ブログ記事7件
小学6年生の夏から練習を開始し、中学校入学で緘黙症状が解消した子【対象】さちこさん(仮名)女性相談開始時は小学6年生【概要】保育園年中の頃から緘黙症状がありました。小学6年生の夏に相談があり、学校で話せるようになるための練習を開始しました。同時に中学校との連携もスタートし、緘黙症状の解消を目指しました。はじめは担任の先生をターゲットに練習を始め、3学期からは「卒業式で話す」ことを目標に、クラスの子にも声を出す練習をしました。練習は順調に進み、中学校入学後は学校で話せるように
「話せるようになる」と本人に伝えたことで、短期間で緘黙症状が解消に向かったケース【対象】なぎささん(仮名)女性小学5年生【概要】保育園年中の頃から緘黙症状があり、小学校でも話せない状態が続いていました。オンラインの相談で保護者と話し、保護者から本人に「話せるようになるよ」と伝えてもらいました。その後は保護者と本人とで相談し、話す練習を始めることができました。その結果、学校で話せる場面が増えていき、相談開始から半年ほどで顕著な改善が見られました。【相談開始時の状態】
幼稚園から続いていた緘黙症状が、王道の練習方法ですぐに解消したケース【対象】ひろみさん(仮名)女性中学1年生【概要】幼稚園年中の頃から緘黙症状があり、小学校でもほとんど話せない状態でした。中学受験をして私立の中学に進学しましたが、そこでも緘黙症状は改善しませんでした。地域の総合病院の発達外来でのカウンセリングを4年ほど継続していますが、改善がみられないため「いちりづか」に相談がありました。保護者・本人とオンラインで面談し、練習の計画を一緒に考えました。中学の担任をターゲット
「場面緘黙が治ったきっかけ」これまで数多くの「緘黙症状が治った方」「話せるようになった方」に出会ってきました。場面緘黙の症状が人それぞれなように、緘黙症状が治ったきっかけも人それぞれです。このテーマではそんな、「話せるようになったきっかけ」を紹介していきます。【きっかけ】「中学校への進学」これまで「学区外の中学校」「私立中学校」について述べてきました。もちろん地域の「公立中学校への進学」でも、緘黙症状を改善させることはできます。しっかり準備して、「中学校で話せるようになる」こ
「場面緘黙が治ったきっかけ」これまで数多くの「緘黙症状が治った方」「話せるようになった方」に出会ってきました。場面緘黙の症状が人それぞれなように、緘黙症状が治ったきっかけも人それぞれです。このテーマではそんな、「話せるようになったきっかけ」を紹介していきます。【きっかけ】「私立中学校への進学」「私立中学校への進学」も緘黙症状改善の方法としてよく使われます。これもしっかり計画して進めていけば、成功する可能性はかなり高い方法です。【事例】中学1年生の女の子です。保育園の頃
「場面緘黙が治ったきっかけ」これまで数多くの「緘黙症状が治った方」「話せるようになった方」に出会ってきました。場面緘黙の症状が人それぞれなように、緘黙症状が治ったきっかけも人それぞれです。このテーマではそんな、「話せるようになったきっかけ」を紹介していきます。【きっかけ】「学区外の中学校を選択」「学区外の中学校を選択」して緘黙症状が治る子は多いです。私がこれまで関わってきた子で、この方法で失敗したケースはほとんどないと思います。そのくらい強力な方法です。【事例】中学1
「場面緘黙が治ったきっかけ」これまで数多くの「緘黙症状が治った方」「話せるようになった方」に出会ってきました。場面緘黙の症状が人それぞれなように、緘黙症状が治ったきっかけも人それぞれです。このテーマではそんな、「話せるようになったきっかけ」を紹介していきます。【きっかけ】「症状と向き合えた」緘黙症状に向き合えたこと自体が、症状改善のきっかけになる子はとても多いです。最初の大きな一歩が踏み出せれば、そこから話せる相手や場面は増えていきます。【事例】小学6年生の例です。小
ずっと続いていた緘黙症状と緘動が面談して一週間で治った、という子の話もちろん実話です。【対象】まかなさん(仮名)女性小学4年生【概要】相談開始時は、学校で話せないだけでなく、体も動かない状態でした。友だちや先生に手を引いてもらえないと歩けず、給食も食べられませんでした。小学1年生から数年間、地域の大学の心理臨床センターに通っていますが、効果がないためこちらに相談がありました。保護者に緘黙症状改善のための具体的な方法を説明し、家で本人と相談して取り組んでもらいました。その一
「場面緘黙が治ったきっかけ」これまで数多くの「緘黙症状が治った方」「話せるようになった方」に出会ってきました。場面緘黙の症状が人それぞれなように、緘黙症状が治ったきっかけも人それぞれです。このテーマではそんな、「話せるようになったきっかけ」を紹介していきます。【きっかけ】「友だちとオンラインゲームで」前回に引き続き、友だちとの関係から緘黙症状が改善していくケースです。今回はオンラインゲームで声が出せたケースです。【事例】中学2年生の例です。保育園の頃から緘黙症状があっ
「場面緘黙が治ったきっかけ」これまで数多くの「緘黙症状が治った方」「話せるようになった方」に出会ってきました。場面緘黙の症状が人それぞれなように、緘黙症状が治ったきっかけも人それぞれです。このテーマではそんな、「話せるようになったきっかけ」を紹介していきます。【きっかけ】「友だちを家に呼んで「話す練習」」友だちとの関係から緘黙症状が改善していくケースはとても多いです。たぶん「場面緘黙が自然に治る」ケースの多くは、友だちからではないかと思っています。「友だちと遊ぶときに声を
「場面緘黙が治ったきっかけ」これまで数多くの「緘黙症状が治った方」「話せるようになった方」に出会ってきました。場面緘黙の症状が人それぞれなように、緘黙症状が治ったきっかけも人それぞれです。このテーマではそんな、「話せるようになったきっかけ」を紹介していきます。【きっかけ】「担任の先生との「話す練習」」これまで私が出会った緘黙症状のある方の「治ったきっかけ」で、最も多いのはこれです。思い出すだけでも何十人も浮かびます。ただこれは、一般的に場面緘黙の治るきっかけとしてこれが多
「場面緘黙が治ったきっかけ」これまで数多くの「緘黙症状が治った方」「話せるようになった方」に出会ってきました。場面緘黙の症状が人それぞれなように、緘黙症状が治ったきっかけも人それぞれです。このテーマではそんな、「話せるようになったきっかけ」を紹介していきます。【きっかけ】「転居と小学校への入学」このテーマで最初に紹介するのは、私が相談を受けたケースでも最も古い方の一人です。もう10年以上も前に出会った子で、当時彼は幼稚園の年長さんでした。今ではきっと高校生くらいでしょう。
認知行動療法は場面緘黙にも効きます。効くのですが・・・認知行動療法は「認知」(ものの考え方や捉え方)に働きかける心理療法です。パニック障害やうつ病など、多くの精神疾患に効果があることが実証されています。大人だけでなく、子どもの不安症などにも有効です。では場面緘黙にはどうかというと、認知行動療法は場面緘黙にも効果があります。私も大人の方からの相談では、認知行動療法を使うことが多いです。場面緘黙の子に認知行動療法を実施するのは、とても難しい緘黙症状の治療というと「
クラスの子に説明するときに、本人はその場にいてもいいの!?場面緘黙について周りの人に説明するシリーズです。基本的な考え方や伝えるべき内容については、こちらの記事をご覧下さい。今回は「伝えるときの方法」をお話しします。注意点言うまでもなく、すべて「ケースバイケース」です。ここに書いてあるやり方が「正解」ではありません。何も考えずにこの通りにやったら、多分失敗しますのでくれぐれも気をつけてください。また、どの方法を採るにしても、必ず本人の同意を得て行ってください
先日チャットで面談した緘黙症状のある大人の方(こちらの記事)から、「練習が上手くいった」という報告をいただきました。<一部再掲>【相談の概要】Aさんは小学生の頃から緘黙症状がある大人の方です。家族とは家でなら話すことができますが、外出時や職場の人とは話すことができません。「緘黙症状を改善させたい」という希望があり、Aさんご自身からご依頼いただきました。40分ほどかけてチャットで詳細をお伺いした後、「話す練習」の計画を一緒に考えました。(略)「話す練習」の相談(主に
「困っているときに話せる」ことではなく、「困っていないときに話せる」ことを目指す。「困ったことがあったとき、自分で伝えられたら」緘黙症状のある子は、困ったことがあってもなかなか人に言えません。・怪我をしても誰にも言えず、血を流して帰ってきた・熱があるのに先生に伝えられず、帰ってから熱を測ったら38度あった・お箸を忘れたのに言えなくて、お弁当が食べられなかったこのような、困ったことがあっても言えずに我慢してしまう状況。これも「場面緘黙あるある」だと思います。「
新年度に「担任の先生と話せる」ができた子以前の記事でも「担任の先生と話せる」ようになった子を紹介しました。担任と話せると、緘黙症状はかなり改善に近づきます。今回も、新年度にしっかり準備して担任の先生と話せるようになった子です。【対象】かなさん(仮名)女性小学3年生で相談開始【概要】相談開始時は、学校では一言も声が出せない状態でした。1年かけて「担任の先生に音読の録音を聞かせる練習」、「通級の利用申請」、「通級での話す練習」などを計画的に進めてきました。学校とよく相談