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2024年(令和6年)1月7日(日)大阪・国立文楽劇場で「天野光と文楽へ行こう18」を開催しました。「天野光と文楽へ行こう」は3つのパートから成り立っています。まず、最初は、私の事前講座、そして文楽鑑賞、技芸員さん解説。今回の技芸員さん解説は、豊竹希太夫(とよたけのぞみだゆう)さんが太夫解説をしてくださいました。9時30分から国立文楽劇場5階会議室にて私の事前講座。次の順番でお話させていただきました。Ⅰ.文楽とはⅡ.『七
お申込みの締切は本日1月5日(金)です。明後日1月7日(日)開催になります。大阪・国立文楽劇場で開催されている「初春文楽公演」を一緒に見ませんか?お正月のしつらえも華やかでおめでたい気分でお芝居を鑑賞できます。(令和6年1月3日4日国立文楽劇場で撮影)見る演目は第1部です。当日、私の事前講座を聞いていただいて、文楽鑑賞、その後、文楽太夫・豊竹希太夫さんの解説という流れになっています。文楽を見るのが初めての方も文楽のリピーターさんもご満足いただけ
令和6年初春文楽公演が1月3日(水)初日を迎えました。劇場に行く前に「浄瑠璃神社」に初詣。国立文楽劇場が目の前です。「鏡開き」の金屛風が見えています。振る舞い酒の列。私は下戸なので、並ばずに撮影に専念。今年、十一代目豊竹若太夫を襲名される豊竹呂太夫さんから、ご挨拶。文楽人形弁財天と恵比寿も鏡開きに加わります。劇場正面の柱巻のポスターを撮影したかったのですが、あまりの人の多さに撮影でき
あけましておめでとうございます。旧年中はお世話になり、ありがとうございました。本年2024年は、作者の氏神近松門左衛門没後300年に当ります。近松門左衛門の偉業を伝えるべく、以前にも増して、活動の幅を広げていく所存ですので、どうぞよろしくお願いいたします。皆様にとって良い年になりますように、、、。(写真説明)左近松のまち尼崎、近松記念公園の近松門左衛門像真ん中近松の生まれ育った町鯖江市、立待公民館前の近松門左衛門像右近松の生まれ育った町鯖江市、近松
2023年も本日で終わります。今年のインスタグラム投稿の「いいね」の数ベスト9を調べたのでお知らせいたします。第1位9月24日(日)東京国立劇場建て替え前の1番最後の文楽公演日。第3部『曾根崎心中』終演後まさかのカーテンコール。第2位8月19日(土)愛媛県内子座での鏡開き。右から豊竹呂太夫さん、鶴澤清介さん、吉田和生さん、桐竹勘十郎さん、吉田玉男さん。第3位3月28日(火)国立文楽劇場前で動画撮影している豊竹藤太夫さんと鶴澤清志郎さんに遭遇。
2023年(令和5年)は、江戸時代の偉大なる劇作家作者の氏神と讃えられる近松門左衛門の300回忌であったことを記しておかなければならない。大阪市中央区谷町8丁目にある近松門左衛門のお墓。2023年10月25日撮影。前日に文楽座技芸員さんの墓参があった。当ブログ関連記事大近松祭三百年祭(兵庫県尼崎市)近松300回忌。お宝初公開、法要、パネルディスカッション。福井県鯖江市**************アプリ「ヒマラヤ」でラジオを
お知らせいたします。2024年1月7日(日)『天野光と文楽へ行こう18』の太夫解説は豊竹希太夫(とよたけのぞみだゆう)さんにお願いすることができました。豊竹希太夫さんには2019年夏休み文楽特別公演『天野光と文楽へ行こう6』でも解説を担当していただき、次回で2回目のご登壇となります。前回の解説をしていただいているご様子を私のブログでレポートしていますので、是非、ご覧ください。今回、お話いただく内容は変更があるかもしれませんが、雰囲気を感じ取っていただけますと幸い
京都府八幡市男山の山上展望台に谷崎潤一郎作『蘆刈』の文学碑があります。案内板から引用させていただきます。蘆苅抄谷崎潤一郎わたしの乗った船が川へ漕ぎ寄せたとき男山はあたかもその絵にあるやうにまんまるな月を背中にして全山の木々の繁みがびろうどのやうな津やをふくみ、まだどこやら夕ばえの色が残ってゐる中空に暗く濃く黒ずみわたってゐた※碑文の字は、昭和8年に刊行された潤一郎自筆本による谷崎潤一郎(1886年~1965年)は、関東大震災を契機に関西に
昨日12月20日(水)やわた観光ガイド協会のガイドさんのご案内で引窓南邸跡碑と石清水八幡宮、男山山麓を観光してきました。京都府八幡市は、文楽、歌舞伎の演目『双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)』ゆかりの地です。ガイドさんが「アマノさん」「アマノさん」と、おっしゃっていたので私のことかな?と思ったら漢字違いの「尼野さん」。道頓堀弁天座の座主尼野貴之さんの別邸が「大歌堂」という名で、国の登録有形文化財になっていて、一棟貸しもしていることを教えていただき
昨日2023年12月16日(土)兵庫県尼崎市ピッコロシアター大ホールで開催された「桂吉朝一門会」に行ってきました。この落語会は異例でチラシに「出番・演目は当日お客様の前で決定!」と書いてあるのです。演目は「当日のお楽しみ」というのは、よくありますが、出番も当日に決まるなんて!はてさてどうなりますことやら。物販も、やっています。「吉朝&吉朝一門特設コーナー」が、できていました。
京都市左京区聖護院の塔頭の積善院(しゃくぜんいん)には、お俊(しゅん)伝兵衛恋情塚と呼ばれる五輪塔があります。こちらは、昭和二十七年に豊竹山城少掾らによって建てられた供養塔です。かたわらの石碑には、裏に発起人のご芳名。表には浄瑠璃の一節「やつす姿の女夫連れ、名を絵草紙に聖護院、森をあてどにたどり行く」が刻まれています。
2024年3月9日(土)あましんアルカイックホール・オクトで開催される文楽公演のチケットが発売中です。昼の部は13時30分開演演目は『義経千本桜』椎の木の段すしやの段夜の部は18時開演演目は『桂川連理柵(かつらがわれんりのしがらみ)』六角堂の段帯屋の段道行朧の桂川昼の部夜の部とも上演前に「あらすじを中心とした解説」があります。全席指定前売一般3,500円メイト3,300円チケットは会場の総合文化センタープレイガイド
本日12月10日(日)21時~21時55分KBS京都で京都府八幡市が紹介されます。公式ホームページを引用させていただきます。今回は京都府八幡市へ足を延ばし、歴史ロマン薫る名所旧跡をめぐる。まず最初に訪れるのは、男山の山上に建つ日本三大八幡宮の一社、石清水八幡宮。壮大な規模を持つ八幡造の本殿を含む10棟が国宝に指定されており、朱塗りに輝く建造物群は圧巻の一言。織田信長が奉納したという黄金の雨樋や、左甚五郎一派によるとされる欄間彫刻など見どころ満載。続いて訪れるのは、石清水八幡
古典芸能の推し活って黙って「堅苦しいお芝居」を鑑賞しているだけじゃないの?って思ったあなた!見てください、今日21時放送のEテレ『芸能きわみ堂』を。本日のテーマは「大人気!古典芸能のファンイベント」。予告動画から察するに歌舞伎の「俳優祭」がメインのようですが、番組内容には、こう書いてあります。なんと今年は、文楽でもファン感謝イベント「文楽祭」が行われました。何分間「文楽祭」の様子が地上波に流れるか分かりませんが、必見です。因みに当ブログにも「文楽祭」のレ
2023年(令和5年)12月5日(火)京都南座當る辰年吉例顔見世興行市川海老蔵改め十三代目市川團十郎白猿襲名披露八代目市川新之助初舞台東西合同大歌舞伎夜の部を見に行きました。
「日本が誇る文楽を世界へ!PROJECT」文楽×アニメーションのクラウドファンディングが本日12月5日(火)10時から始まっています。映像美術に「となりのトトロ」や「もののけ姫」など数多くの名作アニメの背景美術を手掛けた男鹿和雄さん、映像監修に人形遣い桐竹勘十郎さんという豪華布陣をお迎えして、企画されています。支援募集は1月31日(水)午後11:00までです。2024年3月には、海外公演を目指す本プロジェクトの第一弾として東京公演が行われます。2024年3月東京
今日から12月。気持ちも年末から年始に向かっている気がします。生活様式も西洋化し、日本の風情がだんだん無くなっている現代。ここ、大阪・国立文楽劇場の初春文楽公演は、お正月の飾りも華やかで日本の年始を体感できます。さて令和6年初春文楽公演「天野光と文楽へ行こう」は1月7日(日)に開催されます。今回鑑賞する演目は第一部『七福神宝の入舩(しちふくじんたからのいりふね)』『近頃河原の達引(ちかごろかわらのたてひき)』四条河原の段堀川猿廻しの段です。「
『仮名手本忠臣蔵』の早野勘平(はやのかんぺい)は箕面の実在した人物萱野三平(かやのさんぺい)をモデルにしています。いわばご当地箕面(メイプルホール大ホール)で文楽の公演が開催されます。申込み締切は12月1日(金)。文楽協会様のホームページによると「既に定員を大きく上回るご応募をいただいていおり、抽選は確定しています。当選者には12/8(金)頃におハガキでお知らせしますが、落選者へのご連絡はありません。」と記載されています。豪華出演陣での、ご当地開催。当選を祈って
2023年(令和5年)11月22日、近松門左衛門の祥月命日に近松が生まれ育った町鯖江市の近松会館で、近松のお宝が初公開されました。近松のお宝とは、近松門左衛門(杉森信盛)の父(杉森信義)の兄(杉森信幸)の家系(杉本家本家)のご子孫杉森マサさんから鯖江市に寄贈された刀剣。そして近松歌舞伎『けいせい仏の原』に登場する「くつはき阿弥陀如来」です。13時から近松像の前で3
2023年11月21日(火)愛知県名古屋市中区栄のレンタルスペースにて「近松講座in名古屋」を無事、終えることができました。ご参加いただいた皆さま、そしてご協力いただいた各団体の皆さま、誠にありがとうございました。私の講座は、次のように進めました。1.文楽を見に行きませんか?2.近松門左衛門はスゴイ!3.近松門左衛門の生涯4.「近松」という名は、どこから来たのか?5.近松門左衛門の代表作『曾根崎心中』について6.近松の生まれ育った町・福井県鯖江市について7.
私は文楽の事前講座をするときは演目に因んだ着物コーディネートをしています。2023年(令和5年)11月18日(土)関西大学校友会様の特別鑑賞会では『双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)』のストーリーに合わせたコーディネートをしました。ますは着物。外題にある「蝶々」の柄の着物です。帯も「蝶々」の柄。お相撲取りの話なので、帯留は、「お相撲取りさん」。帯飾りは、放生会に欠かせない「亀」。石清水八幡宮の方に聞いたのですが、石清水八幡宮の放生会
ご縁があり、2023年(令和5年)11月18日(土)関西大学校友会「人形浄瑠璃」特別鑑賞会国立文楽劇場第1部の事前講座を担当させていただきました。前日夜から朝方にかけて、阪神間は雨や雷で悪天候でしたが、当日は雨も上がり、傘もささずに劇場に行くことができました。私の事前講座の会場は旧食堂。定員は60名でした。お申込みは60名以上あり、受講される方は抽選になったとお聞きしています。9時30分から10時まで、私が作製した
「天野光と文楽へ行こう」も2024年1月7日(日)で第18回を迎えます。毎回たくさんのお客様にご参加いただき、ありがとうございます。第18回目の「天野光と文楽へ行こう」では令和6年初春文楽公演第1部を鑑賞します。初春文楽公演は文楽のお芝居は、もちろんのこと、お正月の誂えも華やかで見ごたえがあります。一緒に大阪の伝統芸能「文楽」を鑑賞しませんか?今回鑑賞する演目は第一部『七福神宝の入舩(しちふくじんたからのいりふね)』『近頃河原の達引(ちかごろかわら
時差投稿になります。2023年(令和5年)9月24日(日)8・9月文楽公演の千穐楽第3部『曾根崎心中』を鑑賞しました。東京国立劇場小劇場における文楽公演の最後になりました。入口で「當祝」のポチ袋をいただきました。文楽の本公演では有り得ないカーテンコールがありました。カーテンコールで撮影オッケーがあるとは、露知らず電源を切っていたために撮影に出遅れる私。あ~、定式幕が閉まってしまう、、、
文楽『双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)』「八幡里引窓(やわたのさとひきまど)の段」には、次の詞章が出てきます。〽夜が明くれば放生会で人立ちが多い。これは、京都府八幡市にある石清水八幡宮の放生会のことです。石清水八幡宮に行ってきました。**************アプリ「ヒマラヤ」でラジオを始めました。アプリ「ヒマラヤ」をダウンロードして天野光で検索してください。フォロー&コメント、よろしくお願いします。好奇心は人生の宝
ちょうど1週間後となりました。「講座」資料を準備する関係上、名古屋で開催する「近松講座」のお申込みを本日締切させていただきます。ご参加希望の方は、本日中にお申込みをお願いします。今年は近松門左衛門300回忌、また近松門左衛門生誕370年になります。近松メモリアルイヤーの今年。是非、私の「近松講座」をご受講ください。内容は10月21日(土)兵庫県尼崎市で開催された「近松ナウ」で行った講座と同内容になります。開催日時は2023年(令和5年)1
11月文楽公演『双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)』ゆかりの地です。「八幡里引窓の段」のお話は、陰暦8月15日の京都・石清水八幡宮の放生会の前夜の出来事になっています。放生会(ほうじょうえ)というのは、仏教の不殺生戒の教えにもとづいて、捕られた魚や鳥獣を放してやる行事ですが、現在では石清水祭として9月15日に行われています。駅前から男山の裾をまわったところに石清水八幡宮の頓宮(とんぐう)があり、その境内に放生会ゆかりの放生池があります。
11月文楽公演『双蝶々曲輪日記』取材のため、八幡市を訪れました。「八幡里引窓の段」ゆかりの石碑が京阪電車「石清水八幡宮駅」前のロータリーにあります。由緒書を引用させていただきます。引窓南邸の碑碑文正面「引窓南邸跡西二丁常昌院南一丁神應寺」裏面「昭和二年九月京都三宅安兵衛依遺志建之」人形浄瑠璃の演目「双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)」の有名な場面に、八幡の里が舞台の「引窓」があります。寛延二年(1749)より度々上演され
江戸時代の劇作家近松門左衛門の人生と偉業が分かる「近松講座」を名古屋で開催させていただきます。今年は近松門左衛門300回忌、また近松門左衛門生誕370年になります。近松メモリアルイヤーの今年。是非、私の「近松講座」をご受講ください。内容は1.文楽を見にいきませんか?2.近松門左衛門はスゴイ!3.近松門左衛門の生涯4.「近松」という名は、どこから来たのか?5.近松門左衛門の代表作『曽根崎心中』について6.近松の生まれ育った町・福井県鯖江市について7
昨日11月4日(土)令和5年11月文楽公演初日に行ってきました。天気予報では夏日を伝える気温。青天です。初日、おめでとうございます。今回の公演では、1階ロビーで「デジタル文楽」を楽しむことができます。まずは1つ目、「デジタル大床本(だいゆかほん)」。旧食堂前に、高さ1.8m横幅2mの巨大なアートオブジェが展示されています。2