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※またもや、お久しぶりになってしまいました本日は5月5日ということで『子どもの日』っぽいお話…にしたかったのですがハテ?『hero2』ゴールデンウィーク最終日「着いたぁ!」珍しく丸一日予定がないと言う彼と、電車に乗って訪れたのは「なに考えてんだよ?めちゃくちゃいい天気なのに。」郊外にある、緑に囲まれた大きな図書館で「だって、行楽地はどこに行ったって人が多いでしょ?それに…」わたしの行きたいところでいいって言うから、デートの場所にここを
『君が怖いもの2』もらったチケットでデートしておいて、文句を言える立場ではないが「悪かった。」「な、なんで謝るの?」「なんでって、そりゃあ…」映画の内容をきちんと把握しておかなかったことを後悔している俺に気を使って「ちょっと刺激的な映画だったけど、そんなに怖くなくて面白かったよ。」彼女はそう言ってくれたが、絶対嘘に決まっているたしかに、ジャンルとしたらホラーだったのかもしれないが成人指定にされていた理由は過激な暴力や流血シーンだけでなく、際
※タイトルは違いますが、またもや以前に書いたやつの焼き増しですみません『君が怖いもの1』暖かい春の光が差し込む学校の中庭で「ねぇ…って、あれ?」お弁当を食べながら話しかけると、隣にいたはずの彼の姿が見えなくて「えっーと」辺りを見回すと、すぐ傍にある大きな木にもたれかかって目を閉じていた「寝ちゃったの?」昨夜もバイトで遅かったって言ってたもんねうー、どうしよう「なんだよ?」静かに目を開けてこっちを向いた表情は、やっぱり少し疲れてるみたいだ
『13日の金曜日3』えっと『それはない』ってどういう意味?いつのまにか草の上に寝転んでいたおとうさんは、眉間にしわを寄せぎゅっと目を閉じている「あいつとはもうすぐ別れるんだから、そんなこと絶対にありえないんだよ。」あああたしをちゃんと、おかあさんの娘だって認識してくれたんだだから、おとうさんは未来の自分におかあさんによく似た娘なんているわけないって思っちゃったのか「ねぇ、ほんとにおかあさんと別れちゃうの?種族が違うからってだけで、なんでダメだ
『13日の金曜日2』26年前の4月と言えば当時18歳のおとうさんは魔力を失い人間になっていたはずだから、なにかあってもあたしの方に分があるよね?そんなことを考えているうちに、たどり着いたのは「ここって…」ほんの一時期だけ、おじいちゃんちの隣にあったっていうお屋敷の中なんだろうか?目の前にあったドアをそっと開けると「おとうさん?」薄暗い部屋のベッドの上で、今よりも若いおとうさんはぐっすり眠っているようだったそして机の上にはさっきリビングでみたキ
※今回は2012年4月13日(金曜日)のお話になります。内容は18歳の真壁くんvs高校3年生の愛良ちゃん(意味不明ですみません)です!!『13日の金曜日1』「なんだろう?」学校から帰るとリビングのテーブルの上に、ずいぶんくたびれたキルト地の巾着袋が置かれていた「おかえりなさい、冷蔵庫にケーキがあるけどまだ食べちゃダメだからね。」キッチンから顔を出したおかあさんの声はいつもの3割増しで弾んでいるそうだった今日は4月13日「はいはい、おとうさんの誕
『longroad6』結婚式を明日に控えた夜なかなか寝つけずに来てしまった、通い慣れた洋館の前で桜を散らす夜風に吹かれながら佇んでいると平和な家族から引き離したくなくて、何度も突き放しては泣かせてしまったことを思い出したあのころとは全く事情が異なっているとはいえ明日になれば、今まで大切に育ててきた両親から彼女を奪ってしまうことになるそれでも裸足のまま腕の中に飛び込んできた、この世にたったひとつの温もりを手放すことなんて出来ない俺は「朝
『longroad5』「あらっ、まだ起きてたの?」結婚式の前夜リビングにいたお母さんから、心配そうに声をかけられた「うん、なんだか眠れなくて。」ソファで眠り込んでいるお父さんの方を見ると、その胸にはわたしが小さいころのアルバムがしっかりと抱きしめられていて「お父さん…」結婚したってお父さんとお母さんの娘であることには変わりはないのに、こんなにも寂しい気持ちになってしまうのは大切に育ててもらった証拠だよねそんな感慨に耽っていたら、ますます
『longroad4』周囲の人間に言わせればこの年齢での結婚は早い方なのかもしれないがここに辿り着くまで、ずいぶん長い道のりだった気がするのはきっとひんやりとしたシーツの上で、複雑な表情を見せている彼女も同じに違いないから「わかったよ。」あと3日くらい我慢できないわけはないそう、自分に言い聞かせた数分前「なんで、ジーンズ…」思わず声に出してしまった俺に組み敷かれたまま「なんでって、今日もここで片付けやお掃除をしていたからに決まっ
『longroad3』『それは、おまえがやりたいことだろ?』呆れたような顔で笑った彼に言われた通りわたしが結婚に夢や希望を持ち過ぎているのはわかってるけどあまりにも普段と変わらない様子で新居での生活を始めた彼を見て、余計に気持ちがざわついてしまうやっぱり男の人って結婚に対してそんなに思い入れがなかったりするんだろうか?結婚式まで3日に迫った今夜も「電気もガスも来てるんだから…そろそろここのキッチンも使えよ。」うちから作って持って来た
『longroad2』「いやー、マジでめでたいよな。」「もうそれくらいにしとけ、2日酔いになるぞ。」「いいから、おまえももっと飲めよ。」「春休み中の大学生と違って暇じゃねぇんだよ、俺は。」めんどくさいヤツに捕まってしまった新居への引っ越しを終え、彼女を送った帰りにばったり出会ったのは「おまえの門出を祝ってやってんのに、野暮なこと言うなよな。」高校時代の部活仲間だった友人で、前祝いと称して勝手に杯を重ね続けている「冗談抜きでやることがたく
ワンイーボーは、一日一食。我毎天、食事一度、と語っていた。だから韓国アイドルは細いのか!とにかく美を追求する彼ら。3食作る時間など無いのだ⏰美脚ユニットの少女時代も、脚に薬剤を打っていたという、黒いウワサも。バレエ並みに、厳しい食事制限があったようだ。私もきのうは、チョコ一粒に無糖紅茶。ランチはシュークリームと、コーヒー☕️夜は300カロリーの🍟ポテチと、梅昆布茶。朝は体が軽くなっていて。一食を、3回にわける作戦は、当たったようだ(^^)たまには、自炊をしない生活も、新鮮だ。
※とりあえず、お誕生日企画第一弾(は?)ただし内容は誕生日とは関係なくて、よくある結婚前夜っぽいお話になる…かも(安定のノープラン)特に内容はありませんが暇つぶしに読んでいただけたら嬉しいですふたりが結婚した1990年4月の設定になっています💍『longroad1』「おいっ、呼んでるぞ。」「えっ?」寝室のクローゼットで荷解きをしていた彼が、ベッドメイクをしていたわたしの腕を軽く引っ張った「奥さーん、冷蔵庫の位置を確認してもらえますか?」階
※今回は高校1年が終わった春🌸の設定で(←どうでもいい)『cherryblossom』「いい天気だな」まるで台風のような強風が吹き荒ぶ公園で、大きく伸びをしながら彼が言った「えっと…どこが?」もうすぐ4月だと言うのに、冬物のコートを着てくれば良かったと思うほど寒いうえに「まぁ、こんなに気温が低けりゃ桜も咲かねぇだろ。」お花見に来たというのに、肝心の桜が全然咲いていないなんて「おかしいなぁ、テレビの開花予想じゃ今日くらいには咲くって言って
『淡雪』「悪い、遅くなって。」久しぶりにバイト帰りに彼女の家に行く約束をしていたのに、かなり遅い時間になってしまい謝ると「ううん、それはいいんだけどなにかあったの?」「急に残業頼まれて…っていうか。」3月になって以降ずっと暖かかった気候が今日は一転、雪が舞っているほど冷え込んできたというのに「なんで家の中にいないんだよ?」彼女は門の外に出て俺が来るのを待っていた「あのね、雪が降ってたから…」「雪が降ってんだから、こんなとこに突っ立っ
※やっぱり日本語のタイトルって難し過ぎるかと言って、英語のタイトルもネタ切れですところで真壁くんっていつ、お部屋に電話引いたんですかね?『〜事情』でジムの公衆電話から蘭世にかけてたからアパートにはなかったのかと思いきや『〜悶々』では部屋から電話してたからびっくり!どのタイミングで!?もしかしたら高校在学中とか?わからない…わからないから勝手に想像(妄想)して書きました『call2』「いいかげん、泣きやめよ。」「だって…」卒業式を終えての帰
【ケチャップマヨネーズ】読みきり3話が収録されています。『ケチャップマヨネーズ』母親の再婚で新しい家族と一緒に住むことになった、温志。しかし、そこには亡くなった前妻の幽霊もいてしかも、見えて話せるのは温志だけこの同居生活、一体どうなるの⁉というお話し。幽霊出てきますが、明るく可愛いお話し、でもちょっと切ないです。いくえみ綾先生の話って、幽霊がよく出る先立たれた人の想いとか、亡くなった人の想いの表現が上手い!毎回感心します『水の春』コレは、高校生のリアルな青春って感じのお話し
※個人の勝手な妄想ですので、原作とは一切関係ありません『花嫁衣装』「欲しいの?雛人形。」結婚式まであと1か月ちょっとに迫った、3月最初の週末新居で使う雑貨やキッチン用品を買いたいと言う彼女につきあって、午後からデパートに来たのはいいのだが「んなわけないだろ、おまえがあんまり待たせるから暇つぶしに見てただけだ。」女の買い物は、とにかく長いスプーンだの調味料入れだのを選ぶのに理解に苦しむくらい時間がかかるので、エレベーター近くの休憩ス
誰もがその結末を待ち望んでいる未完の大作代表といえば、、「ガラスの仮面」好きなYouTuber(若い人も)でも人生変わる漫画と紹介してる人がいましたガラスの仮面の最後の結末を知らぬまま人生終えたくない‼️美内先生!ワタシで良かったらご指示通りに描きます!、、って人が探せば結構多い気がするんですが「ガラスの仮面」代わりに描いてくれる人オーディションがあればなぁアニメ化・ドラマ化・舞台化されています。ですが手塚作品同様、端折られてる部分や表現の仕方の違いから、この作品
こんにちは!今回も漫画について、かる~く語っていきますいくえみ綾先生の記事を書くの久々な気がする…【バラ色の明日】5巻4巻『who?』の続きになってます。なぞのおじさんの元から、祖母達の家に帰ってきてから3年後のお話です。柚子も17歳になり、女子高生を満喫しています。それでも、ふとした瞬間にあの夏の、おじさんの事を思い出してしまう日々。そしてある日、またまたおじさんと再会し、おじさんの正体、会いに来た本当の理由を知るのでした…。後半は、全体的に暗いです。大人の現実、人間の嫉妬
(前回から続くような、続かないようなお話。)小学生の私(『りぼん』世代)がぐずぐず言っている。「転校したくなかったんだってば。そしたらずっとずっと仲良しでいられたのに。」大学生の私(『ぶーけ』世代)が唇をかみしめる。「もっと素直になっていたら良かったのよ。」「まあまあまあ、もうどうしようもないんだからさ。」なだめるのは現在の私。「なによ、だらだら生きちゃって。ここにいる人達みたいに研究を続けるわけでなし、臨床を頑張るわけでもなし。家庭と仕事の両立で苦労するわけでもなく、一人でふ
※このお話は「chocolate3」から20年後の設定になっていますので苦手な方はご注意を私個人の勝手な妄想で原作とは一切関係ありません『chocolateおまけ』「…ったく、なんで俺が隠れなきゃいけないんだよ。」日が暮れ始めた頃、トレーナーの仕事が終わって家の前までたどり着くとおそらく、デートの帰りなんだろう庭を囲っている柵の外で中学生の娘とそのボーイフレンドが話し込んでいるのが目に入った邪魔をしたくない…というより、どんな顔でふたりの横を通
『chocolate3』中学の頃は幼馴染くらいしかいなかった恋のライバルも、高校に入ると女の子のファンがたくさん出来て彼の周囲は賑やかになってしまったからバレンタインデーにチョコレートをもらうくらいは、想定の範囲内で特に驚きはしなかったけど「時計…直ったの?」彼の手首につけられた、見覚えのある腕時計には思わず声をあげられずにはいられなかった「あぁ、安物だけどわりと気に入ってたから修理に出してちょうど今日戻ってきたんだ。」あまりのタイミン
『chocolate2』数日ぶりに彼女が会いに来てくれたのは、もちろん嬉しかったのだが「おじゃまします。」今夜は部屋の中に『見せたくない物』あることを思い出し「夕飯は食べたのか?なんだったら外に食べに行こうか。」さりげなく『見せたくない物』が入っている紙袋を隅に追いやりながら、この部屋から出るための提案をすると「えっと、簡単な物で良ければわたしが作るけど…冷蔵庫の中に何かある?」「いや、おまえも今日は疲れてんだろ。」「ううん、全然。あっ
※今回はもう何度目か分からない『あれっ?この話、前にも読んだよ!?シリーズ』ですだいぶ前に消しちゃったけど一昨年の七夕にやったネタをバレンタインバージョンでリメイクです(そんなのばっかりですみません)『chocolate1』「チョコレートを売る?食うんじゃなくて?」登校途中に大きなあくびをしながら、彼が不思議そうに聞き返してきた「うん、もうすぐバレンタインでしょ?デパートの催事コーナーでアルバイトするの。」2月に入って学年末試験も終わり学校もほぼ
※えっと、先月末発売の『クッキー3月号』を読んで思うところがあっていつもとちょっと趣向の違うお話になってしまいましたいつにもまして何の話?って感じでわかりづらいかもしれませんが興味があったら読んでやってください『advice』「意外と大胆なんだね。」「…っくりした!なにやってんだよ、こんなとこで。」夜の繁華街で後ろから声をかけられ振り向くと、彼女の弟が意味ありげな表情で立っていた「それはこっちのセリフなんだけど。まさか義兄さんに限って浮気
ハンネでもある『天使1/2方程式』本庄徹と、同級生である杉本の子供たちによるスクールライフと恋愛物語。雑誌休刊により、マンガparkにて無料やログインボーナスで読めます。主人公が本庄徹の美容院へ通うようになり、たびたび登場しています。作品内には本庄妻の弟が経営する喫茶店も舞台として登場します。天使1/2方程式1巻|ブックライブ高校2年生の高垣ゆい子の悩みは、ガサガサ唇とハネやすいクセ毛。ある日、美容師の家に育った1年生の有名人“マナ様”こと杉本真那と知り合い、リップケアとコス
『holiday』「わぁ、海だあ!」「うみー!」長いトンネルを抜けた途端、目の前に広がった真っ青な水面に歓声を上げた後部座席の子どもたちに「あれは海じゃなくて大きな池だ。山道登って来たのに海があるわけないだろ。」眩しいのかサングラスをかけて運転している彼がルームミラー越しに淡々と話しかけている「えーっ、じゃあ泳げないの?」「やーね、そもそも真冬なんだから外で泳げるわけないでしょう。」「つまんないの。」去年からスイミングスクールに通い始
『clearup』冷たい小雨が降る夜「お天気悪いね。」ひとつ傘の中、隣りを歩いている彼女が浮かない顔で星のない空を見上げ独り言のようにつぶやいた「まぁ、冬だしな。」「でも、1週間以上も毎日雨か雪が降ってるんだもん。そろそろお日様が恋しくならない?」「…日光が恋しいヴァンパイアなんて、世界中探してもおまえくらいだろ。」「だから、わたしは吸血鬼と狼女のハーフなんだってば。」「狼もどっちかっていうと夜行性じゃないのか?」「そうかも…って、そんな
『fake』「おじゃましまーす。」合鍵を使ってドアを開けるとひんやりとした空気と夕闇に包まれた部屋を見渡して、思わずため息をついてしまったここ数日登下校の時も放課後も、彼とすれ違ってばかりでなかなかゆっくり会えずにいたのだけれど『明日は早く帰るから』ゆうべ電話で伝えてくれた言葉を信じてアパートに差し入れを持って来たものの、部屋の主が帰って来る気配は全然なくて「忙しいんだもん、仕方ないよね。」大人しく部屋で待つことにして、相変わらず殺風