第九十七代後村上天皇は室町時代、南北朝対立時代の南朝方二代目の天皇です。明治四十四年、南朝が正統とされたため歴代天皇として認定されましたが識者によれば認められるもなにも元々天皇だったのであり認められるというのがおかしいとのことです。そういわれてみれば、後亀山天皇の時代の明徳の和約が成るまでは南朝に三種の神器があったわけですから、後亀山天皇までの天皇がいらっしゃるわけです。南朝方の天皇は御歴代の代数となり、北朝方の天皇は「北朝何代」とされていますが、当時京においては北朝の天皇は普通にそれまでの天皇