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今日は暑い一日だった。30℃近くまで上がったらしい暑さでぼんやりしたなか読み終わったのが、母の日にもらった本、『やし酒飲み』🌴やし酒飲み(岩波文庫)いやー、予測不可能なとんでもない設定とストーリー展開は、すさまじい破壊力💣昔話のような、神話のような、ファンタジーのような、怪談のような、とにかく読んだことのない世界観だった。でも、面白さは分かる、感じ。子供に受けるホラ話のように、その場その場盛り上げてるんでしょ、と最初思ったけれど、何か太いものがいくつも
池澤夏樹氏が本書をどこかで紹介していたのをきっかけに手に取った。本著書の多和田葉子氏はドイツに住み、日本人ながらドイツ語でも本を書いている。多言語・異文化・移動をテーマにしているように見受けられ、そういった点からも興味を持った。しかし、なぜだか、本書にあまりついていけなかった。移民として、「言葉とアイデンティティを巡る旅」を続ける話であり、まさに自分の生い立ちの重なるような話なのではないかとの期待感もあったが、本書に入り込めなかった。テーマは間違いなさそうなのだが
日程変更あります!(5/6更新)葡萄の会2026年6月「例会」のお知らせ葡萄の会の6月「例会(読書会)」は、以下の日程・場所にて行います。Our"RegularMeeting(ReadingClub)"inMaywillbeheldonthefollowingdatesandatthefollowinglocation.開催日時Dateandtime:2026年6月17日(水)午前10:00~12:00Wednesda
漸く入り口に立った感のある多和田葉子氏。嬉しさと安堵の入り混じった気分で予約して手元に来た。読んでいてソワソワした気分になるのは、氏の"言葉遊び"だろうか〜"ことば"が、まるで越境するように遊びだす。ふわふわと漂いつつ時にはとんでもない処に着地するようでもあり、そのじつ全体はやんわりと絡めとられているかのようだ。"わたし"が"犯人"と出会い、獄中の彼から手紙をもらったことから話がはじまる。その話が⑴であり、(12)まで犯罪や囚われ人話がつづく。その中でも(9)(10
人文学の学校KUNILABO創立10周年記念イベント「多和田葉子さんと世界の今を考える」人文学の学校KUNILABOは、今年10周年を迎えました。私たちはこの新しい学校を、2016年に東京国立市で立ち上げ、それ以来、哲学、文学、歴史、語学など、人文学の面白さをお届けして参りました。この間、私たちを取りまく世界の状況は大きく変化しました。覇権主義の再来、格差の拡大、SNSによる情報の氾濫、AIの進展などです。それらは私たちに大きな影響をもたらし、私たちの生活はより複雑化しています。
他の本のおすすめに出てきた。場所が同じ章の中で目まぐるしく変わり、やや気分が追いつかないが、不思議な気分にもなる。しかし展開や思考的には、もう少しかな〜。まだ途中。
大陸の東に浮かんでいた島国の新潟出身で北欧在住の女性Hirukoは、デンマークのKnut、インドのAkash、ドイツのNora、グリーンランドのNanook、そして福井のSusanooの5人の仲間といよいよ故郷の島を探し海に出る。多和田葉子さんの近未来サーガ3部作ファイナル、「太陽諸島/ArchipelagooftheSun」(2022)を読んだ。ダイオウイカは出てくるのか。ラスボスはいるのか。コペンハーゲンを出航し、バルト海のおだやかな波の上をすべる郵便船「バルトの光」の甲板。
ドラマ「最高の教師」を、芥川賞作家・多和田葉子風に作りなおしたらカオスに…#shorts
BOOK📚約3週間前に図書館で借りてきた予約本2冊の中から1冊目を4日前に読了♪(今宵は仕事終わりに呑みに行ってきます🥴)今回はこちら!〝膝を痛め、サーカスの花形から事務職に転身し、やがて自伝を書き始めた「わたし」。どうしても誰かに見せたくなり、文芸誌編集長のオットセイに読ませるが・・・・・。サーカスで女曲芸師と伝説の芸を成し遂げた娘の「トスカ」、その息子で動物園の人気者となった「クヌート」へと受け継がれる、生の哀しみときらめき。ホッキョクグマ三代の物語をユーモラスに描く、野
近未来の世界、Hirukoと同じ国の言葉を話すとみられるSusanooを南仏アルルで見つけたHiruko、クヌート、アカッシュ、ナヌーク、ノラのパーティー。ところがSusanooは一言も発しない。発せないみたいだ。それからどうしたのよと気になって仕方ないので、前作「地球にちりばめられて」(2018年)の続編、「星に仄めかされて/SuggestedintheStars」(2020年)を読んだ。今回はコペンハーゲンの王国病院、半地下の食器洗い場で働く新キャラ、ムンンの語りで始まる
多和田葉子さんの「地球にちりばめられて」(2018)を読んだ。英訳版のタイトルは「ScatteredAllOvertheEarth」。たいへん著名な作家さんだが、読むのははじめて。文庫本でも多くの作品を手にすることができるが、比較的新しい作品にしようかと思い、これにした。なるほど、これが多和田さんのSuigeneris、唯一無二と評される世界かと脱帽してしまった。そう遠くない未来の世界が舞台。中国大陸とポリネシアの間に浮かんだ列島の北越地方で生まれ育ったHiruko,J.は
主人公はドイツで中国人に太極拳を習う。「白鶴亮翅」は太極拳の24ある技の一つで、このポーズをすることで自分の健康を保つと同時に相対する敵が目の前にいるときはこのポーズで攻撃をかわし身を守る。この小説は、1980年代頃の話だろうか。社会は高度成長のピークに向かうがまだ、男性は”結婚”することで一人前の社会人だと認識され人格の信用を得、女性は安泰した専業主婦が一番幸福な生き方だった時代。”結婚”はなにより互いに生きる手段だった。(抜粋)もし夫の早瀬がフライブルク
***1980年代その頃はまだ地方の街でも路地には小さな古本屋がところどころあり、通勤路にあったこの店では、70代くらいの男性店主が一人店番をしていた。夕方6時にはもう店は閉まっていたので、どんなタイミングで行ったのは覚えてないが、何度かは入ることができた。失礼ながら儲かりようはないので、ほんとに本が好きなんだなと思う。FMラジオでクラシック特集を聴いている。歌曲だ。おじさんが言う。ベルリオーズはいいよ。本はね、全集や著名本でなくてね、今旬のを10冊、自分の本棚に置いてる
どーも、takashiです。今日も読みに来てくれて、本当にありがとうございます。ワタクシはストーリーを楽しみたいだけなのだ。そこに山があれば「山がある」でいい。だが純文学はそうはいかない。今回は芥川賞受賞作『犬婿入り』(多和田葉子)をAudibleで聴いた結果、あまりの実験的文体に脳がバグった記録である。読者の皆様におかれましては、後半の文体の乱れに酔わないようご注意いただきたい。単刀直入に言おう。ワタクシは芥川賞が嫌いだ。第108回芥川賞受賞作『犬婿入り』。なぜAudib
「なぜ日本文学は英米で人気があるのか」鴻巣友季子著ハヤカワ新書村田沙耶香、小川洋子、多和田葉子、柳美里、川上未映子、川上弘美、金井美恵子、市川沙央、松田青子、柚木麻子、木村紅美、九段理江、中村文則、平野啓一郎、阿部和重、吉田修一、田中慎弥、又吉直樹好きな作家がたくさん!みんな、海外でも高い評価を得ているのだそうです。詳しくは↓「なぜ日本文学は英米で人気があるのか」鴻巣友季子著ハヤカワ新書|向後善之この本はイケマセン!!!読みたい本が山ほどできてしまいました。今年の前半
多和田葉子さんが「この10年ほどで何度も読み返している作品が世界的な独作家、トーマス・マンの長編小説『魔の山』だ」と買いてらした。ああ、『魔の山』。かつて通っていた文学講座で、この本の名は耳にしたことがある。だけど、全く手に取ることなく今に至っている。最近、「これは、という本は、何とかして読まないと」と思う気持ちが強くなった。人生、これまでより残り時間のほうが、うんと少なくなってしまったのだ。有名本を読まないまま、知らないまま死んでいくのはなんか惜しい。さっそくAmazo
海外の文学賞において日本の女性作家の著作が候補に上がっていると毎年のようにニュース(←クリック)で聞いているような気がする。年に2回発表される直木賞・芥川賞そして本屋大賞は、出版業界にとって起爆剤だろうけど私自身そこまで気にして手に取ったことはありませんでした。海外文学賞の受賞ともなれば逆輸入する形でインパクトを残せます。それで過去に全米図書賞<翻訳文学部門>を受賞した柳美里「JR上野駅公園口」は、実際に手に取って続編「JR品川駅高輪口」「JR高田馬場駅戸山口」も読みました。そんな同じ全米
お母さんと、お父さんと、お兄ちゃんときみは、バカンスにでかけ、ホテル「南風」にとまって三日目。ねむれないきみは、ホテルの庭にいるネコに誘われて、部屋を抜け出し海へ向かった。「こっちに来て!早く!助けて!」と、だれかが呼んでいたから。砂浜では男の子たちが輪になって、二匹の小さな動物をふみつけている。こわくて引き返したいけど、月にはげまされ、勇気をだして助けた小さなものは、ロボットとクマのぬいぐるみだった。この本は、日本語とドイツ語で作品を書いている多和田葉子さ
一昨日島根で震度5弱の地震がありました。1月に地震が集中しているのはなぜなんだろう。偶然なのか、何か理由があるのか。来週土曜日は1・17。31年たつけれど、体に感じた恐怖はいまだに覚えています。今だからやっと読めるという感じでしょうか、震災後文学の頂点と言われている「献灯使」多和田葉子を読みました。この本が表現しているような世界にならないためにどうしたらいいのか。まず意識し、自分なりに考えていくことを止めないようにしてい
多和田葉子の三部作。読み終えました。年末に。素敵な船旅。何も大きな出来事は起きないんだけどなんか心地よい。登場人物の会話が深くて、でも陽気な時もあって、はっとする時もあって。結局、何かを解決するようなこともなく、旅が続いていくだけなんだけど、通勤電車の中で読み始めるたびに、この小説がどこか遠くへ連れて行ってくれて、息抜きさせてくれた。正直すごく面白いわけじゃないんだけど、読書好きとしては、たまにはこういう小説にも触れておきたいと思える稀有な小説。
昨日の朝刊(12月16日)に、多和田葉子さんが、ドイツでの賞を受けられたことが載っていましたドイツのベルリン在住で、日本語とドイツ語で創作活動を続けてきた方です。この賞は異文化の相互理解などに貢献した文学者に2年に1度授与される賞のようです。ドイツ西部のドルトムント市の賞のようです。「遊び心にあふれ、様々な手法や実験的な試みで(異なる文化や言語などの)隙間を探究している」と高く評価したとのこと。以前この新聞の朝刊に連載されていた小説についてブログを書いたことがありました。その後
多和田葉子さんを「遊び心にあふれ隙間を探求」と評価…ドルトムント市、日本人初の「ネリー・ザックス賞」授与(読売新聞オンライン)-Yahoo!ニュース多和田葉子さんを「遊び心にあふれ隙間を探求」と評価…ドルトムント市、日本人初の「ネリー・ザックス賞」授与12/15(月)22:09配信多和田葉子さん異文化の相互理解などに貢献した文学者に2年に1度授与されるドイツ西部ドルトムント市の「ネリー・ザックス賞」の授賞式が14日、同市庁舎で開かれた。ベルリン在住の作
多和田葉子『研修生』を読んだ。読売新聞に連載されていた小説。研修生1980年代のドイツ、ハンブルグ。本の取次会社で研修生として働く若い女性が主人公で、自伝的な内容だと思われる。土地や文化や人間に好奇心が強く、言葉へのこだわりや探究心も深く、そして若い、主人公の日々が丁寧に描かれる。人間観察や、主人公の思考・空想・妄想?などが面白い。途中、人間関係に疲れている部分などが長くなり読んでいてドヨンとしてしまう部分があったのだが、それもラストに昇華されるよう