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ホント、ごめんなさい。私、花木には疎いんです。でも、奇瑞な話は大好き。しかも文楽に関係する話なら、なおさらの事。菅原道真公の「飛梅」のように東京・国立劇場にあった「赤芽柏」が大阪の国立文楽劇場に飛んできたのではないか?というお話を文楽人形遣いの豊松清十郎さんのブログ(2024年4月20日付)「神変奇瑞の物語」というタイトルで投稿してくださっていました。ブログ内では東京国立劇場の写真を吉田勘市師が提供し、令和の世になって今また再び梅の木ならぬ「赤芽柏(あかめがしわ)」
ドラマやお芝居のネタバレが嫌いなのです。そして美術館や博物館のネタバレも嫌いなのです。美術館や博物館のネタバレが嫌いな理由を申しますと、展示会場の角を曲がったときや、階を上がったり下りたりした時に展示品を見て、「うわー」と驚きたいから、なんです。ですから、ネタバレが嫌いな方は、この投稿を読まないでくださいね。まず初めに、この展覧会のタイトルをフルで書いてみます。みんぱく創設50周年記念特別展「日本の仮面-芸能と祭りの世界」です。前半の「みんぱく創設50周年記
雨だというのにモノレールの乗客数は多い2024年(令和6年)4月21日(日)。みんなどこ行くの?「みんぱく」や「大阪日本民芸館」に行くのだったら、「展示品、来館者の頭の上から鑑賞しないといけないのぉ、イヤだななぁ」、と思ってたら、大勢の人が「ららぽーとEXPOCITY」の方向に歩いていって「ホッ」と安心。中央口を通り、「太陽の塔」を撮影するのは、もはやデフォルト。運よく、この日は「藤まつり」の最終日でした。大阪日本民芸
逸翁美術館所蔵の「地蔵十王像」(絹本着色、13世紀)が、国の重要文化財に指定されたことを記念し、「地蔵と地獄」展を開催中です。2024年4月20日(土)午後2時~3時のギャラリートークを拝聴しました。「怖いよ~、地獄。」解説を伺って展示作品のことがよく分かりました。「死後の世界を怖がるのではなく助けてくれる地蔵菩薩がいらっしゃること」をお寺では説いていたことも奈良・金剛山寺(矢田寺)の「矢田地蔵縁起絵巻」(香雪美術館蔵)を拝見して知りました。圧巻は近江坂本
大阪・九条の映画館シネヌーヴォで映画「ブギの女王から銀幕のスターへ特集笠置シヅ子」4月19日(金)まで、上映中です。私が昨日見たのは、『のんき裁判』。絶対、こんな裁判ないだろう、という面白い設定に、豪華な出演者。堪能させていただきました。シネヌーヴォ**************アプリ「ヒマラヤ」でラジオを始めました。アプリ「ヒマラヤ」をダウンロードして天野光で検索してください。フォロー&コメント、よろしくお願いします。好奇心は人生の宝。古
遅ればせながら令和6年(2024年)4月6日(土)4月文楽公演初日の簡単レポートを書かせていただきます。お天気は快晴、国立文楽劇場前の、桜も満開でした。柱巻のポスターは国立文楽劇場開場40周年。劇場1階入り口では大団七の巨大首(かしら)がお出迎え。巨大首は文七も、置いてあります。記念撮影スポットですよ。劇場内も桜の花が、いっぱい。
2024年(令和6年)4月7日(日)大阪・無衰山浄國寺、南に位置する生玉公園西出口広場にて「文楽の中の新町の女性たち」を講演させていただきました。講演開始前の会場。文楽6作品に登場する「新町の女性たち」について、お話させていただきました。金臺寺から浄國寺に向かって夕霧太夫行列が行われました。
本年も御縁があり、「夕霧太夫行列」の開催される4月7日(日)9時45分より、講演をさせていただきます。テーマは「文楽の中の新町の女性たち」です。かつて浄國寺があった近くの新町には大坂で唯一の官許の廓がありました。そのため「文楽の物語」に、夕霧太夫を始めとする新町の女性が登場しています。今回の講演では、それぞれの女性の個性や共通点についてお話します。講演は30分を予定しています。会場は、大阪市天王寺区下寺町浄國寺様の南に位置する生玉公園西出口広場(松屋町筋沿い)で
大阪にも春がやってきます。明日から国立文楽劇場開場40周年4月文楽公演が始まります。第2部は、「豊竹呂太夫改め十一代目豊竹若太夫襲名披露口上」と襲名披露狂言『和田合戦女舞鶴(わだかっせんおんなまいづる)』市若初陣の段の上演もあります。文楽ファンは、もちろんのこと、文楽に馴染みのない方も大名跡十一代目豊竹若太夫が誕生する歴史的瞬間に、是非、お立合いください。国立文楽劇場では特別な企画を予定しています。まず、明日の初日では、第1部・第2部へご来場のお客
大阪・なんばパークスにある西城秀樹さんの手形アートの位置が変更されているというニュースを聞いて、確認しに行ってきました。以前は屋外のパークスガーデンにありましたが、今は7階のパークスミュージアム、向かって左手側、エレベーターホールの前の壁面に移設されていました。では、今まであった場所は、どうなっているか?見に行ってきました。何も無くなっていますね。以前の様子は過去のブログに書いています。当ブログ本日、西城秀樹星誕生祭。
歩くのがイヤな人は、バスで行くしかないんですが、「11分・750m、歩いても良いよ。」という人は、2024年3月23日(土)北大阪急行が延伸した終着駅箕面萱野駅で下車して、行ってみてください。入館料無料「萱野三平記念館」へ。萱野三平(かやのさんぺい)は文楽や歌舞伎の『仮名手本忠臣蔵』で早野勘平(はやのかんぺい)のモデルとなった人です。俳諧の腕にも優れ、俳号は涓泉(けんせん)と言います。「萱野三平記念館」内の管理棟は「涓泉亭(けんせんてい)」と命名されています
紫式部が、『源氏物語』の着想を得、執筆したとされる滋賀県大津市の石山寺へ行ってきました。JR石山駅から大河ドラマ『光る君へ』ファンを歓迎するムードいっぱいです。京阪石山駅に乗り換えて、石山寺駅へ。石山寺駅に着きました。『光る君へ』のラッピングトレインに遭遇できませんでしたが、紫色に塗られた駅にテンションが上がりました。「石山紫の道」「石山寺郵便局
翌朝、目覚めて、夢ではないか?と確認しました。『文楽冥途の飛脚TheLovers’Exile』ブルーレイ・ディスクに確かにサインがありました。ずっと憧れていたマーティ・グロス監督にお会いできたのです。映画『文楽冥途の飛脚』は1979年夏に京都・太秦撮影所に舞台セットを作り上げ、昭和を代表する名人たちが出演して撮影され、翌1980年に完成した作品です。2024年(令和6年)3月14日(木)大阪・銭屋サロンで開催された「第4回民藝の貴重映像を観る。」に行ってき
2024年(令和6年)2月5日(月)から開催中の神戸女子大学古典芸能研究センター「芸能と遊び~暮らしの中の楽しみ~」に行ってきました。展示品は能楽が多め、そして歌舞伎の展示もありました。文楽や歌舞伎の演目でもあるように女性の教科書と言える「女庭訓(おんなていきん)」は知っていましたが、男性の教科書の「男重宝記」は初めて知りました。その本には、「謡を人前で謳うときの心構えなどについて」詳しく解説されているそうです。また「役者評判記」は園田学園女子大学の近松講
2024年(令和6年)3月9日(土)あましんアルカイックホール・オクトで開催された文楽の地方公演に行ってきました。阪神電車尼崎駅から徒歩5分ぐらいで会場に着きます。あましんアルカイックホールオクトは、都ホテルニューアルカイックの奥にあります。昼の部は『義経千本桜』椎の木の段すしやの段権太のぬいぐるみと記念撮影。プロ
現在京都南座で上演中の「三月花形歌舞伎」に行ってきました。私が鑑賞したのは、3月5日(火)桜プログラムでした。あいにくの雨。中村隼人さんサイン入りポスター中村壱太郎さんサイン入りポスター尾上右近さんサイン入りポスター開場しました。記念撮影スポット至る所に福井県紹介のコーナーが!近松が生まれ育
2024年(令和6年)2月25日(日)京都市国際交流会館イベントホールで開催された京都府次世代等古典芸能普及促進公演「素浄瑠璃の会」に行ってきました。開場前の様子公演チラシの裏の文章がとても良いので引用させていただきます。「足りないのは経験」経験する機会を作ることで、経験する為の準備、即ち、師匠先輩方の指導を受ける機会を作り、経験することで共に舞台に立つ太夫、三味線との関わり方を理解し、経験を経て今
眼鏡愛用者かつ近松門左衛門が生まれ育った町鯖江市大好き人間ですから見にいかないといけないでしょ?映画『おしょりん』2023年11月22日(水)福井県鯖江市で行われた「近松シンポジウム」を拝聴するために訪れた鯖江市でしたが帰りに立ち寄った「鯖江市観光案内所」で映画ポスターが貼ってあったので『おしょりん』のことを聞いていました。「雪が積もる農閑期にできる仕事を探すことがきっかけだった眼鏡産業」と言う事。「ロケ地は鯖江市では無かった」こと。ネタバレが嫌いなので、それ以上
現在大阪松竹座で上演中。夜の部1つ目の演目『新版色讀販(しんぱんうきなのよみうり)』「ちょいのせ」はお染と久松の恋物語を軸に展開されるたくさんある「お染久松物」の1つです。お染は大きい質店油屋のお嬢様。そのお店は東横堀瓦屋橋詰に実際存在していました。劇場の松竹座と瓦屋橋の距離はわずか1キロメートル。そんな近くの物語を劇場で見れるなんて、興奮してしまいます。瓦屋橋
「道頓堀へ寄りゃんなや」『曽根崎心中』の中でお初と二人になりたいために丁稚を先に帰す場面で徳兵衛が言う台詞です。当時道頓堀は芝居町であり、繁華街であったのです。「立春歌舞伎特別公演」夜の部では一、新版色讀販(しんぱんうきなのよみうり)ちょいのせ一、連獅子一、曽根崎心中が上演されています。昨日(2024年2月6日)夜の部を見に大阪松竹座に行ってきました。
2024年2月3日(土)兵庫県尼崎市ピッコロシアター大ホールで開催された「桂米團治独演会」に行ってきました。14時開演宿屋町桂弥壱動物園桂米團治癪の合薬桂慶治郎たちぎれ線香桂米團治中入三味線風流浅野美希蛸芝居桂米團治16時44分ごろ終演【雑感】中入後の浅野美希さんの「三味線風流」。とても興味深かったです。演奏の前に時代背景や曲がで
2024年(令和6年)1月26日(金)兵庫県尼崎市アルカイックホール・ミニで開催された令和5年度尼崎市民芸術賞受賞記念「桂八十八独演会」に行ってきました。ロビーの金屛風の前に尼崎市民芸術賞の賞状、授賞式の写真、尼崎市民芸術賞のメダルが!中入と終演に物販も、ありました。6時30分開演つる桂八十助禍は下桂八十八稽古屋桂米團治一文笛桂八十八中入対
昨日2024年(令和6年)1月26日(金)大阪を中心とした伝統芸能振興事業実行委員会主催文楽キャラバン1日目(会場なんばCITYガリレアコート)に行ってきました。私が鑑賞したのは、1日2回公演の1回目、16時からの部でした。開演前。床几に座っている時にステッカーをいただきました。開演13分前から司会の落語家桂福龍さんの前説が始まりました。
関西大学校友会様から、機関誌「関大」1月号にて天野様が人形浄瑠璃文楽鑑賞の事前講座をしてくださった内容を掲載いたしますので、お送りさせていただきます。と、ご連絡をいただいておりまして、先日、機関誌「関大」1月号が自宅に届きました。著作権の関係で、私が個人的にネットに上げることができませんが、機関紙「関大」Web版は、どなたでも読むことができますので、リンクを貼らせていただきます。機関紙「関大」Web版第639号。校友会の活動のページ31ペ
本日2024年1月20日(土)19時から20時54分までBS日テレにて「発見!ニッポンの神業スペシャル!第7弾知れば楽しい伝統芸能~能・狂言・文楽~」が放送されます。こちらの番組の素晴らしいところ、たくさんあると思うのですが、1つ挙げるとすると放送前から番組情報を公式X(@kamiwaza_bs4)やYouTubeチャンネルで番組の放送内容を何度も告知してくれたことです。文楽関係の動画だけでも2つありました。文楽「曾根崎心中」を7分で紹介❗️初代国立劇場さよな
ただいま、大阪中之島美術館で開催中の「決定版!女性画家たちの大阪」に昨日、行ってきました。入口でナビゲーター木南晴夏(きなみはるか)さんの音声ガイドを借りました。第5章は撮影オッケーなのも嬉しいところ。昨年1月から4月、同所で開催された「大阪の日本画」と重複する作品が展示されていたのは否めないのですが、当ブログネタバレあり。大阪の日本画@大阪中之島美術館簡単レポート今から100年も
私は文楽の事前講座をするときは演目に因んだ着物コーディネートをしています。初春文楽公演の事前講座では『近頃河原の達引(ちかごろかわらのたてひき)』堀川猿廻しの段に合わせたコーディネートをしました。スカートと合わせた和洋折衷コーディネートです。この物語では、「猿廻し」の「猿」が登場するので、「猿尽くし」にしました。半襟は「猿の絵」。着物は抽象的な「猿の図案」。帯留は、九谷焼の「猿のブローチ」です。**********
2024年1月7日(日)に開催された「天野光と文楽へ行こう18」。私の事前講座、文楽鑑賞と続き、最後は豊竹希太夫(とよたけのぞみだゆう)さんの太夫解説でした。「お正月の文楽公演は、お楽しみいただけましたか?」現在の国立文楽劇場でのお正月飾りとコロナ禍前の手ぬぐい撒きのこと、えべっさんに際しての文楽関連行事についてのお話。文楽について。「お稽古ごととして義太夫を語ることは大変人気があったので、太夫の見台や床本などを売るお店が大阪
2024年(令和6年)1月7日(日)大阪・国立文楽劇場で「天野光と文楽へ行こう18」を開催しました。会議室で開催された事前講座を終えて劇場に向かいました。快晴です。青々とした空が広がっています。正面玄関には、セキュリティ対策の立て看板が。通常2階で行われるチケットのもぎりが1階で行われ、2階へ上がると、空港の保安検査場さながらのセキュリティチェックが行われました。今回鑑賞するお芝居は『七福神宝の入舩(しちふくじんたか