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原油相場は5営業日振りに反発です。前日引け後の時間外取引はAPI統計の原油在庫大幅減少で底堅い展開となりましたが、EIA統計の数字は予想の範囲を越えず一旦落ち着いています。12月17日のNYMEXWTI原油先物の終値は前日比67セント高の$55.94/bblで、引け後の時間外取引は$56/bbl台後半です。$55/bblはサポートとして機能してきただけに、その水準からの一段の下げにもきっかけが必要でしょう。ベネズエラ情勢などもあり、一気に下放れる展開が予想し難い環境であるこ
原油相場は4営業日続落で、2021年2月以来の$55/bbl割れとなりました。前日引け後の時間外取引は頭重い展開で始まり、その後終日軟調に推移しています。12月16日のNYMEXWTI原油先物の終値は前日比$1.55安の$55.27/bblで、引け後の時間外取引は$55/bbl台前半です。ウクライナ和平交渉に対する楽観的な見通しが、需給の一段の緩和観測を生んでいます。$60/bbl大台が節目の通過点としての意味しか無いのに対し、$55/bblは明確なサポートとして何度か機能し
原油相場は3営業日続落です。ウクライナ和平交渉の進展への思惑を受けて支えが弱まり、10月以来の低水準となりました。12月15日のNYMEXWTI原油先物の終値は前日比62セント安の$56.82/bblで、引け後の時間外取引は$56/bbl台半ばです。長期的なダウントレンドに従って軟化を続ける原油相場ですが、$50/bbl大台前半はコロナ禍後に経験しておらず、一定のサポートが見込まれます。とはいえ、世界的な需給バランの供給過剰を覆すような状況にならない限り、相場の大きな方向性が
原油相場は小幅続落です。前日引け後の時間外取引は底堅く始まりましたが、上昇の機運が盛り上がらないまま軟化しました。12月12日のNYMEXWTI原油先物の終値は前日比16セント安の$57.44/bblで、引け後の時間外取引は$57/bbl台半ばです。ベネズエラ情勢は緊迫化していますが、元々制裁で供給の細っている同国の動静が世界的に大幅な供給過剰が続く市場に与える現実的な影響は軽微です。今月の各機関の需給予測はEIAが若干緩む方向、OPECは横這いでIEAはわずかに引
原油相場は反落です。前日引け後の時間外取引は軟調に始まり、$57/bblで支えられたところで一服しています。12月11日のNYMEXWTI原油先物の終値は前日比86セント安の$57.60/bblで、引け後の時間外取引は$57/bbl台後半です。ウクライナ和平交渉進展に対する期待感が重石となる一方でベネズエラを巡る緊張が一定のサポートを提供し、決定打の無い中で原油相場は世界的な供給過剰を背景にした下げトレンドを脱することができません。この日発表の需給予測はIEAが前月の数字
原油相場は3営業日振りに小幅反発です。前日引け後の時間外取引は動意が薄く、ニューヨーク時間帯の朝方に一旦下げたものの、$57/bbl台半ばで支えられ切り返しています。12月10日のNYMEXWTI原油先物の終値は前日比21セント高の$58.46/bblで、引け後の時間外取引は$58/bbl台後半です。市場の空気が弱気に傾いているわけではないため、下げが続くと安値を拾う展開となります。ただ、需給バランスの大幅な供給過剰が続く限り、下げトレンドの転換には全く新しいストーリーが求められ
原油相場は続落です。特に目新しい材料は無く、需給バランス見通しも緩和寄りに修正されて頭重い展開です。12月9日のNYMEXWTI原油先物の終値は前日比63セント安の$58.25/bblで、引け後の時間外取引は$58/bbl台半ばです。米国エネルギー情報局(EIA)の12月短観によると、2025年の世界の石油需要見通しは日量1億394万バレルで前月予想から同20万バレルの下方修正、2026年の需要予測は日量1億517万バレルで前回から同3万バレルの下方修正でした。一方、20
<ウクライナ和平期待も、まだ先行き不透明感が強い>NYMEX原油先物相場は、1バレル=60ドル水準で緩やかな値下がりが続いている。米欧のロシア石油大手に対する制裁発表後に付けた10月24日の62.59ドルが戻り高値となり、11~12月は徐々に60ドル割れの取引時間を増やしつつも、大きな値崩れは回避されている。「需給緩和見通しの売り」と「地政学リスクの買い」が交錯する展開が繰り返されている。ウクライナ和平協議は年末に向けての原油相場急落を促し得るテーマとして注目されていたが、現状ではまだ和
原油相場は4営業日振りに反落です。週明けの時間外取引は$60/bbl台で始まったものの動意が薄く、中国の原油輸入増加にも反応が薄いまま下げに転じました。12月8日のNYMEXWTI原油先物の終値は前日比$1.20安の$58.88/bblで、引け後の時間外取引は$58/bbl台後半です。ウクライナ和平交渉にも進展が見られず大きな売り材料はありませんが、世界的な需給バランスの供給過剰がある以上原油相場に長期安定的な上昇の可能性も高くありません。中国税関総署によると、11月の同国の
原油相場は3営業日続伸で、終値は11月中旬以来の$60/bbl台となりました。12月5日のNYMEXWTI原油先物の終値は前日比41セント高の$60.08/bblで、引け後の時間外取引は$60/bbl台前半です。EUとG7がロシア産油の海上輸送全面禁止を検討との報道で下支えられています。EUとG7、ロ産原油の海上輸送禁止を検討価格上限措置から強化(ロイター)欧米諸国は久しくロシア産油の購入を止めていますが、中露などは割安なロシア産油調達を続けています。そう
レギュラーガソリン1㍑当たりの全国平均小売価格が前週調査より4円安い164円80銭だったことが判明。政府はガソリン税の暫定税率廃止に向けた移行措置として補助金を1㍑当たり5円増やして20円としました。店頭価格に反映され、大きく値下がりしました。ガソリン価格に直結する原油相場も安定しました。来週も下落しているので、家計の負担も少し減るのかなぁ?
原油相場は続伸です。米国の利下げ観測やウクライナ和平交渉の手詰まり感で支えられています。12月4日のNYMEXWTI原油先物の終値は前日比72セント高の$59.67/bblで、引け後の時間外取引は$59/bbl台後半です。前日引け後の時間外取引から小動きに終始したWTI原油相場は、引けにかけて上昇を示し一時$60/bblに達しました。ただし大台には節目という以外に大きな意味がないため、上抜けたショックで踏み上げという展開にはなりません。今のところ節目に到達したので一服
原油相場は小動きが続きます。前日引け後の時間外取引が軟調に始まり、その後やや戻りを示したものの高値は前日水準にわずかに届きませんでした。12月3日のNYMEXWTI原油先物の終値は前日比31セント高の$58.95/bblで、引け後の時間外取引は$59/bbl台前半です。WTI相場は$60/bblをやや下回る水準での推移となっています。$60/bbl大台に節目以外の意味は無いため強い抵抗線ではありませんが、世界的な供給過剰による重石が買い手に慎重姿勢を取らせます。ウクライナ和
原油相場は反落です。前日引け後の時間外取引は小動きに始まり、その後軟調に推移しました。12月2日のNYMEXWTI原油先物の終値は前日比68セント安の$58.64/bblで、引け後の時間外取引は$58/bbl台半ばです。ウクライナ和平交渉やベネズエラ情勢の不透明感で原油相場は方向性が定まらず、そうなると当面の基調である世界的な需給バランスの供給過剰による重石で軟化し易くなります。ただし、市場参加者の多くはそうした大局的なファンダメンタルズで短期の売買をするのを厭うため、目先の
原油相場は反発です。週明けの時間外取引は前週末の軟調からの戻りを見せましたが、反発力は鈍くその後小動きに終始しました。12月1日のNYMEXWTI原油先物の終値は前日比77セント高の$59.32/bblで、引け後の時間外取引は$59/bbl台半ばです。OPEC+は総会で全体での生産枠の現状方針維持を決め、有志8か国は1~3月の生産計画について前回定めた自主減産段階的削減の停止を確認しました。有志国は日量165万バレルの自主減産について10月から段階的縮小を始めていますが、12月ま
原油相場は60ドルを挟んで売買が交錯している。ウクライナ和平を巡る協議が進展しているが、相場は大きく値を崩すことなく、冷静な対応を続けているようだ。実際にウクライナ和平が実現すれば、瞬間的な下落余地は想定しておく必要があるものの、原油需給に与える影響は軽微との見方も根強いことが窺える。依然として中国以外の原油在庫は抑制されているが、米在庫は過去5年レンジの下限に留まっている。この状態を正常化するには長い時間が必要であり、このまま現行水準で底固さを維持することになるだろう。何らか
原油相場は小幅反落です。感謝祭の祝日を挟んで薄商いの中で底堅い動きを示したものの、$60/bblに到達する展望は見えず結局上げ幅をすべて失っています。11月28日のNYMEXWTI原油先物の終値は前日比10セント安の$58.55/bblで、引け後の時間外取引は$58/bbl台半ばです。連休狭間のうえ今週末にOPEC+の会合を控え、ウクライナ和平交渉にも目立った進展はありません。材料難になると、基調である世界的な供給過剰を跳ね返して上昇を続けるシナリオは描けませんね。一時的な
原油相場は反発です。ウクライナ和平交渉などに進展が無く、下げが一服する形で$58/bblを挟んだ展開が4日続いています。11月26日のNYMEXWTI原油先物の終値は前日比70セント高の$58.65/bblで、引け後の時間外取引は$58/bbl台半ばです。現在の原油相場の基本的なファンダメンタルズは世界的な供給過剰に圧された下げトレンドですが、そうした大局的な流れは短期の目立った動きを招くというより長期的な動きを主導します。足元は、ウクライナ情勢やOPEC+の生産調整を巡
政府は27日から、ガソリン価格の急激な変動を避けるため、石油元売り各社に支給している補助金を1リットル当たり5円増額し、20円とします。これは、年末に予定されているガソリン税の暫定税率(25円10銭)廃止に向けた、段階的な移行措置の一環です。この措置により、ガソリンの店頭価格は当面、値下がり傾向が続くと見込まれています。政府は、暫定税率の廃止を物価高対策の目玉と位置付け、家計の負担軽減を目指します。暫定税率廃止に向けた段階的な補助金増額補助金の増額スケジュールは以下の通りです。*11
原油相場は反落です。前日終盤の上昇が$59/bblで天井となり、下げに転じると安値を僅かながらも切り下げています。11月25日のNYMEXWTI原油先物の終値は前日比89セント安の$57.95/bblで、引け後の時間外取引は$58/bbl台前半です。ウクライナ和平交渉に確定的な動きがないためか大きく売られることはないものの、他に材料が無ければ世界的な需給バランスの供給過剰が原油相場を圧迫します。引き続きダウントレンド下での動きとなっており、基調が変わる兆しは見えません。
原油相場は4営業日振りに反発です。週明けの時間外取引は前週末の軟調を引き継ぎ$58/bbl前後での推移となりましたが、$57/bbl台半ばで支えられると調整の戻りを示しています。11月24日のNYMEXWTI原油先物の終値は前日比78セント高の$58.84/bblで、引け後の時間外取引は$58/bbl台後半です。反発とはなったものの、米国の金利動向やウクライナ和平交渉などを巡る不透明感で決定的な方向性は打ち出せず、世界的な供給過剰に圧された下げトレンドを抜けられません。ウクラ
原油相場は4営業日振りに反落し、過去3日間の上げ幅を超える下げを示しました。前日引け後の時間外取引は軟調に始まり、$60/bbl大台を割ると下げ足を加速しています。11月12日のNYMEXWTI原油先物の終値は前日比$2.55安の$58.49/bblで、引け後の時間外取引は$58/bbl台半ばです。米政府機関再開見通しの買いが一服すると追加の強材料も見当たらず、OPECやEIAの需給予測で改めて供給過剰感が意識されています。米国エネルギー情報局(EIA)の11月短観によ
原油相場は3営業日続伸です。米政府機関の再開見通しが引き続き楽観的なムードを醸成しますが、6月以来のダウントレンドを上抜いたわけでもありません。11月11日のNYMEXWTI原油先物の終値は前日比91セント高の$61.04/bblで、引け後の時間外取引は$61/bbl前後です。これといった新規材料が無い中、比較的新しい要素である米国政府機関閉鎖の終了に向けた動きが市場参加者の関心を集めています。世界の需給バランスは大きく供給過剰に傾いていますが、こうした基本的なファンダメンタ
原油相場は続伸です。米政府機関閉鎖解消の目途が立ち、楽観的なムードで前日引け後の時間外取引は堅調に始まりましたが、$60/bbl台半ばでは下げに転じています。11月10日のNYMEXWTI原油先物の終値は前日比38セント高の$60.13/bblで、引け後の時間外取引は$60/bbl台前半です。そして一旦は$59/bbl台半ばまで反落したものの、そこからは持ち直すなど小幅の往来が続きます。下げ切れず、といって上昇するだけの材料もなくという展開です。基本的には世界的な供給過剰の
原油相場は4営業日振りに小幅反発です。前日引け後の時間外取引は小確かりに始まり、中国の需要堅調などを受けて$60/bbl大台に乗せたものの、前日高値には届かず上げ幅を削っています。11月7日のNYMEXWTI原油先物の終値は前日比32セント高の$59.75/bblで、引け後の時間外取引は$59/bbl台後半です。終値は前日水準を上回ったとはいえ$60/bbl大台を割っており、軟調な地合いが変わっていません。市場の空気を一変させるような目新しい強材料が出ない限り、世界的な供給過剰に
原油相場は3営業日続落です。前日引け後の時間外取引はやや戻り気味でしたが$60/bbl台半ばで力尽きました。11月6日のNYMEXWTI原油先物の終値は前日比17セント安の$59.43/bblで、引け後の時間外取引は$59/bbl台半ばです。結局8~9月のレンジ圏であった$62~66/bblには定着できず、WTI相場は再び大台割れしています。足元に世界的な供給過剰がある以上、余程の強材料が無ければ上昇トレンドに転ずることは難しいでしょう。この日もウクライナによるドローン攻
原油相場は続落で、終値が2週間振りに$60/bbl大台を割りました。世界的な供給過剰が次第に市場参加者の心理を支配しつつあります。11月5日のNYMEXWTI原油先物の終値は前日比96セント安の$59.60/bblで、引け後の時間外取引は$59/bbl台半ばです。新規材料が無ければ自然と軟化する環境が続くものの、大台を割ったら急速に崩れるというわけでもなく、まだ下げに抵抗を示す姿勢が一定水準存在するようです。米国在庫統計はAPIもEIAも同様の傾向で原油在庫の増加とガ
原油相場は5営業日振りに反落です。前日引け後の時間外取引は軟調に始まり、ニューヨーク時間帯の朝方は$60/bbl大台割れを試しましたが、結局は支えられました。11月4日のNYMEXWTI原油先物の終値は前日比49セント安の$60.56/bblで、引け後の時間外取引は$60/bbl台半ばです。株式市場の調整に対する懸念などが、市場の空気を弱気にしています。4月以降続いてきたOPEC+の自主減産縮小は1~3月に停止となりますが、既に合計で日量260万バレルに上る増産の途上にあり、
原油相場は引き続き小動きです。4営業日続伸となったものの上げ幅は限定的で、一方下げも$60/bbl大台を割るには至りません。11月3日のNYMEXWTI原油先物の終値は前日比7セント高の$61.05/bblで、引け後の時間外取引は$61/bbl台前半です。ウクライナ情勢を巡るロシアの供給懸念が続く一方、来年の供給過剰に対する懐疑的な声も聞かれます。しかし、各機関の大幅な供給過剰予測に対し、懐疑論の根拠がインドの需要期待では相場の基調を変える力にはなりません。インドは一時期の
原油相場は3営業日続落の後、3営業日続伸となりました。しかし、合計の上げ幅は下げ幅の半分程度で基調が変わったとは言えません。10月の月間足は陰線で終わり、3か月続落となりました。10月31日のNYMEXWTI原油先物の終値は前日比41セント高の$60.98/bblで、引け後の時間外取引は$60/bbl台後半です。対露制裁に続いて米国のベネズエラへの攻撃計画で原油相場は下支えられています。軍事拠点への攻撃なので石油供給には影響が小さいと思われますが、何らかの障害となればベネズエラ原