ブログ記事83件
Sh2‑155は、ケフェウス座に広がるHII領域。星の誕生によって周囲のガスが押し広げられ、洞窟のように見える暗黒帯が特徴的です。周囲には暗黒星雲や反射星雲が点在し、赤・青・黒が入り混じる表情豊かな領域です。洞窟星雲は派手さこそないものの、淡い赤の層が重なり合う“静かな美しさ”が魅力です。秋の天体の中では早く南中するため、晩夏から撮影が可能で、本格的なシーズンは秋。夏の星雲たちが西へ沈んでいく頃、夜空の高い位置でひっそりと存在感を増していくそんな季節の移ろいを感じさせる対象です
ネット上でも一時は、人気の“カラフルタウン”などさそり座の写真であふれていましたが、最近はいて座、はくちょう座、さらにはアンドロメダ大銀河の投稿が増えてきました。そもそも一般の方が感じる“星座の季節感”と、天体写真を撮る人の感覚は少し違っていて、私たちにとっては一晩に最も長い時間撮影できる季節こそが旬です。たとえば、さそり座は5月末の夜半に南中し、長時間撮影できるベストシーズンを迎えます。一般の方には「さそり座は夏の風物詩」でも、天体写真マニアにとっては7〜8月はもう季節の終わ
はくちょう座も北アメリカ星雲を筆頭に、サドル(γ星)付近から三日月星雲にかけて星雲が密集する魅力的な領域です。このプロペラ星雲(DWB111)〜サドル北部(IC1318A)の星域も以前一度撮影しましたが、今回は反射星雲NGC6914の青味も取り込むため、ブロードバンド(ノーフィルター)で挑戦しました。(NGC6914と同一構図にすると良いと、同行の亀岡Sさんに教示いただきました)ところが撮影はトラブル続きで、せっかく5時間以上撮影したにもかかわらず、極軸ずれによるガイドエラー
いて座の大星雲M8(干潟星雲)のすぐ横にある猫の手星雲、単独での撮影は初。7/13同行のSさんから「ブロードバンドで青い部分が写るよ」と伺い、試しに長焦点(1000mm)で撮影してみました。M8やM20があまりにも存在感が強いので普段はやや埋もれがちですが、淡々とした対象ではなく、露光時間をしっかりかければM8の外縁部とつながる赤い散光星雲(Hα)、青白い反射星雲、暗黒帯(ダストレーン)が浮かび上がり、自ら存在を主張してくる星雲です。さそり座にも猫の手星雲(NGC
天気の話ばかりしても仕方ないのですが、6月に続き7月もボウズか……と思っていたところ、7月9日に晴れの予報が出ていることが判明。亀岡のSさんに声をかけ、急きょ出撃することになりました。先日のCANPでもいろいろお話したSさんは、私と同じく「遠征スタイル」かつ「モノクロではなくOSC(一発カラー)」で撮影されている方で、毎月のようにフォトコンに入選される実力者。まさに目標とすべき存在です。今回もさまざまな工夫を教えていただき、とても勉強になりました。ありがとうございました。
梅田へ行ったついでに久しぶりにKyoeiさんでお買い物。今さらですが(同好会メンバーの勧めもあり)FSQ106にEAF(+K-ASTECアダプター)を導入しました。昨晩テストしてみましたがデフォルト値でも問題なく動きました。(バックラッシュは0にしました)1~2分で合焦してくれ、大幅に時短に貢献予定です。K-ASTECのアダプターも高価だけど出っ張らないのでカッコイイ。もう少し早く付けておくんだった。接眼部周りも中華製の赤い部品に浸食されています。さて今日のお題、青い馬
⭐今回は予定を変更し、SeestarS30でIC4603・IC4604(反射星雲)です。皆さん、よくご存じのカラフルタウンの一部です。【天体の説明】🌌IC4603・IC4604――へびつかい座に漂う青い星雲のさざめきへびつかい座の中心部、アンタレス周辺の複雑な星雲地帯に、IC4603とIC4604という二つの反射星雲が静かに漂っています。どちらも強烈な恒星の光を受けて青く輝く反射星雲で、星の誕生を示す赤い輝きとは異なる、澄んだ色彩が特徴です。✨IC4604は、明るい恒星ρ(ロ
これは昨年5月ファーストショットに続き、今年2夜で計3夜かけて同じ撮影機材で撮り増した作品です。(自己最高の11時間15分)へびつかい座ρ分子雲といっても、実際には「さそり座カラフルタウン」の五角形の上にある星──へびつかい座ρ星──の周辺に広がる反射星雲IC4603〜4605と、そこから伸びる巨大で濃い分子雲の領域を指します。この天の川に浮かぶ反射星雲や暗黒帯はエネルギーが凄まじく、「書」のように見える宇宙の造形です。地味で落ち着いた和風な色に仕上げるため、できるだけカラフルタウン
最近Xで話題になっている「老害おじさん図鑑」。さまざまな職種や趣味の分野で、AI(ChatGPTなど)に生成させた“あるある”が投稿されていて、つい腹を抱えて笑ってしまいます試しに私も「天体写真の老害おじさん図鑑を作って!」とChatGPTに投げてみたところ、5分ほどでそれらしいものが出てきました。読んでみると、自分にも2〜3点ほど思い当たる節があって、ちょっと身につまされるところもあります。気を付けていきたいですね。それにしても、こうしたデータがビッグデータとし
IC4592は、さそり座の方向に広がる淡い反射星雲で、青くたなびく姿が「青い馬の頭」に見えることからBlueHorseheadNebulaと呼ばれています。中心付近のνScorpii(ニュースコルピイ)の光を反射して青く輝きます。明るい星の光を細かな塵が反射することで生まれる青色は、夜空の中でも特に繊細で、肉眼ではほとんど見えないほど淡い存在です。写真に収めると、馬が夜空を駆け抜けるようなシルエットが浮かび上がり、広がる塵のベールが静かな宇宙の奥行きを感じさせてくれます。夏の
⭐今回は、SeestarS30でVdB140(反射星雲)を撮ってみました。きれいな星雲ですが、意外に簡単に写ってくれました。【天体の説明】🌌VdB140(ケフェウス座)——静寂の中に浮かぶ青い反射星雲ケフェウス座の暗い星野の中に、そっと青い光を漂よせた小さな反射星雲がVdB140です。大きく広がる派手な星雲ではありませんが、青い反射星雲に赤い色を微妙に滲ませた綺麗な星雲です。✨この星雲の青さは、近くの恒星の光が星間塵に反射して届くために生まれたものだそうです。塵の粒
NGC7023アイリス星雲は、青い反射星雲と、その周囲に広がる淡い分子雲が織りなす美しい領域。長時間露光で浮かび上がる“もくもく”したダストの模様は、まるで宇宙に咲く花のようです。技量が伴わないので、分子雲を出そうとすると、アイリスの反射星雲が飛んでしまう悩ましい場所です。撮影データ2026/05/06AskarFRA400+レデューサー(D72FL280F3.9)ZWO183MCProSV165(D30,120mm)ASI120MM-Mini+
⭐今回は、SeestarS30で撮影したIC1287(反射星雲)です。反射星雲はSeestarS30ではあまり撮影されないようなので撮ってみました。【天体の説明】🌌たて座に漂う光の雲―IC1287夏の天の川を見上げていくと、たて座には淡い光をまとった小さな雲が浮かんでいます。IC1287は、星の光を受けて青白く輝く反射星雲で、自ら光を放つのではなく、若い恒星の光を細かな塵が散乱させることで輝いています。✨この星雲の中心付近には、周囲の塵を照らすB型星があり、その
露出10分、S30、午後9時半。自宅庭にて撮影
今年は午年ということもあり、年始のSNSは美しい馬頭星雲の画像であふれていました。私も虎視眈々と馬頭を狙っていたのですが、12月は遠征が一度きりで時間切れ。結局撮れずじまいで、年始の挨拶は「青い馬星雲」でお茶を濁すことになりました。年が明けてから、あらためて一度は撮っておこうと反射望遠鏡で挑戦。撮影自体は始めた頃に何度か経験がありますが、「馬頭はナローを使わないのが基本」ということで、今回はノーフィルターで撮影してみました。結果はというと、やはり(特に反射では)撮影も画像処理も難
これが元画像です。改善後の画像がこれです。見違えるほど鮮やかに反射星雲が浮かび上がりました。
カメレオン座は全く知識がないので調べてみると、南半球の南極近くにひっそりと輝く小さな星座、日本からは絶対見ることのできない位置にあります。大航海時代に名付けられた新しい星座のひとつで、ギリシャ神話には登場しないけれど、そのユニークな名前や形から「変化」「適応」の象徴らしい?濃密な星間塵が深い黒い帯として現れ、光る反射星雲と共に作り上げている様子が見どころか。画像の中央上部に見える赤い三角の星雲「カメレオン座赤外星雲(ChamaeleonInfraredNebula)」は、O
昨年11月のkoheiさんに刺激され、12月に鍵穴星雲周辺の撮影に挑戦しました。明るい反射星雲の中央が極端に暗くなっていて穴のようです。2000年のハッブル宇宙望遠鏡撮影で、このNGC1999反射星雲は、「CosmicKeyhole(宇宙の鍵穴)」として有名になりました。その頃は、高密度の分子雲が可視光線を遮ったと思われていました。その後、ハーシェル宇宙望遠鏡などの観測で、鍵穴は「見た目通りの空洞」であると、2010年に明らかになりました。久々の長焦点反射鏡で、フラットがうまく合わずに、強
IC348/ペルセウス座を撮影したのです。分子雲の中にある星雲で、星形成領域であり、反射星雲と生まれたての恒星からなる散開星団で構成されています。しかし、明るい「ATIK」が邪魔をして上手く編集できずお蔵入りしていたのですが、アップする画像も無くなってきたのではじめからやり直して見ました。分子雲の中にあるのですが、あまり強調すると破綻してしまい私の力量ではこれが精一杯でした。撮影データ:2025/11/24R200SSF4(D200,fl760f3.8)+コレクタ
2025後半の撮影スタイルは、ブロードバンド撮影が増えて行きました。ナローバンドでは反射星雲が写らず、反射星雲を撮影したいがためブロードバンドに戻ってきました。12月には分子雲の編集にも挑戦してみました。更に、天フリさんの企画で「TASC-onリコリモ」リザルト共有サービスに加入し北半球では撮影の難しい南天の星雲タランチュラ星雲やマゼラン星雲などの撮影データを利用することができ、充実した天体活動を送れたのではないかと思っています。来年も引き続き活動を進めたいと思っていますのでよ
今年も色々天体写真を撮影してきました。適当にですが、写真をピックアップしてみました。前半はナローバンド主体の撮影が多かったような気がします。中々選びきれないですね。
昨日は朝から寒いと思ったら雪が降り始め平野部でも雪が積もりました。これ以上は積もらないようなので、一安心でけれど。これでしばらく撮影にも出かけることがないかもしれないので、機材を少し整理しておかないと段々小物が増えてどこに何があるのか分からなくなってしまいました。💦屋根に積もった雪です。ストック画像です。また、「魔女の横顔星雲」です。自分的には、編集の練習を兼ねて短時間ですが題材として撮影しています。今年は、カメラ・望遠鏡色々変えて3、4回は撮影しています。今回編集してい
オリオン座に位置するNGC1788は、周囲の星々からの光を受けて青白く輝く反射星雲です。この下には魔女の横顔星雲があります。撮影してみたけれど何だかちょっと地味ですね。撮影データ:2025/12/18望遠鏡:AskarFRA400+レデューサー(D72,f280mm,F3.9)カメラ:ZWO2600MCPro赤道儀:AM3オートガイド:ASIAIRPLUS-256フィルター:UV/IRカットフィルター設定:Gain100300s×30
最近分子雲シリーズとなっていますが、今回の対象は「ハインドの変光星雲(NGC1555)」は、おうし座に位置する反射星雲で、変光星のおうし座T星からの光を受けて輝いています。ヒアデス星団の近くにある小さく暗い星雲ですが、明るさが形が変わる奇妙な星雲として有名です。中央の星雲の中に小さく写っています。撮影データ:2025/12/20望遠鏡:AskarFRA400+レデューサー(D72,f280mm,F3.9)カメラ:ZWO2600MCPro赤道儀:
ケフェウス座のアイリス星雲(NGC7023)付近の分子雲を撮影してみました。撮影していてもアイリス以外はほとんど分かりません。編集してみて初めて分子雲が現れます。アイリス星雲を入れたのは自分がどこを撮影していたか後で見返すと分からなくなってしまうためです。アイリス以外は殆ど未知の星雲です。一応番号が付いていますが、LDN1147,1148,1155,1158.....など全く知りませんが。今日はこのエリアをじっくり撮るつもりでしたが、実際は14枚しか使える画像がありませ
M78星雲は、オリオン座に位置する美しい反射星雲です。この星雲の最も特徴的な点は、その青白い輝きです。星雲が反射星雲と呼ばれる種類の天体であり、近くの若い恒星の光を周囲のガスや塵が反射して輝いているのです。いつもは、オリオン座を囲むバーナードループと一緒に取ることが多いので、M78星雲をじっくりと撮影したのは初めてかも知れません。撮影データ:2025/12/18総露光159m望遠鏡:R200SS(D200mm,FL760,F3.8)+コレクターPHカメラ
新しく天体改造したカメラのファーストライトの続きです。X10のカメラセンサーはAPS-C、6000×4000(2400万画素)、ISO100~12800HISO25600相当の感度拡張が可能、方や壊れたX6iは5184×3456(1800万画素)ISO感度は同じですね。比べてみるとそれほど変わらないでのでは?動画が4Kになったぐらいか、あまり使わないですが。ボディはよりコンパクトで軽いです。画素数が増えた分少しは奇麗になるか?フィルターはX6iがそのまま使えます。
12月に入って撮影できる晴れ間がありません。ただ1日撮影できたのが10日でした。雲の隙間を狙ったIC1333/ペルセウス座です。ようやく撮影できたのですが、月が出てきた12時ごろのは雲で覆われてしまったため消化不良のまま撮影終了。それからもう新月近くになってしまいました。今回はLRGBで撮影したのですがどうも星の色が出ない、白っぽい星になってしまいました。今月は、果たして撮影できる日はあるのか?撮影データ:2025/12/11望遠鏡:SHARPSTAR6
昨日に続きバラ星雲付近をアップします!まず、縦構図で撮影すべきでした。LRGBHOを撮影したけれどどの様に編集しようか?まず、LRGBの合成とHOO合成をする。次にできた画像を合成する。そして出来上がった画像が次のとおりとなりました。利点は、LRGBのカラーバランスとHOOの星雲の写りが良い部分が強調される。HOOでは写らない反射星雲なども表現できるところか。欠点はフィルター枚数が多いので撮影に時間がかかる。今回1フィルターに300s×4枚撮影でしたけれど合計12
IC405の中央付近の明るい星が「ぎょしゃ座AE」で、その光に照らされたガスがX字状に青白く光っています。ちなみに、この星雲には「vdB34」というカタログナンバーが振られています。ナローバンドではこの星雲は写らないので、通常のカラー撮影です。結果、反射星雲はきれいに写りましたが、勾玉の散光星雲部分は余り写らなかったです。撮影データ:2025/10/23総露光45m望遠鏡:R200SS(D200mm,FL760,F3.8)+コレクターPHカメラ:183MCPro赤道儀