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昨日の続きです。ある土曜日の稽古ですが、昨日までのブログでお話ししたように「基本型Ⅰ(きほんかたいち)」に登場する動きに、分解・解説という感じではありませんが魂を吹き込みたく、ペアを組んで型通りの動きを実際に行ない、対人を意識した稽古を行ないました。昨日までお話しした箇所については、基本的な移動稽古のような感じの箇所が多かったので、稽古していてもあまり違和感はなかったかもしれません。しかし、今日お話しする内容は分解・解説の稽古のような感じもすることですので、これまでとは
本日、いよいよ千唐流空手道「宗家杯世界大会」の火蓋が落とされました。熱気に包まれた会場では、まず厳かな開会式が執り行われ、二代目宗家先生、そして三代目宗家先生より、世界から集った千唐流の空手家たちへ向けて温かくも気品あふれるお言葉を頂戴いたしました。流派の伝統と歴史が脈々と息づく言葉に、会場全体の空気が一つに引き締まり、大会はいよいよ競技へと入っていきました。初日となった本日は、古武術(棒術・釵術)をはじめ、ジュニア部門の「形」および「組手」、そして団体形と団体組手の一部
昨日の続きです。ある土曜日の稽古ですが、「基本型Ⅰ(きほんかたいち)」をテーマに行ないました。型の解釈ということではなく、そこに登場する動きを基本稽古のスタイルで行なうというものですが、昨日までの話で「突き」を前提の内容でした。しかし、「基本型Ⅰ」には「蹴り」も登場します。今日お話しする内容は、その動きをペアを組んで行なった時のことになりますが、一昨日・昨日のブログでもお話ししたように、一見するとよくある基本の移動稽古と同じですが、単発の基本と組手の間をつなぐ型
千唐流宗家杯世界大会前日となった本日は、午後からの「選手登録」および「審判講習会」を中心に、決戦に向けた最終準備の一日を過ごしました。午後からの公式日程に先立ち、午前中はゴールドコーストの代名詞ともいえる、サーファーの聖地・美しいビーチへと足を伸ばしてきました。ビーチに到着すると、明日・明後日に開催される航空ショー(エアショー)の準備が進められており、激しい戦闘機や飛行機が空を舞う迫力あるリハーサル風景を目にすることができました。午後からの公式行事に備え、千唐流のマークが胸に映
3日前のブログからの続きです。「基本型Ⅰ(きほんかたいち)」をテーマにメニューを組み立てたある土曜日の話ですが、先日お話ししたように型に出てくる動きをペアを組み、約束組手風に行なう、といった稽古になりました。単純な動きの解釈ということではなく、ペアを組んで約束組手の一歩手前程度の意識で行ない、型に魂を吹き込もうというわけです。移動稽古のメニューの一つしても同じようなことを行ないますが、型に登場するままに行なうことで、仮想の相手を意識するだけでなく、目の前に実際にいるとい
千唐流宗家杯世界大会の決戦の地、オーストラリアより現地の様子をお届けします。出発時の日本は台風の影響が懸念され、羽田空港からは強風のため少し遅れてのテイクオフとなりました。その後、深夜に経由地であるシンガポールへ到着。乗り継ぎを経て、予定通り現地時間・朝10時20分にブリスベン空港へ無事着陸いたしました。シンガポールからブリスベンへ向かう機内では、オーストラリアの入国カードを記入しました。普段書き慣れていない書式ということもあり少し手間取る場面もありましたが、空港到着後の
昨日のブログでお話ししましたが、当道場から出場する選手を見送りに羽田空港の国際線ターミナルまで行ってきました。朝から台風15号の進路が心配で、事あるごとにネットでも天気予報を確認し、無事に出発できるかと心配していました。私は所要のためオーストラリアには行くことはできませんでしたが、まるで自分が旅立つような感じで朝からいたわけです。今回は大会出場がメインで行くわけですから、なるべく経費を押えようとシンガポールで乗り換えてブリスベンに行き、そこからゴールドコーストという
いよいよ千唐流宗家杯世界大会に向けて、オーストラリアへ旅立つ時がやってまいりました。これからシンガポールを経由し、決戦の地であるオーストラリアへと向かいます。今日まで道場で積み重ねてきた日々の稽古、武道の理合の探求、そして共に汗を流してきた道場生たちの想い。そのすべてが自らの背中を押してくれています。武道発祥の地である「日本の誇り」、そして私たちが大切に育んできた「直真塾の誇り」をしっかりと胸に抱き、持てる力のすべてをコート上で出せるよう、誠心誠意戦ってまいります。
今週、いよいよオーストラリアのゴールドコーストで千唐流の世界大会「宗家杯」が開催されます。すでに現地に向かった選手もいますが、直真塾の代表選手は本日、日本を発ちます。私は今回、都合で行くことはできませんが、他に私の先輩も今日、一緒に出発します。国際線ですので、いつもの熊本行きとは異なります。直真塾の見送りメンバーと同行しますが、昼食の後、空港まで向かう予定です。出発前、最後のアドバイスをすることになる思いますが、これまでの実績がありますので、それにふ
土曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。前回の記事では、平拳の指の形状を保ちながら当てる部位を掌側へと変え、手首のスナップで“えぐり”の衝撃を生み出す特殊拳形「熊手(くまで)」の基本構造と打突力について解説しました。続いての稽古では、この熊手の威力を実戦の攻防の中で活かす「約束組手」への展開が行われました。攻防は、お互いに組手の構えで対峙した状態からスタートします。相手が放ってくる鋭い「右中段追い突き」に対し、前腕の掌底を用いた落とし受けで滑らかに対応しま
ある土曜日の稽古です。この日は少し変わった趣向での稽古になりました。テーマとしてはタイトルにある「基本型Ⅰ(きほんかたいち)」をベースにしたもので、最初はもちろん型そのものを単独で稽古しました。そこでは型として意識するところをアドバイスしていきましたが、登場する個別の動きの問題の部分も関係します。幸い、「基本型Ⅰ」には分解・解説といったカタチで行なうというより、その動きをそのまま基本稽古を少し捻って行なう、という発展形的な内容で行なうことができます。今回
土曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。この日の稽古では、通称・鬼拳と呼ばれる「中高一本拳」に続き、第二関節の「線」で穿つ「平拳(ひらけん)」の探求を行ってきました。続いて取り組んだのは、その平拳の指の形状を保ったまま、全く異なる破壊力を生み出す特殊拳形「熊手(くまで)」への変化と、その打突力の検証でした。「熊手」は、先ほどまで練り込んでいた平拳と指の曲げ方(第一関節を深く折り曲げる握り)自体は全く同じです。平拳が「指の第二
昨日の続きです。ある火曜日の研究稽古の様子ですが、先日書いた通りこの日の写真はありません。ですからイラストを用いての話になりますが、その分、いつもよりは分かりにくい感じになるのではと懸念しております。以前撮った写真を利用しようかとも思いましたが、あえてそれは止め、以前のブログのようにイラストを活用したものにしました。そのため、説明も簡略化したものになりますが、文章の行間をよく読み取っていただき、イメージを膨らませていただければと思います。ということで、今
土曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。前回の記事では、正拳の握りの原点であり、第二関節に一本の軸を通して「線」で衝撃を伝える特殊拳形「平拳(ひらけん)」の基本構造について解説しました。続いての稽古では、この平拳の特性を最大限に活かした「約束組手」への展開が行われました。攻防は、お互いに組手の構えで対峙した状態からスタートします。相手が踏み込んで放ってくる鋭い突きに対し、力任せに弾き返すのではなく、柔らかい「落とし受け(柔の受け)」で滑らかに応じま
形「二十四歩」の分解・解説6番の内容の続きです。6番では、相手の右中段順突きを左手側で受けます。この時橈骨(とうこつ)側を意識して受けます。誤って右手側で受けないようにすることがこの後の流れでは重要なポイントになります。もっとも分解・解説の他のものの中には、右手側で受けるものもあります。受ける側は相手の突きを弾き飛ばすような「剛」の受けではなく、受け流すような「柔」の受けで対応します。この後、突いてきた腕を捕るためです。次回に続きます。
昨日の続きです。ある火曜日の研究稽古の話ですが、昨日お話ししたように、この日の稽古の様子は撮っていません。内容としては「二十四歩(にーせーし)」の分解・解説であり、そのイラストあります。また、これまでに撮った写真はありますが、当日のものではありませんので今回は、あえてイラストを用いてお話しします。そのため、いつもよりはお話が簡略化されますので、その点、お含みおきください。そのことは昨日のブログでもそうですし、明日のブログも同じようになります。ということで早速本題
土曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。この日の稽古では「特殊拳形」の探求として、通称・鬼拳と呼ばれる「中高一本拳」を取り上げましたが、同時に試行されたのがもう一つの重要な特殊拳形である「平拳(ひらけん)」です。平拳は、四指の第一関節(DIP関節)を深く折り曲げ、第二関節(PIP関節)の突起部を打撃面とする非常に独特な拳形です。指先を立てる「貫手(ぬきて)」に次ぐ鋭さを誇り、正拳よりもはるかに狭い接触面で衝撃を浸透させる特性を持ちます。
ある日の火曜日の稽古の話です。タイトルにあるように、この日は稽古の様子を写真に撮ることができませんでした。「形(かた)」の分解・解説がテーマでしたので、以前撮った画像データもあるのですが、それでは当日の様子が上手く表現できませんので、技の様子を表したイラストを用いてお話しします。そのためいつもよりも短いものになると思いますが、その点はご了承下さい。また、イラストには技が極めるまでの過程が記されていませんので、初めてこの技の話をご覧になる方の場合、分かりにくいところがある
土曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。これまで、特殊拳形「中高一本拳(鬼拳)」を用いた約束組手として、下方の崩しから狙う「かすみ(こめかみ)」、同時交差の「脇腹(肋間)」、そして一気に沈み込んで撃ち抜く足の甲の急所「甲利(こうり)」の技法をご紹介してきました。中高一本拳の探求の締めくくりとして行われたのは、同じく急降下する身捌きから、なんと【両手を同時に使い、相手の膝上にある二箇所の急所を打ち抜く】という、極めて難度の高い技の練り込みでした。攻防のスター
昨日の続きです。ある土曜日の稽古の話ですが、今日は最後のメニュー、「形(かた)」の部のことになります。最近のパターンになっていますが、宗家杯に出場する道場生もいますので、各自のテーマに合わせ、グループ分けをしました。具体的にはタイトルにもありますが「壮鎮(そうちん)」、「二十四歩(にーせーし)」、「正整(せいさん)」になります。ただ時間の関係もあったので、私が担当できたのは「壮鎮」と「正整」の2つでした。もう一つの「二十四歩」については私の先輩に担当してもらい、
土曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。これまで、特殊拳形「中高一本拳(鬼拳)」を用いた約束組手として、相手を下方へ崩して撃ち抜く「かすみ(こめかみ)」、そして体捌きと同時に交差して狙う「脇腹(肋間)」の技法をご紹介してきました。次に行われたのは、相手の攻撃を正面から誘い込み、急降下するように沈み込んで相手の足の甲の急所を撃ち抜く、実にスリリングで高度な技の練り込みでした。攻防は、相手が放ってくる鋭い右中段追い突きに対して展開されます。この技におい
昨日の続きです。今日はある土曜日の第2部、自由組手の稽古の様子になります。今回、審判は私が務め、カメラはいつもとは異なる人が担当しました。その関係で自由組手の稽古そのものは良かったのですが、雰囲気を伝える画像のほうがいつもと異なり、良い写真がありませんでした。組手の様子を伝える時、その様子を感じさせる画像が必要ですが、今回はそれが無いのでブログは短いものになります。予めご了承ください。タイトルにあるように、この稽古の主体は宗家杯に出場する道場生です。
土曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。前回の記事では、相手の突きを「柔の落とし受け」で下方へ崩し、無防備になった急所「かすみ(こめかみ)」へ中高一本拳を叩き込む約束組手をご紹介しました。続く稽古では、同じ相手の中段突きに対し、今度はベクトルを変え、相手の突進エネルギーをそのまま利用して「ほぼ同時」に脇腹を撃ち抜く、さらに高度な攻防の練り込みが行われました。相手が放ってくる鋭い右中段突きに対し、今回は下へ落とすのではなく、ギリギリの間合いで「掌底(しょうて
昨日の続きです。ある火曜日の第1部として稽古した3つ目のパターンになります。これまで仕掛け技を「突き」のパターンで行なってきましたが、空手には「蹴り」もあります。当然その対策は必要ですので、今回もそれを念頭に行ないました。一口に「蹴り」といっても複数の技がありますが、時間の関係もあり、稽古できる技の数に限りがあります。ということで今回はタイトルにあるように「前蹴り(まえげり)」で仕掛けられた場合、という設定の上で行ないましたが、これまでの稽古で意識してもらったこ
土曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。前回の記事では、特殊拳形「中高一本拳(鬼拳)」の握りや「手首の背屈」による軸の通し方といった基本の構造を掘り下げました。今回の稽古では、その拳形を実際の攻防の中でどう活かすかという「約束組手」へと展開していきました。互いに組手の構えから対峙し、相手が繰り出す鋭い「右中段追い突き」に対して「落とし受け」で対応する挙動からスタートします。この攻防において最も命となるのが、最初の「受け」の質です。受けが甘け
昨日の続きです。第1部で行なった約束組手の様子ですが、今日の話は試合でも使える技です。とはいっても、昨日のブログでもお話ししましたが、そこにはきちんと魂を入れ、行為のみで武技と考えるのではなく、その裏にある「見えない技」にも留意した上で行なうことが大切になります。その内容は技によっていろいろありますが、単に突いたり蹴ったりしても相手に勝利することはできない、というわけです。そういうことをいろいろなパターンの約束組手を通じて武技として身に付け、可能な範囲の疑似実戦
土曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話です。この日の稽古では、空手の奥深さを象徴する「特殊拳形」の探求が行われました。その第一歩として取り組んだのが、通称「鬼拳(おにけん)」とも呼ばれる「中高一本拳(ちゅうだかいっぽんけん)」です。中高一本拳のような特殊な拳形は、何よりもまず「正しい形状の形成と維持」が命となります。もちろん、普段用いられる「正拳」においても正確な握りと形状の保持は極めて重要です。しかし、あえて日常と異なる「異形の拳」を極限まで意識して練
ある土曜日の話です。一般稽古の日ですが、今月の世界大会に出場する道場生がいますので、そのことを念頭に置いてメニューを組みました。先日まで都大会用の稽古をしていましたが、現在は世界大会用というわけです。とはいっても、何ら変わったことをするわけでもありません。しかし、要求する内容のクオリティは異なります。一般稽古の場合、出席者のレベルはマチマチなので、その内容に全員付いてくるようにということは言いません。とりあえず耳を傾け、頭の片隅にでも入れておいていただけ
火曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。この日の最後は、前半から練り込んできた大形「鎮東(チントウ)」の理合を応用した、高度な「約束組手」の稽古へと展開していきました。形(カタ)の中で行った「手刀受けから交差させる腕の立体的な軌道」。単なる形の分解そのものではなく、その腕の遣い方を実際の組手攻防の中で活かす、極めて密度の高い身体操法の研習となりました。互いに組手の構えから対峙した状態から攻防がスタートします。相手が放ってくる
昨日の続きです。研究稽古として行なった日のことですが、当日は来たる世界大会を意識し、約束組手を行ないました。その際、「上段突き(じょうだんづき)」への対応ということがテーマになり、昨日は「左上段刻み突き(ひだりじょうだんきざみ)」で攻撃された場合、ということで稽古した内容を記しました。今日は「右上段追い突き(みぎじょうだんおいづき)」で仕掛けられた場合、ということで稽古した様子を綴ります。一般稽古であれば、返し技については私の方から技を指定して行なうことがほとん