〜〜〜⋰〜〜〜⋰〜〜〜⋰〜〜〜side雅紀朝。朝が来ちゃった。とうとう別れの朝がーーー。「……姐さん。何泣いてるんすか?」竜也くんが、呆れた目で俺を見る。だけど、口角がほんの、ほんの少しだけ上がってた。「泣くよぉ……だって竜也くん……帰っちゃう……」「帰るよ。当たり前。俺、日本人だけど住んでるのアメリカなんで」「そんな正論いらないよぉ!!😭」「wwwたまには正論も言わないとな。」竜也くんはそう言いながら、スーツケースを引き寄せる。その肩
Sside昼飯を食べた後、雅紀は会社に戻った。俺はリビングで領収書の片付けと庭先に出ているカズを、見つめている。それにしても明るい陽の光りが似合わないな、アイツは。笑最初に腹の痣を見つけた時、頭に浮かんだのは知らない男の顔。どう見たってあの痣は、軽く体をぶつけて出来た物じゃない。殴られたもしくは、ぶっ飛ばされたか。ヤケにシャツを伸ばしてソレを隠そうとする事と、性処理に関しては従順すぎるカズ。お前はそいつと居て満足か?未来に何も期待をしていないような事を言って、カズは
「あ、だけど、今思えばあの監視カメラは長野医師が設置したものだと思います。」「長野医師?」「あ、すみません。長野医師は・・・」それから俺は長野医師が絶滅危惧種であるオコジョの密売を目的に、翔を襲った話や翔の母親を人質のようにしていた事を話した。「そうなのですね?・・・で?オコジョを捕らえるために監視カメラを設置して、オコジョの生態などを探っていたのではないかと?」「はい。」「なるほど。もう一度聞きますけど、監視カメラは木の所にあったのですか?」「はい。シラカバの木に設置されて
😰地震の地域の方、いらっしゃいますか?💦何もできませんが、ご無事をただ祈っています(BL妄想小説/吸血鬼幻想小説)吸血鬼幻想・青の薔薇|青の薔薇(大宮BL妄想小説)苺チョコさんのブログテーマ、「吸血鬼幻想・青の薔薇」の記事一覧ページです。ameblo.jp(4)入学式の翌日、一年生の相場マサキ少年は教室を見回した。「あれ〜?」親友の桜井ショウの姿が見えず、教室にいた桜井と一緒の学生寮組の友人達に聞いても知らないらしい。昨日は変わり