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『寒椿』宮尾登美子著この方の作品は「陽暉楼」「鬼龍院花子の生涯」は映画で、「天璋院篤姫」「蔵」はNHKのドラマで観た記憶があります。どれも素晴らしいもので、「天璋院篤姫」はお友だちに本(上下巻)を借りて読んだことを覚えています。考えてみると映画やドラマを観て本を読むパターンはこの頃には出来上がっていたようです。高知の町にあった芸妓子方屋「松崎」に売られてきた娘たち澄子、民江、貞子(若くして亡くなっている)、妙子の人生を描いていて、車いす生活となった澄子を見舞うため集まった50代に
NHK大河ドラマ「篤姫」2008年1月6日から同年12月14日にかけて放送された47作目のNHK大河ドラマ。視聴率は、初回から20%以上をキープしており、最終的に、平均視聴率が、24.5%という素晴らしい記録をたたき出した大河ドラマの優秀作品。「幕末大河は当たらない」というジンクスを完全に覆したのだ。今でも「篤姫」の人気は歴代のトップクラス。ヒットの背景には、自ら人生を切り開く強い女性像が共感を呼んだことや、複雑な時代背景を分かりやすくした制作者の工夫
宮尾登美子さん宮尾登美子(みやおとみこ)1926年4月13日生まれ、2014年12月30日、満88歳没。高知県高知市生まれの小説家、作家。高坂高等女学校卒業。『櫂』で注目されて以来、緻密な構成と、時代に翻弄されながらも逞しく生きる女性を描いた作風で多くの読者に支持された。高知の花柳界で育った体験を生かした自伝的作品のほか、芸道物、歴史物のモデル小説に優れる。文化功労者。1982年6月5日公開、映画『鬼龍院花子の生涯』監督:五社英雄脚本:高田宏治原作:宮尾
読書櫂かい著者宮尾登美子太宰治賞を受賞した作品だけに、内容が切なすぎる。人生には正しい生き方の答えは無い。思い通りに行かないのが当たり前。。と言う、感想が読み終えてからふと独り言で出てしまう。大正から昭和までの背景だが、やはりテーマは今の時代と大差無いのでは。。貧困、闇の世界、夫婦、子育て、親子について沢山考えさせられた。
近所の小さい古本屋さんで見つけた二冊で400円しかもメッチャ綺麗サラちゃうかな?ぐらいです五社英雄さんの櫂好きです原作読みたかったから前にメルカリで探した時一冊の値段ぐらいでした老眼が強くなってきて本好きやったのに遠ざかってました字、小っさゆっくり読みます
読書錦著者宮尾登美子こちらも実話に基づいた小説だ。錦織の作家の明治から大正、昭和までの話だが織物には全く興味がなかったが、この本を読んでから興味が湧いた。この主人公は正倉院の中の既に朽ちていた錦を復活させ、出来上がった錦は今は幻の作品として正倉院に納められているそうだ。また、今後も人の目にさらされる機会もほぼ無いにも関わらず、朽ちた繊維からデザイン、糸、織り方を研究し没頭した芸術家魂を強く感じた。
蔵宮尾登美子中公文庫上下巻<大きさが違ってしまいましたね。。。><一度読んだはずだが>病院での待合用に手にとった本だが、まったくストーリーを思い出せない。まるで、初めて読むような気がする。下巻の半ばまで来て、新潟の地主の盲目の娘、烈が蔵人の涼太に恋をするところで、初めて確かに読んだことがあると思い出した。<下巻、13章、401ページからの記述は何度も読み直す>著者は、この13章の烈の涼太への強烈な恋心と、涼太と結ばれたいという烈の強い決心を書くためにこの小説を書いた
blogno.486タイトル:櫂(かい)観た日:250223日放映日:250129水放送局:BS26その他の情報:原作:宮尾登美子。監督:五社英雄。出演:緒形拳・十朱幸代・石原真理子・草笛光子・名取裕子・藤山直美。1985。上映時間134分評価:★☆☆☆『鬼龍院花子の生涯』・『陽暉楼』と合わせ、宮尾登美子原作・五社英雄監督のコンビで仕上げた「高知三部作」とも呼ばれる自伝的小説の映画化作品。昭和女の一代記を描く。まずまずの出来栄え。長尺映画
頭の中はダンボール・・すてようかすてまいか子供達が喜ぶ何かになりそう?読み始めた本も読み終えたい私の子供の頃の生活に少し似てる💧女のこよみ(角川文庫み12-2)Amazon(アマゾン)一つずつ終わらせます
割とこの肉筆画シリーズは見られているようなので、連続3度目の公開である。普通2回までが常だが、ちょっと欲張りをしている。正直、ネタが同じなので飽きられている感じは否めない。他の方々のように、仕入れは全くない。過去のあるものだけを公開しているだけである。まあ、飽きない範囲で見ていただけると幸いです。この切手は切手趣味週間シリーズの1枚である。1965年4月20日に発行されている。東京中央局からの発送である。3800万枚の発行数である。切手の原画は上村松園作「序の舞」である。『序
櫂1985年日本映画監督五社英雄脚本高田宏治原作宮尾登美子出演緒形拳十朱幸代大正・昭和の高知を舞台に、女衒一家の波瀾にとんだ事件の数々と、妻と夫の別離を描く。宮尾登美子の同名小説を「北の螢」の高田宏治が脚本化⚫︎あらすじ高知で女衒(ぜげん)として成功した富田岩伍(緒形拳)は、女性を商品として扱う冷徹な男だったしかし、彼の妻・喜和(十朱幸代)は、そんな夫に従いながらも、家庭を守り、時に強く反発することもある芯のある女性だった岩伍は事業を拡大し、財を築くが、家庭
谷口桂子は、吉村昭と津村節子のように夫婦で作家でともに芸術院会員というのはほかにいないように書くのだが、三浦朱門と曽野綾子がいる。ある方がXにそのような投稿をしていますが、わたしは「夫婦で大道商人のような行商をして流れ歩き」と書いています。三浦朱門さんは東大卒業後、大学教員となられたので生活の苦労はなかったはずです。93歳で死去された曽野綾子さん、講談社の「ソフィア」という雑誌のインタビューで一度だけお目にかかりました。このシリーズでは三浦綾子さん、宮尾登美子さんら何人かの女性作家にお話を伺
クレオパトラは美女であることが先行しすぎて実像よくわからなくないですか?(私だけ?)YouTubeのよつばchさんがとてもわかりやすく面白かった歴史上の人物にツッコミまくりだが、暗君にも良い点を見つけてあげるのが良い昔、手に取ったが投げ出した気がする宮尾登美子さんの「クレオパトラ」も面白かった!!詳しいけど、どこまでが史実なの?と読み切ったが4ページに渡る参考文献に脱帽権力者たちをたぶらかした悪女?という印象も強いが顔の造形よりもその知性で権力者を魅了したのかなしか
3月2日(日)2月に読んだ本は4冊でした。4冊にしてはページ数が多めです。しかしー見事に宮尾登美子さんばかりだねぇ~2月の読書メーター読んだ本の数:4読んだページ数:1617ナイス数:0手とぼしの記(新潮文庫)読了日:02月04日著者:宮尾登美子藏上(角川文庫み12-3)読了日:02月08日著者:宮尾登美子藏下(角川文庫み12-4)読了日:02月13日著者:宮尾登美子伽羅の香(かおり)(中公文庫み18-13
大正末期から昭和にかけての高知を舞台に、侠客・鬼龍院政五郎と彼を取り巻く女たちの凄まじくも絢爛な愛憎劇を描いた任侠ドラマ映画。原作は宮尾登美子の同名小説。監督は五社英雄、出演は仲代達矢・夏目雅子・岩下志麻ら。1982年公開。大正7年、土佐の侠客・鬼龍院政五郎は松恵という養女をとる。政五郎は正妻である歌のほかに複数の愛人を囲っており、愛人に産ませた娘・花子を溺愛するように。政五郎の身の回りの世話をしながら成長した松恵は、政五郎の反対を押し切って女学校に入学。やがて高校教
NHKが昔のドラマを放送していた。宮尾登美子原作、松たか子主演の『櫂』である。高知が舞台とのことで録画予約した。戦前の日本で当たり前であった芸妓・花街・公娼・女衒と、女性の自立をモチーフとしており、この頃の女衒が満州にも多くの芸者や遊女を斡旋していたこと、人権思想に基づく廃娼運動なども描かれており、たいへん勉強になった。麻生久美子の芸者もかっこよかった。また、最近の再放送で見た『蔵』と同様、深草アキの音楽がおどろおどろしくて印象的であり、役者たちもすばらしく、なかなか面白いドラマであった。
宮尾登美子さんの「松風の家(下)」を読みました。いゃ〜、良かった。感動です。京都の茶道の家元。長い歴史の中では、衰退してしまう時代もあるなかで、やはり何代も続く歴史を途切れさせるわけにはいかないという、こういう家に生まれた人にしかわからない苦悩があるのでしょうね。自分の望みをねじ伏せても、自分の人生を捨ててでも守らなければいけないものがある。おそらく今の時代にもあるでしょう。上下2巻で、長い人の一生を側で見ながら生きてきたような、読書って本当に素晴らしいですね。「全部言うてはいかん。
和歌山城へ行く友人Oさんが「和歌山城と隣にある県立博物館(熊野速玉大社の神像と古神宝展)へ行こう」と言うから、ひとつ返事で付いていった。和歌山市は尾張徳川の地(名古屋)から考えると、一旦、大阪へ出て下る三角回り遠い地。地方都市のように考えていたが、駅前のルイビトン店が目に入り、直ちに全面降伏。まずは博物館へ。目玉展示品のご神像は男女二体(国宝・平安時代)。京都松尾大社にもよく似た男女の神像があり、宮尾登美子作のTVドラマ「蔵」では、盲目の一人娘が酒蔵三代目を継ぐと、父
『陽暉楼』を観た。原作宮尾登美子監督五社英雄出演緒形拳他大正八年、土佐、高知、春。女衒の大勝のもとに中学教師が訪ねてくる。この中学教師は借金を抱えており、そのカタとして妻を芸妓に出したいという。大勝から前金を受け取った中学教師夫妻は、今夜だけは帰してほしいと懇願する。数多くの作が映像化されている宮尾作品。ハードな環境で育った宮尾登美子だからこそ誕生したのだろう。今日のBGMドレイク&フューチャー「Jumpman」
鬼龍院花子の生涯1982年日本映画監督五社英雄脚本高田宏治原作宮尾登美子出演仲代達也夏目雅子岩下志麻高杉かほり佳那晃子戦前の高知を舞台に、土佐の侠客・鬼龍院政五郎と、その養女・松恵の波乱に満ちた人生を描いた壮大な人間ドラマ⚫︎あらすじ鬼龍院政五郎(仲代達矢)は、鬼政と呼ばれ高知の顔役として絶大な影響力を持つ侠客だった鬼政には子供ができず、松恵(幼少期:仙道敦子/成人後:夏目雅子)を養女とし、厳しくも愛情を持って育てた松恵は親分の娘とし
2月6日(木)随分前から探していた本がやっと手に入った。かなり前に読んだ本だけど、手放してしまっていて、どうしても手元に置いておきたかったの。古本屋にもなく書店にもなくネットでは中古品なのにアマゾンでは9500円とか3万の値が付いていて驚いた。その本をメルカリで見つけて娘に買ってもらった。宮尾登美子さんの「蔵」上下。3冊のセット売りで1000円だった。上下セットで下はまぁ綺麗だけど、上は焼けが酷く
『櫂』を観た。原作宮尾登美子出演緒形拳十朱幸代他大正三年。高知県。女衒を生業とする富田岩伍は、地元では著名な存在だった。岩伍は豪放磊落な質の故、彼の妻、喜和は苦労せねばならなかった。そのような生活の折、岩伍はある遊女と不貞をし、子どもが出来る。宮尾登美子の自伝的作品。厳しい時代を生き、苦労され、その後に作家として大成された宮尾さん。素晴らしい作品でした。今日のBGMAdel「Skyfall」
2月2日(日)1月に読んだ本は5冊でした。1月の読書メーター読んだ本の数:5読んだページ数:1870ナイス数:0娘が巣立つ朝読了日:01月05日著者:伊吹有喜サイレント・ブレス読了日:01月08日著者:南杏子森に願いを読了日:01月11日著者:乾ルカ新装版天璋院篤姫(上)(講談社文庫み9-7)読了日:01月19日著者:宮尾登美子新装版天璋院篤姫(下)(講談社文庫み9-8)読了日:01月27日著者:宮尾登美子読書メ
おぉ、もう2025年も1ヶ月が終わりです。2025年の初めに読んだ本です!益田ミリさんが読んだと書いてあった本。ミリさんが好きな本ならば私も好きなんじゃないかと思ったのです。だけどね、衝撃でした。私が読んでいる本は比較的若い作者が多いし戦後の高度成長した後のお話ばかり。なんなら、最近のお話ばかりかも。この本には芸妓子方屋に親に売られて姉妹のように一緒に修行した4人の人生が描かれていました。親が生活に困って丁稚奉公というのは朝ドラなんかで見てたので知ってたけれど体
放送当時、大好きだった大河ドラマ「篤姫」を久しぶりに観ました✨️と言っても、全話はさすがに観る時間なくて、気になる話をちょいちょい観たのですが、それでもめちゃくちゃ良くて、号泣でした😭宮﨑あおいさん、素晴らしかった👏何気に、今和泉島津家の母役、樋口可南子さんがこれまた美しいんですよー!2008年の大河ドラマなんですが、実は吉高由里子さんもでてるんですよね!めちゃくちゃちょい役で昨年まで大河の主役だったので、時代の流れを感じました😂ふぁ~✨️楽しめましたwということで、今は
宮尾登美子さんの「松風の家」上巻を読みました。宮尾登美子さんは、大好きでワクワクしながら、読み始めました。茶道の家系のお話です。名前が難しく、家系図を見ながら読み進めました。京都が舞台という事もあり、身近に感じたのですが、歴史のある家とはこんなものなのかと、驚きでした。先祖代々の歴史を守るために、自分を犠牲にして生きて、次の世代にバトンを渡さなくてはいけないのですね。今では、本当に茶道というものが、忘れ去られている時代、それでも守らなければいけない歴史があるのですね。自分なら、ただ
好きなシンデレラストーリーはある?いきなりのはぐらかしになりますが、今から四百年ほど昔のフランスに誕生したシャルル・ペロー(CharlesPerrault1628年~1703年)は詩人であり、アカデミー・フランセーズの会員でもあり、さらには『ペロー童話集』の作者として知られる人物でございます。そんな彼ペローの散文による童話のひとつに「Cendrillon,oulaPetitePantoufledeverre(シンデレラまたはガラスの靴)」があるのですね。
このドラマは1995年にNHKが制作した、宮尾登美子原作のドラマである。この頃は全話きちんと見なかったが、雪国の酒蔵と旧家におけるロケの映像が美しいという記憶が残った。このたび再放送しているので録画して全話見ることにした。映像と音楽のミスマッチが絶妙である。キャストがよい:壇ふみ、烈の子役を務めた幼い井上真央、成長してからの松たか子がすばらしい。ほかも皆うまい。話は暗い。音楽のミスマッチ感が心地よい。最終回のすべてハッピーエンドで救われた。私は新潟県の出身なので(生まれてから3年しか
12月30日が命日・忌日の有名人・著名人643年(皇極天皇2年11月11日)??歳没(自害)山背大兄王さま飛鳥時代の皇族、聖徳太子の子1944年78歳没(結核)ロマン・ロランさん小説家ノーベル文学賞1947年満86歳没(?)アルフレッド・ノース・ホワイトヘッドさん哲学者、数学者1979年77歳没(持病)リチャード・ロジャースさんミュージカル作曲家『サウンド・オブ・ミュージック』1988年84歳没(心不全)イサム・ノグチさん彫刻家⇒『イサム
先月に続いて、キック・ザ・ツアーで北鎌倉へ。北鎌倉古民家ミュージアムにて開催の、人形師ホリ・ヒロシ展。↑↑↑身長40cmレベル。谷崎潤一郎『細雪』の、四姉妹。身長170cmレベル。↓↓↓宮尾登美子『序の舞』。170cmレベル。↓↓↓谷崎潤一郎『魔術師』。170cmレベル。↓↓↓谷崎潤一郎『人魚の嘆き』。この日のキック・ザ・ツアー参加者とほぼ同じ大きさ。↓↓↓こちらは、人形のパーツ。↓↓↓右端は、泉鏡花『夜叉ヶ池』の白雪。その左から3体は、同じく泉鏡花の『