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宮部みゆき先生の三島屋変調百物語シリーズ読了壱おそろし弐あんじゅう参泣き童子四三鬼伍あやかし草紙陸黒武御神火御殿漆魂手形八よって件のごとし玖青瓜不動拾猫の刻参り江戸は神田町にある袋物屋の三島屋黒白の間と名付けられた客間で風変わりな百物語が〜江戸時代の怪談とは言え身勝手な怨念が積み重なりあやかしになり罪の無い貧しく弱い人々を苦しめる親が我が子を踏み潰し家に火を付けるこれは江戸時代の話?大昔の話し?今も昔も人の業は変わ
母👹の読書記録です。秘蔵の積読宝物殿(?)から宮部みゆきさんの『青瓜不動三島屋変調百物語九之続』を読んでしまいました。青瓜不動三島屋変調百物語九之続(角川文庫)Amazon(アマゾン)安定の三島屋シリーズですから、安心して頭を空っぽにしてひたれます。元主人公おちかの出産に絡む逸話なので、シリーズを順に読んでいるともうお馴染みの展開です。いつかは読むつもりだったのですが、ストレス対策コーピングの秘密兵器をこんなタイミングで使ってしまうとは。そこまでダメージ喰らってないはずなのに
[書籍紹介]宮部みゆきによる「きたきた捕物帖」第3弾。「きたきた」とは、文庫(厚紙製の箱)売りで岡っ引き見習いの北一と、謎の相棒・湯屋の釜焚きの喜多次のコンビのこと。著者が「作家生活三十五年、集大成のシリーズ」と位置付ける時代ミステリー。2つの中篇で構成。「第一話気の毒ばたらき」(228ページ)は、万作・おたま夫婦が継いだ千吉親分の文庫屋が、放火により火事になった。下手人は、目撃証言から、台所女中のお染だというが、親分の家でお染に世話になっていた北一は信じられず、
NHK国際放送で世界各国の言語に翻訳して朗読された日本の小説から収録した短編集です。Amazon.co.jp:1日10分のときめきNHK国際放送が選んだ日本の名作(双葉文庫え10-04):石田衣良,恩田陸,川上未映子,津村記久子,松田青子,宮部みゆき,森絵都,森浩美:本Amazon.co.jp:1日10分のときめきNHK国際放送が選んだ日本の名作(双葉文庫え10-04):石田衣良,恩田陸,川上未映子,津村記久子,松
講談社文庫文庫化1997年9月(初版1993年9月)現代を舞台にした小説より時代小説の方が面白く感じるようになって、最近、宮部みゆきの時代ものばかり読んでるんですが。先日読んだ『かまいたち』に登場した超能力を持つ町娘、お初がヒロインの本作。418ページの長編。初版は1993年9月ということで、もう30年以上昔の作品。死んだはずの人間が生き返る「死人憑き」が本所深川で起きた。甦った人物が以前より若返っていると感じた「姉妹屋」のお初は、老奉行の御前さまから紹介された与力見習の
<読書メーター>読書好きな人たちが参加する「読書メーター」というサイト(2008年5月からサービス開始)があって、2009年1月から参加(登録)し利用している。本や読書に関する様々なことを無料で記録・保存、データベース化できるので大変重宝していて、最近では「つぶやき」機能も活用しながら読友との交流も楽しんでいる。そんな“読メ”では本のレビューに紛れて、年に数回、各社が発行する無料の冊子の投稿も時々見かけるので、今夏、いつもはパラパラと眺めていたものを隈なくしっかりと読み込んでみ
千明孝一監督によるアニメ映画。原作は宮部みゆき。<あらすじ>どこにでもいる平凡な11歳の少年・ワタル。ある日友達と幽霊ビルを探検していたワタルは、隣のクラスの転校生・ミツルが階段の上に浮かぶ奇妙な扉に入っていくのを目撃する。「あの扉の向こうには何があるの?」と問いかけるワタルに、ミツルはこう答えた。「扉の向こうに行けば運命を変えられる。願いが叶うんだ」ある日、父親が家庭を捨てて家を出ていってしまい、ワタルの平凡な生活が一変した。あまりのショックに倒れ、病院に運ばれていく母親
宮部みゆき他6人の作家が描く怪奇アンソロジーだ。
『往来絵巻~貸本屋おせん~』(高瀬乃一/文藝春秋2025年5月14日第1刷発行)。7月27日に読了。先日、読み終えた前作『貸本屋おせん』が面白かったなぁと思っていたら、図書館の書架にて続編の本書を発見し、嬉々として借りてきた。『オール讀物』(2023年5月号・11月号、2024年5月号、2025年1・2月号)に掲載の「らくがき落首」「往来絵巻」「まさかの身投げ」「みつぞろえ」と書きおろしの「道楽本屋」を収録。うむっ、面白い。ところで、「角川文庫夏フェア202
「はーい!たまです。水曜日ですが現れました!!韓国映画以外に最近、日本映画もよく見てて、結構いい映画っていうか、ズシンとくる映画も多いのよね。今日は戸籍のない人生の映画「市子」をご紹介します。韓国映画中心の私だけど、韓国映画のどうしようもない不幸のどん底と日本映画のどん底はちょっと違う、これがタイとか中国の映画でもちょっと違う。日本のどん底はなんだろう、、この映画を語っていくとわかってくるのかも。今日はお話が割と重いので1人で語るわ!」「あらすじって言うか、もう完全にネ
読了『火車/宮部みゆき著』今年間違いなく私の中でトップ3に入る名作だった。宮部みゆきさんの作品はどうしても2時間サスペンスのテーマ曲が頭の中を流れてくるw。身につまされる内容でもあり、読むまでに少し構えていたが、読んでみてそのドラマの深さにもの凄く引き込まされた。「幸せになりたかっただけなのに」普通の幸せすら手に入らない、自分を悲惨な境遇に追い込んだ父や世間に対して、強い怒りが芽生えたのではなかろうか。その怒り、恨みで生きてきたのかもしれない。怒りという感情は一番強く行動力に繋がる感
=Xポストより=■暇空茜さん@himasoraakane大学生の荻野鈴子さんの自己紹介動画と、香港民主化運動活動家、平野雨龍さんの自己紹介動画です。声、骨格レベルからの顔、話し方のイントネーション全てまるで別人ですね。いやほんと、別人みたいに変わってますね?何があったんだろう。大学生の荻野鈴子さんの自己紹介動画と香港民主化運動活動家平野雨龍さんの自己紹介動画です声、骨格レベルからの顔、話し方のイントネーション全てまるで別人ですねい
文庫本未収録の三篇を加え、茂七親分の物語が再び動き始めた!茂七とは、手下の糸吉、権三とともに江戸の下町で起こる難事件に立ち向かう岡っ引き。謎の稲荷寿司屋、超能力をもつ拝み屋の少年など、気になる登場人物も目白押し。鰹、白魚、柿など季節を彩る「初もの」を巧みに織り込んだ物語は、ときに妖しく、哀しく、優しく艶やかに人々の心に忍び寄る。ミヤベ・ワールド全開の人情捕物ばなし。(裏表紙より)この中の「お勢殺し」は、PHP文芸文庫の時代小説傑作選「まんぷく」で、「寿の毒」は「いやし」で、「鬼は外」は、「お
やっと開けました。なんかなー。毎日バタバタしてさ。豊かさを犠牲にしてはいかんよのう。本を読める。ブログで呟ける。何でもない時間をきちんと作ろう。そういう事をひとりひとりが大切にすることを忘れないのが平和っていうの。平和って何気なさすぎてそこに居るのに気が付かない。気がつくのは失った時だなんで悲しすぎるよね。
お読みいただきありがとうございます。好きなことは読書、おいしいものを食べること、愛犬ヤムと過ごすことなど。気の向くままに書いているブログです7月の読書記録暑さのせいか心と体がちょっとお疲れぎみでして。そんな日々にも読書で心の栄養補給。7月に読んだお気に入り作品はこちらです『アルプス席の母』『山女日記』『あやかし草紙三島屋変調百物語伍之続』7月の読書メーター読んだ本の数:28読んだページ数:6356そういえば最近読了日:07月31日著者:
8月2日(土)の栃木県北は、台風の影響で天気が悪そうです🌀。もともと8月5日に人間ドックが控えているので、大人しくしている予定でした。昨年は人間ドックの前に、尾瀬テン泊して40km以上歩き、至仏山にも登ったりしたため、血液検査で異常値が出まくりでした…😓。ということで、金曜日の夜は夜更かしして、読みかけの本を読了📕。上巻は淡々としていましたが、下巻はそれなりに面白かったです。日暮らしの上巻を読み終わった後、下巻に入る前に、沖方丁さんの清少納言の本を読了していました。天地明察や光圀伝と
さて、本日のニ杯目は、「匠のドリップコーヒースペシャルブレンド」(京都府宇治市・片岡食品株式会社)。「生豆生産国名」は「ブラジル、ラオス他」です。「あんバタ塩パン」(空知郡中富良野町ボン・マルシェ中富良野店)を添えて。『おそろし〜三島屋変調百物語事始〜』(宮部みゆき/角川文庫)を読みながら。
こんにちは。朝5時起きを2日続けたので眠い…明日はゆっくり寝て、起きたらスーツケースを出すかな~さて、今回は7月の読書記録です前回の記事はこちら。『読書の記録(19)~久しぶりに読んだ山本文緒作品~』こんにちは。6月の読書記録です前回の記事はこちら。『読書の記録(18)~そして5月のランニング記録~』こんにちは。7月にオランダの妹親…ameblo.jp【備考】・基本、図書館で借りた本です。・返却月ベースで記録し
借りていると言っても、私は外出しませんから、主人が返却、貸し出しをしてくれているわけです。この暑いのに数冊にもなると重くて、リュックを背負った背中が汗まみれに😞なので文庫版になっている本はなるべくそちらで予約したりしています。昨日借りてきてくれた本は森山りんこ著「お寺に嫁いだ私がフェミニズムに出会って考えたこと」これは図書館の「新着図書」で見つけて、興味があって予約したもの。大石直紀著「京都哲学の道こころばえの石売る店で」このあいだまで大石さんの本を読んでいたので、お名前で検索し
7月の読書メーター読んだ本の数:9読んだページ数:3127ナイス数:128猫の刻参り:三島屋変調百物語拾之続の感想宮部さんの看板シリーズ第10弾。文庫版は角川になるようだが(確かめてはないです。)単行本は各社(まあ連載した出版社なんでしょうね。)バラバラでその度に装画、挿絵等が変わる。今回のこよりさんは王道で私は好きだ。お話の方はといえば表題作含め三話は粒ぞろいで不満はないがその舞台となる三島屋の顛末がなんとも悲しくてやるせない。伊一郎それはないよ。読了日:07月04日著者:宮部
東海道随所における、綺譚とも奇譚とも忌譚とも呼びたくなる時代小説全六篇です。日本橋、北品川、戸塚、箱根、沼津、京都。各地方を舞台に据えた六篇は、怪異的であったり幻想的であったり伝奇的であったり、それぞれ読み味が異なっています。名うての作家たちによる、まさにアンソロジーの醍醐味が味わえたものでした。内容江戸珍鬼草子/菊池秀行柳女/京極夏彦死神の松/澤田瞳子精進池/永井紗耶子ばんば憑き/宮部みゆきガリヴァー忍法島/山田風太郎江戸珍鬼草
イキって本を読んでみようと思い78冊目に入りました。今回読んでみたのは「おそろし三島屋変調百物語事始」(宮部みゆき作)。表紙の絵は可愛いのに内容がエグい…いや、裏表紙のあらすじを読んだら人情ものだと思うじゃないですか!けっこう本気で怖いやつですね……。それでは感想を書き散らかしていこうと思います。適当なあらすじ舞台は江戸時代。ある事件をきっかけに心を閉ざしてしまった女性、おちかは親戚の経営する三島屋という袋屋さんで働き始める。ある日、お客さんの応対を任されたおちかだったが、
この日記は、高次脳機能障害の一つである、失語症のリハビリの一環として書いたものです。これを使って、言語聴覚士(ST)さんとの音読・会話訓練もやっています★青字の日付は実際に書いた日なので、投稿日とは異なります。★個人情報を記載している部分は除去又は修正しています。★助詞など文章の誤りが多々あります。(当時のまま、修正してません。)何卒ご容赦ください。※前回の続きです。2024年9月22日で、読み方。やはり、その作家の本なので、一度その小説の世界に入ると後は早い。ぐい
さて、本日のニ杯目は、「Blendyスペシャルブレンド」(群馬県太田市・AGF関東株式会社)。「生豆生産国名」は「ベトナム、コロンビア、他」です。「紅はるかのおいも蒸しパン」(恵庭市・山崎製パン株式会社札幌工場)を添えて。では、『おそろし〜三島屋変調百物語事始〜』(宮部みゆき/角川文庫)に着手します。
ブックレビュー500+88青瓜不動/三島屋変調百物語九之続/宮部みゆき著このシリーズ数えて9作目前回はレビュー500+661年前(2024/10月)、その続きです。。。<再掲載>語って語り捨て、聞いて聞き捨て、前々回迄の聞き役は商家三島屋の主人伊兵衛の姪おちかでしたが、前回より伊兵衛の息子(次男)の富次郎が引き継ぐことに。それまでの聞き役であったおちかは、なんと嫁入りしお役御免に。そんな語りが街の評判となり口入れ屋の斡旋で語り手が選
この日記は、高次脳機能障害の一つである、失語症のリハビリの一環として書いたものです。これを使って、言語聴覚士(ST)さんとの音読・会話訓練もやっています★青字の日付は実際に書いた日なので、投稿日とは異なります。★個人情報を記載している部分は除去又は修正しています。★助詞など文章の誤りが多々あります。(当時のまま、修正してません。)何卒ご容赦ください。2024年9月22日先週の金曜、今までやったことがないテストをした。色と形と大きさがそれぞれ違っていて、その中から選んだカ
◎。気の毒ばたらききたきた捕物帖(三)宮部みゆき岡っ引き見習いの北一と、謎多き相棒・喜多次の「きたきた」コンビによる物語著者が「作家生活三十五年、集大成のシリーズ」と位置付ける時代ミステリー第三弾!⇑クリックお願いいたします<(__*)>
宮部みゆき『幻色江戸ごよみ』時代小説短編集。登場人物みんな貧しくて読んでて悲しくなった。今も昔も庶民の生活はかつかつ。庄助の夜着と神奈月が切なかった。
2025年の31冊目は、宮部みゆき著、『返事はいらない』を読みました。「返事はいらない」を含む六篇が収められている短編集です。夏旅一時帰国の前に少し読みはじめていました。宮部みゆきは大好きな作家さんなので、ヨーロッパに戻ってささっそく本を手に取りました。以下、少しだけ覚え書きです。「返事はいらない」本のタイトルになっているお話です。別れは必ずしも双方向ではなく一方的な場合もあります。終わりがあいまいになることは珍しいことではないのかもしれません。もちろん、お互いに挨拶を交わして気持ちよく離
新人物往来社1992年1月刊あとがき含め240ページの短編集。三島屋百物語シリーズ最新刊は楽しみに取っておいて、宮部みゆきの時代小説の過去作品をたどっています。若い頃は時代小説や時代劇にあまり興味はなかったのだけど、これも年を取ったから?現代とは違う、ゆったりとした感じがいいのかな。本作は宮部みゆきの時代小説の中でも、『本所深川ふしぎ草紙』に続く初期の作品ということ。しかし、既に宮部作品としての完成度が高い!!下町に暮らす人々の温かい人情や、人間の欲望が生み出す悲しい事件