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「灯台からの響き」宮本輝おそらく、宮本輝作品初めて読みました。2020年作品なんですね。今もご存命なんですね。いや~~~よかった。僕のツボが沢山ありました。ラーメン屋という飲食店経営、灯台巡りの旅下北半島日御碕神社淡々とした中で、静かにドラマが日常のように流れていく。滅茶良かったです。こうゆう小説いいなー。殺人事件がないのもいいねー。宮本輝作品、ちょっと追っかけたくなりました。
全9作のシリーズです。先は長いです。私小説を娯楽作品と呼ぶと作家に失礼なのかも知れませんが、いい意味で娯楽性を感じます。特に名言や読者へのメッセージがある訳でもなく、松坂家に起こるエピソードの一つ一つが戦後の社会風刺のようで、実に楽しい。1959(昭和34)年、熊吾さんは還暦を迎え、益々円熟味を増し、やっと始めたモータープール管理人という安定した職と住処を得ても、次の事業を探す毎日です。伸仁君はめでたく中学生になりましたが、悪ガキぶりは健在です。●命までかけた男がこれ
著者の作品を初めて読んだのが「流転の海」でした。大阪弁で書く小説に驚くとともにすっかりはまってしまい,9巻をあっという間に読み切ってしまいました。今回の作品も同様に長編ですが,宮本文学初の大河歴史小説ということになります。毎月一刊を出版するということで,すでに4巻すべて出そろってから読み始めました。ブックカバーには「この国はいつも海に向けて開かれていた。幕末・維新を生き抜いた富山の薬売りたちの秘史。命のつらなりを描く,宮本文学初の大河歴史小説。」とあり,続いて本書の概要が以下のように記載さ
↑今、分析データを確認したら何故、コレが大人気なの?理由があるのかな?早速確認してみよーっと!まさかのクラゲ🪼?【12/87:52更新▶︎香港点心楼の全国規模のフェス出店時の写真追加▶︎食べたけど美味】及び、それに伴い、カバー写真を変更】【12/89:58更新▶︎写真重複分を削除し、新規の写真を追加】【12/810:46更新▶︎最上部に超人気記事開示】Amebloにおける世界一周旅行ジャンル内でのランキングが昨日も出ていました。ですが、、、
ザ・ロイヤル・ファミリーに触発されて、30数年ぶりに読み返している宮本輝の優駿。所々しか覚えていないもんだね😅上巻を読み終えたけど、かなり生々しい人間模様が描き込まれていて、沼に引きずり込まれるような感覚だ。下巻は水曜からの海外出張のお供にとっておきますかね。しかし今日は穏やかな天気だった。近所の公園も、こんなに子供たちがいたのか、というくらいに元気な声で満ち溢れていた。いつまでもこんな日々が続くよう願っている。ところで、海外出張は近場の香港なのだが、最近の日中関係悪化もあって、少
佐藤正午の「月の満ち欠け」(岩波書店)という小説を地元の図書館から借りてきて、今、読んでいて、もうあと100ページ弱で読み終えてしまう。面白い‼️圧倒的に面白い。ダブル村上と宮本輝の長編小説を読んでいる時と同じくらいに私は佐藤正午の小説にもう完全に魅せられている。2年ほど前になるか、佐藤正午のエッセイ集をやはり地元の図書館で借りてきて読んでへぇー、面白いじゃないかって、村上龍と同じ佐世保生まれの佐藤正午というこの小説家はものすごく素敵じゃないかって、
何となく二度寝して、起床は朝9時。ここまでゆっくり眠れたのも久しぶりな気がする。眠りが快適だと、身体も甦るよね。心臓の不調は一旦治まったし、来週からの海外出張に向けて良い傾向です。昼間もゆっくり過ごせたし、言う事なしです。さて、これから優駿の続きでも読んで、上巻は読み終えてしまおう😊
宮本輝さんの錦繍を図書館で借りて再読しています。最近までNHKラジオの朗読が放送されていて、二人の俳優さんが読んでいる声を夜ひとりで聞いていると、本当に元夫婦が語り合っているようで、世界に引き込まれました。この作品は愛し合いながら別れてしまった夫婦の往復書簡の形の小説です。結婚していた頃には分からなかった事が離れて初めて明らかになる点も興味深いです。近くにいるから相手の体温から伝わってくるものもあるけれど、お互いに肝心な心の問題は話さずに過ぎてしまう事が多いですね。照れくさくて言えなかったり
最近観ているドラマ、ザ・ロイヤル・ファミリー。競馬に関するドラマなのだが、JRAの全面協力を得ているだけに、撮影場所から何から、とてもリアルな作り込みとなっていて思わず感心。このドラマの影響か、競馬場にはいつにも増して多くのファンが詰めかけているようだ。自分が学生だった遠い昔には、ダッシュボードに馬のぬいぐるみを置いている車が、そこかしこに溢れていたけど、ウマ娘人気も続いている中、当時の熱気とはまた違ったものだけど、イベントとしての競馬は確実に注目されている感がある。自分はザ・ロイヤル・
『少年』1969年監督大島渚キャスト父渡辺文雄母小山明子少年阿部哲夫チビ木下剛志土佐の、当たりや一家の物語。少年役の子役が素晴らしい。この子はどんな素晴らしい役者になっただろうかと調べてみたら、この映画っきり出ていないという。残念。子役といえば『泥の河』1981年(監督小栗康平原作宮本輝)の、のぶちゃんきっちゃんも素晴らしい。宮本輝、いいよねぇ。いつか宮本輝についても語りたい。
NHKの「朗読の時間」に嵌っています。有料のオーディブルと異なり毎日少しずつですが物語が進行します。朗読者の男性と女性が物語の進行に合わせて交代します。既に30数回目になり40回終了まで残り数回を切りました。舞台は蔵王温泉のどっこ沼とダリア園。離別した夫婦がこのケーブルカーに偶然乗り合わせた事から物語は進行します。往時冬に蔵王の安宿に泊まりスキーを楽しんでいた小生は惹き込まれました。胞輩が次々と鬼籍に旅立つ訃報が届きます。生死の狭間で生きる自身も「生きている事と死んでいる事とは違わない」
フォローしているブロガーさんのご紹介で宮本輝の錦繍という小説を読みました。以前夫婦だった男女二人が蔵王山のドッコ沼に向かうゴンドラリフトの中で偶然再会し、その後は手紙のやりとりとして展開してゆく小説です。こちらは舞台として登場する錦繍の蔵王山~ドッコ沼です。自分は蔵王山もドッコ沼も行ったことはありませんが小説家というのは一体どうやって小説の舞台を選ぶのでしょうか、不思議です。小説の手法としては書簡形式と呼ばれるそうです。ある意味制約を受ける中での展開というのはさすがプロだなぁ~と思いました。
通勤途中にある大きなイチョウの木朝の通勤時の楽しみ『立冬~シュウメイギク~』二十四節気「立冬」を迎えています(11月7日から11月21日ごろ)最近の朝の通勤時の楽しみはイチョウが色づくの見ること通勤…ameblo.jp燃え立つような深黄色が朝陽に照らされて心萌ゆる~あたくしの住んでいる栃木の平野部も紅葉が始まっています家の
2日前の写真朝の散歩コースの紅葉を撮る途中から聴きはじめたnhkFMの朗読『錦繍』の聴き逃し最終回を聴いた毎日が待ち遠しいくらい良かった。すっかり内容を忘れていたので私は本当に読んだのだろうか、と思ってしまったが最終回で確信した。読んだ。最後の女性からの手紙の文章に感激してメモまでしたことを思い出した。そのメモはどこに行ったのだろうその言葉をあえてブログには書かないが今、噛み締めている。前に読んだ時よりは10年以上経っていると思われるから歳を取った分そ
昨日に続いての宮本輝の「灯台からの響き」をめぐるものとなるが、久しぶりに他人様の書いた小説を宮本輝の小説を読んでいて、それももうあと残り5分の1くらいとなってしまっていて、なんかもうものすごく[さびしい]気持ちになってきた。名残惜しい‼️しかし、不思議である。私は村上龍と村上春樹と三浦哲郎と宮本輝………なんかの小説を読んでいると、本当にまったく淀みなくすらすらと読んでしまえる、活字を追うことが苦痛ゼロでもっともっとと次へ次へと読み進め
今、リスペクトしている現役の小説家のひとりである宮本輝さんの2020年の9月に発行された「灯台からの響き」(集英社)という小説を少しずつ読んでいる。60歳を過ぎてからというもの、私は本を書店に行って買わなくなっている。若き日に書店に行ってはものすごく本を買っていた日々が懐かしい。(笑)60歳を過ぎてからというもの、いっちょまえにいわゆる[終活]を意識するようになりもうこれ以上部屋に家に本を増やしたら、私が死んでから息子が大変な目に遭う………と、そういうこと
図書館散歩「錦繍」宮本輝かつて27歳と25歳の夫婦であり、夫の不義により離婚した男女が、その後別々の人生を生き37歳と35歳となった今、紅葉燃える蔵王のゴンドラ・リフトで偶然再会する。タイトル・表紙装画・内容とも、"美しい"の一語に尽きる一冊です。美しい織物や紅葉を例える「錦繍」‥秋から冬、季節の移ろいの中で。2人の男女の往復書簡だけで構成され、木々の葉が何色もの色糸で織りなすような、美しくも切ない大人の物語です。1982年刊行の古い作品ですが、時代を超越した名作と感じ入りまし
宮本輝『錦繍』の画像が見つからなかったので代わりに昨年撮った紅葉の写真をアップ宮本輝『錦繍』はもう何年も前に読んだ。宮本輝作品はかなり読んだハズレが無いオーディブルが浸透してきたがお試し1ヶ月無料で何冊か聞いてというか、ほとんど聞けなくて活字で漢字が目に入ってこないと頭に入ってこない本はやはり読もうと思っていたところが、らじるらじるで聴き逃し配信に朗読『錦繍』がある!と聞いてみたものすごく面白くて途中からしか聞かなかったのが残念でたまらないけれど
よき時を思う宮本輝集英社自身は宮本輝さんと言えば映画になった「泥の川」は今でも朗読を聞いて親しんでいます。「流転の海」とても長い物語にその時の流れにより沿いながら生きてきました。この作品には「端渓硯」が出てきます。とは言え無学な自身にはちんぷんかんぷんそこで調べました。老坑(ろうこう):最も価値が高いとされる坑で、石質が最も優れています。坑仔巌(こうしがん):老坑に次ぐ高級品で、石紋が多く見られます。麻子坑(ましこう):楕円形の硯が多く、実用性の高い良質な石です。
BOOKデータベースより「「突然のメッセージで驚かれたことと思います。失礼をお許しください」――送信した相手は、かつての恋人。フェイスブックで偶然発見した女性は、大学の演劇部で出会い、二十八年前、結婚を約束した人だった。やがて二人の間でぎこちないやりとりがはじまるが、それは徐々に変容を見せ始め……。先の読めない展開、待ち受ける驚きのラスト。前代未聞の読書体験で話題を呼んだ、衝撃の問題作!」噂は聞いていましたが、初めて読みました。読みだしたら止まらない、日曜日母の介護をしなが
人生の道しるべ(集英社文庫)Amazon(アマゾン)「幸せ」を見つける、知恵の対話。創作、家族と結婚、健康、死生観……小説が問いかける「幸せ」のかたちとは。ふたりの作家の思索が詰まった珠玉の対話集。いろいろ考え方はあるにせよ、とにかく、一生懸命生きていく、ことが大事なんだなと思わされる1冊でした。そのために必要なものが読書であり小説である・・じっくり考えることの大切さ、と言いますか。。以下、吉本ばななさんのあとがきより。みんなが本を読まなくなって
第60回北日本文学賞の応募作「マーマレード・ド・ユイコ」、一次選考通過しました。ーーー富山ゆかりの作家、宮本輝さんが選者を務める第60回北日本文学賞の1次選考通過作が決まった。国内外から900編が寄せられ、このうち302編が1次選考を通過した。今後2次、3次、4次と選考を重ね、最終候補作を選ぶ。(略)ーーー
宮本輝の長編小説『森のなかの海』を読んだ。著者の幅広い教養に満ちた小説のなかで、初めて知ったのが「慈父」と「悲母」という使い分け。一般的には「慈悲深い人」という形で使うことの多い「慈悲」という言葉だが、親に関しては父と母とに違う漢字が使われるということ。11月に入ってからの緑リコリスの葉が伸びてきた<開花が待ち遠しい山茶花><千両の実が少し色づいてきたみたい><まだ酔芙蓉も>
今日の朝の妙高山🐦️小鳥の鳴き声も嬉しそう🎶朝、ラジオの聞き逃し「錦繍」を聴いた。「錦繍」宮本輝作も最近、読了した。人は、良くないことがあると他人のせいにする。けれど、それは自分の業なのだと気づくことがある。もう、ずいぶんと昔に「錦繍」は、読んでいたのだけれど、ほとんど忘れていた。良い1日をお送りくださいね(⌒0⌒)/~~いつも、ありがとう😆💕✨じゃあ、またね🙋
図書館から借りた2冊、とっても早く読み終わって、きょう返しに行った。歯医者さんに行くので、その前に本を借りて、待ち時間に読もう、と思って。池井戸潤や瀬尾まいこ、篠田節子、乃南アサ、宮部みゆき、宮本輝などは、詠んでない本が無く、いつもと違う作家の本を借りた。辻村深月、桐野夏生、宮下奈都の3冊。どの作家も1度は借りてるので、読めない、とはならないだろう。そのうちの1冊、宮下奈都の「静かな雨」を歯医者さんで読み、その後、接骨院にも持って行って、接骨院は混んでて、待ってる間に読み終わってしまっ
運の悪い人は、運の悪い人と出会ってつながり合っていく。へんくつな人はへんくつな人と親しんでいく。心根の清らかな人は心根の清らかな人と、山師は山師と出会い、そしてつながり合っていく。実に不思議なことだと思う。「類は友を呼ぶ」ということわざが含んでいるものより、もっと奥深い法則が、人と人の出会いをつくりだしているとしか思えない。どうしてあんな品の悪い、いやらしい男のもとに、あんな人の良さそうな美しい女が嫁いだのだろうと、首をかしげたくなるような夫婦がいる。しかし、そんなカップルをじっくり観察してい
長編でした。『ドナウの旅人』宮本輝読者の頭に風景を浮かび上がらせる描写。宮本輝さんの真骨頂と言って良いでしょう。見たことのない風景なのに、宮本輝さんが描写すると何故頭に浮かんでくるのでしょう。ストーリーの奥深さと、紀行映画のような壮大さが魅力です。ドナウの旅人(上)(新潮文庫)Amazon(アマゾン)ドナウの旅人(下)(新潮文庫)Amazon(アマゾン)
幻の光(宮本輝)読了🥹宮本輝の作品には久しく触れていなかった。何となく漂う雰囲気に惹かれるものがあり、新作が出ると気になる存在。ただ、積読や他に気になる作品が出ると、どうしても手が伸びなくなってきた。薄めの初期短編を見つけたので読み始めた。関西弁で喋る未亡人の語りに慣れるまで少し難渋。前夫を謎の自殺で失い、再婚先の奥能登で厳しく寂しい思いを抱えつつ、新たな光に照らされ始める。他3篇も死と隣り合わせる主人公たちの姿が。心に生じた空洞に向かって語りかけながら、周囲の関わりから生きる光が
松坂の大将と算盤(ソロバン)とは、なんやしらん違和感がおますなア似合わんはずじゃ。わしは丼勘定しかでけん男じゃけん宮本の父親をモデルとした自伝小説。作中でも、戦後まもない1947(昭和22)年の神戸で産声を上げた、熊吾の子「伸仁」は宮本さん自身です。この父子の物語は、第一作が1982年に刊行された後、2018年の第9作まで、36年に亘る、宮本のライフワークともいえる自伝的大河小説です。読み出したら、止まりません。一作が500頁を超える大作で、登場人物も多く、彼ら彼女
ご覧いただき、ありがとうございますコノミと申します。シニアの仲間入りを果たしましたが、好奇心の赴くまま、いろんなことにトライしていきます。お付き合いいただけると嬉しいですいいね!やフォローをしてくださると調子に乗ってがんばります。お喋り好きなので、コメントも大歓迎。どうぞよろしくお願いしますキラキラセンテンス読書をしていて、その中の文章で、心に残ったり、覚えておきたいなぁと思う一文が、ときどきあります。私はそれを密かに、『キラキラセンテンス』と呼んでいる