2004年、中国の西北大学歴史博物館から、唐時代の日本人・井真成の墓誌についての発表があった。西安の工事現場から発見された墓誌銘は、蓋と墓誌の二枚の石からなっていた。そこには、開元22年(734年)に36歳で遠く日本から遣唐使一員として渡来し勉学に励んでてきた若者、井真成が思いがけず亡くなったことが記されていた。その死を悼んだ当時の唐皇帝・玄宗は井真成に「尚衣奉御」という従五品上という官位を授けたという。当時の新聞報道では、遣唐使では唐代の名前に名字、名前を変える事が多かったとの考察より、井真成