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みなさんはドミナントってご存じですよね。ドミナントってなんでしょう。ビジネスの世界では『ドミナント戦略』なんて言葉もありますね。きょうは音楽のドミナントのお話です。ドミナントって、いろいろあるのです。こんばんは。トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。ドミナントドミナントとは、その調の五度の音を根音としている和音、そして、五度の和音から一度の和音に行く(解決する)ことをドミナントモーションという…そんな説明もありますね。たしかに、属七の和音は、臨
みなさんは演奏会の本番で、なにかハプニングに遇われたことはありますか。楽器が壊れた、ミュートを落とした、楽譜がなかった…。なにが起こるかわからないのが本番ですよね。そんな本番でのハプニングのお話です。こんばんは。トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。練習では起こらないこと本番って、練習では起こらないようなことが起こりますよね。良くも悪くも…レースでも、テストでは決して起こらなかったマシントラブルが起こったりするものなのです。さて、そんな演奏会本番
楽器をされているみなさん、きっと上手くなりたいと思っておられますよね。さて、そのためにはどうすればいいのでしょう。どうしたら、上手くなれるのでしょう。その方法、やり方、道筋、どうやって手に入れますか。こんばんは。トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。先生の言うとおり?上手くなりたい…、そんなの、考えるまでもなく当たり前じゃん…そんな声が聞こえてきそうですね。では、それはどうすれば出来るのでしょうか。こんなふうに思っていませんか。思ったことはあり
ツイッター(X)で少し前に物議をかもした話がありました。『コンクールで金賞を取れるけどそれで終わりの吹き方』と『ずっと続けられる吹き方』とどっちがいいか、的な話だったのですが、さて、どう思われますか。こんばんは。トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。高校球児が…冒頭の話、これってたとえば高校球児が甲子園で無理して投げて肩壊すみたいな話ですよね。選手生命をかけてでも優勝したいのか、みたいな話。これの是非については、きょうは論じません。人それぞれい
みなさんは、なにかの曲を練習するとき、どんな順番で作っていきますか。合奏でも、個人でも。まずは楽譜の音が全部並ぶようにして、技術的なことを全部クリアして、音が合うようにして、それから表現、でしょうか。こんばんは。トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。上手なのだけれど…「うわぁ、上手だね。で、何?」って言いたくなってしまう演奏って、ありますよね。上手なんですけどね…。聴く人に訴えかけるものって、技術とはやっぱり別のものなのです。そしてコンクールで
ある音大生が、レッスンで習った内容を覚え書き的にSNSに書いていたことについて、ダメなのではないかという意見を見たのです。みなさんはどう思われますか。教わった内容をネットに書いてはダメなのでしょうか。こんばんは。トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。レッスンの内容を…冒頭のことについて、みなさんはどう思われますか。これはね、先生によると思うのです。「書かないでね」という先生だったらもちろん、書かずにおくべきだと思います。でも、とくにそう言われて
吹奏楽部、新入部員が入ってきたと思います。そんな子たちに手ほどきするのって、多くは先輩の役目だったりしますよね。さて、どんなふうに導きますか。どんなことに気をつけて手ほどきしてあげたらいいのでしょう。こんばんは。トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。知らないのが当たり前みなさんは、初心者の頃、どんなふうに導いてもらいましたか。どんなことがプラスになりましたか。さて、新入生、楽器の初心者なら特にですが、まず…知らないのが当たり前です。出来ないのが
みなさんは、絶対音感というものに対してどんなイメージを持っていますか。それはどんなものだと思っていますか。絶対音感に対して多くの人が誤解していること、けっこうあると思うのです。さて、それはどんなこと?こんばんは。トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。絶対音感のイメージ絶対音感とはなんでしょうか。それは、ひとつの音を聞いて、それがなんの音なのかをわかる能力ですよね。たとえば地図でいったら、その場所の緯度と経度が正確にわかるような感じなのでしょうね。
管楽器について、オーケストラの吹き方と吹奏楽の吹き方って違うと思われますか。これにはいろいろな要素があると思うのです。奏法、音色、役割や要求。また、その編成から要求される要素って何かあるのでしょうか。こんばんは。トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。奏法は同じ?まず、管楽器の奏法としての違いは、なにかあるのでしょうか。オーケストラと、吹奏楽…これはね、どの楽器もだと思いますが、同じだと思います。オーケストラも、吹奏楽も。もっと言えば、ジャズオ
吹奏楽やオーケストラの指揮や指導をされるみなさん、大人相手と子ども(小中高校生)を相手にするのって、どちらが難しいですか。どちらがやりやすいですか。そして、それぞれの難しさって、なんだと思われますか。こんばんは。トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。大人と子どもある先生が言われました…大人の指導は難しい、子どもを教えるのはラクだ、と。じつはぼくもね、そんなふうに思っていたことがありました。なぜか…大人には気を使うところがあるように思っていたので
演奏というと、まず技術が大切なように考えがちです。でも、楽器の技術だけでは決して出来ないもの、それが、合奏や音楽を作ること。そこに必要なスキルって、なんだと思われますか。どんなことがあるのでしょうか。こんばんは。トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。音楽の作り方以前、こちらの記事の中で…『趣味の人と道楽の人と』楽器を演奏して楽しむ人には大きく分けると2種類ある。それは『趣味』の人と『道楽』の人だという話を先日聞きました。さて、どういうことなので
吹奏楽の指導者になりたい。そう思って教員免許を取りました。私が何故「吹奏楽指導者」になりたかったか。それは父の影響をモロに受けています。昨日、私が常任指揮者を務めている吹奏楽団にレクチャーしに来てくれた父ですが…父はそもそも公立中学校の音楽教諭でした。もう定年もして現場の一線からは一歩退きましたが、現在はフリーのバンドトレーナーでもあります。色んな学校や一般バンドへ教えに行くことが今は多いです。そんな父が現役の教諭だった頃は、ずーっと吹奏楽部の顧問として、指揮を振り
みなさん、自分の演奏している曲、何調なのかを把握していますか。段の最初に書いてあるって?そうとは限りませんよ。途中でコロコロ変わっているような曲もあります。でも、調性を把握することって大切なのです。こんばんは。トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。調性判断たとえば楽譜をもらって譜読みするとき、たとえばスコアを読むとき、まず最初にすること…それが、調性判断だと思うのです。もちろん、楽譜に書いてある調号どおりの調性の曲ならいいのです。でも、そうとは
毎年行われます全日本吹奏楽コンクール、その課題曲の解説をホームページ開設当初から毎年書いていました。サボって書かなかった曲もありますが、今年は久しぶりに全曲の解説を書きました。スコアを見て思ったこと…こんばんは。トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。課題曲のスコアもちろんみなさんご存じだとは思いますが、課題曲の『スコア集』が発売されています。吹奏楽連盟から買うことが出来ます。1200円。4曲(今年の場合)のスコアが1冊になって1200円って、安い
時系列レポートが2月で止まっていましたすでに桜が咲く季節。美しいですね✨2月山形県酒田市希望ホールでの、東北吹奏楽指導者講習会でのウエルカムコンサートに出演させていただきました。吹奏楽連盟の先生方、この度は大変貴重な機会をいただき本当にありがとうございました。PROWiND023、実に5年ぶりに参加✨吹奏楽演奏は久々で、そういう意味ではブランクがあり感覚を取り戻すところからはじまりました。リハーサルでは余裕がなく体感出来なかったのですが、不思議に本番で緊張感は勿論あるものの、会場
感染症禍で盛んになったオンラインレッスン、これ、遠く離れていても出来るので、その後も申し込みがあります。新しい選択肢が増えたということですね。さて、どんなレッスンを行っているのか、少し紹介してみます。こんばんは。トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。オンラインレッスンオンラインレッスンは、おもにZOOMかLINEでおこなっています。楽器のレッスンもあるのですが、やはり音色などはオンラインではわかりにくいですね。リアルレッスンの代用とは行かないよう
作曲をされるみなさん(少なくないと思うのですよね)、どうやってイメージを得られますか。どこから湧き出てくるのでしょうか。風景ですか、それとも、なにか物語ですか。歌詞があると、そこからふくらみますよね。こんばんは。トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。イメージ楽曲によっては、そのイメージというか、原風景みたいなものってあると思うのです。この風景を見なければ、ここに行ってみないことには書けない、みたいなもの…以前に紹介した『しおかぜのマーチ』を書いた
吹奏楽界隈だけで言われる言い方って、いろいろありますよね。たとえばそんな中に「音に余韻をつけて」なんていうのがあります。みなさんは言われたことがありますか。でもこれ、ちょっとおかしな話だと思うのです。こんばんは。トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。ポップスでとあるところで聞いたのですが…あるポップスを、ガチで語法を徹底して吹奏楽で演奏したら、それを聞いた偉い先生から、「音には余韻をつけましょう」と言われたのだと…これ、残念すぎませんか。なに
学校吹奏楽部、楽譜の読めない子が増えているという話を聞きました。たしかにそうかもしれません。それにはいろいろ原因があるのでしょうけど、譜読みを音源に頼っていることも、そのひとつなのではないでしょうか。こんばんは。トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。楽譜が読めない楽譜が読めない子が増えている…練習時間が少なくなったことも原因でしょう。楽譜の読み方を教えてもらっていない、先輩から教えてもらうということが減っているのかもしれません。でも、ひとつ大
昨日は、コードネームを読めるとはどういうことなのかというテーマで書きました。ではどうしたら、楽譜を見たり音を聞いたりしてコードを分析出来るのでしょうか。どうしたら、コードネームを付けれるのでしょうか。こんばんは。トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。ベースが決め手コードの構成音とかいう話はいろいろなところに書かれていると思うので、そちらに任せます。もう少し応用的な話を、きょうは書いてみますね。といっても難しくはないですよ。きっと…。コード分析を
音大を出た人はコードネームがわからないというのを見ました。そうなのでしょうか。たしかに大学では習わなかったですね。コードネームがわかるとはどういうことなのでしょうか。どんないいことがあるのでしょうか。こんばんは。トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。コードネーム冒頭の画像は、うちのホームページの『楽譜倉庫』で公開している楽譜。吹奏楽コンクール課題曲あとうちハーモニー練習楽譜というやつです。こちらのページにあります。(どういう楽譜なのかはページを
管楽器をされているみなさん、「重心を下に」とか「重心を低く」とか言われたり言ったりしたことはありませんか。それってどういう意味なのでしょうか。どんなふうに受け取りましたか。どういう意味で言いましたか。こんばんは。トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。「重心を下に」という言葉を考えるまず、理科の先生で吹奏楽部顧問、トランペットも吹かれているおのれーさんが、このテーマについて、ブログ『とあるラッパ吹きのつぶやき』で、物理的な説明も用いて詳しく書かれて
音楽をやっていると、こんな指示、指導を受けることがあるかもしれません…。「心を込めて」、「もっと感情を込めて」…。さて、これ、どういうことなのでしょうか。どうしたらいいのでしょうか。感情を込めるって…こんばんは。トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。感情を込めるこんなツイートがありました…感情を込めればこもると言うのは幻想なので、もっと感情込めてという表現はなくなった方がいいなと毎日思っていますhttps://t.co/5FYz3QQhtW—
以前、『指導と指摘』という記事を書きました。役に立たないどころかマイナスになる指示や指摘があるというお話。きょうはそのひとつの具体例(フィクション)を示して考察してみたいと思います。さて、どんなお話?こんばんは。トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。音が揺れているよA子さんは、ある吹奏楽部で管楽器を吹いている1年生です。ある日の練習で、先輩からこんなふうに言われてしまいました…「音が揺れているよ」…その言葉には、もちろんこんなニュアンスがあり
吹奏楽で演奏される音楽って、どんなものがあるでしょう。なかなかほかの演奏形態では及ばないくらい、多岐に渡るのではないでしょうか。では、そんなさまざまな音楽を演奏するためにはどうしたらいいのでしょうか。こんばんは。トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。吹奏楽という演奏形態まずはじめに…『吹奏楽』というのは『演奏形態』のひとつです。おわかりでしょうか。あたりまえ?ほんとうに、おわかりでしょうか。それは決して、音楽の『ジャンル』などではないのです。
楽器をされているみなさん、いちばん最初の手ほどきってどんなふうにしてもらったか、おぼえておられますか。楽器には運指ってありますよね。それって、『音名』に結びつけるものなのでしょうか。どう思われますか。こんばんは。トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。自分の場合…最初に、自分の体験を書いてみますね(以前にも書いたかもしれませんが…)。ぼくは中学の吹奏楽部で最初に始めた管楽器はテューバでした。楽器を与えられ、ひとりでブーブー吹いていたら、数日して…
しばらく前に、『教える時に伝えることってどんなこと?』という記事を書きました。きょうは逆に、教わる時に意識するといいことを書いてみたいと思います。教わる方も、なにも考えずに鵜呑みではいけないのですよ。こんばんは。トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。教わる方も…いい生徒って、どんな生徒でしょうか。どう思われますか。先生の言うことに、ただ従順に従う生徒、でしょうか。いえいえ、それではうまく行かないことって少なくないと思うのです。考えたり、意識した
みなさんは、「遠くに音を飛ばして」とか「ホールのいちばん後ろまで飛ばして」なんて言われたことはありませんか。ホールに音を響かせるというのはどういうことなのでしょうか。音って、飛ばすものなのでしょうか。こんばんは。トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。痛い音シアトル交響楽団の山本浩一郎さんが、こんなツイートをされていました。良く耳にする遠くまで音を飛ばす🤔良く質問されるToneProjectionですが僕は決してホールに直線的にレーザービーム
今年も吹奏楽コンクールの課題曲が出ていますよね。そしてもうすでに、いくつかの団体の演奏動画が公開されています。聞いた話なのですが、そういう演奏に誹謗中傷のコメントがつくことがあるそうなのです。なぜ!?こんばんは。トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。課題曲毎年の課題曲、1月終わりから2月あたまにかけて、世の中に出回り始めます。今年の課題曲についての所感を、この記事に書きましたね…『今年の吹奏楽コンクール課題曲を聴いての所感』今年も吹奏楽コンク
聞いていて感じることがあるのですが、長三和音の第3音を下げすぎている人って、けっこういるように思うのです。特にトロンボーン方面に。まるで「長三和音の第3音は低めに取るんでしょ」って言ってるみたいな音。こんばんは。トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。理屈を知るとかくいうぼくも、学生の頃はそうだったと思うのですよ。長三和音の第3音、ドミソのミの音は、きれいにハモると平均律より低くなる…その理屈を知ったのは、じつは大学生になってからでした。理屈を知