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毎月の事ですが5月もあっと言う間に過ぎていきました。雨漏りをしていたデッキも数日かけての工事が完了し、その後の雨でも漏れておらずストレスの一つが無くなりました。1冊目は今年1月初版作品川野芽生の「Biue」学生演劇部の中で起きる性差別や性への違和感。繊細な心の動きが表現されている。二次性徴抑制治療という言葉も初めて知った。コロナ過での人の描写も絶妙。2冊目は本屋大賞の常連青山美智子の「リカバリー・カバヒコ」4年連続本屋大賞入選作家7位作品新築分譲マンション近く
透明な夜の香り(集英社文庫)Amazon(アマゾン)香りによって、その人の思い出とかが蘇る。そんな感じの話でした。独特な世界観ですね。櫻子さんの足下には死体が埋まっている謡う指先(角川文庫)Amazon(アマゾン)櫻子さんにとって正太郎は実の弟の代わりでもあり、そう出ないとも言える。櫻子さんの気持ちがハッキリわかった回でした。櫻子さんアニメ2期やらないのかなー面白かったのにー!
今日の本食の本なら、はずれはないと、思ってしまう。千早茜さんも、柚木麻子さんもいるしー。短篇のいいところは、再読しても楽しめるところと、読んだ内容を忘れてもいいやと、割り切ることにした。お話は。7作。食に、絡むお話。最後の砦のような居酒屋に集う人々。減量に奮闘する女性が巡り会った恋。美食の上で繰り広げられる、女同士の舌戦。などなど。一番好みはー神田茜さんの『サクラ』かな。誰?!神田茜さんって感じですが、講談師さんのようです。減量中の女性のちょっといい話です。すべて女性
「おいしいね」を分け合えるそんな人に、出会ってしまった。恋はもういらないと言うデザイナーの夕香。夕香の“まかない"が忘れられない営業職の正和。食事より彼氏より、研究一筋の日々を送る華。正和は、夕香が暮らす古い京町家でルームシェアをすることになった。理由は“食の趣味"が合うから。それだけだったのに、恋人の華には言い出せなくて…。三角関係未満の揺れ動く女、男、女の物語。京都を舞台とした物語。食の好みが合うというのは…大事だと思うけど…。高村さんとルームシェアする伊東くん
5月の読書メーター読んだ本の数:10読んだページ数:2501ナイス数:146調べてみよう名前のひみつ雑草図鑑の感想たまに図鑑、それも児童向けのを読むと心洗われる気がする。全編写真できれいで見やすい。牧野博士のころは想像もできなかっただろうなあ。作者は自然写真家さん。オオイヌノフグリの項の「もう少しいい名前はなかっただろうか。」とのつぶやきが数回でてくるのが面白かった。読了日:05月01日著者:夜明けの花園の感想理瀬シリーズは何作か読んだ事はあるのだが、あまり詳細に記憶がな
どちらの話もイケメン登場楽しく読めました『僕の女を探しているんだ』井上荒野愛する女性を探しているリーという青年。イケメンで背が高く、ふわっと包み込むように優しい(おっ!イケメン登場~)海辺で、列車で、病院で、湖で、ピアノで…困ったときにリーが現れ優しく守り救って、去る。(白馬の王子様みたい)そんな彼が救いの手を伸べる9つの短編です。読んだ後に韓国ドラマ『愛の不時着』のオマージュ作品だと知りました。見てないけど…ま、ファンタジ
集英社2020年4月第1刷発行2020年6月第3刷発行248頁仕事に行けなくなり自宅アパートでほぼ引き籠り生活をしていた元・書店員の一香近所のスーパーで見た求人広告に応募し採用されます仕事は、古い洋館の家事手伝い採用された理由は「嘘の香りがしなかったこと」その洋館では調香師の小川朔が、幼馴染の探偵・新城と共に、オーダーメイドで客の望む「香り」を作る仕事をしていました人並外れた嗅覚を持つ朔のもとには、誰にも言えない秘密を抱えた女性や、失踪した娘の手がかりを求める親
透明な夜の香り/千早茜透明な夜の香り(集英社文庫)Amazon(アマゾン)あらすじ香りで様々なことがわかってしまう調香師の朔さんのもとで働き始めた一香が徐々に元気を取り戻していく物語。感想朔さんの一香への気持ちは、愛着なんだと思います。朔さんは自分の気持ちが愛着なのか執着なのかわからなくて戸惑って、そして一香を遠ざけた。お互いにお互いを必要としていたのに。もだもだ難しい関係だなぁ、でもとても愛おしいなぁ!そう思いながら読みました。一香の抱える
千早茜さんのエッセイ、『わるい食べもの』を読みました。https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-744363-9わるい食べもの/千早茜|集英社―SHUEISHA―「いい食べもの」はもうたくさん食いしん坊作家の気高く勇敢な食エッセイアフリカで体験した衝撃的な「ウニ」の記憶、表参道のお洒落カフェで身体にいいメニューを試したら「鳥のエサ」になった話など、「食」をテーマに幼少期の記憶から創作の裏側
久々に重い小説図書館で予約待ちし一年かかってようやく借りられた本石見銀山の話現在は観光地化されているが銀で栄えたという表面的な明るい面とは裏腹に劣悪な環境や病との闘いなどがあった!しろがねの葉[千早茜]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}
★★★「竜舌蘭」「結露」「この世のすべての」「林檎のしるし」「指の記憶」「グリフィスの傷」「からたちの」「慈雨」「あおたん」「まぶたの光」傷に纏わる10話収録の短編集。1行目で千早さんを感じる。そしてすぐさまその静謐な世界観に惹き込まれた。事故による傷、自ら刻んだ傷、心の傷。傷はかさぶたとなり剥がれ落ちなめらかになる。だが傷跡の記憶や、目に見えない傷(グリフィス)は、いつまでも心に居座り自分を苦しめ続ける。犬嫌いな男と、この世の全ての男を嫌悪する女性
『透明な夜の香り』千早茜(著)【内容情報】(Amazonより)元書店員の一香がはじめた新しいアルバイトは、古い洋館の家事手伝い。その洋館では、調香師の小川朔が、オーダーメイドで客の望む「香り」を作る仕事をしていた。人並み外れた嗅覚を持つ朔のもとには、誰にも言えない秘密を抱えた女性や、失踪した娘の手がかりを求める親など、事情を抱えた依頼人が次々訪れる。一香は朔の近くにいるうちに、彼の天才であるがゆえの「孤独」に気づきはじめていた―。「香り」にまつわる新たな知覚の扉が開く、
◎。クローゼット千早茜とても魅力的な服飾の美術館のお話、実際にモデルがあると知ってびっくりしました!⇑クリックお願いいたします<(__*)>
☆男ともだち千早茜この主人公の10年後のイメージが『マリエ』の主人公と聞き読んでみたこの千早さんらしい雰囲気、めっちゃ好き!⇑クリックお願いいたします<(__*)>
◎。マリエ千早茜新直木賞作家が描く、おとなの女性の結婚と幸福をめぐる物語千早さんの心の中を覗く様な気分でした⇑クリックお願いいたします<(__*)>
千早茜『グリフィスの傷』グリフィスの傷/千早茜|集英社―SHUEISHA―からだは傷みを忘れない――たとえ肌がなめらかさを取り戻そうとも。「傷」をめぐる10の物語を通して「癒える」とは何かを問いかける、切々とした疼きとふくよかな余韻に満ちた短編小説集。「みんな、皮膚の下に流れている赤を忘れて暮らしている」。ある日を境に、「私」は高校のクラスメイト全員から「存在しない者」とされてしまい――「竜舌蘭」「傷が、いつの日かよみがえってあな…www.shueisha.co.jp
新潮社2022年9月発行2023年1月3刷314頁戦国末期秀吉の唐入りの徴用と凶作が重なり、貧しさに耐えかねた一家が村の隠し米を盗み夜逃げしかし、追っ手が迫り幼い少女ウメは両親とはぐれてしまいます道に迷ったウメが入り込んだのは岩見国、仙ノ山と呼ばれる銀山の間歩(坑道)でしたそこで、天才山師・喜兵衛に拾われ、鉱山の知識と未知の鉱脈のありか、山で生きる知恵を授けられ、女ながら間歩で働き始めます元々夜目が利くウメは暗い間歩の中で重宝されますが、本来銀堀は男の仕事女性
今日の読書は千早茜さんの″さんかく″千早さんの食べ物の描写が相変わらずすごいよりによって空腹のタイミングで読んでしまったのでそのおいしそうな描写の連続におかしくなりそうでしたおいしいものは好きだし食べたいけど正直こだわりはなくて限られた食事だからこそいいかげんなものは食べたくないという高村さんのというより千早さんの考えはハッとさせられる『千早茜こりずにわるい食べもの』今日の読書は千早茜さんの″こりずにわるい食べもの″千早さん自身が京都から東京にお引越しされて環境
日常には、空洞になっているものがある。頭の片隅では意識しているのに、はっきりとは言葉にしないもの。偏見や差別、女性の年齢や容姿、金銭状況、家庭の事情、セックス。安易に触れてしまうとヤバいもの。ヤバいけれど、ヤバいだけあって、みんな本当は興味津々ーー。(本文より)セックス、結婚、プライド、老い…。話題にしにく、でも最大の関心事。その正しい姿をモチーフに描かれた、覗き見したい6つの物語。instagramで紹介されていた本。連作短編集で6つのお話があるんだけど、バラバラのお話のよ
頑張ってもページが全然進まなくて内容もいまいち入ってこない本は諦めることにしましたそういう本こそ読むべきなんだろうけど…他に読みたい本もあるしごめんねヨルノヒカリ(単行本)[畑野智美]楽天市場1,980円${EVENT_LABEL_01_TEXT}【ヨルノヒカリ/畑野智美】家族を知らないヒカリと恋愛がわからない木綿子の同居生活。ま〜たイケメンのヒモっぽい男との同居生活の本読んじゃったわ(笑)可愛いインビジブルレイン(光文社文庫)[誉田哲也]楽天市場8
「しろがねの葉」千早茜図書館より石見銀山で生きるウメの物語。ずっと気になっていた本を図書館で見つけ、一気読み。ラスト涙が溢れる。無為なことは、無い
千早茜「グリフィスの傷」千早さんの新刊が出ていたので買ってみました。傷痕をテーマにした短編集となります。内容は体や心に傷痕を持つ人とその周囲の者たちがその傷をどう考えるかを各章で描写しているというものです。大きな傷跡ができたことでいじめから脱した人、誹謗中傷を送った相手からリストカットした写真を送り返された女性、など傷を負った本人だけでなく負わせた人、傷痕を見てしまった人など視点になる人物の立場も様々な内容となっています。本作の見所は心理描写の綺麗さにあります。傷から立ち直る
”人形たちの白昼夢”千早茜著PHP人形と青いリボンがモチーフの12短編集。幻想と現実が溶け合い、童話の世界に佇んでいるような物語。残酷なものからじんわり温まるものまで、筆者の独特な雰囲気が好ましい。『アイズ』、『リューズ』が好み。
初めての作家さん男ともだち(文春文庫)[千早茜]楽天市場781円${EVENT_LABEL_01_TEXT}前置きとして万人受けする主人公ではないと思いますが良かった以下、ネタバレありますあらすじの通り主人公には同棲相手がいて、愛人がいるのでこの時点で「共感できない」と思う人もいるかもです。さらに、「男ともだち」(しかも先輩)え?そんなことってありえる?みたいな。異性との友情は、私自身としてはあり得る!と思いますが継続するのが難しいこともあります
今回読んだ本、全てあたりだったが、またやらかし発生この本‼️…読んだことあった。この読書感想、勝手にブログ内でシリーズ化してるんですけど、『1番の目的』は、こういうやらかし案件を撲滅するため‼️なのにねー(閑話休題)私、何冊か本借りてくると、どの本も先ず一章あたり読んでみる。そこでもう、あたりか外れかが分かる。こちら、最近映画化された『52ヘルツのくじら』著者さん。これはすごく重みのある内容の本で、読み終えた後、もっとページ数があったんじゃないかと思った。あえてジェン
4/16火、難波実施しました。あの事件、風化させてはいけません。それから学ぶものがたくさんあるようです。芥川賞より直木賞が好き、天文分野が好き、火星が好き、好きだらけで隙きだらけで誰かが本返すの忘れているくらいな数寄屋ですき家な時間をありがとうございました。紹介された本です。・あきらめる/山崎ナオコーラ・沙林偽りの王国/帚木蓬生・銀の檻を溶かして/高里椎奈・オオルリ流星群/伊与原新・しろがねの葉/千早茜・ダ・ヴィンチ2022年11月号
”しろがねの葉”千早茜著新潮社筆者の作品は久々だが良かった。戦国末期から江戸時代の石見銀山で暮らす人々のお話。銀山で暮らすウメの生きる力強さはとても魅了的。喜兵衛、隼人、龍など、まわりの人々が強く惹かれるのがわかる。当時はマスクが無く、銀を採掘する男たちは、銀毒によって長生きは出来ない。従って、女たちは2人から3人の夫に嫁するのが普通だったようだ。大久保長安が奉行になって、銀山は更に厳しさを増していった。
𓎂読書。備忘録𓎂𓇬マリエ千早茜「離婚って失敗なの?」「恋愛と結婚って別物?」新直木賞作家が描く、おとなの女性の結婚と幸福をめぐる物語。桐原まりえは40歳を手前に離婚した。夫の森崎に「恋愛がしたい」と切り出され、2年近い話し合いの時期を経て、7年半の結婚生活に終止符を打ったのだ。理由には、いまも納得がいかないまりえだったが、自分はもう誰にも属していない、そう思うと心は軽やかだった。離婚届を提出する朝、寂しさよりも、手放して一人になることの清々しさをこそ感じたのだ。
マリエ千早茜ある夫婦の離婚から始まる物語。元奥さん目線のその後の日々。いろんな人との出会いや友人達の人生。いろんな生き方があって、何が幸せかほんとに分からないけど、結婚に関しては男性優先みたいな感じはやっぱりあるのかと感じでしまった。家族の付き合いになるのは身に沁みて感じでおりますが。