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帝国劇場を支えるスタッフたちの、8つの独立した短篇物語。【目次】ホタルさんへの手紙内緒の少年一枚の未来を手にするスプリングゲイトこちらへ、お座り下さいサークルうてな長すぎた幕間劇場は待っている【あらすじ】舞台は皇居のお堀端に立つ帝国劇場。そこで働く、客席の案内係、売店の店員、出演者の名札(着到板)を書く幕内係、俳優の付き人、通訳など様々な控え目な裏方たちが、各話の主人公となる。ほかにも、楽屋食堂の調理人の女性やなぜか劇場に居付いた幽霊のような少年、時間に遅れそうなシニア
【文芸評論】「美」という名の執着と、「肉体」という名の反逆――谷崎潤一郎『瘋癲老人日記』と草薙アキラ『ゴミ箱上等!』における老いの位相1.序:老いという名の「システムのバグ」人間が「老い」に直面したとき、そこには二つの道がある。一つは、失われていく機能や尊厳を、かつて磨き上げた「美的形式」のなかに閉じ込め、虚構の城を築く道。もう一つは、崩壊していくシステムそのものを「仕様」として受け入れ、剥き出しの肉体をもって外部へと再突入する道である。谷崎潤一郎がその最晩年に到達した『瘋癲老人日
【文芸評論】永遠の素数、沈黙の内臓――小川洋子『博士の愛した数式』と草薙アキラが描く「知性の終焉」1.完璧な調和、聖域としての記憶小川洋子氏の不朽の名作『博士の愛した数式』を語ることは、私たちが「人間という存在の美しさ」をどこまで信じられるかを問うことと同義である。事故によって記憶がわずか八十分しか持たない元数学者の「博士」。彼を支える家政婦の「私」と、その息子「ルート」。物語の舞台は、世俗の喧騒から切り離された博士の離れという名の「聖域」だ。博士にとって、世界は常に八十分でリセットさ
昨年10/17以降、52作品の中で、特に感動したもの敬称略〈辻村深月〉凍りのクジラかがみの孤城子どもたちは夜と遊ぶ〈小川洋子〉博士の愛した数式ミーナの行進〈喜多川泰〉ソバニイルヨ〈青山美智子〉赤と青とエスキース〈浅倉卓弥〉四日間の奇蹟〈川上弘美〉センセイの鞄〈東野圭吾〉クスノキの番人〈原田マハ〉楽園のカンヴァス〈森沢明夫〉虹の岬の喫茶店大事なことほど小声でささやく海を抱いたビー玉ロールキャベツ有名な作
小川洋子さんらしい、とても優しい内容です。8つの短編集ですが、どこかで短編の内容がつながっている構成が好きです。「東京會舘とわたし」に少し似ているかな?どの話も実話のような気がするくらい、そして、帝国劇場に行ったことのある人が羨ましい、と思える、そんな素敵な話でした。帝国劇場はどんな人も幸せにさせてくれるんだな、と。ワタシは帝国劇場の近くのビルで長年働いていましたが、帝国劇場での演目によって、丸の内仲通りを歩く人たちが纏う雰囲気が違っていて。そんなふうに帝国劇場の魅力を感じてい
4月April小川洋子著『掌に眠る舞台』、読了。解説も含め、素晴らしかった。「だって人は誰でも、失敗をする生きものですものね。だから役者さんには身代わりが必要なの。私みたいな」交通事故の保険金で帝国劇場の『レ・ミゼラブル』全公演に通い始めた私が出会った、劇場に暮らす「失敗係」の彼女。金属加工工場の片隅、工具箱の上でペンチやスパナたちが演じるバレエ『ラ・シルフィード』。お金持ちの老人が自分のためだけに屋敷の奥に建てた小さな劇場で、装飾用の役者として生活することになっ
小川洋子『劇場という名の星座』です。私の好きさレベル5段階評価の『4.5』です。光と闇、生と死、絶望と愛……この世のすべてを内包する、比類なき劇場【帝国劇場】。2025年2月をもって一時休館となった同劇場の記憶を未来へと繋ぐ、世界でたった一つの“帝国劇場”小説が誕生!白杖の父が遺した、ミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」のパンフレット。そこには新人案内係からの手紙が挟まれていた――「ホタルさんへの手紙」少年は、劇場のステンドグラスの裏側に寝泊まりし
ご無沙汰しております。新年度でバタバタしていたら、もう4月も末。時の流れの速さにびっくりです。さて、今回の本は、『生きるとは、自分の物語をつくること』小川洋子/河合隼雄著者のお二方はもちろんのこと、このタイトルに惹かれて読むことにしました。(河合さんの『こころの処方箋』は何度も読み返してきたバイブルです。)中身は、お二方の対談形式になっています。小川さんの『博士の愛した数式』の映画化を受けた内容です。ただ、私は映画を見ていないので💦、飛ばし飛ばしになってしまったのですが、タイトル
読みたいけど読めない・・・どうしたらいい?・・・「全部読まなくちゃ」と思わず、直感で「あ、この一行が好き」と思えるものから開いてみてください。1.自分の「仕組み」が腑に落ちる物語・『正欲』朝井リョウ「普通」という枠に当てはまらない感覚を持つ人たちが、どうやって世界と折り合いをつけているかを描いた物語です。「人によってレベル分けをしている」「自分がない」と感じるあなた様の孤独を、優しく言語化してくれるはずです。2.「形のない自分」を肯定してくれる物語・『コンビニ
たぶん、動揺している……(笑)落ち着いて(矛盾しているかな?)、読書に集中している。一昨年の5月中旬から7月末まで、癌が発覚して入院していた頃もそうだったけれど、鬼のように読書していた。あのときは、小川洋子氏、村上春樹氏の小説をほぼ全て読み返した。私の中での、存命中の作家で四大作家は、小川洋子氏、村上春樹氏、佐藤正午氏、庄司薫氏、の四人。退院してすぐに、佐藤正午氏の小説も全て再読した。そして今回、庄司薫氏の「赤頭巾ちゃん気をつけて」「白鳥の歌なんか聞こない」「さよなら快傑黒頭巾」「
本日は整形外科へ。足首のサポーター、とってもいいと言われました。良かった!ですが、来週から足首のリハビリをします。正座ができないんですよ......。そして、お願いしていた本の一部が届きました瀬川貴次版、一休禅師の幼少期のシリーズの続きとか、小川洋子さんが帝国劇場をテーマに書いた『掌に眠る舞台』等々、まだ発売日が来てない本が届くのは今月末でございます。わーい、読むのが楽しみ
▂▅▇今日の出来事▇▅▂朝ルーティン、SNS、デイケア、絵、英語、読書、ブックオフ、サッカー観戦、ポイ活、夜ルーティンブックオフでは英語本、ラダーシリーズレベル1の美女と野獣、トムソーヤの冒険を買った。2つで1100円。リビングにこの前辞書を置いた。そこにこれも置いとく。リビングで手持ち無沙汰になったときに。他にブックオフではDEFTECHのcatchthewave、テイラースウィフトのreputation、小川洋子の「猫を抱いて象と泳ぐ」を探した。目的は明確。どれもなかった。思い出の作
水野さんと西野さんのスイッチインタビュー面白かった~水野さんがご自身でプロデュース公演したり、劇団立ち上げたりとのお話は聞いてましたが海外に作品を持っていくことを目的にされてたとは…水野美紀が語る子育て「優秀なママ友たちにびっくり!食事会の会計報告がエクセルで届きます」〈スイッチインタビュー「水野美紀×西野亮廣『プペル』に学ぶ世界での戦い方」きょう〉|AERAwithKids+4月4日放送の「スイッチインタビュー」(Eテレ・夜9時30分)のゲストは水野美紀さん。自ら舞台をプロデ
新潮文庫1998年1月発行2007年1月14刷解説・布施英利185頁初読は2009年先日、念願叶って映画を鑑賞し内容確認のため再読しました楽譜に書かれた音、愛鳥の骨、火傷の傷跡……人々が思い出の品々を持ち込む〔標本室〕で働いているわたしは、ある日標本技術士に素敵な靴をプレゼントされた「毎日その靴をはいてほしい。とにかくずっとだ。いいね」靴はあまりにも足にぴったりで、そしてわたしは……奇妙な、そしてあまりにもひそやかなふたりの愛恋愛の痛みと恍惚を透明感漂
だから言わんこっちゃない。自分を実験・観察の対象にしちゃイカン( ̄▽ ̄)久々の18:30⇒19:30⇒20:30⇒21:30コース以前よりだいぶマシになってるけどさ......おやすみぃまえの活じィ■小川洋子『博士の愛した数式』借りてきた当日読了は何年ぶりだろ?1992は神戸で七転八倒してた年。ましてや9月11日って■レイモンド・カーヴァー『大聖堂』村上春樹の翻訳いいね!けふにアジャスChu!■4月の軌跡:なんだかんだで上々の内容で。21:35に返信
レベル?読者が十分理解できる(=語れる)ラベルってのが大事なのかも……って、鼻持ちならねェ上から目線だな^^;レイモンド・カーヴァー『大聖堂』と小川洋子『博士の愛した数式』。併読してみようレモン缶チューハイ呑みつつ下らないアレコレ考えるのんだ勢いで?Line出しちゃった絶対凹むと判ってゐるのに( ̄▽ ̄)......ま、いっか。レボリューション。MyRevolution視座転換d(あン時よりグ!・成長も)けふにアジャスChu!■青:感情スコア
なんとも切ない話これは、鳥の言葉しか話せない兄から教わった鳥の言葉は話せないけど理解はできるそんな、「ことりのおじさん」と呼ばれた男性の半生司書のくだりとか「これヤバいぞ」とドキドキしたし公園で出会った虫箱のオヤジやメジロ大会のオヤジどいつも怪しかった最期は「え?」というおわりそして冒頭にもどる世間的には孤独死だけど、これは孤独死じゃないそこが救いかな
畑で作り過ぎた山盛りのパクチーを土産に海野風麻呂の店へ。風麻呂と奥さんが、予想以上に喜んでくれて。行った甲斐があったよ。善く生きるってことに繋げたいわけで。背伸びすることもなく、虚勢を張ることもなく、慾に溺れることもなく、誠実に生きたいと思ってるんだけどね。結構マジメに( ̄▽ ̄)アリス・マンロー『イラクサ』読了。主人公を応援できたのは「恋占い」だけかなぁ。他の作品は、気持ちは共感できるけど主人公を好きにはなれないって感じ。意外と頭が固いんだよ( ̄▽ ̄)次回予約:レイ
久しぶりにラノベでない本を読みました。博士の愛した数式(新潮文庫)Amazon(アマゾン)ストーリー・・・交通事故の後遺症で、80分しか記憶が持たない元数学教授の男性のところに、派遣されていく家政婦と、家政婦の10歳の息子との、交流のはなし。感想・・・まず、文章がユーモアがあるというか、面白くてたびたび笑った。3人が交流するうちに、独特な絆というか、そういうものが生まれる
3月March小川洋子著『アンネ・フランクの記憶』、読了。小川洋子さんの、アンネ・フランクへの愛が感じられて、非常に感動した。アンネ・フランクの生年は、須賀敦子、向田邦子と同じ1929年。アンネ・フランク-Wikipedia★アンネ・フランク(AnneFrank)ことアンネリース・マリー・フランク(AnneliesMarieFrank〈発音〉、1929年6月12日-1945年2月から3月頃)は、『アンネの日記
3月March小川洋子作『劇場という名の星座』、一気読み読了。素晴らしかった。帝国劇場-Wikipedia良かった。1943年、戦死直前だったチャールズは、2018年を生きる孫メアリーの願いによって、亡き娘アリスの家の屋根裏にタイムトリップし、生きがいのなさに悩む若者に励ましとアドバイスを与え、3人でゲームをして、戦死という運命のために戻っていったのだった、という話。古き衣の中の生活大変興味深かった。運命と共に歩む【
今日も休日です朝からヘアサロンへ✂︎広島の話をしましたいつもありがとうございます☆その後スターバックスへサイレンブレンド🫘読書記録📖🇹🇼高雄からムスコが帰ってきました。飛行機のトラブルで帰国が1日延びましたが無事に帰宅し安心しました。
メルヘンというか、心が洗われるような牧歌的な作品と言ってよいでしょう。主人公のリリカは幼くして母を亡くし、祖母に引き取られて、「アカシアの野辺」で育てられました。そこは社会を逃れて、沈黙を尊重する人々が、魂を慰めながら生きる場所。自然に恵まれた土地で、人々は羊を飼い、野菜や果樹を育て、菓子を作るなどして、協同して暮らしていました。リリカの祖母は、そこの門番小屋で産物を販売する仕事をしていました。祖母は、昔に行方不明になった少年のために、多くの人形を制作し、泉に近い場所に人形公園を作
エッセイ集『遠慮深いうたた寝』の第二弾!【目次】I遠慮深いうたた寝Ⅱ自転車と図書室Ⅲ小説に触れる手Ⅳおじいさんと通りすがりの者V想像力の冒険本と読書〔紹介されていた本〕『山のある家井戸のある家東京ソウル往復書簡』(津島佑子/中京淑著)『プラヴィエクとそのほかの時代』(オルガ・トカルチュク著/小椋彩訳)『堀田善衛上海日記』『生きる力森田正馬の15の提言』(帚木蓬生著)『春琴抄』(谷崎潤一郎著)『竹取物語』(森見登美彦訳)『伊勢物語』(川上弘美訳)『堤中納言
文藝春秋2023年3月第1刷発行123頁魂は身体の細部にこそ宿る隠された美を掬い取り、やわらかに照らし出す極上の随筆16篇イチローの肩、羽生善治の震える中指、ゴリラの背中、高橋大輔の魅惑的な首、ハダカデバネズミのたっぷりとした皮膚のたるみ、貴ノ花のふくらはぎ、赤ん坊の握りこぶし――身体は秘密に満ちているスポーツや芸術、生き物の不思議を見ていく小川さんの眼差し、観察力、それらを言葉に著す力に魅了されましたそれぞれのエッセイの一頁に、写真が一枚掲載されていま
今年二冊目の本。なんてスローペースなんだ...。ギアあげなくちゃ。この本はAmazonや本屋さんでは売っていなくてZINE。装丁がかわいいɞ˚˙じわじわと人気で今、6版目(1回の発行部数がどのくらいなのかは分かりません)。書き下ろしのエッセイ25篇と各エピソードに関連する短歌が84首おさまっています。「インタビュー」好きだった。笑エッセイはときどき読むけれど、この著者は小説家や有名な方ではないので読み初めは「何を読ませられているのだろう」という不安が若干あったのですが…(>人<;
以前読んでいた猫を抱いて象と泳ぐ『本と仕事』最近また本を読んでいます今は猫を抱いて象と泳ぐを読んでいます。半年前くらいに買った気がしますがずっと積読されてました。本当は、なにか勉強をしたいと思っています…ameblo.jp読み終わりました。読み進めていくうちに、割と序盤の段階でこの世界に引き込まれて、ずんずん読み進められました。小説を読むとき、私は最初はあまり引き込まれなくて、中盤にならないと面白くない、と思ってしまって、最初は我慢して読み進めることが多いん
3月March『小川洋子の偏愛短編箱』。小川洋子さんが書かれた部分のみ読了、良かった。現代のトム・ソーヤーの冒険。主人公少年たちの「マドンナ」の父が冤罪で逮捕された。主人公少年は、友人と共に、彼女の父の無実を証明しようと冒険する。真犯人は、フットボールのコーチと、彼とグルの地元警察官。彼らは、秘宝を我が物にしようと結託して、関係者の一人を殺したのだった。ミシシッピ川の秘宝(2008)小さな町に隠された大きな謎!アップルタウンの冒険-ウィキペディア
『遠慮深いうたた寝』小川洋子著長らく神戸新聞に連載されたエッセーからの抜粋。折々の体験だったり、思い出が詰まった随筆。いつもの小説にあるちょっとドキッとすることの無い…小川さんの普段着のような日常が盛り込まれていて…先に読んだ『続遠慮深いうたた寝』と同様、楽しく読みました。随筆の中に有った田辺聖子さんの『残花亭日歴』を図書館に予約しようとしましたが…なぜかリストに無いああ~残念。
東京では雪が降ったらしい。福岡では、そこまでではないが、寒い。寒の戻りかな。でも、くうてんのエレベーターの前は、チューリップがとても綺麗に咲いていた。くうてんに行った理由は37PASTA。ポイントが貯まって、24日まで1皿無料なのだ行ける時に行かなくてはね。頼んだのは、国産しらすと春野菜の博多あごだしペペロンチーノ。美味しうございました😊花總まり主演のミュージカル「AGATHA」素敵なビジュアル。9月に福岡にも来るけど、何処かなぁ。話が面白そうなのと、久しぶりに久留