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刀剣が切り裂くごとく舞い降りて切なき声を上げる白鳥月城龍二2024/1/8(水)読売新聞とうかい文芸大辻隆弘先生選ありがとうございます。
今回の角川俳句賞の受賞作・次作、佳作を鑑賞する。といっても、既に審査員による鑑賞の上で決まった受賞であるため、もし水を差してしまっていたら申し訳ない。それでは、まずは受賞作、若杉朋哉「熊ン蜂」を鑑賞する。若杉朋哉「熊ン蜂」自然体を、自然体に表現していると感じた。選考では、句の配列を瑕疵としていたが、私としては、現実世界における四季の何気なさ(本当に、いつの間にか一周する)が表されていると思う。何気なさ、嫌みのなさが眼目の連作だが、裏返すと、毒にも薬にもならない印象に繋がるため、本作の
関東ではどうなのだろう?節分の「恵方巻」巻きずしをその年の恵方に向かって無言でかぶりつくというイベントは、大阪の海苔組合が広めた企画である。バレンタインのチョコも日本で森永製菓が始めて定着した。50年くらい経ったら文化と言えるのだろう。なので、帰化植物も50年経ったら季語に入れてほしいとわたしは思う。・・・・・・・・・・・・・・例句を調べたが、今どきはおそらく衛生面や後始末の面倒さから、バラバラの状態の豆を、鬼の着ぐるみやコスプレに向かってぶつけるイベントは激
昨日まで「土佐日記」を取り上げてきたが、7回も書いて「門出す」までくると、ブログも、そろそろ別のお題に・・・正月の季語は大きく分けると、①新年を祝う季語(銘)新年のお目出度い言葉新年の初行事・催しを祝う言葉②長寿を寿ぐ季語(銘)長寿の象徴としての「松」、「鶴亀」③冬の季節感を表す季語(銘)があるように思う。①に関連して、近年を迎える慶賀に関連する季語「吉兆」「有慶」「瑞兆」「嘉祥」「祥福」「慶雲」「瑞雲」「瑞松」
ご訪問ありがとうございます。西高東低ゆうゆう寒の月25年1月9日(木)(画像はお借りしました)(さいこうとうていゆうゆうかんのつき)【季語】寒月(かんげつ)晩冬【解説】厳寒の空にさえざえとある月。満月に近い寒月の夜は、冷たい月光が降り注ぎ建物の影や自分の影が地面に黒々と落ちる。いよいよ寒さが身に滲みて、帰宅の足も自ずと早まる。【例句】寒月や開山堂の木の間より蕪村があります。今日は「風邪の日」1795年(寛政7年)のこの日(旧暦)、
鰤捌き入り江は市となりにけり生醤油のなじむ脂身寒の鰤獺祭にひと皿鰤の煮つけかな三毛猫の大人げなくて鰤起こしくろぐろと鰤釣るひとの影たわむ【笑い仮面】鰤いうたら、なんかごちそうやったねえ。そりゃあ、高知やきかつおのたたきやらまぐろやら、さざえやら、うまいもんはどっちゃるあるけんど、それでも、ぶあつい鰤の切り身がお膳に乗ってあらわれた日にゃあ「今日はなんの日やったろう?」ってくびをひねるくらい豪華なもんやったきね。さいきんはムニエルやら
1333句目……いつき飲みの「み」■蜜柑剥く神経質と無頓着季語……蜜柑(みかん)外皮を丁寧に剥いて、白い細い細い筋を綺麗に全部取って食べる人と、外皮をわしわし剥いて、口に放り込む人。次は、無頓着の「く」
第一水曜日は「第一句会」ダーリンが家にいる間は出られない平日の句会だけど当会では一番歴史のある句会として重視されているのだ出られるときは目いっぱい句会に出席する!と公言しているので勿論出席…なのだけど別枠でニ十句を今週中に作って先生に送らなければならないから今日五句出してしまうのは、結構いたい。二十句は新作でなければいけないから。それでも頑張って出席!結果は「行って良かった」同率一位になった五句出して、そのうち二句はゼロ点だったけど残りが五点・四点・三点をゲット
ジェルネイルに繊維とラメが入っているのでニットを指先に纏っているように見える。せめて爪からも暖かくしようという心づもり。冬は寒いとわかっていても今年の冬は、ときどき温かい陽射しも持ちあわせるから調子が狂う。不意打ちというのがいけない。もう人生何回目の冬だというのに毎年「今年の冬は…」と言っているような気がするがどうだろう。あなたの今年はどんな冬ですか。目でみて温まる加湿器の及ぶ範囲にうた歌ふ漕戸もり
俳句大学春夏秋冬句会(新年)しのぶ日月講師、安倍真理子講師に並選に選んで頂きました。互選では慢鱚さんに特選に選んで頂き素晴らしいご選評も頂きました。年初早々大変励みになります。有難うございました。#季語#新年の季語#俳句大学
2025.01.09一日一季語鶴(つる)【冬―動物―三冬】青天のどこか破れて鶴鳴けり福永耕二【福永耕二論「墓碑はるかなり」仲栄司著】昭和55年まで10年間「馬醉木」の編集長として奔走しつつ、創刊したばかりの「沖」の若手の会を牽引し、筑紫磐井・鎌倉佐弓・正木ゆう子・中原道夫らを育てた、そんな男がいた。福永耕二、享年42。新宿ははるかなる墓碑鳥渡るこの句を収める句集『踏歌』で俳人協会新人賞を得たとき、耕二はすでに帰天していた。秋櫻子、そして遷子に自らを
登校の児童が歩く細き道眩しく光る秋の朝風月城龍二2025/1/8(水)聖教歌壇坂井修一先生選ありがとうございます。
葛飾区に住む人々が自由に詠んだ俳句と短歌33詩人、童話作家タダノマサヲコロが死に自由になれと首輪を外し亀有在住根本さん(63歳男性)の作品です。愛犬が亡くなったのですね。お察し申し上げます。白い息吐き出す自分に気が付いて慌てて指を温めるなりお花茶屋在住百合子さん(64歳女性)の作品です。そうそう、ゆっくりと息を吐いて・・・・。林檎の皮自分で剥いて皿に盛りさあ召し上がれと自分に言
寒風や天狗配りし新聞紙(かんぷうやてんぐくばりししんぶんし)📰🗞
◆【節介焼き情報】俳句は難しく奥が深いが日本語が上達する「お節介焼き経営コンサルタント」が、経営やコンサルティングに関する情報だけではなく、日常生活に役に立つような情報、旅行や写真などの会話を潤滑にするために情報などもお届けしています。それらの中から、直ぐにお役に立つような、選りすぐりの情報を中心にご紹介して参ります。■俳句は難しく奥が深い毎年、8月19日は「俳句の日」で、俳句愛好者は俳句会を催したりして、力作を発表しあう人達が多いようです。俳句は、日本の詩歌の伝統をひきつい
ご訪問ありがとうございます。草石蚕ちよろちよろ重箱の角に逃ぐ25年1月8日(水)(画像はお借りしました)(ちょろぎちょろちょろじゅうばのこのすみににぐ)【季語】草石蚕(ちょろぎ)新年【子季語】甘露子/滴露/丁呂喜/長老木【解説】シソ科の多年草。地下に生じる塊茎は、巻貝のような形をしている。その白のまま、又は梅酢に漬けて赤く染め、正月料理のお重などに添える。中国原産で徳川時代に渡来。草石蚕には、スタキドリン、コリン、スタキオースなど
1332句目……初御籤の「じ」■自販機のホットコーヒーいつき飲み季語……ホットコーヒーこの時期、温かい缶コーヒーだって、直ぐにどんどん冷めてしまうので、温うちに一気に飲み干す俺。次は、いつき飲みの「み」
遠出したりどことなく喉の調子が怪しかったりするので予防も兼ねての薬漬けである。それにしても。どこへ行ってもインフルエンザの人であふれている。こんな新年って珍しくない?それに日中妙に生温かい。なにに抗ったらいいのだろう。抗わなければ生きられない気がしている七種の節句。プラス降圧剤、喉スプレー、肩凝りからくる頭痛が酷いとロキソニンも。七草やなんとなくともだちのまま漕戸もり
英泉…危な絵髪も乱れり簪(かんざし)も取れ虚ろまなこに主の影…………さて表題に……同じ天をば親にしながら雨と雪とで何故違う…と続けてみて…説明の口説さに、ちょっと引く(((((((・・;)本来『俳句』以外の川柳も短歌も狂歌も都々逸・破礼溢にも『季語』の『縛り』は無い…のだが………当然……季節感は存在する。日本語で…言語表現をすれば当たり前なのだ…が『言語表現』と『日本語のリズム』だけに絞るなら、『季節感』は『必要』無くなる。では逆に…何故『俳句』だけが『季語』に
昨日から2025年の診療がスタートしました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。川崎エリアの患者さんは地方に帰省する方が多く多くの患者さんから楽しいお話を聞かせてもらえました。そして例によって今年も年末年始の交通事情はすさまじかったらしく特に高速道路の渋滞は大変だったようです。帰省ラッシュは日本の季語なのでもはや趣すら感じます。今年は祖母の家に帰省をしませんでしたが毎年毎年新幹線のチケット戦争を私も繰り広げています。しばらくは休みモードから仕事モ
庭先に修羅のありけり雪の朝深雪かなひだりの拳硬かりき愚かやな雪見てそろと頚ちぢめしあわせな六花しあわせに溶けてゆき雪もよひあらたな紅茶の蓋あけよ【笑い仮面】初雪が降ったのは、たしかクリスマス前後のことだった。おかんのいる病院あたりはとうに雪が降っていたようだけど、ぼくのいるところは、いなかはいなかでも住宅が密集していて、自動車のゆききもそれなりにあるところだったせいか、なかなか雪にみまわれるこがなかったのに、あらま、一夜にして銀世界となっ
1331句目……金縛りの「り」■両替機有れば良ひのに初御籤季語……初御籤(はつみくじ)元日に、氏神様に家族で初詣に行って来ました。本殿でお賽銭を入れ、御神木にお賽銭を、それからあちらこちらにお賽銭を入れた妻は、すっかり小銭が無くなりました。そして、いざ御神籤を引こうとした妻は家族3人分ですと言って、丁度千円を料金箱へ。なんだか、自分で買わないとご利益が無さそうなので、御神籤代は後で妻に返しました。こんな時、両替機があったらなぁ……ってね。次は、初御籤の「じ」
2025.01.08一日一季語寒の水(かんのみず《かんのみづ》)【冬―地理―晩冬】寒の水飲んで体に芯とほす今村恵子一年で一番寒いこの時期の水は質が最も良く、寒の水は柔らかな味でいつまでも腐ることなく、保存出来ると信じられてきた。とりわけ「寒九の水」は寒九に汲む水のこと。滋養に富み、湯茶などの飲用や服薬水によいとされる。さらには、お酒を造るにも、向いている。寒九に降る雨は「寒九の雨」と呼ばれ、豊年の兆し。この句からも、寒の水のありがたさが伝わってくる。⇒画像をク
知人のお悔やみがあった。正確には知人の子の。通夜が午後6時というが、別件で所要があり数時間前に葬儀場の前を通ると高校生の子どもたち、少なくとも100人が既に集まっている。近くにいた関係者に聞くと彼の所属していた高校の運動部の部員だけで100人以上。保護者、教員、又高校以前の友人や関係者、ご家族の関係者も含めると数百人の参列予定という。帰宅して、通夜へ出掛ける準備をしている家人に報告。力をどこに込めていたらいいのかわからない、目の前のことをとりあえずやりましょうという、わたし
【1】小寒とは?◎24節気:小寒(しょうかん)1月5日(日)~19日(日)…二十四節気の第23番目。⑴冬至が一年で最も日照時間の短い日であり,冬至から大寒にかけて大きく気温が下がり,一年で最も寒さが厳しくなる季節です。⑵「寒の入り」とも呼ばれ,寒さ極まる少し手前の頃で,暦の上で,寒さが最も厳しくなる時期の前半です。この日から節分(立春の前日)までの30日間を「寒(かん:寒中・寒の内)」と言い,この日を「寒の入り」と言い,寒風と降雪の時節で,寒さが厳しくなる頃で,これから冬本番を迎えます
冬の雨余りしままの処方薬ハンディ版オールカラーよくわかる俳句歳時記[石寒太]楽天市場
2025.01.07一日一季語人日(じんじつ)【新年―時候】人日の粥に土の香ありにけり水上陽三1月7日は「七草の日」。春の七草を入れた御粥(おかゆ)を食べ、無病息災を願う風習。芽が出始めたばかりの春の野草を摘む「若菜摘み」の風習は、古くから日本にあった。中国には1月7日の「人日(じんじつ)」に7種の若菜を熱々の吸い物にして食し、邪気を払うという風習がある。日本古来の若菜摘みの風習が結びつき、1月7日に七草を食べるようになったと考えられている。人日の粥とは、上手い表現。私
御降や濡れ色つくす敷松葉(おさがりやぬれいろつくすしきまつば)大場白水郎今日は足立区北千住のよみうりカルチャー「芭蕉の五大紀行文」講座。なんと、ひさしぶりに新規1名が参加してくれた。面白かった、と言ってくれ、次回も参加してくれるそうだ。ありがたい、ありがたい…、参加者は多いほうが(私は…)楽しい。講座のあと、北千住マルイのレストラン街で焼肉を食べ、北千住から人形町に行き、そこから都営浅草線(京急接続)に乗って横須賀に帰った。私は運よく座れたが、横浜駅近辺で
色鳥の影も生き生きしてゐたり月城龍二2025/1/6(月)読売俳壇高野ムツオ先生選ありがとうございます。
冬至から数えて2週間。まだ日の出が遅く、日の入りが早い。1日に畳の目程日が延びると言われているが、いったい畳の目ってどれくらいの長さって、初めて興味を持った。毎年はっと気付くとかなり日が長くなっている。調べたら、江戸間と京間の違いで、1.5~1.8㎝とあった。これを太陽の角度に照らして考えるのかな・・・だめだ、私では、何日になったら、6時とか6時半頃明るくなるのか計算できない。昔の人ってすごい1週間たっても、どれくらい変わったのかつかめないのに、1日のわずかな変化をとらえるのだから・・・。