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どんよりと曇った梅雨の散歩道で偶然見つけたアマリリス。この強烈な赤に世界は圧倒される。てのひらにかたつむりのせ市内バス坪内稔典ぽーがいてぽぽーもおるか谷の春口あけて全国の河馬桜咲く横ずわりして水中の秋の河馬なっちゃんもてっちゃんも河馬秋晴れて全国の河馬一九九九年という章からひいた。お馴染みの河馬の登場である。このあたりからか坪内稔典といえば「河馬」というのが定着したのは。これ以後、普通に「河馬」の句を書くには勇気がいるようにな
マッサージチェアーごりごりそこが夏至静誠司レジ袋断って手に夏みかん杉山魯壜夕焼のあたりにいます町中華山本まさゆき捩花は誰を思ってるんだハー植田かつじ雲の峰三段跳びの上手な子衛藤夏子本日は揚羽の道に沿って行く坪内稔典昨日は「するが路句会」でした。話題作を挙げます。「ごりごり」「あたり」「ハー」「三段跳び」「本日」などの語が適切であるかどうかが議論になりました。「坪内稔典とその仲間」が参加
この「月光の音」は2001年刊行の坪内稔典氏第9句集である。春宵の鹿児島県人長四角坪内稔典春月の愛媛県人楕円形膝抱けば錨のかたち枇杷熟れる葛咲いて父84母はあの世ころがして二百十日の赤ん坊冒頭の「遣唐使船」一九九八年の章からひいた。ずっと坪内稔典作を追っていてボク自身は少し違和感を思う。例えば、愛媛県人は坪内稔典自身だから判るが「鹿児島県人長四角」というのは面白い。でも、正直、理解できない。どういう狙いなのだろう。次の「膝抱けば」
?のあれは揚羽かも?の溶けて瑠璃揚羽!までは一息クマゼミも…のなんだか続く積乱雲🍧虹の小便🍧梅雨に入ったようだ、とテレビが伝えています。この「ようだ」という不正確というか揺れがいいですね。
家の前の舗道のくちなし、今年も咲いている。それにしても暑い、6月16日。昨夜、雨が降って、明け方はさわやかだったのに、いま、13時、我慢できない暑さ。むの字には○がありますその○をのぞくと見えるえんどう畑坪内稔典丸い山ばかりの見える日があって内はほらほら外はぶすぶす左折してなつめ数粒ふみつぶしまた左折して海の晩夏へみっちゃんのかがまっている気配して道端に咲く南瓜の花十二月八日の部屋に人おらず夕焼け小焼け金魚も赤い「豆ごはんまで」を読む、を今回
我が家のベランダの檸檬、確実に大きくなってきた。去年は最終的には2個しか採れなかったが今年はかなりの数が成長しつつありそこそこ採れるのではないかとわくわくしている。眉毛濃き男だ、あいつ。かたばみの花に来ている、しゃがんでいる坪内稔典かなり不可解な状況を詠った歌だ。そうか、かたばみに来て、しゃがんでいるのは作者?そう想うとこの歌、面白い。俳句は読者が読みを決める。歌はどうなんだろう。火種とは切ない言葉さらさらとさらさらと降る朝の粉雪坪内稔典ぐらぐら
このスケジュールは随時に登載します。(赤字は「窓の会」の行事、黒字は常連のかかわる行事です。)窓の会への問い合わせはmado575mado@gmail.comへどうぞ。主宰が応答します。常連の方へ。登載を希望する行事(句会など)がありましたらお知らせください。●2024年6月6月1日第4回ことばカフェ松山14時~17時15分場所:愛媛県立美術館講堂(松山市堀之内)①フリートーク「虚子はもう古い?」②句会ライブ(当日、受付へ自由な一句を投句)コメンテーター・松
さみどりの心にならん旅さきの朝の緑雨をゆっくり行く坪内稔典手に残る花梨の匂い百年の昔の妻に日がさしている恐竜のかって歩いた道にいて恋人へ放つ秋の草の矢湖へ行く約束をしましたね露草の咲く朝の約束ボクの読み方としては1首目と他の3首は趣が違う。1首目はすべてが作者に向かっている。他の3首は自分以外へ関心が移っている。とくに2,3首目は相手の存在が前提となっている。ボクは3首目がとくに好きだ。作者の無邪気な表情が読み取れる。短歌はこういうものがいいと
🐈⬛🐶俳句コラム連載238回🐶🐈⬛🐈⬛全国紙に俳句コラム🐶「吉田悦花のわん句にゃん句」好評連載中です2024年5月27日葉桜よ黒猫を抱き抱き殺す坪内稔典おかげさまで連載238回‼️毎週、ご愛読いただき、ありがとうございます
オーロラが世界各地で撮られているそうだ。ボクは2,3日前に大阪千里中央で撮った虹で対抗(笑)都心でこんな虹は珍しい?不思議な自然現象が怖いです。恋人も愛人もいいだがしかし河馬派と称し河馬に親しむ坪内稔典好き好きに家族たむろし大阪のキリンの首もまた秋日和曼珠沙華また曼珠沙華この村の猫は人より長き影曳くどこへ行く当てもない日の正露丸二粒、三粒わざとこぼして豆ごはんふっくらと炊く人といて裏口に吹く麦秋の風楽しみながら読んでいき、気に入った歌を抜き書
道端の小判草本書は、ウクライナの俳人、ウラディラワ・シモノアさんの句集(297句)。たくさんの写真、そして八木久子さんのユニークな日本画が随所にちりばめられています。私は、高校生の頃、同年代のドイツの少女やオーストラリアの少女達とペンフレンドになって手紙をやり取りしていたことを思い出しました。当時は、インターネットもメールもなく、航空便のエアメール。切手を貼って出しました。たわいのない日々の暮らしの話題の中に、俳句の話を書いたこともありましたが、英語は私にとってもドイツの少女にとっても外
爪立って春の牡鹿と習さんとお隣りの習さんみたい初ガツオ習さんの窓にぶつかるナミアゲハ習さんと仰いだ夏の大三角習さんもボクも犬掻き天の川出たばかりの「俳壇」6月号に所載の10句「お隣りの習さん」から。この10句は「コンドルの来た空初夏の海の空」に始まり、掲出したような句を経て、「桃洗うここは銀河の岸辺かも」と結んでいます。575の言葉の時空を出来るだけ広くしたいと願っています。この願い、実現はとっても難しいのですが、あれこれ試みる意義はあると思っています。というわけで、今日はボクの5
ボクの部屋は2階ですが、窓から見ると、向かいの屋並みに朝日が当たっています。屋根や壁がきらきらしてとっても明るいです。その屋並みの上の空も明るいです。なんだかいい気分です。下に「ハイクロペディア」(坪内稔典の自選十句)最終回のURLを貼り付けました。これを押して最近のボクの話を聞いてください。https://youtu.be/5vV98C5kkEQ
俳人坪内稔典氏は歌人でもある。歌集「豆ごはんまで」は2000年の上梓。俳句集「ぽぽのあたり」の後の刊行。ただ、「ひっそり」刊行された観があってボクもその数か月後に「こっそり」手渡しでこれをいただいた。同じ頃、俳句的人間は客観的で冷静、自己をも茶化す道化的精神の持主。短歌的人間は主観的、自己陶酔的、真面目。坪内稔典氏らしい「説」を書いた著書「俳句的人間短歌的人間」(岩波書店)が出ている。桜散る四つ辻にありわが町のさくら銀行さくら蒟蒻坪内稔典さくらさくら朝のご
最新の歳時記、2022年12月の発行。もっとも新しく、そしてもっとも大部(全5冊)なのはこの歳時記です。今日の出版事情から推して、当分これに類するものは出ないと思われます。この歳時記、角川書店が積み重ねてきた歳時記編集の一つの輝かしい達成です。同時に最後の光芒という気がします。集められた季語が古いのです。この第5巻新年に至ってはほとんどの季語が古典語です。死語と言ってもいいです。というわけで、この大きな歳時記を手元に置いて、今日の季語の問題を断続的に考えようと思います。さて、今日は立夏、
5月2日大阪市美術館の朝です。ヒト、ヒト、ヒト。開館を待つ人の行列が美術館を取り囲んでいます。日本人はこんなに民度が高い?日本人は豊か?こんなに豊かさを求めている?日本人は円安で行くところがない?みんな正解なのでしょう?ボクは事務所からこの光景を眺めながら仕事です(笑)。皮肉的です。象の森書房は電子書籍も取り扱っています。今回はその中から坪内稔典俳句評論集三部作。3つの評論はいずれも30歳代に書かれたもの。その①は「過渡の詩」(1978年刊)。冒頭、西東三鬼
【友情はメロンパンだよ嵐山】坪内稔典さんの俳句を思い出した朝🎉古い記事だけど真鍋かをりさんのブログ🥸男友達を作ろう:眞鍋かをりOfficialBlogblog.livedoor.jp千早茜さんの小説。男ともだち(文春文庫)誰よりも理解しながら決して愛しあわない二人冷めた恋人、身勝手な愛人、誰よりも理解している男ともだち……29歳の女性のリアルな姿と彼女をとりまく男たちを描く直木賞候補作。29歳のイラストレーター神名葵は、関係の冷めた恋人・彰人と同棲をし…bookwalk
川柳・senryu特別番組ねんてん・たかこの5・7・5川柳・senryu特別番組ねんてん・たかこの5・7・5◎提供:伊丹酒造組合老松酒造株式会社株式会社橋本工務店◎放送日時:2024年5月12日(日)15:00~17:00※曜日が異なるため、ご注意ください。◎ゲスト:坪内稔典(つぼうち・ねんてん)氏◎パーソナリティ:関谷たかこ毎週金曜日12:30~放送中の人気コーナー『川柳・senryu』がこの度、放送時間を拡大し、特別番組を生放送としてお届けすること
このスケジュールは随時に登載します。(赤字は「窓の会」の行事、黒字は常連のかかわる行事です。)窓の会への問い合わせはmado575mado@gmail.comへどうぞ。主宰が応答します。常連の方へ。登載を希望する行事(句会など)がありましたらお知らせください。●2024年5月5月5日(日)箕面市民句会13:30~15:00場所船場生涯学習センター(地下鉄船場阪大前駅からすぐ)投句は2句、会費500円※箕面市民でない方も気軽にどうぞ。連絡・問い合わせ電話090-5664-26
春の集いを以下のように行ないます。作品集「窓」春号を持って集まってください。今回の目玉は主宰の講演と交流会(ティーパーティー)です。坪内稔典の講演は「船団」の時代には一度もなく、要するに仲間の集まりでの初の講演です。作品集「春」号の俳句の言葉を例にして、俳句の言葉の歴史、俳句の言葉の魅力や限界などを考えるそうです。必見、いや必聴かも。常連の交流の時間もたっぷりと取りました。申し込み締め切り日が近づきました。春の集いというよりも実際は初夏の集いですが、京都の初夏を楽しむのもいいかも。日時・202
第6回「京都・窓句会」の案内「窓の会」のナマ句会です。毎回、互選、互評を合い言葉に、丁々発矢の句会が展開します。さて、今回は…。場所は京都駅前、どこからも至便です。・日時2024年6月15日(土)14時~16時受付は13時半から。時間厳守でお願いします。地下2階にお待ちいただく場所があります。投句自由な2句投句締め切り13時45分・今回の進行係・コメンテーター/坪内稔典+平川直子、山口良臣、つじあきこ・参加費1500円(当日払い)・定員制(先
たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ坪内稔典たんぽぽのぽぽのその後は知りませんこんもりと百年があり野ばら咲く数学の定理はきれい露草も月光の折れる音蓮の枯れる音句集「ぽぽのあたり」の一九九七年の章に「ぽぽのあたり」ってどこ?など数々の話題を生んだ句がある。そして、「その後は知りません」とうそぶいているところが面白い。連作ではないけれど、作者のしてやったりの顔が見える。個人的には「こんもりと百年」、「定理はきれい」といった表現が気になると
夕刊読売新聞(2024年4月25日)
象の森書房は出版社です(笑)。弱小の、零細の出版社。出版不況がいわれて久しい。象の森書房はなんのその。設立以来、好況を経験したことはなくずっと不況です。そんな象の森書房にもヒットまではいきませんがロングセラーの本があります。それらを紹介していきます。第①弾は絵本。大人にも読んでもらいたい3冊です。その①は象の森書房の代表作ともいえる「ニジェール物語」。サハラ砂漠の国、ニジェールで暮らしたフクダヒデコさんが聞いた、見た話を物語にしました。絵はいま絶好調のイラス
以下の要領で行ないます。1、テーマ:「虚子はもう古い?」(フリートーク)今年は高浜虚子の生誕150年にあたります。松山生まれの虚子は正岡子規の若い仲間として頭角を現し、雑誌「ホトトギス」を核にして<高浜家の俳句>を作り上げました。その虚子の俳句は、現在、どのように継承されているのでしょうか。大正、昭和の俳句界に君臨した虚子の仕事をみんなで議論しながら考えます。併せて句会ライブも行います。俳句に言葉に虚子に関心のある方、気軽にご参加ください。司会者・坪内稔典(窓の会主宰)×谷さやん(こ
柿衞(かきもり)文庫は岡田利兵衛(号・柿衞)のコレクションを核にした俳諧・俳句の資料館です。運営は公益財団法人柿衞文庫(理事長・坪内稔典)です。現在この柿衞文庫は市立伊丹ミュージアム(略称はアイム)の一翼として、アイムの俳諧・俳句部門の活動を担っています。柿衞文庫応援隊・柿の会は文字通り柿衞文庫の活動を応援する集まりです。会費などは不要、あなたの動ける時間にあなたのやり方で応援してください。現在、柿の会は以下のような活動をしています。あなたもどうぞご参加ください。全国的に会員を募集します。
このカレンダー、伊方町・伊方原発広報センターが作った今年のカレンダーです。「俳人坪内稔典さんと町民12チーム」というタイトルで、各月にボクと町民の俳句グループが競い合っています。
4月28日(日)19時から90分。無料。ただし「窓の会」常連に限定。今回は常連のうち、姓(俳号)の頭文字がア行、カ行の人が参加できます。該当者は4月22日(月)までに自由な3句を下のアドレスへ送ってください。投句された方に清記と句会への招待メールを届けます。当日の進行係は坪内稔典です。次回は夏にサ行、タ行の常連によるオンライン句会を開きます。今回の春のオンライン句会は4月28日(日)午後7時から約90分です。投句先*zakuro575zakuro@tiara.ocn.ne.jp(村上栄子)
毎月第2木曜日、滋賀県守山市の守山図書館内、カフェ「gankodo」で句会をしている。少人数の句会だが、場所がいい。このカフェは滋賀県に数店舗展開している「本のがんこ堂」の経営。写真はその現在のお店の前。今年の本屋大賞獲得「成瀬は天下を取りにいく」(宮島未奈著)で大盛りあがりなのだ。本屋さんだけでなく大津市など滋賀県が盛り上がっているらしい。西武大津百貨店の閉店などローカルな話題を描いたライトノベル系のテンポのいい文章がウケていると思う。私もついつい続編まで読んでしまった!