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こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験1・問2(6)前回の問2(6)②で求めた地上低気圧の移動の速さが、12時間後から24時間後にかけての移動の速さに比べて{速い、遅い、変わらない}のいずれかを知るには、12時間後から24時間後の移動の速さを求めるしかありませんので求めてみます。図4(右下)より12時間後に予想されている地上低気圧の中心位置を図5(右下)に転写して図上の距離を測りますと20mmとなります。緯度10°(=600海里)の図上の距離が4
こんばんは。今回は前回の問2(6)②で求めた地上低気圧の移動の速さは、12時間後から24時間後にかけての移動の速さに比べて速いのか、変わらないのか、遅いのか、という問題です。前問と同様に12時間後から24時間後にかけての移動の速さを求めて、どうなのか比較してみましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験1・問2(6)問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。5月1日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験1・問2(6)まず、準備として、図5(右下)から24時間後における地上低気圧の中心位置を図6(右下)に転写します。次に、図5(右下)における地上低気圧の中心気圧ですが、地上予想図では、実線が4hPaごと、太実線が20hPaごとに引かれており、実況天気図とは異なり、中心に最も近い等圧線の値を中心気圧の値として読み取ります。ここで読み取りますと、996hPaとなります。次に移動の速さですが、24時間後から36時間
こんばんは。前回の問題、正解できましたでしょうか?この問題を間違えてしまいますと、後の問題も正解できないところが、気象予報士試験の怖いところでもあります。さて今回の問題は、前回の続きで、初期時刻に東シナ海にある地上低気圧の24時間後から36時間後にかけての移動方向と速さ及び中心気圧の変化量を求めよ、ということで次回、一緒に考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験1・問2(6)問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。29日分の考察編は次回更
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験1・問2前回の問2(5)では、24時間後における前線を解析しました。24時間後においては、初期時刻に東シナ海にある地上低気圧は閉塞過程に入り、地上低気圧の中心位置は、北緯38°東経135°付近にあることがわかっています。では、36時間後になると、この地上低気圧の中心位置はどこへ行くのか、ということですが、まず24時間後ですでに閉塞過程にあるということは、初期時刻で東シナ海にある地上低気圧は衰弱期に入って勢力が
こんばんは。今回は、図4、図5、図6を用いて、初期時刻に東シナ海にある地上低気圧の予想に関する問題です。最初の①では、図6を用いて、36時間後における地上低気圧の予想位置の緯度・経度を1°刻みで求める問いについて次回、一緒に考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験1・問2問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。27日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。今回は図5を用いて24時間後に日本海に予想される地上低気圧に伴う前線を解答図に記入せよ、という作図の問題です。前線解析の基本と今回の前線解析の留意点を考えながら描いてみましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験1・問2解答図はこちら⇒気象業務支援センターHP「過去の試験問題」問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。25日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験1・問224時間後における850hPa面の温度分布について、地上低気圧の中心とその半径400km(約216海里)の範囲を図5(左下)に重ねてみました。これによりますと、特に地上低気圧の中心付近から南東側において、3℃〜9℃の等温線が混んでいることから水平温度傾度が大きくなっていることがわかります。また、注意点として次の②の問題では温度移流について言及する問題があるため、あくまで温度分布がどのようになっているか
こんばんは。今回は、24時間後に日本海に予想される地上低気圧の中心から概ね400km以内の範囲についての問題です。①ではこの範囲の850hPa面における気温分布の特徴について、地上低気圧との位置関係に着目して述べよ、という内容について、次回、一緒に考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験1・問2問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。21日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験1・問2まず、初期時刻の、「4月30日21時に東シナ海にある地上低気圧は12時間後から24時間後にかけて日本海で発達すると予想されている。」という部分について考えてみます。一般的に、発達中の温帯低気圧は地上低気圧の西側に500hPa面トラフなどの上層トラフが位置しており、低気圧中心は高度が増すとともに西側に傾いているという特徴が見られます。これを、等圧面について断面で見るとどうなっているのか、500hPa、7
こんばんは。前回は、図3(上)の初期時刻における華北にある500hPaトラフについて、図4(上)の12時間後、および図5(上)の24時間後に予想される500hPa面トラフを解析し、5460mの等高度線と交わる経度を求めました。今回は、初期時刻に東シナ海にある地上低気圧が12時間後から24時間後にかけて日本海で発達する予想であることについての問題です。この低気圧の発達に寄与する500hPaトラフの12時間後から24時間後にかけての移動について、地上低気圧との位置関係に言及して述べよ、とい
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験2・問1問1(2)①では、図3より初期時刻の九州付近の低気圧に伴う850hPa面の前線について、低気圧中心付近において対応する気温が6℃であることがわかりました。そこで、図5(下)から地上低気圧の中心を写し図7(下)の温度場と重ねてみますと、依然として6℃の等温線(青線)に対応する予想であることがわかります。また、24時間後の低気圧中心のの南側を寒気や乾燥域が回り込みながら流れ込んでいる様子が見ら
こんばんは。今回は、図5(下)にある枠の範囲内について日本のはるか東の低気圧に伴う寒冷前線を、前線記号を付して解答図に記入せよ、という作図の問題です。今回は寒冷前線のみの解析となりますが、前線解析の要点を踏まえながら、次回、一緒に考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験2・問1(解答図はこちら⇒気象業務支援センターHP「過去の試験問題」)問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。26日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験2・問1まず、問題文の「(3)③に着目して」とありますので、図4で前問の12時間後における地上低気圧と500hPaトラフとの位置関係を見てみますと、地上低気圧の中心とトラフとの最も近い距離を計測しますと、図上で32mm、緯度10°=600海里が図上では39mmとしますと、32/39≒0.82600×0.82=492(海里)で、500hPaトラフは地上低気圧の492海里西側にあって、発達する予想であることが
こんばんは。今回は、図6~図8を基に、地上低気圧の12時間後から36時間後にかけての移動と中心気圧の変化についてまとめた表の(①)~(⑥)に入る適切な語句または数値を解答せよ、という内容の問題です。特に、予想図における中心気圧の読み取りや、移動の速さをどう算出するのか、について触れながら、次回、一緒に考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験1・問2問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。16日分の考察編は次回更新の予定で
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験1・問1今回は、九州の西の地上低気圧の中心位置と500hPaトラフとの最短距離を求める問題ということで、図1の地上低気圧の中心位置を図3(上)の500hPa解析図に重ねてみました。まず、上図より低気圧中心から500hPaトラフまでの最短距離を結んだ方向を見ますと、低気圧の中心位置から西北西になることがわかります。次に、その図上の距離を測りますと13mm、緯度10°の図上の距離は39mmとしますと、緯度10°の
こんばんは。今回は、図9の八丈島のウィンドプロファイラで観測された高層風の時系列図を用いて初期時刻の22日9時に九州の南にあった低気圧が八丈島の「北側」と「南側」のどちらを通過したか、またそのように判断した理由を述べよ、という内容の問題です。ある地点に対して、低気圧や台風がどの方向側を通過したのか、という問題は実技試験でよく出題されますが、どのように考えて判断するのか、次回、一緒に考えてみたいと思います。第61回試験・実技試験1問題文及び図表は一般財団法人気象業務
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第61回試験・実技試験1・問2(4)今回の問題を考えるにあたって簡単のため、図6(下)より日本海中部の低気圧中心を、図8(上)に重ねてみました。まず、850hPa面の温度移流について見てみますと、低気圧中心(×印)の東側では南よりの風が等温線を直交して暖気側から寒気側へ吹いていることから、暖気移流が見られ、また西側では、北よりの風が同じく等温線に直交して寒気側から暖気側へ吹いていることから寒気移流が見られることから、
こんばんは。今回は、図8(上)の12時間後における850hPa気温・風、700hPa鉛直流の予想図を用いてこの低気圧の12時間後から24時間後にかけての発達を示唆する850hPa面の温度移流の特徴、および700hPa面の鉛直流の特徴を鉛直流は値を付して述べよ、という問題です。低気圧の発達を予想する上でそれぞれの気象要素のどの点に着目するのか、次回、一緒に考えてみたいと思います。第61回試験・実技試験1・問2(4)問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第61回試験・実技試験1・問2(4)まず、12時間後から24時間後にかけてのトラフAの推移について問2(2)の結果も含めて考えてみますと、トラフAは、南西に移動し、また低気圧の発達に関わる要素として24時間後に深まっていることがわかります。次に、前問の(4)①において、地上低気圧の中心とトラフAとの距離は、12時間後で600(700)km、24時間後で400(300)kmという結果から、トラフAは次第に地上低気圧のす
こんばんは。今回は、前回の問2(4)①の結果に基づいて、12時間後までに日本海中部で発生すると予想される低気圧の発達に関わる12時間後から24時間後にかけての推移について低気圧との位置関係を含めて答えよ、という問題です。低気圧の発達に関係するトラフの変化、および12時間後と24時間後の低気圧とトラフとの位置関係について前問から何が言えるのかを考えてみましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。第61回試験・実技試験1・問2(4)問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第61回試験・実技試験1・問2まず、12時間後の図6(下)に着目しますと、日本海中部に新たに発生した低気圧の中心位置は北緯39°東経133°付近にあり、ここから図に記入されているトラフAへ最短距離で結んだとき、その方向は北西であることがわかります。次に、この最短距離を計測しますと、図上の距離は図上の距離を22mm、緯度10°(600海里)を40mmとして実際の距離は、22÷40=0.55600×0.55×1.852=61
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第59回試験・実技試験1今回は、本文を読みながら、空欄に入る適切な語句もしくは数値を考えてみます。(第1段落)まず、「図1によると、黄海には1008hPaの低気圧があって(①)ノットの速さで(②)に進んでいる。」とあります。低気圧の中心の北東側にある、進行方向を表わす白抜きの矢印と移動速度を表わす「30KT」を読み取ります。進行方向読み取る際は、緯線を視線に対して真横にして読み取るようにします。したがって、①は30、②
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第58回試験・実技試験2・問2まず、図6(下)で、初期時刻に黄海付近にある地上低気圧の12時間後の中心位置を確認しますと、中心は沿海州の北緯43°東経132°付近に予想されています。これを踏まえて、図8(上)で低気圧の進行方向後面の700hPaの湿数の特徴から見ますと、網掛け域ではない湿数が大きい領域であることから乾燥していることがわかります。一方の700hPaの鉛直流について、図8(下)で低気圧後面を見てみますと
こんばんは。今回は黄海付近の地上低気圧の12時間後の中心付近において、図6(下)と図8を用いて進行方向後面の700hPaの湿数および鉛直流の特徴を述べよ、という内容の問題です。温帯低気圧の構造をしっかり学習できていればすぐに解答できるのではないかと思います。次回、一緒に考えてみたいと思います。第58回試験・実技試験2・問2問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。18日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第58回試験・実技試験2・問2(1)今回は、黄海付近の地上低気圧の発達について、地上低気圧の発達とそれに対応する500hPaトラフおよび強風軸との関係についてまとめた表の空欄を穴埋めしていきます。まず、「前12時間の地上低気圧の中心気圧変化量」から見ていきます。ここで注意すべきは、「気圧変化量」とあるところで、例えば「気圧増加量」とか「気圧減少量」といった場合ですと符号は不要になりますが、「変化量」ですので増加するのか減少するのかと
こんばんは。今回は、前回の続きで、黄海付近の地上低気圧の発達についての問題です。地上低気圧の発達と、それに対応する500hPaのトラフおよび強風軸との関係についてまとめた表の空欄を穴埋めする内容です。次回、一緒に考えてみたいと思います。第58回試験・実技試験2・問2(1)問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。16日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第58回試験・実技試験2まず、初期時刻から12時間後における地上低気圧の移動距離を求めてみます。距離は、緯度10°を600海里を目安として計算します。しかし、図上では北緯30°〜北緯40°と北緯40°〜北緯50°の長さが微妙に異なります。そこで地上低気圧の移動範囲は北緯30°〜北緯50°の範囲であることを考え、北緯30°〜北緯50°の1200海里を71mmとして計算してみることにします。初期時刻の位置から12時間後の位置の
こんばんは。今回は、黄海付近の地上低気圧の移動と発達に関する問題です。まず今回の①では地上低気圧の12時間後、24時間後までの前12時間におけるそれぞれの移動の速さを求める内容です、次回、一緒に考えてみたいと思います。第58回試験・実技試験2問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。14日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第58回試験・実技試験1・問2今回は、問2のこれまでの考察に基づき、この低気圧の初期時刻から24時間後にかけての発達について500hPa面のトラフAおよびトラフBとの関連の観点から、時間経過に即して述べよ、という内容です。まず、「500hPa面のAとBの2つのトラフの関連の観点から低気圧の発達について時間経過に即して」とはどういうことか考えてみます。つまり、低気圧の発達期では、地上低気圧の中心から、その上空すな