人の痛みや悲しみがわからなければ、どんなに楽だろう。そんなことを考えてた。人生にはいろんなことがあるんだけど頑張って生きてるよ。あの後、何度も自分を責めた。2日間のハードな仕事の為、最後に会えなかった。逝ってしまった前の日にあたしがきてると言ってたらしい。ごめん。ごめんね、おばさん。おばさんはあたしが永久に返せなくなったいくつかの貸しをそのままにして暑くなってきた坂道を、ゆっくりゆっくりと遠ざかっていった。あたしの中の何かが音を立てて壊れる音がしたよ。ママがいなくなった時、おばさんがいたから…今