ブログ記事12,356件
《新古今和歌集・巻第四・秋歌上》329題知らず従三位頼政(よりまさ)狩衣(かりごろも)われとは摺(す)らじ露しげき野原の萩(はぎ)の花にまかせて☆☆☆☆☆【新編日本古典文学全集「新古今和歌集」☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(訳者・峯村文人・小学館)の訳】☆☆☆☆☆☆☆☆題知らず従三位頼政狩衣を私自身の手では摺るまい。露がしげく置いている野原の萩の花の色が、おのずからつくままにして。☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆✴︎✴︎
目次1.暦(こよみ)2.商品:『和歌のお箸』3.商品:『SNS和歌』4.お知らせ5.今日の和歌6.FORMOREINFORMATION1.暦(こよみ)今日は…令和四年壬寅(みずのえとら)新暦「6月17日」旧暦(陰暦)「5月19日」季節は…02月・03月・04月「春」05月・06月・07月「夏」08月・09月・10月「秋」11月・12月・01月「冬」そして…6月21日は「夏至」(げし)です2.商品:『和歌のお箸』イ
5月から始まった「体をほぐすヴィブラート」講座も全5回中、3回目に差し掛かった。早くも折り返しだ。これまでに「聴く」ことをやって、「手遊び」をやった。さて今日。本当の「聴く」ができれば、身体の力みは消えていく。また、言葉は体を作るので、母国語の言葉を使う「手遊び」は、指の感覚を冴え渡らせる。ヴァイオリンの音色は左手という素材に、大きく影響する。さて、「ヴィブラート」を教えると言うことは、「音楽」を教えると言うこと。「音楽」は、頭と胸と四肢のバランスを取ること。なによりも、まず、母国
いその崎漕ぎ回み行けば近江の湖八十の港に鶴さはに鳴く旅の歌八種から高市黒人萬葉集巻第三(273)旅の日々、海原にあれば、過ぎて行く港町の音は聞こえてこない。潮騒にかき消されているのだ、──風はやむことなく、うねる波飛沫の白と遊び戯れている。鶴の鳴き声が、港の方から聞こえてくる、──通り過ぎて来たどこの港でもそうだった。──命あるものからの便りであるかのように、鶴の鳴く声が潮騒を越えて、ここにまでひびい
一日中、どんよりと曇っていた横浜です。今日は、昨日の寒さから一挙に27度に上がると聞いていたから、ちゃんと27度の服を着ていたのに、結局上がらず・・・寒いのを我慢していたよ。(我慢せずに暖かくしたらいいのにね)朝ご飯。朝からおいしい炒めものを作ってくれていたので感激。和歌のおじさんが、今日もお歌と写真を送ってくれました。躊躇いはわが想いひのみ花びらのおのず散り敷く潔ぎ良さをばいつ季も美し優しく誘ひて人ひとそして花々の咲み返し歌です。
倉敷市にある「日間(ひるま)」という所は小野小町の古文書で、小野小町が城郭を開いたとする所であります、当時の様子はというと、この様に完全な海の中の島であったと思います。わたしはこの島を長らく「羽島」だと思っていたのですが、『備中国名勝図絵』の中で次の様に紹介されていました、「日間嶋窪屋郡羽島村。ヒマシマをつづめて、今はシマといへるか。又ここに日間山といふ山有。今ヒルマと唱ふれども、是羽島なるべきしるしなり。此所、今は陸につづきたれども、古は嶋なりし所なり。大嘗会和歌集
望ぐたち清き月夜に我妹子に見せむと思ひしやどの橘(大伴家持『萬葉集』)おはようございます。すこやかにお過ごしでしょうか?昨晩は、旧暦五月十七日。立待月。梅雨ですね。雨のため、お月さまに会えず。今日も過去の写真から、17日目の立待月を。和歌は、満月は過ぎたけれど清らかな月夜ですね、という歌。望ぐは「もちぐ」と読むのを知りました。望月は満月のこと。お月さま、いろいろ教えてくれてありが
ルートイングランティア秋田SPAResortチェックアウトして、中庭を散歩しました。このホテルは昔は秋田の迎賓館として皇族も利用していたそうで、和歌の石碑や、この地にあった料亭あきたくらぶの木石がありました。
こんにちは🌞今日で、ブログを始めて100日が経ちました!本当に時間が経つのは早いです…受験までもあっという間なので、今できることを頑張って行こうと思います💪ブロ友さんから教えて頂いた漢文の問題集を解き終わりました♪今まで、色んな問題集を解いて来ましたが、おそらく1番ハイレベルな問題集だったと思います。出典が独特なものだったり、東大や旧帝大の過去問が主なので、問題もとても難しいものでした。一回解き終わっただけでは惜しい問題集なので、これから何周かしようと思います🙌漢文の新しいおすす
「梅雨入り」の季節となりました☔️古典和歌では、「露(つゆ)」は頻繁に使われますが、「梅雨(つゆ)」という語は登場しません。古語辞典にも「梅雨」の説明がありません。平安時代には、この時期の雨のことを「梅雨」とは言っていなかったのかも❓知れません。古典和歌では季節にかかわらず「雨が降り続いている」ことを現すとき、「長雨」という語が使われます。この「長雨」というワードが非常に良く出来ておりま
目次1.暦(こよみ)2.商品:『和歌のお箸』3.商品:『SNS和歌』4.お知らせ5.今日の和歌6.FORMOREINFORMATION1.暦(こよみ)今日は…令和四年壬寅(みずのえとら)新暦「6月16日」旧暦(陰暦)「5月18日」季節は…02月・03月・04月「春」05月・06月・07月「夏」08月・09月・10月「秋」11月・12月・01月「冬」そして…6月21日は「夏至」(げし)です2.商品:『和歌のお箸』イ
アシガニ哀歌~by乞食[992]おしてるや難波の小江に廬作り隠りて居る葦蟹を大君召すと何せむに我を召すらめや明けく我が知ることを歌人と我を召すらめや笛吹きと…~不詳(乞食者)・万葉集16-3886※長いので以下は省略します。全文はこちら(外部リンク)をご参照ください。[大意]※意訳ですワタシゃ、そこいらのアシガニでござるよちょっと聞いてくだされませ大君がこんなワタシを召しておられると歌も下手だし、笛や琴なんて出来やしない何のために召された
霧雨の横浜です。クリニックに送り迎えしてくれる車は、割と玄関先までつけてくれるから、わずかな雨なら傘を持参しません。傘無しで、出かけました。和歌のおじさんがお歌と写真を送ってくれました。花の彩(いろ)魅せてこころを湧き立たすその艶姿花びらのつゆ返し歌です。また今日も雲垂れこめる空を見て子らの鞄に傘しのばせる本日も詩情ゼロの歌なのでした。ところで、ベランダの植物を見ていたら、隣から、かわいい猫の声が聞こえます。ついたてのない隙間
ようこそのお運びで。このところ、毎週金曜日に規則正しくアップしておりましたが、来週の旅行(Faoi)の都合により、今週・来週は水曜にアップ致します。宜しくお願い致します。旅行以外は、雨天のこととて殆ど蟄居生活。人間との接触ゼロ。先日、スマホを購入に行ったら、ご夫婦お二人の来店者の多いこと。その場合、奥様は大抵、お姫様のように「わたし、なにもわからないわ」と旦那様任せ。かく言う私も、かつては、夫依存症で、電気系統のこと、力仕事、苦手かつ重要な決断は全部夫に任せていた。今、色々な決断、対外交渉、お
和歌…貰って来ました。万葉集より姉らしい書体です。姉は最高位の5段との事十段まであるのかと思いきや5段が最高位らしい。じょうだん…やろスミマセン💦私は…アホ爺ィよ😁今日から米は抜いています。ハラヘッターニャ…!いっこシャンメッセ送ったで…。
月待ちて家には行かむ我が插せる赤ら橘影に見えつつ(粟田女王『万葉集』)おはようございます。すこやかにお過ごしでしょうか?昨晩は、旧暦五月十六日。十六夜月。満月。ストロベリームーン、スーパームーン。でも、雨で見えず。雲の向こうにお月さまがあるのね~と感じながら過ごしました。今日も過去の写真から、満月を。本日は、旧暦五月十七日。立待月。二十四節気、芒種。七十二候、腐草為蛍(くされたる
昨晩はなんとか雨も上がって、猫さん地へご飯を届ける事ができたんですが、今朝外を見ればまたこうして雨が降っていました。おはようございます。昨晩猫さん地を去る時に、夜11時頃少しポツポツと落ちてきていた雨粒。濡れるほどでもそれ以上降る事もなかったのですが、折り畳みの傘は毎日持参となりそうな季節到来。昨日は西日本の残りの地区が、全て梅雨入りしました。残すは東北地方だけとなった梅雨入り待ちな日々。それも近い内に入るのではと思ってるのですが、今年の前半の降り方は、関
ボランティアのおじさんが超おすすめするパワスポ!わきちゃん今日は、成田山新勝寺境内・成田山公園で、ボランティアのおじさんに超おすすめされたパワースポットを紹介します。パワースポットとして有名な千葉県の成田山新勝寺。その中でもさらに「雄飛の滝」という滝がパワースポットと聞いて、新勝寺にお参りするならぜひその滝も見てみたいと思った私ところが、公園の中は結構広くてしかも滝は案外小さいみたいで見つけるのが難しそうで、ボランティアでガイドをしているおじさんに場所を聞いてみたん
三人目の小野小町、初代小野小町の尻尾を捕まえました。鳥取県の伯耆町には小野小町の墓とする所があります。ここの伝承も異質で他所から持ってきた類ではないものを感じていたので、伯耆町の方に資料を送って貰ったばかりの所です。その資料からは分からなかったのですが、隣の西伯郡南部町御内谷1205にある「金龍山雲光寺」には小野小町の位牌があるそうで、それには承和5年(838)に亡くなったとされています。初代小野小町は809年に生まれたと思いますので、838年ならば、かなり早い死ですが、あり得る話
《新古今和歌集・巻第四・秋歌上》328堀河院御時、百首歌の中に、萩(はぎ)をよみ侍りける前中納言匡房(まさふさ)川水(かはみづ)に鹿のしがらみかけてけり浮きて流れぬ秋萩(あきはぎ)の花☆☆☆☆☆【新編日本古典文学全集「新古今和歌集」☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(訳者・峯村文人・小学館)の訳】☆☆☆☆☆☆☆☆堀河院の御代、百首の歌の中に、「萩」を詠みました歌前中納言匡房川水に、鹿の作った柵(しがらみ)をかけてあることだ。浮いて流れないでいる秋萩の花よ。☆☆
目次1.暦(こよみ)2.商品:『和歌のお箸』3.商品:『SNS和歌』4.お知らせ5.今日の和歌6.FORMOREINFORMATION1.暦(こよみ)今日は…令和四年壬寅(みずのえとら)新暦「6月15日」旧暦(陰暦)「5月17日」季節は…02月・03月・04月「春」05月・06月・07月「夏」08月・09月・10月「秋」11月・12月・01月「冬」そして…6月21日は「夏至」(げし)です2.商品:『和歌のお箸』イ
今日は、曇り、たまに小雨の降る横浜です。昨日よりも6~7度低い気温で、20度くらい。上着がいる気候でした。和歌のおじさんがお歌と写真を送ってくれました。霧中の静寂(しじま)に澄ます佇ち姿降り注ぎするうぐいすの聲いっぱいのなみだ哀しみ降る雨を止どめ得る無く濡れるあじさい今はただ樹々時雨るを眺めれり想ひ至らぬ者に優しき返し歌です。シュメールには1首がやっとこさ果てしなく寄せ来る波よ我が足を濡
今日の一日一読は前回の続きで、「リ正岡子規の和歌と俳句」と「ヌ文人の草庵生活」まででした。俳諧の世界は今回でラストですが、全体的に共感できる点が少なかった印象です。それは単に芸術的なことの理解だけではなく、生き方としてピンとこないところがありました。岡田先生は言います。これまで取り上げてきた「彼らは清貧に甘んじた。ただ彼らが敢えてこのような生活に甘んじたのは、私利私欲に溺れ、富貴を求めて競奔している俗人を見て、これらを嫌悪して隠遁生活を送るという、消極的な立場から出たものではなく、超俗的な
梅雨入りです。しかも風が強い…[992]吾背子わがせこの日頃通之ひごろかよひし宇山坂うやまざか風吹勿勤かぜふくなゆめ雨降勿勤あめふるなゆめ雨よ、この朝に宇山の坂を通う君に容赦なく降り注いだんだろう?だったら…[993]物念而ものもひて不寐朝いねぬあさけに零雨ふるあめは吾戀背子わがこふせこに布礼者吾与尓ふればわれさへに※ふれば:降れば、触れば僕もその雨に触れたい、降られたい…
《新古今和歌集・巻第四・秋歌上》327中納言兼輔家屏風に紀貫之七夕は今や別るる天の川川霧(かはぎり)立ちて千鳥(ちどり)鳴くなり☆☆☆☆☆【新編日本古典文学全集「新古今和歌集」☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(訳者・峯村文人・小学館)の訳】☆☆☆☆☆☆☆☆中納言兼輔の家の屏風に紀貫之七夕は、今、いよいよ別れるのであろうか。天の川には川霧が立って、千鳥の鳴いているのが聞こえる。☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆✴︎✴︎✴︎✴︎
目次1.暦(こよみ)2.商品:『和歌のお箸』3.商品:『SNS和歌』4.お知らせ5.今日の和歌6.FORMOREINFORMATION1.暦(こよみ)今日は…令和四年壬寅(みずのえとら)新暦「6月14日」旧暦(陰暦)「5月16日」季節は…02月・03月・04月「春」05月・06月・07月「夏」08月・09月・10月「秋」11月・12月・01月「冬」そして…6月21日は「夏至」(げし)です2.商品:『和歌のお箸』イ
今朝は青空が広がる良いお天気でした。四国や九州は梅雨入りしたようですね。和歌のおじさんから写真とお歌が届きました。数々の魅さるる花に出逢いするこころ冴えして至りしは貴美返し歌です。紅に熟したスモモかじりつつその香で気づく夏の訪れ余りにも、詩情がなく、そのまんまのシュメールの歌にあきれたおじさんは「素直ですけど・・・」と戸惑っておられました。そして、絵を送ってくれました。おじさんが描いたのかと思ったら、友人が描いてプレゼントしてくれた
今、三人目の小野小町を探索中なのですが、これまでは他の方の本に書かれていたものを読んだだけだった、杤尾武校注の『玉造小町子壮衰書』を読んでみました。私以外の方は小野小町とは一人であり、玉造小町と名前がつく古い書籍(玉造小町壮衰書の元は平安時代中期から末期に書かれていると思われています。)に「玉造小町」とある事や小野小町の伝承と内容的に同じである事から、同一人物説と他人説とで意見の分かれている問題の一つであります。私も本で読んでいたので、難しそうだな問題だなと思っていたのですが、小野小町
…「蹴鞠の碑」がある神社は何処か?蹴鞠は西暦600年代に中国から日本へ渡来、平安初期には宮中で儀式化され、清少納言も『枕草子』に「鞠もをかし」と綴っている。鎌倉以降近世まで、和歌・蹴鞠の2道を家職としていたのが公家・飛鳥井家で、その邸宅があった今出川堀川東入に明治元年、「白峯(シラミネ)神宮」が創建された。白峯神宮は飛鳥井家が、代々守護神として「精大明神」の祭祀を受け継ぎ、毎年4/14と7/7には蹴鞠保存会による蹴鞠奉納が行われる。同保存会は
わきちゃんこれは去年の紫陽花、すっごく綺麗で交差点で信号待ちの人や、お散歩中の人が写真を撮ったりゆっくり眺めていったりしてたんですが、、、今年はつぼみが固いうちに、1本残らずつぼみのついた枝だけ全部切り取られて持っていかれてしまいましたと言っても、この紫陽花私の持ち物というわけではないのですよ。うちのマンションの目の前の街路樹の下に植えられている紫陽花です。私はベランダガーデニングをやっていて、植え替えた土の廃棄場所に困っていたのですが、区に問い合わせたら「少量ずつ燃