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10月9日に書いている、9月16日の振り返り日誌。ちょうどKindleUnlimitedの対象本としてお薦めされてきたので読み始めてみた向田邦子さんのエッセイ本、「夜中の薔薇」。エピソードのひとつ、そのタイトルでもある「四不像」なる存在について、以下のように形容されていました。新装版夜中の薔薇(講談社文庫)Amazon(アマゾン)四不像というのがある。偶蹄目しか科の中国原産の動物で、大きさは小牛ほど。頭は馬に似て馬にあらず、蹄は牛に似て牛にあらず、体は
アニメ「有獣焉」第48集大結局<第48集大結局>混沌は、若木の前の地面を掘り始めた。「姐姐大人、トイレなの?」トイレなら離れていようか、と窮奇が訊く。そこへ四不相に乗った辟邪と天禄がやってきた。辟邪と天禄は混沌に駆け寄る。「やっと会えた!」ふたりは地面を掘る混沌を手伝った。「おまえたち、誰だ!?姐姐大人はオレたちと一緒に村を襲ったんだぞ!」「うるさい!おまえらよりボクたちのほうが先に友達だったんだ!」言いがかりをつけ
アニメ「有獣焉」第46集<第46集>九月は釣りの季節だ。釣り好きの四不像は、九月の解禁を毎年心待ちにしている。九月に入ってすぐ、四不像は兎爺に電話を掛けた。「兎爺、明日、一緒に釣りをしないか?」「するする!ちょうど商談が終わるんで、明日は飛行機で帰れるよ!」兎爺が四不像の誘いを断るはずがない。ところが翌日、いつまでたっても兎爺はあらわれなかった。電話をしてみると、急ぎの仕事が入ったという。映画スターのスタイリングだ。明日の日曜日に
アニメ「有獣焉」第40集<第40集>真夜中の鹿人店。トイレに行きたくて、核桃は目を覚ました。同じ段ボールではお福がすぅすぅ寝息を立てて眠っている。肝っ玉の小さい核桃は、保安室の前で大の字で寝ている皮皮を起こそうと思った。その時、皮皮の口からピンク色の手が出てきた。続いて皮皮とそっくりな、しかし体の色が違う貔貅が口から出てくる。核桃は泡を吹いてぶっ倒れた。皮皮の口から出てきた辟邪は、いつものようにゴミを鹿人店のゴミ箱に捨てた。
アニメ「有獣焉」第37集<第37集>「ちぇ!毎日ドッグフードばっかりで飽きちゃった」たまには違うものを食べたくて、皮皮は森へと入った。茂みの向こうに光り輝く生き物がいる。皮皮はヨダレを垂らした。「息子よー!!」鹿人店に麒麟が飛び込んできた。彼は始麒麟という。始麒麟は四不像にしがみついた。「ダディがいじめられたよぅ!」始麒麟の尻尾の毛が半分無くなっている。彼の背後で戻ってきた皮皮がむしゃむしゃ口を動かしていた。「ちょ、ち
アニメ「有獣焉」第36集<第36集>古代の太陽は十あった。三足金烏の十兄弟が地上を照らし、万物の成長を促してきたのだ。そのうちの一羽が混沌によって捕らえられた。一割の光を放てばいいだけで、食っちゃ寝の生活はラクだ。けれども自由は無い。彼の光は江江の食料だから、いつも首や足を植物の蔓で岩につながれていた。ある日、三足金烏の兄弟たちが人間によって射落とされた。九羽全員である。太陽を失った空は一面雪雲に覆われ、地上には吹雪が吹き荒れる。雪は何日も
アニメ「有獣焉」第35集<第35集>江江の元気がなくなった。大きな気候変動が起きて雨が続き、太陽の光を浴びられなくなったのが原因だ。ぐったりしている江江に寄り添う混沌には、彼女が酸っぱいレモンに感じられた。このままではいけない。葉っぱを傘にして出かけた辟邪と天禄は、大量の蛍を捕まえてきた。蛍を細い縄でつなぎ、洞窟内に張り巡らせる。「ぜんぜん足りないや…」「あれ、混沌は?」いつの間にか混沌の姿が消えていた。混沌は足が四本あ
アニメ「有獣焉」第34集<第34集>珍しくリス大哥が休暇を申請した。吐宝鼠が理由を訊ねてみると、父親の葬儀があるという。「リス大哥、もしかして独りぼっちになっちゃうの!?」書類から顔を上げた銀角が大げさにとらえる。「独りぼっち、というわけではないが…」リス大哥は葬儀に来るか、と銀角に訊いた。リス大哥は、吐宝鼠と金角銀角を連れて実家のある森へと帰った。とんでもない数のリスが集まっている。木の上のほうには他に一族の長老たちが
アニメ「有獣焉」第33集<第33集>四不像と兎爺は、皮皮たちを連れて空港へやって来た。お福の父親と連絡が取れ、彼女を引き渡すことになったのだ。もうすぐお福の父親の乗った飛行機が到着するはずだ。四不像たちはセキュリティチェックを受けて空港ターミナルに入った。「なんでオレだけケージに入れられるんだよ!」金属探知機に引っかかった皮皮が怒る。ケージには”猛犬注意”の札が付けられた。「ボク、遊んでくる!」「私も!」「遠くへ行くんじゃないよ」
アニメ「有獣焉」第32集<第32集>皮皮は、お福と核桃を連れて森へ遊びに出かけた。大きな岩の割れ目を見つける。もしかしてこの先に宝物があるのではないかと思った皮皮は、無理やり体を押し込んで中へ入った。ちょっとした空間に出た。お福も核桃もあとを追って入ってくる。「皮皮、なんか体が変だよ!」皮皮の体のフォルムがおかしい。目だけが異様に大きかったり、幼児の落書きのようなフォルムになったりする。お福と核桃の体もおかしくなる。突然、地面が凹
アニメ「有獣焉」第31集<第31集>四不像宛に荷物が届いた。「何を買ったんだい?」兎爺に訊かれたが、四不像には覚えがない。とりあえず、ひと抱えもある段ボールのガムテープを剥がしてみた。「パパ、ママ!!」飛び出したのは白豹に似た子供だ。正確には、彼は孟極という尻尾が二股に分かれた野獣の子である。核桃という名の彼は、両親とかくれんぼをして遊んでいるという。毎回、両親が出かける際に段ボールに入り、帰ってきた両親に開けてもらうのだ。「きみ
アニメ「有獣焉」第30集<第30集>鹿人店の横の台所で、四不像は揚げ豆腐を作った。あまりに美味しそうなので皮皮はヨダレを垂らす。「手を洗っておいで。犬小屋…いや保安室の前に置いておくから」皮皮は走って手を洗いに行く。しかし犬小屋、ではなく保安室へ戻ってみたら、油にまみれた皿だけが残っていた。「豆腐が無い!?四不像、揚げ豆腐が無いよ!!」四不像が駆け付ける。保安室近くに子ぎつねの石像があった。四不像も知らない石像だ。石像がひっく
アニメ「有獣焉」第29集<第29集>観客から袋叩きに遭った比翼鳥は、会場から蹴り出された。暗い森の中にある水たまりに落ちる。「そうだよな、ボクは醜いから鳳凰大人とは釣り合わないよな…」ポロポロと涙が落ちる。「泣くんじゃない」不意に声を掛けられて、比翼鳥は顔を上げた。視線の先に憧れの鳳凰がいる。「大きな声を出さないで。マネージャーにバレてしまうから」鳳凰は卑下して止まない比翼鳥に、我ら神鳥は地上の鳥とは違う美しさを持っていると説
アニメ「有獣焉」第28集<第28集>鹿人店の縁側で気持ちよく眠っていた皮皮は、突然叩き起こされた。今日は鹿人店で年に一度の大きなイベント、伝奇コンサートがあり、四不像はもちろんのこと、兎爺や金角銀角までもが掃除や準備に追われているのだ。そうこうするうちにコンサートの主役が鹿人店に到着した。サングラスを掛けたツバメふたりが無言で室内のセキュリティを確認し、別の鳥が、神鳥がとまると言われる梧桐(アオギリ)の葉を床に敷き詰める。その葉を踏んでやってき
アニメ「有獣焉」第27集<第27集>目も口も鼻も無い江江は、音で相手の姿を想像する。もちろん友達になった辟邪と天禄も、音で区別がついた。辟邪は赤くて丸い、天禄は青くて丸い形をしている。ふたりとも、なんて可愛いのでしょう。ふたりを感知する江江は翼をパタパタさせて喜びを表現した。そんな江江の心に、ふたりとは別の声が聞こえてきた。とても澄んだ歌声で心地よく、江江は声のするほうへと近づいた。江江の心はピンク色の生き物を感知した。可愛い!
アニメ「有獣焉」第26集<第26集>無数の神獣同様、天を父とし、地を母として貔貅は生まれる。草原にひとつの卵が落ちてきた。殻が割れ、中から双子の貔貅が顔を覗かせる。辟邪と天禄だ。辟邪のほうが天禄よりも数秒早く顔を出したので、彼が兄だ。地上は過酷な世界だった。天地が創造した失敗作に追われつつ、辟邪と天禄は大木の洞を見つけて雨露をしのぐ。すぐに天禄が空腹を訴えるので、辟邪はしょっちゅう食料としての黄金の玉を捜しに行かなければならなかった。
アニメ「有獣焉」第25集<第25集>「四不像、オレを殺す気かー!!」くぐもった皮皮と四不像の声が聞こえてきて、辟邪は目を覚ました。天禄?ああ、そうだった。私は天禄の腹の中にいたんだ。四不相も一緒なのか?辟邪は皮皮とそっくりな貔貅だ。ただし体の色はピンクで左耳の先が欠け、皮皮が青い二重丸の模様があるのに対して彼は梅の花の形だ。そのため、辟邪は小梅花とも呼ばれていた。食べる物も皮皮と異なっている。辟邪は邪気や亡霊などを食べた。腹の中
アニメ「有獣焉」第24集<第24集>二階のベランダで天庭と連絡を取った四不像は、運動会を開くよう命じられた。仕事が無く、怠惰に過ごす店員たちの健康を案じての処置だ。四不像は、優勝者には高価な副賞を贈ると言って皮皮たちを集めた。兎爺や戦虎のほか、二両八斤、吐宝鼠、桃桃までも参加する。まずは100m走。走るのは四不像、二両八斤以外の全員だ。「おまえ、足が無いのに走れるのか?」皮皮はとなりのレーンの桃桃を不思議そうに見た。桃桃はどれ
アニメ「有獣焉」第23集<第23集>四不像、皮皮、兎爺は食事に誘われ、二両八斤の家まで行くことになった。牛タクシーを手配したのだが、悪路に加えて四つも五つも山を越えた遠方のため、皮皮と兎爺は車酔いしてしまう。やっとのことで三人は二両八斤の住む同楽大村へやってきた。大勢の猫に出迎えられる。この猫たちはただの猫ではない。雲南地方独特の瓦猫で、厄除け、招財招福、風水の補助などの効果があるとされている。大きな口を開けた姿の彼らは、各家屋の屋根に置か
アニメ「有獣焉」第22集<第22集>四不像が鹿人店で働く全員を店先に集めた。今日は社員の健康診断だ。呼んだ医者は花蕊鳥。鳥の姿をした彼の体は透明で、皮皮が手を突っ込んだら抵抗なく中まで入ってしまった。花蕊鳥は伝説の神農の娘、花蕊の息子である。ある時、花蕊が病を得たので神農は十二の薬草を彼女に与えた。すると腹部に激痛が走り、花蕊は透明な鳥を産み落とす。それが花蕊鳥だった。その後、花蕊鳥は透明な体を活かして薬草の効果を神農に見せ、”本草経”の執
アニメ「有獣焉」第21集<第21集>今日は中秋節だ。夜空に浮かんだ満月を四不像と金角銀角は眺めた。「四不像、月餅は無いの?」食欲のかたまり、皮皮がやってきた。月餅は中秋節に食べる縁起物のお菓子だ。突然、四不像は皮皮の口を塞いだ。「兎爺に聞かれたら大変だ!」「どうして?」「月宮のウサギは女上司からこき使われた過去があるから、月餅の名前を聞くだけで発狂するっ言われてるんだ」その時、四不像は背中に冷気を感じた。「いま月餅と聞こえたけ
アニメ「有獣焉」第20集<第20集>夏の酷暑の最中、鹿人店の扇風機が壊れた。皮皮、金角銀角、二両八斤は、汗をだらだらかきながらぐったりしている。「スイカを食べるかい?」嬉しいことに、四不像がリヤカーいっぱいのスイカを買ってくれた。兎爺と戦虎も含め、みんなはしゃぐ。皮皮はスイカの山に登った。「あれ、皮をむいたスイカもあるの?」スイカの玉のあいだに、同じくらいの大きさで赤くて丸い物体があった。さっそく皮皮はかぶりつく。「ぎゃー!!」
アニメ「有獣焉」第19集<第19集>ラジオから、動物園で飼われていた白虎が逃げ出したというニュースが流れた。「四不像、ここまで白虎は来ないよね」皮皮はひっくひっくとしゃっくりを繰り返しながら訊いた。しゃっくりが止まらないのは、変なものを食べたからに違いない。「何でもかんでも食べるから」都会にある動物園からは距離があるので、鹿人店まで来ることは無いだろうと四不像は言う。何気なしに四不像は引き戸を開けた。巨大な白虎が四不像を見下ろしてい
アニメ「有獣焉」第18集<第18集>何があっても荷物を守るんだ!猫パンチを食らう、と思った瞬間、銀角とどら猫のあいだに何者かが割って入った。リス大哥だ。どら猫をブンブン振り回し、投げる。「下がっていろ」銀角は言われた通り、急いで身を隠した。どら猫は機敏だが、リス大哥の敏捷さには勝てない。リス大哥はどら猫の背に飛び乗った。まるで名画のような見事な乗りこなしで、カッコいい。リス大哥は、最後にプロレス技をかけてどら猫を倒した。「リス大
アニメ「有獣焉」第17集<第17集>「哥哥のバカー!!」突然、そう叫んだ銀角は、荷物をまとめて鹿人店を飛び出した。ケージの中では兄の金角がだらしない格好で種をかじっている。彼も、そして四不像、皮皮もさっぱり意味が分からず銀角の背中を見送った。銀角は、だらしなく日々を過ごす兄が許せなかった。一刻も早くお金を稼いで角を取り戻し、天庭に戻りたい。けれども金角は怠惰が習慣になってしまったようだ。プンプン怒りながら森を歩く。前を観ていなかっ
アニメ「有獣焉」第16集<第16集>四不像、皮皮、兎爺は鈍色の空を眺めた。稲光も光っている。地獄である諦府では、これがいい天気なのだそうだ。あの世のお金しか持っていない諦聴は、不眠治療の謝礼に諦府ツアー、いわゆる地獄めぐりに三人を招待した。しかし三人が思い描いていたような風景とは異なっていた。”狂犬嶺”という場所では仔犬たちがドッグフードに群がり、屋台村のような鬼市では骨壺のセールをしている。写真撮影が無料だからと三人が写真館に入ると白黒の写真
アニメ「有獣焉」第15集<第15集>「四不像、おっきな犬が来たよ!」皮皮の声を聞いて、四不像は店のおもてに顔を出した。出して、悲鳴を上げる。鹿人店に相談に来たのは、スーツをぱりっと着た諦聴(ティーティン)だった。諦聴は地蔵菩薩の乗り物であり、地獄の高官である。そんなこわもての彼の悩みは不眠だ。よくよく話を聞いてみると、多忙によるストレスが原因だった。今の時期、つまり清明節の頃は毎年、仕事で忙殺されるという。先祖の霊にささげられた大量の
アニメ「有獣焉」第14集<第14集>モザイクものの作品だけではない、兎爺が描いた四不像も金銀で作られた彫像も、皮皮が食い荒らした。兎爺は床に伏して号泣する。ふと皮皮は、転がっている彫像の頭部に目が無いことに気づいた。「なんで目が無いの?」「四不像の素顔を見たことが無いんだよ」皮皮や金角銀角は天界からの付き合いなので、アイマスクを着ける前の四不像を知っている。兎爺は、どんな目元だったのかと三人に訊いた。「大きくて思慮深くて」「潤んでい
アニメ「有獣焉」第13集<第13集>年が明けた鹿人店は閑古鳥が鳴いていた。四不像はじめ皮皮や兎爺、金角銀角は、することが無くて店先でまったりくつろいでいる。四不像は、新しい企画を考えてほしいと皆に頼んだ。一番に手を挙げたのは皮皮だ。「純金の貔貅像ってどうかな?」きっと美味しいだろうなぁと皮皮はヨダレを垂らす。四不像は、自分の像を食べるつもりなのかとツッコんだ。「哥哥の抱き枕がいいよ」八斤は二両の抱き枕を提案した。だが欲しいのは八斤だ
アニメ「有獣焉」第12集<第12集>嵐が去った。鹿人店の忘年会に参加する金角銀角、二両八斤、そして吐宝鼠は、森の細い渓流でばったり出会った。そこへ饕餮の桃桃がやってくる。「この山はオレのシマだぞ!」桃桃の方を向いた五人は怖くて震えている。桃桃はかさにかかってみかじめ料を要求した。だが、彼らが怖がっていたのは桃桃ではなかった。渓流の上流から押し寄せる鉄砲水だ。逃げたものの、五人と桃桃は激流に呑まれた。流れが滝に到達した。六人は勢